ライブレポート - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Thu, 06 Feb 2025 17:11:01 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg ライブレポート - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【ライブレポート】 Judas Priest Invincible Shield Japan Tour大阪公演@あましんアルカイックホール(2024/12/06) https://tashinami-musiclog.com/2024/12/21/judas-priest-invincible-shield-japan-tour-2024-12-06/ https://tashinami-musiclog.com/2024/12/21/judas-priest-invincible-shield-japan-tour-2024-12-06/#respond Sat, 21 Dec 2024 14:01:29 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2605 目次 Judas Priest、最新作を携えてのジャパンツアー2日目!Judas Priest 大阪公演セットリスト(2024/12/06) Judas Priest、最新作を携えてのジャパンツアー2日目! (※セットリ […]

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Judas Priest Invincible Shield Japan Tour 公演ポスター

(※セットリストのネタバレを多分に含みます)

我らがメタルゴッドことJudas Priestのジャパンツアーが開幕!
名古屋公演に続く2日目、大阪公演も最高でしたね!
大阪公演……と言いつつ会場は兵庫県尼崎駅近くのあましんアルカイックホール
神が大阪公演とのたまうのでこれは大阪公演です。
9月のメイデンに続き、今回も例によって妻と参戦。

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まず気になる物販ですが、ツアーTシャツはメイデン同様8,000円。
もはや当然と割り切ってか、驚く人も少なかった印象。
その代わり(?)メンバーのサイン入りリトグラフが5,000円という大盤振る舞い!

自分の少し前で売り切れてしまい入手はできませんでしたが、
どうやら本当に売れる分のリトグラフを捌ききってしまったらしく、
追加作成に伴い、以降の公演では一気に10,000円に値上げしての販売になるとか。
結構などんぶり勘定な気もしますが、それだけこの祭りが盛り上がっているということか……

他にも目玉のひとつとしてカセットテープの発売もありましたね。
サイズ感といい趣といい、コレクション欲をかきたててくれます。
(今のカーステレオにカセットデッキがないのが残念ですが……)

Judas Priestマフラータオル、リストバンド、ピンバッジ

自分はマフラータオルとリストバンドを入手。
タオルはプリントも凝っていていい感じですし、
リストバンドは今後メタルイベントに赴く際の正装として使えそう。
ちなみに妻はピンバッジをゲット。ピンボケしてますが中々かっこいいです。

Judas Priest バックドロップ

会場に入ると巨大なバックドロップがお出迎え。
最新作“Invincible Shield”(2024)のブックレット冒頭に刻まれている、
メタルゴッドによって贈られた熱い檄文が期待感を高めてくれます。

会場内BGMもガンズやエアロ、ニッケルバックと超王道路線。
(ちなみにスラッシュのソロとVelvet Revolverも流れていたので、
本人のあずかり知らぬところでスラッシュ大忙しの様相だったのは謎)
AC/DC“It’s A Long Way To The Top (If You Wanna Rock ‘n’ Roll)”が流れだすと、
ここぞとばかりに立ち上がって歌い出すファンもいて楽しかったです。
(メタリカのライブでは、この曲が流れると開演が近い合図)

そして開演時刻を少し過ぎたあたりでBlack Sabbath“War Pigs”が流れ出し、
いよいよライブが始まるということで一気に沸き立つ会場。
ワンコーラスしっかり大合唱したところで(大学時代コピーしててよかった……)、
BGMはさらに壮大なイントロダクションに変化!

1.Panic Attack
1曲目はもちろん新譜のオープニングを飾るこの曲!
どこか80年代を思わせるシンセのメロディとギターの刻みが段々近づいてくるイントロに続き、
舞台を覆う幕がスッと引き上げられて遂に鋼鉄神・Judas Priestが目の前に!

