年間ベスト - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Sat, 08 Feb 2025 16:51:48 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg 年間ベスト - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【年間ベスト】 年間ベスト2023を振り返る①(ベストアルバム部門TOP3、ベストライブ編) https://tashinami-musiclog.com/2025/01/14/annual-best-2023-best-album-top3-best-live/ https://tashinami-musiclog.com/2025/01/14/annual-best-2023-best-album-top3-best-live/#respond Mon, 13 Jan 2025 15:57:02 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2725 年始めということで過去の年間ベストとして挙げていたアルバムを振り返る企画。遅くはなりましたが今回は2023年編。 個人的には弊サイトを開設した年でもあるわけですが、忙しさにかまけてかこの年の年間ベストの資料が一番少ない& […]

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年始めということで過去の年間ベストとして挙げていたアルバムを振り返る企画。
遅くはなりましたが今回は2023年編。

個人的には弊サイトを開設した年でもあるわけですが、
忙しさにかまけてかこの年の年間ベストの資料が一番少ない……
と言うより結局9枚に集約できなかったので放り投げていたような気も。
振り返ってみると自分でもいい加減だなと思いますが、
せっかくいいアルバムが多かった年でもあるので、
ひとまず第1弾として、この年のFM802″ROCK ON AWARD 2023″の
ベストアルバム部門TOP3・ベストライブ部門への投票内容を、
一部加筆したうえでランキング形式で残しておきます。

他のアルバムに関しては順不同で選出自体はしているのでそちらは第2弾に。
(第2弾はこちら)

ベストアルバム部門3位
初期から連綿と続いていた「色」シリーズから脱却した
スラッジ、ストーナーメタルの雄BARONESSの新作。
まさに第2章の幕開けとも言うべき素晴らしいアルバムでした!

先行シングルの“Last Word”から完全にKOされましたし、
気怠くも熱さのある“Beneath The Rose”“Shine”など、
芸術性と大衆性の塩梅が絶妙で引き込まれました。
「フィジカルで所有する」ことの良さを感じさせてくれる、
ジョン・ベイズリー(Gt, Vo.)本人による美麗なジャケットは、
今作においてもその世界観の構築に一役買ってくれています。

Stone(サイン付き)

実は今作、Twitter上のキャンペーンでメンバーのサイン入りLPが当選!宝物です。
クリアヴァイナルに絵の具を散らしたような意匠も秀逸。

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ベストアルバム部門2位
7thアルバム“The Stage”(2016)からの長いブランクを経て現れたのは、
衝撃の進化を遂げたアルバムでした。

彼らA7Xの、多種多様な音楽性をごった煮にして突き進むというスタンス。
これに関しては初期からずっと一貫しているのではないかと思っています。
ただ、ここまで柔軟に雑多なジャンルをまとめ上げ、
ハイクオリティなコンセプトアルバムを作り上げたのは驚きというほかありません。
アルバムトータルでの圧倒的な芸術性と、
シニスター・ゲイツ(Gt.)のマルチプレイヤーとしての素晴らしさも見事でした!

ベストアルバム部門1位
今年の音楽界を代表するアルバムとしても文句なしの一位!
このアルバムとそれに伴うツアーで、
完全に世界のトップアーティストの仲間入りを果たした感があります。

都会的な雰囲気も帯びた“OWN MY MIND”に始まる17曲の大作。
多くの曲を詰め込みつつも、全てにライブ映えするフックがあって、
全体を聴いても散漫になっていないのは驚異的!
“MAMMAMIA”以降のラスト3曲を既発のシングル曲で固めたことで、
アルバム本編の空気感を乱さないようにしているのも好感が持てます。
そして全てをまとめ上げるバラード“THE LONELIEST”の存在感も光る一枚。
ライブでもトーマスの長いギターソロも含めて、
アンコールに欠かせないピースになりました。

11月リリースの完全版“RUSH! (ARE YOU COMING?)”で追加された新曲5曲も高品質!
この年断トツで聴きまくったアルバムです。

ちなみにベストライブには、
ベストアルバムと同じくMåneskin神戸公演に投票。2年連続ですね。
以下に当時の詳しい感想も残しています。

ベストライブ部門
Måneskin(神戸ワールド記念ホール)
ダミアーノの声の調子は万全ではなかったとはいえ、
その分色気が増したところもありましたし、
アンコールの“The Loneliest”でのシンガロングは素晴らしい一体感がありました!

曲と曲の間に挟まるインストや、アウトロで長めにとられるギターソロなど、
強靭なバンドアンサンブルもたっぷり楽しめましたし、
見た目にも演奏にも華があるという無敵状態。
個人的にはイーサンのドラムの重みがBON JOVIのティコを彷彿とさせました。
彼らもBON JOVIのように、日本も世界も制覇するバンドとして愛され続けてほしいです!

(さらに追加で10枚を選出した第2弾はこちら)

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【年間ベスト】 年間ベスト2023を振り返る②(ベストアルバム編完全版) https://tashinami-musiclog.com/2025/01/03/annual-best-2023-part2-best-albums/ https://tashinami-musiclog.com/2025/01/03/annual-best-2023-part2-best-albums/#respond Fri, 03 Jan 2025 06:54:58 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2672 過去の年間ベストとして挙げていたアルバムを振り返る企画。2023年編、前回の記事の続きです。 今回は2023年の個人的ベストアルバム部門TOP3とは別に、この年の秀逸だったアルバムを9枚選出しております。HR/HM界隈以 […]

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過去の年間ベストとして挙げていたアルバムを振り返る企画。
2023年編、前回の記事の続きです。

今回は2023年の個人的ベストアルバム部門TOP3とは別に、
この年の秀逸だったアルバムを9枚選出しております。
HR/HM界隈以外のところからも次々と高品質なアルバムが出た一年でしたね。

サマソニ2023のヘッドライナ―としても素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたBlur
コロナやロシアとウクライナの戦争などの世界情勢への懸念を織り込みつつも、
キャッチーかつ深みのある作品にまとめた素晴らしいアルバムでした。
リードトラックの“The Narcissict”を筆頭に、
グレアムの歪んだギターが強烈な“St. Charles Square”や、
温かくも切ないメロディが魅力的な“Goodbye Albert”など秀逸な曲が多数。
曲数が絞られていてダレずにスッと聴き通せるのも魅力。キャリア屈指の傑作。