生で聴くロブ・ハルフォード(Vo.)のお声に関してですが、
歌い出しがそのまますぎて最早テープかと思うレベルでした。喉からCD音源とはこのことか……
しかしサビ終わりの高音のロングトーンの迫力は段違い!
「本物」の風格がこれでもかと伝わってくる強烈なオープニングでした。

そして10番台の列だったこともあり、思っていた以上に近い!
我々の席は下手側だったのでちょうど真正面にはリッチー・フォークナー(Gt.)が!
すっかり定着した感のあるリッチー、ステージングにも華がありますし、
常に観客の目を見て積極的なファンサをするところにグッときました。
ステージ上でのロブとの絡みもひときわ多く、
バンド全体にフレッシュな勢いを与えてくれるメンバーになってますね。

上手側は優しい笑顔を時折浮かべつつボトムをしっかり固めるイアン・ヒル(Ba.)と、
グレンに代わってツアーを回るプロデューサー、アンディ・スニープ(Gt.)のコンビ。
プロデューサーとはいえ元はベテランギタリスト、安定感あるパフォーマンス。
そして手数とパワーを両立したスコット・トラヴィス(Dr.)は流石の一言。
190cm台の高身長なので、座っていてもその存在感は絶大でした。

2.You’ve Got Another Thing Comin’
興奮冷めやらぬまま、2曲目からいきなりこのイントロだったので思わず大絶叫!
てっきりアンコールのあたりだろうと構えていたので完全なる不意打ちでした。
勿論会場も大盛り上がりの大合唱でした!
ここで既にいい意味でペースを崩されてテンションも天井知らずに。

3.Rapid Fire

そして名盤“British Steel”(1980)からはこの1曲。
無骨にザクザクと進んでいくギターの音が気持ちいい!ヘドバンも捗ります。
ティム期のライブではサビが足されていましたが、ここでは原曲に忠実な仕上がり。

4.Breaking The Law

なんとここでも間髪入れず“Breaking The Law”
お馴染み”Breaking the what!?”のくだりも無し!これは予想外!
セトリ前半の「何が飛び出してくるかわからない」という感覚は強烈でした。
過去のライブではフルコーラスまるっと観客に歌わせるパターンもありましたが、
今回はロブがしっかり歌ってくれました。
しかしリフもサビも”You don’t know what it’s like!!”も当然大合唱!
メタル史に残る名曲の一部になれた感慨はひとしおでした。

5.Riding On The Wind

そしてスコットの怒涛のドラムから始まるこの疾走曲!
これぞ!というリフと切り込んでくるギターソロはまさに極上でした。
オープニングからずっとテンションが落ちない恐ろしさ……
自分が初めて聴いたオリジナルアルバムがまさに
“Screaming For Vengeance”(1982)だったので、
ここから手厚いセトリだったのがとにかく嬉しかったですね。

6.Love Bites

一度薄暗くなったステージに不穏な赤いライトが灯り、
ひときわ重苦しく邪悪なピアノが響き渡るイントロ……
今回生で聴いて強烈に印象に残ったのはこの曲かもしれません。
キー下げも相まって、ロブのドスの効いた歌唱は原曲を遥かに凌ぐ重み。
この曲自体がさらに熟成されて凄みを増しているのを目の当たりにした気分です。
バックのモノクロ映像もカッコ良かったですね。

7.Devil’s Child

これまた“Screaming For Vengeance”からの一曲!
(実は本作で一番聴いたのがこれ)
ライブ盤“Battle Cry”(2016)にも入っていたこの曲ですが、
まさか聴けるとは!と感動しっぱなしでした。

8.Saints In Hell
続いては“Stained Class”(1978)からの選曲。本作からは意外とこれが唯一。
たまたま最近入手したトリビュート盤で「いい曲だな……」と再認識した矢先なので、
個人的にはタイムリーな選曲で嬉しかったです。

そしてここからリッチー・フォークナーによるギターソロ!
ドラマチックな照明もしっかり用いながら、ギターヒーローとして堂々たる振る舞い!
プリーストに入ってくれてありがとう……と思わせてくれる極上の時間でした。