米国産・ハードロックの救世主Buckcherryが発表した文字通りの10作目。
今作はジョシュ・トッド(Vo.)とスティーヴィー・T(Gt.)主体の体制に、
前作“Hellbound”(2021)で復活したマーティ・フレデリクセンのプロデュース、
といういわば盤石の体制で挑んだ本作。
リードトラック“Good Time”はいわゆる「いつものBuckcherry」という印象でしたが、
続く“Keep On Fighting”“Shine Your Light”“Let’s Get Wild”と、
気合いの入ったパワフルな楽曲が目白押しの一枚でした!
終盤には珍しくシリアスなバラード“Pain”
Bryan Adams“Summer Of ’69”のカバーがあったりと、
トータルでの満足度の高いアルバムに仕上がっています。
あとは久々の来日さえ叶えば……という思いは募るばかりです。

余談ですが、この年は今作のほかにもThe Winery Dogs“III”にはじまり、
Extreme“SIX”Winger“Seven”と、
数字がタイトルのアルバムがそろい踏みした一年でもありました。(しかも全て良作)

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いわゆるメロハー(メロディアスハードロック)好きなら足を向けて寝られない、
この手のサウンドを大の得意とするイタリアのレーベルFrontiers
このFirst Signalというバンドは、
そんなFrontiersでお馴染みのソングライターの高品質な楽曲が、
あのHarem Scaremのハリー・ヘス(Vo.)の声で味わえるというもの。
早くも今作が5thアルバムだそうですが、自分は今作で入門。

1曲目の“Unbreakable”から「待ってました!」と快哉を叫びたくなるような、
ストレートで美しいメロハー一直線。
ひときわ力強いタイトルトラック“Face Your Fears”や、
ヤニ・リマタイネンも作曲に携わったバラード“Rain For Your Roses”など聴きどころ多数。

「柔」と「剛」を自在に使い分けつつ、そこに哀愁も加わったハリーの声を活かすべく、
集められた精鋭たちが全身全霊を傾けるプロジェクト。
当然ながら悪くなりようがない、というのが正直なところです。
Harem Scaremの最新作“Change The World”(2020)が好みなら必聴の一枚。

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ミシガン出身・若きGreta Van Fleetの3rdアルバム。
「ロード・オブ・ザ・リング」的な骨太の世界観を持ちつつも、
前作のような重厚長大さは多少抑えて、より大衆性を持たせた感のある一枚です。
もちろん70年代好きにはたまらないエッセンスも健在なので、
1stと2ndの美味しいとこ取りのような一枚ですね。
個人的には中盤の“The Indigo Streak”にKOされました。
2024年のサマソニの長いギターソロを含む圧巻のパフォーマンスは忘れられません。

この年のメタル界最大のニュースはやはりこの1枚でしょうか。
メタリカがスラッシュメタルの原点に立ち返りつつ、
「怪物」としての底知れなさも見せてくれた12th。
タイトルにある「72の季節」とは、人生最初の18年間のこと。
その多感な時期をいかにして生きていくか、
という普遍的で根源的なテーマはどの世代にも共鳴するところがあるはず。

ストレートで普遍的な魅力を持つリードトラック
“Lux Æterna”のインパクトは強烈でしたし、
ラストに置かれたキャリア最長となる11分超の大作“Inamorata”は、
彼らのひとつの到達点として愛されていくであろう圧巻の一曲。

発売前日には全世界の映画館でリスニングパーティーを行ったり、
(自分もしっかり観に行きました)
セットリストの被り無し2公演ずつで回ることを基本とする、
空前の規模感での“M72 World Tour”を敢行したりと、
アルバム以外のところでも最前線で気炎を吐き続けるメタリカに最大限の敬意を表します。

カリフォルニア州ロングビーチで結成されたRival Sons
先述のGreta Van Fleetが好きなら押さえておきたい、
こちらも70年代を感じる骨太なクラシックロックの旨味を持ったバンドです。

6月発売の7thアルバム“Darkfighter”は、その名の通り「闇との戦い」がテーマ。
そして対となる8th“Lightbringer”も、同年秋に発売されました。
激しく切り込む“Nobody Wants To Die”や、ゆったりとした“Bird In The Hand”
そしてコンセプトの根幹をなす“Mirrors”“Darkside”は貫禄十分。
次作と併せて聴いていただきたい秀逸なアルバムです。

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こちらが同年に発売された、対となるもう一枚のアルバム。
6曲入りというボリュームですが、
1曲目に据えられた大作“DARKFIGHTER”に始まり、
キャリア屈指の美しいメロディでラストを飾る“Mosaic”で締めるという、
しっかりとした聴き応えを残してくれる作品。
70年代の香りが漂うリードトラックの“Sweet Life”も良いですし、
1stアルバムのタイトルを冠した“Before The Fire”という曲があるのにも惹かれました。

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遂にあのストーンズも動いた!と話題になった一枚。
この年のニュースの中でも強烈だったのはやはり今作の発表でしょうか。
編集盤やブルースアルバム“Blue & Lonesome”(2016)は出ていたものの、
オリジナルアルバムとしては“A Bigger Bang”(2005)以来ですからね。
オジー・オズボーンの直近2作などで好評を博した、
アンドリュー・ワットのプロデュースはここでも冴えわたっていました。
アーティストの本質を見抜きつつ、仕事が速いところが評価されている様子。
ちなみに彼を紹介したのはポール・マッカートニー。
ポール自身も“Bite My Head Off”でブリブリに歪んだベースを披露しています。

その他にもエルトン・ジョンやレディー・ガガ、
スティーヴィー・ワンダーといった豪華なゲストが今作を彩りますが、
根幹にあるストーンズの強靭なロックンロールはブレないので気持ちよく聴けます。
個人的な好みは5曲目の“Whole Wide World”と7曲目の“Mess It Up”

UK産・グラムロックの星、The Strutsの4th。
今作はモノクロのアートワークに象徴されるように、以前の3作と比べると落ち着いた印象。
アルバムを通して必要以上の装飾は加えず、
曲のよさを活かして淡く突き進んでいく感じが新境地。
王道スタイルの“Too Good At Raising Hell”で盛り上げつつ、
静かな導入からスリリングに盛り上げていく“Pretty Vicious”へと移る流れは秀逸!
アコースティックライブ音源が出たときからずっと楽しみでしたが素敵な仕上がり。
中盤の“Rockstar”もタイトル負けしない良曲です。

声優・アーティストとして目覚ましい活躍の楠木ともりさんの1stフルアルバム。
それまでに出してきたEP4枚の曲はどれも欠かせないピースだと思っていたので、
アルバムに仕上げるにあたってどの曲を取捨選択するのか?というのは懸念点でもありました。
それを「『存在/不在』というコンセプトで2枚同時リリース!」
という手法で、どの曲も置き去りにすることなくまとめ上げた手腕は見事。
それぞれに新曲を3曲ずつ配しつつ、
“PRESENCE”の1曲目と“ABSENCE”のラストでも対の構造を見せてくれています。
どちらも甲乙つけがたいほど見事な作品ではありますが、
個人的によく聴くのは新曲の中でも反復が心地よい“StrangeX”や、
ハルカトミユキ提供の“それを僕は強さと呼びたい”が印象的な“ABSENCE”
初聴であればどちらも押さえておいていただきたい、そんな作品です。

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1位:RUSH! / Måneskin
2位:Life Is But A Dream… / Avenged Sevenfold
3位:Stone / Baroness

1位:RUSH! / Måneskin
2位:Life Is But A Dream… / Avenged Sevenfold
3位:Stone / Baroness

The Ballad Of Darren / Blur
Vol. 10 / Buckcherry
Face Your Fears / First Signal
Starcatcher / Greta Van Fleet
72 Seasons / Metallica
Darkfighter / Rival Sons
Lightbringer / Rival Sons
Hackney Diamonds / The Rolling Stones
Pretty Vicious / The Struts
PRESENCE / 楠木ともり
ABSENCE / 楠木ともり

(以下順不同)
The Ballad Of Darren / Blur
Vol. 10 / Buckcherry
Face Your Fears / First Signal
Starcatcher / Greta Van Fleet
72 Seasons / Metallica
Darkfighter / Rival Sons
Lightbringer / Rival Sons
Hackney Diamonds / The Rolling Stones
Pretty Vicious / The Struts
PRESENCE / 楠木ともり
ABSENCE / 楠木ともり

2023年のチョイスはこのようになりました。
多くなった!と言っておきながらよく見るとThe Winery Dogs“III”
Extreme“SIX”といった重要作も入れておけば……という若干の後悔もあり。
それでも当時の自分の琴線に触れたものを信じつつ、
今年も細々とではありますが好きな音楽に触れていければなと思っています。

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【年間ベスト】年間ベスト2022(今年の9枚+1)を振り返る https://tashinami-musiclog.com/2025/01/03/annual-best-2022-9-albums-of-the-year/ https://tashinami-musiclog.com/2025/01/03/annual-best-2022-9-albums-of-the-year/#respond Thu, 02 Jan 2025 17:40:22 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2678 今まで自分が発信してきた「#今年の9枚」を振り返ってみる企画。今回は2022年編です。 このあたりから社会人になったこともあり、特にCDをガサガサ買い漁るように。年間ベストのセレクトに関しても、いろいろ聴くようになっただ […]

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今まで自分が発信してきた「#今年の9枚」を振り返ってみる企画。
今回は2022年編です。

このあたりから社会人になったこともあり、特にCDをガサガサ買い漁るように。
年間ベストのセレクトに関しても、
いろいろ聴くようになっただけに年々難しくなっている気がします。

Diamond Star Halos / Def Leppard
IMPERA / Ghost 
Back From The Dead / Halestorm 
The Sick,The Dying... And The Dead! / Megadeth 
I Live Too Fast To Die Young! / Michael Monroe 
Get Rollin' / Nickelback 
Patient Number 9 / Ozzy Osbourne 
Unlimited Love / Red Hot Chili Peppers 
The Gang's All Here / Skid Row

2022年版 #今年の9枚(左上から)
Diamond Star Halos / Def Leppard
IMPERA / Ghost
Back From The Dead / Halestorm
The Sick,The Dying… And The Dead! / Megadeth
I Live Too Fast To Die Young! / Michael Monroe
Get Rollin’ / Nickelback
Patient Number 9 / Ozzy Osbourne
Unlimited Love / Red Hot Chili Peppers
The Gang’s All Here / Skid Row

この年は特に中堅~ベテラン勢のアルバムがこれでもかと大豊作で、
上半期からあまりの豪華さにずっと頭を悩ませていた記憶。

4 / Slash Feat. Miles Kennedy & The Conspirators

ここに追加で
4 / Slash Feat. Miles Kennedy & The Conspirators
を入れて、2022年は年間ベストとして10枚チョイスしています。

この年のFM802″ROCK ON AWARD 2022″のトップ3には
1位 IMPERA / Ghost
2位 Diamond Star Halos / Def Leppard
3位 The Sick, The Dying… And The Dead! / Megadeth
を選出しています。
当時の番組ではメガデスとオジーが熾烈な人気投票1位争いを繰り広げていました。

ということで、以下に当時選出した10枚と、その寸評を残しておきます。

現在のバンドの状態を反映したような会心作!
リードトラックの“Kick”が出た時点で、
これは凄いアルバムになるぞと構えていましたが想像以上でした。
曲の充実度、全体の構成含めて素晴らしいアルバムでした。
本編15曲というなかなかの大作ではありますが、
A面~D面というような構成が見て取れる曲の配置になっており、
バラードがブックエンドのようにアルバムを絶妙な位置で引き締めていたのが印象的でした。
個人的に好みだったのはエスニックな“U Rok Mi”
“Slang”(1996)を通過したからこそ出せる味だと思っています。
実は形態によってボーナストラックが異なるのがファン泣かせな一枚でもあったり。

すっかり世界的アクトに上り詰めた感のあるGhostの5th。
この年自分が一番聴いたアルバムです。(Spotify調べ)
リリースされたのが早い時期だったからでもありますが、
前作“Prequelle”(2018)の親しみやすさをさらにパワーアップさせつつ、
中盤にはヘヴィでありつつもディズニー映画のヴィランの曲のような雰囲気のある“Twenties”
ラストには長めのギターソロで〆る曲を配していて隙のない一枚でした!
この音楽性はきっとさらに多くのファンを獲得してくれるものと信じています。

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……と思っていたらこの年、
Ghostが2019年にリリースした“Mary On A Cross”が、
突然「TikTokの曲」としてバズる!という摩訶不思議な事態に。
2025年1月現在も、Spotifyで調べたところでは
(2位“Square Hammer”にトリプルスコアをつけての)再生回数圧倒的1位。
B面扱いだったにもかかわらず、押しも押されもせぬ代表曲に!

2019年のシングル”Seven Inches Of Satanic Panic”。映画公開に合わせてか、いつの間にか”The Future Is A Foreign Land”が追加に。

しかも9月にはボーカルのパパ・エメリトゥス4世が、あのメイクで始球式に登板!!
“IMPERA”で堂に入ったアリーナロックを聴かせてくれたGhostですが、
次のKISSのようなポピュラリティを獲得するのは彼らなのかもしれません…!
日本での人気も何とかここまで高まってくれないものか……再来日希望!
以下はライブ映画“Rite Here Rite Now”のサントラ(ライブ盤)。

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驚異の歌唱力を誇るリジー・ヘイル率いるHalestormの5th。
1曲目に据えられたタイトル曲“Back From The Dead”の強烈なシャウトでKO。
その後の曲もミッドテンポ主体ながら強靭なグルーヴと声の説得力で聴かせてくれます。
そして本編ラストのピアノ弾き語りで綴られるバラード“Raise Your Horns”は、
ロックを愛するファンに捧げられた感動必至の名曲。

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同年にはボーナストラックを追加したデラックス盤も発売。
“Mine”“Wannabe”など、キャッチーな曲が多いのでこちらも是非。

1曲目のタイトルトラックから、
“Dystopia”(2015)からタッグを組みはじめたキコ・ルーレイロとのコンビネーションが
さらに進化していることが伝わってきました!
本編ラストの“We’ll Be Back”はバンドの好調を物語るような新たなアンセム。
2月の大阪公演が今から待ちきれません!