9.Crown Of Horns
そして最新作から、グラミー賞にもノミネートされているメロディアスな一曲へ!
なんでこの曲でグラミーに?と思いつつYouTubeで再生回数を観に行くと、
実は1stシングル”Panic Attack”に勝るとも劣らぬ人気を誇っていることが判明。
近年の曲の中でもとりわけ歌メロ、そして歌詞の美しさが際立っているなと感じます。
ロブの歌唱は若干息切れ気味でしたが、バンドサウンドの美しさと風格で押し切れるのが強み。

10.Sinner
ロブの”Sinner!!”のコールからもう既に会場が沸き立つのが分かりました。
じわじわと盛り上げていく展開とたっぷりのギターソロが堪りません。
シャウト主体のパートになるとロブの声のキレが完全復活するのも最早恐ろしい……。

11.Turbo Lover
“Turbo”(1986)愛好家として個人的に聴きたかった一曲。
低めに入る歌い出しにキャッチ―なサビ、
そしてストレートながら起承転結のあるギターソロ!
イントロの高揚感の時点でこれこれ!!!!という気持ちに。
80年代のキラキラした雰囲気とJudas Priestらしさが融合した、
ライブで真の力を発揮するアンセムですね。
サビでは客電がついたので歌いながらリッチーに”Turbo”Tシャツを猛アピールしてました。

ここで上手側のモニターに腰掛け、バンドの今までの歩みを振り返るロブ。
同郷バーミンガムのBlack Sabbathの名前も出しつつファンへの感謝を述べ、
そしてアルバムタイトルを一枚一枚順番にコールするロブ。
好きなタイトルが出てくると大歓声が起こるのも良かったですね。

と、言いつつしれっとティム期の2作はスルーというロブ史観だったり、
ロブがとちって「ペインキラー!」の次に「ノストラダムス!」とコールしたりと、
愛すべきツッコみどころもありましたが、
ファンと一緒に築いてきた50年の重みを感じさせてくれる名MCでした。

12.Invincible Shield
そして最新作のタイトルトラック“Invincible Shield”へ!
実はアルバムの中で一番の長尺ながら勢いで聴かせきるこの曲、ライブでも破壊力抜群!
今まで生み出した名曲に比肩する傑作を今年出してきた凄さをひしひしと感じました。

そしてこの曲で、ステージ上方から吊られていたバンドロゴが前面に登場!
メタルゴッドJudas Priestの貫禄を味わえる至高の演出。

13.Victim Of Changes
ここからはさらに怒涛の名曲ゾーン!
イントロのツインギターのハモリの時点から異質な凄みを感じました。
2ndアルバムの1曲目でこれが出てくるという衝撃、
そしてバンドの成長をこれでもかと体感させてくれる名曲だなと。
こんなに美しい曲があるのか……という気持ちで、じっくり味わえました。

14.The Green Manalishi (With The Two Pronged Crown)
お馴染みフリートウッド・マックのカバー、グリーンマナリシ!
Judas Priest初心者の妻がライブ後に、
「グリーンマナリシとラブバイツ楽しかったーー!」とずっと言っていたのが大収穫でした。

15.Painkiller
そしてスコット・トラヴィスの入魂のドラムソロ。
これに続くのはもちろんあの曲しかない……ということで会場の空気も一段と変わります。
「あと3曲だ!」と言っていたスコットですが、普通にあと4曲あってお得でした。
(最終公演でようやく「あと4曲」に修正していたとか)
「お前らが聴きたい曲は何だ!」「「「ペインキラー!!!」」」
という定番の流れを一緒にできて感激。

そして遂にあのドラムパターンから“Painkiller”へ!!
歌い出しの時点で今までとは違うレベルの高音が耳に突き刺さる衝撃の体験!
おそらくロブが不調だった時の対策としてか出音のハイを上げていたと思うのですが、
ロブのコンディションが良好だったおかげで衝撃のブルータリティを発揮していました。
あとはもうひたすら首振ってたら最後まで突き進んでいた、という感じ。
リッチーとアンディのギターソロも完璧、ラストのシャウトまで圧巻でした。

ここからアンコール!
16.The Hellion~Electric Eye
“The Hellion”のテープが鳴り響いたときの熱狂もこの日トップクラス!
高揚させるイントロからの疾走曲、といういわゆる様式美を存分に堪能。
サビが一緒に歌いやすいのも素晴らしいなと改めて実感。

17.Hell Bent For Leather

エンジン音を響かせながら、白のハーレーに乗ってロブが登場!
(個人的には黒のイメージがあったので少し意外でした)
そして高揚感を最大限に煽るギターリフ!あっという間に過ぎ去っていく名曲名演でした。
ロブは手持ちの鞭でハーレーのみならずリッチーのこともシバきにいっていて面白かったです。
(上手側のイアン・ヒルは終始ニコニコでした)

18.Living After Midnight

そしてもちろんラストはこの曲!
メタルと言いつつロックンロールが根底にあるという、
プリーストの魅力を体現した文句なしのアンセム!
“LOADED”の文字がスクリーンに躍る演出にもワクワクしました。
最後まで笑顔で大合唱!最高のエンディングになりました。

Judas Priest(終演)

終演!舞台上には白のハーレーと“Priest will be back”のメッセージが!
観客からの“Judas Priest! Judas Priest!”のコールも感動的。
メタルが好きでよかった……と改めて思える、極上の体験でした。
またすぐにでも観たい!最高のライブをありがとうございました!!!!!

1.Panic Attack
2.You’ve Got AnoTher Thing Comin’
3.Rapid Fire
4.Breaking The Law
5.Riding On The Wind
6.Love Bites
7.Devil’s Child
8.Saints In Hell
9.Crown Of Horns
10.Sinner
11.Turbo Lover
12.Invincible Shield
13.Victim Of Changes
14.The Green Manalishi (With The Two Pronged Crown)
15.Painkiller

~アンコール~
16.The Hellion~Electric Eye
17.Hell Bent For Leather
18.Living After Midnight

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【ライブレポート】NACHERRY 3rdシングル”LOOP”発売記念フリーライブ @あべのキューズモール(2024/8/25) https://tashinami-musiclog.com/2024/10/27/live-nacherry-loop-2024-8-25/ https://tashinami-musiclog.com/2024/10/27/live-nacherry-loop-2024-8-25/#respond Sun, 27 Oct 2024 11:31:35 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2144 目次 最新シングル”LOOP”リリースに伴うライブイベントの総決算!NACHERYフリーライブ(2024/8/25) セットリストおまけ(天王寺での釣果) 最新シングル”LOOP […]

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地元大阪で最新シングル“LOOP”のリリースに伴うフリーライブ開催!
しかも場所はあべのキューズモール!
ということで8月も終わろうという日曜日、
「天王寺で田中ちえ美のライブを観た人」になるべく行ってまいりました。
(※公開する機会を逸して下書きに溜めっぱなしでしたが時間もできたので……)

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最新3rdシングル”LOOP”発売に伴って、
3rdツアーも含めて全国各地を飛び回っていたNACHERRYですが、
「ライブを伴うリリイベ」はこの日が最後。
この日も13:30からのゲーマーズなんば店でのトーク&ミニライブ、
そしてあべのキューズモール(天王寺)でフリーライブ!という怒涛のスケジュール。

あべのキューズモールでのイベントは、トークとミニライブのみならず、
「CD購入による抽選で優先観覧エリアに入場が可能で、
当選した暁には特典(直筆サイン入りジャケットカード)お渡し会に参加できる」というもの。
ということで15:00に並んで“LOOP”のCDを買ってみることに。
14時台の時点で結構しっかり並んでいて流石だなと。

LOOP / NACHERRY (2024)
LOOP / NACHERRY (2024)

抽選会の結果はあえなくハズレでしたが、
特典としてブロマイドはいただけたので自分的にはひとまずOK。

LOOP / NACHERRY (2024)
特典ブロマイド

あとはとりあえず天王寺近辺の中古CD売り場をぶらつきながら時間潰し。
17時前後からぼちぼち入場整理もスタート、
優先観覧エリアの幸運なお客様の入場が済むと一般エリアも開放されました。
入ってみると予想外に近くて驚き!
下手側なのでなっちゃん(村上奈津美さん)側のポジションでした。
その熱気冷めやらぬまま、17:30前後に開演。