2025/01/02追記:
これは当時FM802″ROCK ON”に送った文章なのですが、
まさか2023年の来日公演がキコのいるメガデスを拝める最後の機会となるとは……
バンドは生き物だなとつくづく思わされました。(特にメガデスにおいては)

ソロになってからもコンスタントにアルバムを発表し続けるマイケル・モンローの現状最新作。
この体制のバンドになってからは5枚目のアルバムにあたります。
ハノイっぽさもある1曲目“Murder The Summer Of Love”に始まり、
スラッシュも客演した文字通りファストなタイトルトラックや、
“Everybody’s Nobody”“No Guilt”といった胸焦がすようなエモーショナルな曲など、
とにかく高品質な曲が揃った良いアルバムです。
大半の曲を手掛けたリッチ・ジョーンズ(Gt.)の手腕に拍手。

ニッケルバックのニューアルバムですが、
まず今までとはまるで違うテイストのジャケットで驚きました!
ジャケットの雰囲気やリードトラック“Those Days”からは
“Dark Horse”(2008)に収録された“This Afternoon”のレイドバックした感じを連想しましたが、
それだけでなく1曲目の“San Quentin”のような
「このバンドらしい」ノリのよい曲もしっかり取り揃えられていて、
確立されたスタイルを持ったバンドの強さを感じました。
2019年に観たZepp Osaka Baysideでの素晴らしいライブもよかったな……
と改めて思い出したりもしていました。

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ちなみに本作に伴うツアーからは、ナッシュビル公演でのライブ盤も発売。

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評判のよかった前作“Ordinary Man”(2020)に続き、
アンドリュー・ワットのプロデュースのもとで豪華ゲストを迎えたアルバムが早くも登場。
今作発売と前後して亡くなってしまったジェフ・ベックとのコラボ曲2曲を筆頭に、
あのエリック・クラプトンやPearl Jamのマイク・マクレディ、
盟友トニー・アイオミ、そしてお馴染みザック・ワイルドとのコラボ曲がズラリ。
ファン垂涎のラインナップですし、曲の質もしっかりそれに伴っています。
個人的にはジェフ・ベックとのコラボ2曲目の“A Thousand Shades”が一番好みでした。
かなり相性よさそうだと感じたので、もっとこの組み合わせが聴きたかった……

レッチリにジョン・フルシアンテ(Gt.)が復帰!
というニュースはこの年の目玉でしたね。
しかもこれだけ詰め込んだ復帰作を作っておいて、
同年にもう一枚“Return Of The Dream Canteen”というアルバムまで出してくるとは……
(こちらは全体的にはよりメロウ寄り)

どちらも甘い歌メロとジョンのギターが堪能できる素晴らしいアルバムでしたが、
(エディ・ヴァン・ヘイレンに捧げた“Eddie”のギターソロは絶品)

個人的には復帰シングルとなった“Black Summer”をはじめ、
ファンキーな“Poster Child”
ストレートに格好良い“These Are The Ways”がある“Unlimited Love”を選出。
とはいえどちらも素晴らしいので、是非併せてどうぞ。

“Return Of The Dream Canteen”の日本盤はジャケット違い。
ボーナストラックの“The Shape I’m Takin”もキャッチーで魅力的!

中々新曲を出す動きがないままだったSkid Rowでしたが、
春先にいきなりZPサートからH.E.A.Tのエリック・グロンウォールへのボーカル交代、
そしてニューアルバムの情報が出てきたので、最初は嬉しさより困惑が勝ったのも事実。
個人的にはZPのファンでもあるのでモヤモヤしなくもないですが、
エリックの素晴らしい歌唱力と若くフレッシュなパワーは、
Skid Rowとの相性抜群だったというのもまた正直なところです。
リードトラック“The Gang’s All Here”
サビの”Tick, tick, tick…”が心地よい“Time Bomb”など、高品質な楽曲が目白押し。
そんな中でも“Not Dead Yet”“October’s Song”“World On Fire”の3曲には、
しっかりZPの名前がクレジットされていたのは嬉しいポイントでした。
(よく聴くと彼の組んでいたI AM Iっぽい歌メロも散見されますね。特にAメロ)

しかし、かつて白血病を克服したエリックですが、
その後も体調の問題はついて回り、残念なことに予定されていた2023年の日本公演は中止。
そして2024年にはSkid Row脱退というショッキングな結果に……
残りのツアー日程はHalestormのリジー・ヘイルがボーカルを務めました。

2024年9月には、Skid Rowでのエリックの姿を収めた“Live In London”が発売。
往年の名曲や新曲を歌いこなす彼のパフォーマンスは圧巻ですし、
中でも“18 And Life”でのドラマチックな歌唱は必聴モノ。

Slash Feat. Miles Kennedy & The Conspiratorsの4th。
「スラッシュのソロとしての5th」ではなく、これは「バンドとしての4th」。
彼らがパーマネントなバンドであるという認識を持っていることが窺えます。
そんな今作のタイトルの発案者はプロデューサーのデイヴ・コブ。
Rival Sonsの諸作品やEUROPE“Walk The Earth”(2017)を手掛けた人物で、
ライブ感あるアプローチを得意としています。

ということで、今まで以上にラウドなギターと、
目の前で弾いているかのような質感が印象的な一枚に仕上がっています。
日本盤発売が中々決まらず4か月遅れになるというハプニングもありましたが、
このアルバムを引っ提げての来日公演も2024年3月に無事行われました。

今作の白眉は、やはり飼い主を待つペットの心情を歌った“Fill My World”でしょうか。
ライブでは、観客の掲げるスマホに映し出されたペットの写真を眺めて、
時々クスリと笑いながら歌っていたマイルスの姿が心に残っています。

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ちなみにこの年のROCK ON AWARDベストライブ部門には
Måneskin (SUMMER SONIC 2022)を選出。
初出演にしてメインステージになったMåneskinのパフォーマンスは圧巻の一言でした!
4人の骨太なサウンドとステージ映えするいでたち、
全てがまさに今一番熱いスターそのもの!
絶好調のダミアーノは「マイドー!オオサカ!」に始まり「しゃがんで!」、
そして「ガンバレガンバレ!」といった日本語も満載のMCで、
そのエンターテイナーぶりが眩しかったです。
この翌年にはアルバムを引っ提げての再来日、
さらに2024年にはサマソニのヘッドライナーで大成功を収めることになるので恐ろしい……