1.フォーチュンテラー
1曲目からいきなりデビュー曲が登場!
イントロと一緒に元気よく入ってきた2人にこちらも笑顔に。
デビュー時からずっと成長してきた1曲、息もピッタリでしたし、
お客さんたちによるサビのタイトルコールも勿論バッチリ。
自分も一般ゾーンの中ではかなり前のほうを陣取れたので目も合いまくりでした。

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2.My dream girls
すかさず今度は2ndシングル“My dream girls”
気づいたら覇権アニメになっていた『魔法少女にあこがれて』の主題歌として、
Spotifyでは再生回数100万回超えの第一位。
ポップでメルヘンなイントロに合わせた、
「超 cute!」「Touching!」「超 cool!」「Charming!」のコールも映えてました。
MVでもお馴染みの、サビの振り付けもキュートで良かったですね。

ここで会場のお客さんに向けてのMCタイム。
大型ショッピングモールに設置された屋外のステージということもあり、
初めて来られたという方も大勢いらっしゃいました。
全国を股に掛けたリリイベの中でも、
こうして新しくNACHERRYを知る人が増えていくのは良いものですね。

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3.エクリプス
続いて披露されたのは1stシングル“エクリプス”
『4人はそれぞれウソをつく』のOPとして、遂にアニメタイアップがついた記念すべき楽曲。
ライブ盤にもなった1stツアーの1曲目を飾った楽曲でもあります。
サビの高音もバッチリ決めつつ、
ザクザクしたギターにも負けないようなパワフルな歌唱と煽りで魅せてくれました。
(ちなみに原曲のソロはマーティ・フリードマンなのでいつか共演を……)
これは完全に余談ですが、自分の近くのファンの方は
イントロのドラムの前の数秒間で“エクリプス”だと気づいていて圧倒されました。

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4.Winding Drive!
そして前曲の疾走感をそのままに、
最新シングル収録の“Winding Drive!”へ!
曲名どおりのドライブ感をしっかり押し出した仕上がりで、
普段の曲と比べて少し低めなキーで押していくのもクールで良かったです。
気持ち低めな歌メロになると田中ちえ美さんの声がまた映えてきますね。

5.LOOP
身体も温まってきた辺りではありますが、あっという間にラストナンバーに……
「まだやってない曲がありますよね?」というMCに続いて、
「この曲限定で撮影OKです!!」というお達しが!!
ということで満を持して最新シングル“LOOP”を披露!

アニメ『この世界は不完全すぎる』のEDとして、
作詞:岡田マリア、作曲・編曲:山森大輔
という盤石の体制で届けられた本曲、
異世界モノらしく、曲・衣装ともに民族的な雰囲気も織り交ぜた温かい一曲。
先ほどのパワー全開で攻めたてた2曲とは打って変わって、
優しさを前面に押し出した歌唱で、ライブを温かい雰囲気で締めくくってくれました。

撮影可!ということで動画を構えてみましたが、
前のほうのカメラとの兼ね合いと自分のスキルもあってなかなかうまく撮れず。

自分はなっちゃん側だったのですが近すぎて逆に難しく……
ただ常に弾けるような笑顔とパフォーマンス、近くでバッチリ見れたので満足!

ただ上手側のちぇみーのパフォーマンスはバッチリ撮れました!感謝!
2人一緒に映ったショットは心のファインダーにしっかり残しておきます。

1.フォーチュンテラー
2.My dream girls
3.エクリプス
4.Winding Drive!
5.LOOP

ご覧の通り歴代シングルA面祭りのセトリで楽しかったです!
今年の秋には学祭への出演も控えているそうですし、
映画が絶賛公開中の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会含め、
まだまだ新しい展開にも期待できそう!

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ライブ前に天王寺のCDショップを物色して回った結果がこちら。

・THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER HEART TICKER! 04 (2024)
・THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER HEART TICKER! 07 (2024)
・Ramones Mania 2 / RAMONES (1999)
・Imaginaerum / Nightwish (2011)

・THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER HEART TICKER! 04 (2024)
・THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER HEART TICKER! 07 (2024)

・Ramones Mania 2 / RAMONES (1999)
・Imaginaerum / Nightwish (2011)

デレマスの2枚はそれぞれ“D-ark L-ily’s Grin”“ワタシ御伽ばなシ”がメイン。
ワンステップスの2曲目“書きかけのラブレター”
そして小関麗奈の念願のソロ曲“青春のWanna!”も聴けるので嬉しい!

RANONES“Ramones Mania 2”は高校時代にレンタルして聴きまくった一枚ですし、
ようやく見つけたNightwish“Imaginaerum”は、
ボーカル交代後もライブのハイライトとなっている楽曲が満載の傑作。
デモバージョン4曲が収録されたボーナスCD付き2枚組でゲットできました。

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【ライブレポート】 Kasabian Happenings Japan Tour大阪公演 @Zepp Osaka Bayside(2024/10/10) https://tashinami-musiclog.com/2024/10/19/live-kasabian-happenings-japan-tour-zepp-osaka-bayside-2024-10-10/ https://tashinami-musiclog.com/2024/10/19/live-kasabian-happenings-japan-tour-zepp-osaka-bayside-2024-10-10/#respond Sat, 19 Oct 2024 08:12:34 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2401 目次 12年ぶりの単独ジャパンツアーで、現編成のパワーを体感!Kasabian大阪公演セットリスト(2024/10/10) 12年ぶりの単独ジャパンツアーで、現編成のパワーを体感! イギリス・レスター出身、クールなUKロ […]

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イギリス・レスター出身、クールなUKロックの前線を走り続けるKasabian
2022年のSONICMANIAならびにSUMMER SONIC大阪(マウンテンのトリで出演)では、
当時の最新作にして、サージ・ピッツォーノがボーカルをとる新体制のお披露目となった
“The Alchemist’s Euphoria”(2022)仕様のセトリで来日。
トム・ミーガン時代にサージの就いていたギター兼コーラスのポジションは、
THE MUSICのロヴ・ハーヴェイが務めたことでも話題を呼びました。
(あとはソニマニでサージが身に着けていた犬の顔だらけのセットアップ……)

参考までに前回来日時(サマソニ2022大阪)のセトリを貼っておきます。

1.Club Foot
2.Ill Ray (The King)
3.Underdog
4.CHEMICALS
5.eez-eh
6.You’re In Love With A Psycho
7.SCRIPTVRE
8.THE WALL
9.Pinch Roller
10.treat
11.Empire
12.Vlad The Impaler

~アンコール~
13.Bless This Acid House
14.L.S.F. (Lost Souls Forever)
15.Fire


ちなみに自分はこのサマソニ2022でドハマりして以降、
アルバムもなんとか全て集めたというタイプの超後追いのファン。

KASABIAN フライヤー
現編成はこのメンバー+ロヴ・ハーヴェイ。盤石の布陣です

そして今年の夏、現編成2作目となる最新作“Happenings”(2024)を引っ提げ、
なんと12年ぶりとなる単独ジャパンツアーを開催することに!

ということでド平日の仕事終わり猛ダッシュで、
会場のZepp Osaka Baysideに……

間 に 合 い ま せ ん で し た 。

なんか微妙に電車が遅れたりそもそも接続がややこしかったり……
別にこの会場のアクセスに関しては今に始まった話じゃないですが、
乗り換えもある端っこの駅なので慢心せずに午後休でも取っておくべきでしたね。
(1Fスタンディングの整理番号100番台前半だったのにこのザマ)
結局19:00開演のところ、2分遅れで会場へ。

1.Call
オープニングナンバーは最新作の先行シングル。
会場に着いたときにはちょうどこの曲のラスサビでした。
踊れるしちょっとドープな一曲で掴みはバッチリ、
この時点でもうフロアがかなり揺れていました。