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2024年から2025年に移るにあたって、
一旦今まで自分が発信してきた「#今年の9枚」を振り返ってみる企画。
今回は2021年編です。

Hellbound / Buckcherry 
The Battle At Garden's Gate / Greta Van Fleet 
Helloween / Helloween 
Senjutsu / Iron Maiden 
Teatro d'ira - Vol. I / MÅNESKIN 
Let The Bad Times Roll / The Offspring 
Smith/Kotzen / Smith/Kotzen 
The Future Bites / Steven Wilson 
OK Human / Weezer

2021年版 #今年の9枚(左上から)
Hellbound / Buckcherry
The Battle At Garden’s Gate / Greta Van Fleet
Helloween / Helloween
Senjutsu / Iron Maiden
Teatro d’ira – Vol. I / MÅNESKIN
Let The Bad Times Roll / The Offspring
Smith/Kotzen / Smith/Kotzen
The Future Bites / Steven Wilson
OK Human / Weezer

この年のFM802″ROCK ON AWARD 2021″のトップ3には
1.Helloween / Helloween
2.Senjutsu / Iron Maiden
3.Hellbound / Buckcherry
を選出しています。

この年は7人体制HELLOWEENが遂にアルバムをリリースしたのが大きなニュース。
それがきちんと質の高いものになっていたのは大きかったですね。充実の一年でした。
IRON MAIDEN“Senjutsu”も前作に引き続いての2枚組ながらまとまった内容。
Buckcherryを3位としたのは、
ジョシュとスティーヴィー中心の新体制を応援したい!という思いと、
前作“Warpaint”(2019)の若干癖があった音像から軌道修正したことへの評価もあります。
また、MÅNESKINに関しては当時「ベスト新人」の枠で投票していたはず。

以下の寸評に関しては、曲名の表記等以外ほぼ当時のツイートのまま残しておきます。

キース・ネルソン(Gt.)脱退後2作目となる9th。
“Rescue Me”収録の4th“Black Butterfly”(2008)を手掛けた
マーティ・フレデリクセンのプロデュースによる整理された音像で、
冒頭の“54321”“So Hott”の流れでぐっと掴んでくる安定感ある一作。
“Gun”“Barricade”といったリズムの面白さや渋さで勝負する曲もあり、
聴き応え十分の良作でした。

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前作から遥かにスケールアップした2ndアルバム。
壮大で美しいオープニング“Heat Above”から
ラストの大作“The Weight Of Dreams”まで、
聴けば聴くほどに深みを増す曲の宝庫。いい設備で全身で感じたいアルバムです。
“Broken Bells”のラストのギターソロは必聴。

“Pumpkins United”ツアーを経た7人体制での集大成!
とはいえ懐古趣味に陥っているわけでもなく、
アンディやサシャの曲も冴えている傑作でした。
強度の高い楽曲群を大作“Skyfall”が締めくくる構成も最高、
アンディの書いたバラードがまだ日の目を見ていないそうなので次回作にも期待!

待望のメイデンの新作は日本モチーフ!そして前作同様2枚組!
太鼓の音で始まる“Senjutsu”から先行公開された2,3曲目に繋がる流れも素晴らしいし、
特に長尺曲が居並ぶ2枚目の満足感は唯一無二。
“Coming Home”を彷彿とさせる長いソロのある“Darkest Hour”は特に気に入っています。

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ユーロビジョンにイタリア代表で出場して制覇した映像は感動的でした……!
その“Zitti E Buoni”をはじめ“I Wanna Be Your Slave”“Coraline”
そしてラストの“Vent’anni”と、フックのある曲が目白押しの一枚。
日本盤ではイギー・ポップとのコラボがCD化されてるのが嬉しいですね。

久し振り度合いではリンプの新譜”Still Sucks”に持っていかれた感もありますが、
こちらも9年振り10枚目の新作。
安定のボブ・ロックのプロデュースで楽しく聴けるうえ、
2021年の情勢ともリンクしたタイトルも絶妙。
タイトルトラックのみならずド頭の“This Is Not Utopia”もクールですし、
4th収録の“Gone Away”のピアノバラードバージョンは必聴。

メイデンのエイドリアン・スミスがリッチー・コッツェンと組んだら、
(当たり前ですが)爽快感溢れる素晴らしいアルバムができました。
エイドリアンのボーカルがこんなにも良いなんて……というのは嬉しい発見。
11月にEP“Better Days”も出ましたし、2ndにも期待したいところです。

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2025/01/01追記:
2025年3月に、遂に2ndアルバム“Black Light / White Noise”のリリースが決定!
お互い忙しいスケジュールの合間を縫って、しっかり曲作りをしているのが嬉しいですね。
今年の注目作です。

何と言っても本作のリードトラック“Personal Shopper”に圧倒されました……
物欲をあの手この手で喚起してくる現代社会への痛烈なメッセージソングであるこの曲。
歌詞ではボックスセット商法を批判しつつも、
自身は自身で”Steven Wilson Remix”商法でそれらに加担していると言えなくもない現実。
皮肉ではないですが、そういったアンビバレントな側面もあることによって、
楽曲のみならずアルバム全体にも唯一無二の説得力が生まれています。大傑作。

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延期されたアルバム“Van Weezer”の発売を心待ちにしていたら突如現れた一枚。
タイトルが“OK Computer”のパロディなのは言わずもがなですが、
オーケストラをフィーチャーした優しい美メロと、
2020~2021年を切り抜いたような時代性は素晴らしいの一言でした。
のちに改めて発表された、HR/HMへの素朴な憧憬を込めた“Van Weezer”と比べると
サウンドの違いには驚きますが、メロディの良さで芯を通しているので凄いです。

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2020年ももうすぐ終わりますね!!
というのは冗談ですが、
年末恒例行事として自分が2020年から2023年に発信していた分の
「#今年の9枚」を発掘できたので、
せっかくなら過去の自分の記録として残してみようかという趣旨の記事です。

Power Up / AC/DC 
2020 / BON JOVI 
Whoosh! / Deep Purple 
Father Of All... / Green Day 
Change The World / Harem Scarem 
Ordinary Man / Ozzy Osbourne 
McCartney III / Paul McCartney 
ERA / RAISE A SUILEN 
Strange Days / The Struts

2020年版 #今年の9枚(左上から)
Power Up / AC/DC
2020 / BON JOVI
Whoosh! / Deep Purple
Father Of All… / Green Day
Change The World / Harem Scarem
Ordinary Man / Ozzy Osbourne
McCartney III / Paul McCartney
ERA / RAISE A SUILEN
Strange Days / The Struts