2.Club Foot
ということでここから本格的に参戦!
鮮烈なデビューを飾ったアンセムがこの位置にあるのが素晴らしい……
イントロのシンセの時点でもうフロアが爆発してました。
そして目の前にサージ!スタンド席での鑑賞だったサマソニと比べて物凄く近い!
Zepp Osaka Bayside、横に長めなのでバンドが割と近くで見えるのが魅力。
そして立地を活かしてジャンプし放題なのも嬉しいところ。
熱のこもった演奏にこちらも全力で応えていきます。

3.Ill Ray (The King)
4.Underdog
“Club Foot
“~“Underdog”の流れは2022年の来日と変わらず。
既にサージ体制のライブにおける黄金パターンを確立していた印象。
サンバっぽいリズムも取り入れた“Ill Ray (The King)”
特にサビ前の部分にはフットボール・アンセムのような趣があってグッときます。

そしてサージがステージ奥の台に立って“Underdog”を弾き始めると地鳴りのような歓声が!
しかし台の上なのを差し引いてもサージが大きく見える!
これも以前と比べてフロントマンとしてのオーラが備わってきたからか!
と思いつつ後で調べてみたらサージの身長、197cmでした。納得のド迫力。

5.Shoot The Runner
ここからはサマソニで披露されなかった曲が続く嬉しいゾーン。
2ndからのこの曲は跳んだり跳ねたり「オーオー」のコールだったりと、
楽しく盛り上がれる要素が満載のライブアンセム。
サビの高音コーラスもロヴがしっかりカバー。さすがの歌唱力でした。

6.Re-Wired
個人的には想定外だったのですごく嬉しかったのが、
“Velociraptor!”(2011)からのこの曲!
今回の新譜の感触に近いところもあると感じていたのでナイスな選曲。
車で疾走しまくるクールなMVさながら、
じわじわと熱を帯びながら突き進む感覚に痺れます。
勿論”Hit me! Harder!”コールも完璧。
そして1~6曲目までがすべて異なるアルバムからの選曲であることにも驚かされます。
バラエティに富みつつも一貫性があるバンドは強いので。

7.You’re In Love With A Psycho
そしてすかさず“For Crying Out Loud”(2017)の人気曲へ。
カサビアンの自分的最高傑作はやっぱりこのアルバムかも。
一緒に歌えるキャッチ―なサビに、ちょっとぶっ飛んだ独特な歌詞も秀逸。

8.Coming Back To Me Good
前曲のグルーヴ感を引き継いだような、新譜からの先行シングルのひとつ。
イントロに入った瞬間、一気に会場がキラキラした虹色の照明に包まれました。
こちらの曲では、サージはグリーンのアコギを弾きながらの歌唱。
“Don’t give up, it’s not too late…”の印象的なフレーズが繰り返される多幸感は絶品。

9.Italian Horror
今回の大阪公演のハイライト。

というかそもそも新譜からのこの曲がライブでアンセムになっていること、
東京公演の映像で初めて知りました。先行シングルでもないので驚き。
しかし実際「オ!オッオオーオー!」のコーラスは覚えやすくて楽しい!

そしてサージが曲の終わりでもう一丁!とばかりにコーラスを煽って、
今度は「オ!オーオサーカ!オーオサーカ!」と歌い出す一幕も。
ついでに「オオサカっていうテニスプレイヤー(大坂なおみ)もいたよね?」
なんていうMCまであってほっこり。

10.stevie
5th“48:13″(2014)のジャケットを思わせる、
毒々しいショッキングピンクに染まったステージで披露されたこの曲、
東京2daysでは披露されなかったそうなので、大阪のみのラッキー選曲!
セルフプロデュースで現在にも通ずるエレクトロサウンドを自分のものにしたアルバムも、
いつの間にか10年前だというので驚きです。
原曲のストリングスの分の音圧をゴリゴリに歪んだベースが補っていて大迫力でした。

11.STARGAZR
こちらも東京では日替わり枠だったという一曲。
暗いステージの中、ドープなリフと同期音源で流れてくる「こんにちは(日本語)」の音声……
“The Alchemist’s Euphoria”(2022)からの選曲はこの日これだけでしたが、
アルバムの世界観をしっかり味わえました。
(東京では1日目のみ日替わりで“CHEMICALS”が登場)