この年のFM802″ROCK ON AWARD 2020″への投票内容は覚えていませんが、
年間ベストとしていたのはThe Strutsの3rd“Strange Days”
ベストトラックも同アルバムのクロージングトラック、
“Am I Talking To The Champagne (Or Talking To You)”としています。
以下の寸評に関しては、曲名の表記等以外ほぼ当時のツイートのまま残しておきます。

今年後半の目玉!大復活作!
ブライアンのみならずフィルとクリフのリズム隊も揃ったのが嬉しい、
タイトル通りパワーに溢れたアルバムでした。
“Shot In The Dark”“Demon Fire”も良いですし、
ラストに捻ったリフの“Code Red”が置かれているのにもグッときます。

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後から追加された“Do What You Can”“American Reckoning”
しっかり全体の核になっていて、
今現在を切り取ったまさに2020年を象徴する一枚。
ジョンのNHKでのインタビューを観てますます好きになったアルバムです、
家で流れた回数は間違いなく今年No.1。

ボブ・エズリンがプロデュースした直近3枚はどれも
今を生きるバンドとしてのパープルの魅力に溢れていて最高ですね。
ラストの曲としてデビュー作の1曲目“And The Address”を入れておきつつ、
その次に“Dancing In My Sleep”を入れた攻めっぷりからしても、
やっぱりまだまだアルバム作る気あるんじゃないですか…?

2025/01/01追記:
前作“InFinite”(2018)の時点から終焉をにおわせ始めたパープル。
日本盤でも大きく「深紫神話集結」と謳っている本作ですが、
ここから彼らはカバーアルバム“Turning To Crime”(2022)
ギタリスト交代を経たスタジオアルバム“=1″(2024)をリリース、
変わることなくコンスタントな活動ぶりを継続中。

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10曲で30分未満という潔さ!
これだけでもラモーンズ贔屓な自分としては堪らないアルバムでした。
“Stab You In The Heart”のような王道ロックンロールな曲もあり楽しく聴けるし、
ラストの“Graffitia”で聴かせるところはしっかり聴かせるし…
今年の来日公演が無くなったのが悔しい。

2025/01/01追記:
今年2月にようやくGREEN DAYの来日公演が決定!
また、当時“Hella Mega Tour”で一緒に回っていた面子に関しては
Weezerも今年1月に来日、Fall Out Boyも2023年のサマソニで来日したので、
つつがなく遂行できれば全組のリベンジが果たされることとなります。

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ありがとうSpotify!!!!
今年のアルバムでまだ聴けてないものをピックアップしてくれる
「Missed Hits」のおかげで知れた一枚です。
最初の“Change The World”“Aftershock”の流れで心を掴まれました……
アルバム通して完成度の高いメロハーの大傑作だと思います。

2025/01/01追記:
自分がHarem Scaremに衝撃を受けたのが丁度この2020年末。
ここから2、3年でスタジオアルバム全てかき集めるくらいには
どっぷりハマることになったので感慨深いです。
今年はヨーロッパ圏での活動再開が発表されていますし、来日にも期待がかかります。
この辺りから徐々にCDハンティングでFair WarningFirehouseにものめり込むことに。

前作“Scream”(2010)が10年前だったことにビビりながらも愛聴した最新作。
エルトン・ジョンとコラボしたタイトル曲は、
個人的には”Rocketman”(映画)を観たあとだったのでより一層好きになりました。
とにかくダレずにオジーの唯一無二の声を気持ちよく楽しめる一枚。

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“McCartney”(1970)“McCartney II”(1980)も大好きだったので
期待していたポール宅録シリーズ最新作。
最近出たばかりで完全に聴きこめたとは言えませんが、
この聴けば聴くほどに深みを増して染みわたってくる感覚はこの季節にぴったりかも。
演奏風景が見られる“Find My Way”のMVも好き。

バンドリ!発、とにかく強い曲が最初から最後まで波状攻撃で襲いかかってきて
強制的にブチ上がれる”RAS”ことRAISE A SUILENの1st。
アルバム内の新曲に関しても4曲とも出来が良く、その中でも9曲目“!NVADE SHOW!”
聴いていて気持ちよくなれるポイントを絨毯爆撃してきて最高でした。
初のオリジナル曲“R・I・O・T”で〆る構成も好きです。

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同じくコロナ禍を反映したBON JOVIと迷いましたが今年の個人的ベスト。
プロデューサーのところに泊まり込んで超短期間で作り上げた3rd、
ほとんどの曲において豪華ゲストも迎えつつ、
バンドの勢いもしっかり閉じ込められたアルバムで全曲聴きまくりました。
ブックレットの長いスペシャルサンクス欄を読むとグッときます……

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【年間ベスト】年間ベスト2024(今年のライブ遍歴+ベストライブ) https://tashinami-musiclog.com/2025/01/01/annual-best-2024-best-live/ https://tashinami-musiclog.com/2025/01/01/annual-best-2024-best-live/#respond Tue, 31 Dec 2024 19:01:56 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2647 あけましておめでとうございます!!新年ですが年末年始の長期休暇ということで、引き続き2024年の振り返りをば。 まず2024年のライブ遍歴がこちら。 2/7 Queen + Adam Lambert (@京セラドーム大阪 […]

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あけましておめでとうございます!!
新年ですが年末年始の長期休暇ということで、引き続き2024年の振り返りをば。

まず2024年のライブ遍歴がこちら。

2/7 Queen + Adam Lambert (@京セラドーム大阪)
2/13 Kula Shaker (@心斎橋BIGCAT)
3/2 Slash Feat. Miles Kennedy & The Conspirators (@なんばHatch)
5/8 GAMMA RAY(@なんばHatch)
5/21 スターダスト☆レビュー (@高槻城公園芸術文化劇場トリシマホール)
8/10 楠木ともり (@大阪城音楽堂)
8/17 SUMMER SONIC OSAKA Day.1 (@万博記念公園)
8/18 SUMMER SONIC OSAKA Day.2 (@万博記念公園)
9/7 スターダスト☆レビュー (@大阪城音楽堂)
9/23 YES (@岡谷鋼機名古屋公会堂)
9/24 IRON MAIDEN (@大阪城ホール)
9/28 Korpiklaani(@心斎橋SUNHALL)
10/10 Kasabian (@Zepp Osaka Bayside)
11/17 スターダスト☆レビュー (w/ PUFFY, Ms.OOJA)(@四日市市文化会館)
12/6 Judas Priest(@あましんアルカイックホール)

おそらく……と言うか文句なしに人生で一番ライブに行った一年だったと思います。
他にもフリーライブでいえば、声優系にはなりますが

8/25 NACHERRY (@あべのキューズモール)
10/14 中島由貴 (推し飯フェスティバル 声優アーティストライブ) (@万博記念公園)


も入ってきたりします。
(中島由貴さんのアーティストとしてのライブに初参戦できたのも嬉しい思い出)

個人的には結婚という人生における一大イベントもあり、
それに伴って一緒に参戦するライブもかなり増えたのが大きいですね。
気がつけば妻の影響でスターダスト☆レビュー(通算6回)が
BON JOVI(通算4回)を抜いて一番ライブに行ったバンドになってました。
11月の三重・四日市公演はPUFFYとMs.OOJAも出演するという贅沢なものでしたし、
メタラーを自称している自分ではありますが、
こうして視野を広げることによる幸福を改めてかみしめています。
(個別記事は後ほどきちんと上げますので……)

今年の個人的ベストライブですが、
TOP3にすると昔から憧れてきたレジェンドたちで占められることに。
また、3年連続で参戦しているSUMMER SONICに関しては、
Bring Me The HorizonMåneskinという一番勢いのある2バンドがヘッドライナーを務め、
見事大成功を収めたのが印象的でした。
ランキング作りに迷うくらいに様々なライブが行われるようになったことに感謝しつつ、
感染症対策には引き続き、気を配って楽しんでいきたいところです。

3位 Queen + Adam Lambert (@京セラドーム大阪)
QUEENの曲の普遍的な良さ、そしてアダムの素晴らしい歌唱力を存分に味わえました!
“Teo Toriatte”で音が止まるハプニングを、
観客みんなの歌でリカバリーした場面はずっと忘れられない感動的なシーンでした。

2位 Judas Priest(@あましんアルカイックホール)
先日の尼崎ですが、初めて生でメタルゴッドを拝めた!という感慨は本当に大きかったです。
9月に来日したメイデン同様、最新作の曲に物凄いパワーがある!というのを
感じさせてくれるライブを繰り広げてくれたのが嬉しいですね。
リッチー・フォークナーとアンディ・スニープのツインギターもバッチリ決まっていましたし、
個人的には“Devil’s Child”が聴けて感動しました。

1位 IRON MAIDEN (@大阪城ホール)
中学時代にメタルの世界に入門するきっかけになったバンドのひとつ!
大好きな“Somewhere In Time”(1986)の曲をたっぷりやってくれたのが嬉しすぎました。
まさかニコの勇姿を拝める最後の機会になると思いませんでしたが……
他のメンバーがステージから降りても、
たっぷりファンサービスをして深々とお辞儀していた姿は忘れられません。

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【年間ベスト】 年間ベスト2024(今年の9枚) https://tashinami-musiclog.com/2024/12/31/annual-best-2024-9-albums-of-the-year/ https://tashinami-musiclog.com/2024/12/31/annual-best-2024-9-albums-of-the-year/#respond Tue, 31 Dec 2024 13:35:32 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2645 やってまいりました2024年総括の季節!と言っているうちに大晦日。今年もビッグネームを中心に大豊作の一年、(自分のチョイスが大御所寄りになっている節は多分にありますが)大満足でした。今年のアルバムを選ぶにあたっても候補が […]

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やってまいりました2024年総括の季節!と言っているうちに大晦日。
今年もビッグネームを中心に大豊作の一年、
(自分のチョイスが大御所寄りになっている節は多分にありますが)大満足でした。
今年のアルバムを選ぶにあたっても候補が多すぎたので、
一旦自分がフィジカルで入手したアルバムの中からセレクトすることとします。
ここから漏れたものも良いアルバム尽くしなので、
また別の機会にリストアップさせていただければ。

年末年始に怒涛のごとく押し寄せる楽しい予定の合間を縫いつつ、
紅白を観ながら今年のうちに!という気持ちで書き上げております。

POST HUMAN: NeX GEn / Bring Me The Horizon 
Invincible Shield / Judas Priest 
Ten / MR.BIG 
Natural Magick / Kula Shaker 
Forever / BON JOVI 
From Zero / Linkin Park 
=1 / Deep Purple 
Saviors / Green Day 
Happenings / Kasabian

#今年の9枚(左上から)
POST HUMAN: NeX GEn / Bring Me The Horizon
Invincible Shield / Judas Priest
Ten / MR.BIG
Natural Magick / Kula Shaker
Forever / BON JOVI
From Zero / Linkin Park
=1 / Deep Purple
Saviors / Green Day
Happenings / Kasabian

上から3枚は愛聴しているFM802″ROCK ON”での年間ベスト企画、
“ROCK ON AWARD 2024″でTOP3に投票したもの。

1位 POST HUMAN: NeX GEn / Bring Me The Horizon
2位 Invincible Shield / Judas Priest
3位 Ten / MR.BIG
それ以降は順不同です。
(BON JOVIを入れ忘れる大ポカをやってますがご容赦ください)

パワーがあって多彩な曲が並んでいるのに統一感があるという圧倒的傑作!
さらに事前に物凄い数のシングルを切っていたにもかかわらず、
FACT(なんと今年復活!)の影響を受けたとOliが公言している
“Top 10 staTues tHat CriEd bloOd”をはじめとした
ハイクオリティなアルバム曲もしっかり持っていたのには敬服の一言。
この辺りはMåneskin“Rush!”(2023)にも通ずるものがあると思っています。

そして今年のサマソニではそのMåneskinと並んでヘッドライナーに!
ライブ全体をゲームに見立てた壮大な演出に感動、すっかり大ファンになった一年でした。
中でもブルータルな“Kool-Aid”でのスクリーンを広々と使った演出は忘れられません。

メタルゴッドことJudas Priestが送り込んだ圧倒的傑作!
充実の前作“Firepower”(2018)をも凌駕するクオリティだったことには驚き。
まさかここまでエネルギッシュなアルバムを出してくるとは思いませんでした!

リードトラック“Panic Attack”をはじめとした頭3曲の素晴らしさもさることながら、
中盤以降もテンションが落ちることなく聴けますし、
後半の“As God Is My Witness”の激しさには度肝を抜かれました。
そして本編の〆には先人たちへのリスペクトを込めた
“Giants In The Sky”があるという秀逸な構成。

そんな中でもボーナストラック“The Lodger”のサビがやたらと耳に残るあたりも含め、
プリーストの歴史を俯瞰で感じられる大傑作。ライブも圧巻でした!

ジミヘンの“Manic Depression”の現代版のような1曲目“Good Luck Trying”を聴いたとき、
初期のバンド名候補がジミヘンの曲からとった“Red House”だったことを思い出しました。
ライブのことは一旦考えずにのびのび好きな音楽を表現したことで、
どこか吹っ切れたような気持ちのいいアルバムになっているように感じました。

ストレートな2曲目“I Am You”やQueen調のソロが聴ける“Sunday Morning Kinda Girl”
そしてバラード“The Frame”も見逃せない秀逸な一曲。
ポールによる最後のインスト“See No Okapi”も、
ボーナストラックにもかかわらずアルバムのエンドロールのような感動をもたらしてくれます。

今年はライブ盤+映像作品“The BIG Finish Live”も出ましたが、
2025年2月には正真正銘のラストライブを日本で行うMR.BIG。
日本を愛し、日本に愛された彼らの旅路の終着点を笑顔で見届けたいものです。

オリジナルメンバーのジェイ・ダーリントン(Key.)が25年ぶりに復帰し、
2月にリリースされた7thアルバム。

ビートルズの“Taxman”風味の“Gaslighting”に始まり、
世界各国のファンと一体になれる柔らかな“Waves”
そしてこれぞKula Shaker!というサイケな空気感を纏った“Natural Magick”と、
序盤からキャリア屈指レベルで強力な曲が並ぶ一枚。
そして今作の白眉は中盤~終盤の
“Idon’twannapaymytaxes”“F-Bombs”のファンキーなプロテストソング2曲。
重税と戦争というタイムリーなトピックを彼ららしい形で楽曲に落とし込み、
みんなで一体となれるライブのハイライトにまでしたのには舌を巻くばかり。

ちょうどリリースしたばかりの時期に単独来日公演を体験できたのはラッキーでした。

バンド活動40周年を迎えた2024年、文句なしのBON JOVIイヤーでしたね!
バンドの過去・現在・未来と赤裸々な内情を描いたドキュメンタリー
“Thank You, Goodnight: The Bon Jovi Story”も話題になりましたし、
リードトラック“Legendary”にはドラマのタイアップがつき、
久々にCDシングルも発売されることになったのも明るいニュース。

シリアスな前作“2020”と比べると、アルバム全体における明るいムードも徐々に復活。
これに関してはジョンの声帯手術が良いほうに作用しているのも大きいと思っています。
伝家の宝刀トークボックスが唸る“Living Proof”や、力強い“Waves”が特に好み。
ボーナストラック“That Was Then, This Is Now”も強力なので、是非日本盤で。

また、“The People’s House”のMV撮影時に、
ジョンが偶然橋の上に自殺志願者がいるのを見つけて、
その命を救ったというニュースは国内外で大きく報じられました。
ジョンも出演した映画『ペイ・フォワード』を彷彿とさせる一幕でもありましたし、
彼の人間性を体現したエピソードだと思います。

来日公演こそまだ決まっていませんが、
ジョンも着実にコンディションを整えてきているようですし、
この素晴らしいアルバムを携えてのライブを観られるのもそう遠くない話かも。

そして日本ではファン投票TOP50をもとにした独自のベスト
“All Time Best 1984-2024”が発売!
日本のファンのBON JOVI愛の深さをうかがい知れるアイテムになりました。

OASIS復活に並ぶ、ロック界に衝撃を与えたカムバック劇!
LAでDead Saraを率いるエミリー・アームストロングを新ボーカルに、
またコリン・ブリテンを新ドラマーに迎えてリリースした8th。

リードトラック“The Emptiness Machine”が強力な一曲だったことで掴みは大成功。
そしてリリースされたアルバム“From Zero”についても、
そして過去のオマージュを散りばめつつも唯一無二の作品になっていました。
“Cut The Bridge”“Heavy Is The Crown”、そして“Two Faced”といった楽曲も、
早くも新しいアンセムとして定着していきそうな風格をたたえています。
女声ボーカルを入れたことでチェスターとは別の味になっているのも受け入れられやすい点。
何よりマイク・シノダを中心とした当人が前進するというのなら見守りたいですしね。
2月の来日公演がどのようなものになるかにも期待がかかります。

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世界で唯一大歓迎される詐欺、「終わる終わる詐欺」。
“The Long Goodbye Tour”と銘打ったツアーに出たのは2010年代後半のことですが、
まだまだコンスタントにアルバムをリリースしているのが頼もしいロックの巨星。

今作では新ギタリストとしてサイモン・マクブライドが入ったことが大きな変化。
前任のスティーヴ・モーズによる、
「カーン!」という特徴的なハーモニクスが聴けなくなったのは残念ですが、
サイモンのフレッシュなプレイはバンドサウンド全体のさらなる若返りをもたらしています。
元々ギランのバンドにいた方なので、2023年の来日の時点でも息ピッタリでしたしね。
まずはリードトラック“Portable Door”“Pictures Of You”“Lazy Sod”を聴いて、
現行パープルの無尽蔵のエネルギーを体感してみてほしいです。
そして個人的に痺れたのがラストの“Bleeding Obvious”
こんなにスリリングな楽曲を今も生み出してくれているのは圧巻。
まだまだ終わることなく元気に活動を続けていてほしいです。

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アメリカ産ポップパンクの王者Green Dayの最新作。
メジャーデビュー作品にして傑作となった3rd“Dookie”(1994)から30年、
そして彼らの地位を確固たるものにした“American Idiot”(2004)から20年!
気づいたら彼らも着々と大御所の中に入りはじめていますが、
そういった節目の年に、エネルギッシュで社会へのメッセージの込められた熱い作品を携え、
気炎を吐き続けていることが何より素晴らしい!
1曲目の“The American Dream Is Killing Me”から気合いが違います。
そしてこのジャケットの色遣いは、やはり敬愛するRAMONESへの目配せではないかと。
2曲目の“Look Ma, No Brains!”という曲名から、
RANONESの“Teenage Lobotomy”を連想したのは自分だけではないはず。
ネタ元の“Rocket To Russia”というアルバム名も、
今見るとまた違った意味合いを帯びてきそうですね。

Rocket To Russia / Ramones
Don't Worry About Me / Joey Ramone
Saviors / Green Day
ちょうどCDが手元にあったので撮影。ジョーイ・ラモーンのソロアルバムのほうが構図的に近いですね。

2000年代からUKロック界の第一線を走り続けるレスター出身のKasabian
サージ・ピッツォーノがボーカルをとるようになってからは2作目、
前作“The Alchemist’s Euphoria”(2022)に続く8thアルバムで、
7作連続全英1位獲得という大記録を打ち立ててみせた一作。
“Call”“Coming Back To Me Good”といった即効性の高い曲のみならず、
どっしりとしたグルーヴを聴かせる“G.O.A.T”
ラストに据えられた美しい“Algorithms”も収録された、バランスの取れた作品。
10月に行われた来日公演も素晴らしかったです!

ちなみにフィジカル版では1曲目の“Darkest Lullaby”の前に、
イントロとして短いインスト“A Happening”が加えられています。

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