そして強烈だったのは曲の後半、突然両手からレーザーを放ちはじめるサージ。
そこからおよそ二分弱、曲に合わせてレーザーをブンブン振りまわして踊る姿は、
完全に新しいおもちゃでウルヴァリンごっこをしているみたいで観ていて楽しかったです。
まさかこの曲でこんなエンタメ要素が出てくるとは思わなかったのでビビりました。

12.treat
続いては再び“48:13″(2014)からの長尺でディープな一曲。
原曲の電子音がチリチリいうようなサウンドではなく、
バンド主体のどっしりしたアレンジになっていて、かなりの重量感でしたね。
歌い出しになってようやく“treat”だと気づいたくらい。

13.Vlad The Impaler
そして“treat”後半の煽りから定番のこの曲へ。
サビは勿論2番の”People!”のところもしっかり合唱になっていたのは流石。
前曲に続いてこの曲の中でも細かくグルーヴを変えていて、
時にはヘドバン上等の縦ノリまで飛び出して楽しかったです。
この辺りはイアン(Dr.)とクリス(Ba.)の2人が最初から最後まで神がかってました。

14.Empire
大胆なテンポチェンジとアンセミックなサビで否応なくフロアをぶち上げる名曲。
個人的にはサージが歌う冒頭の”Too much information~”の部分の歯切れよさが好きだったり。
無益な戦争が続く世界情勢へのカウンターとしても、今なお鮮やかでした。
前回のサマソニとは違って、今回は念願のフロアで一緒に盛り上がれて良かったです。

15.Algorithms
新譜の締めくくりとなるこの曲は、唯一2023年の早い段階から公開されていたもの。
サージのあたたかな弾き語りが主体となって、
「ロボットにはこの愛は分かりっこない!」と歌うさまには心動かされました。
「シンギュラリティの到来」が近未来でもなんでもなくなってきて、
この歌詞の現実味がリリース時以上に普遍的なものになっているんだなと。
最後の「オーオー」の合唱も見事。

16.L.S.F. (Lost Souls Forever)
そして本編ラストは1stからの代表曲!
心地よく踊れるグルーヴが別世界に誘ってくれるような感覚を醸し出すトリップソング。
そしてラストの「ラーラーラ~!」のコーラスの最中、
サージが突如ステージを抜け出し、二階下手側のバルコニー部分から登場!

この会場だからこそできたスペシャルな演出には大盛り上がり!
最後は再びステージに戻ってきたサージと、全員での大合唱で本編終了となりました。

拍手だけだったアンコールもいつの間にか“L.S.F.”の「ラーラーラ~!」になったころ、
満足げな顔でバンドが再登場!ここからアンコールです。

17.Reason Is Treason
そして初っ端からこれは嬉しいサプライズ!
かっこいいけどやってくれないだろうな……と思っていたので衝撃でした。
Aメロの“K!I!L!L!”コールもしっかり決められたので大満足。
このクールな疾走感とコーラス、
1stの時点で持ち味として完成されていたのはやはり凄いなと。

18.Bless This Acid House
続けて今度は“For Crying Out Loud”(2017)終盤の一曲。
この曲の元気づけてくれるような多幸感はまさにクライマックスとしてピッタリ。
こうしてセトリに定着してくれていることがなにより嬉しいですね。

19.Fire
本日ラストの曲はもちろん“Fire”
サマソニ大阪2022では、降りしきる雨の中でのバンドの熱演に、
お客さんが渾身のジャンプで応えたこの曲。
今回もジャンプと大合唱でこの日のエネルギーを全部発散!
あとバックでロヴの歌う”I’m on fire—!”がやっぱり物凄くうまくて声も出てましたね。

そして“Fire”終了後、
もう一度“Italian Horror”の「オ!オーオサーカー!オーオサーカー!」を煽りだすサージ。
この日の大阪でしか体験できないような、これ以上ないエンディングでした。

1.Call
2.Club Foot
3.Ill Ray (The King)
4.Underdog
5.Shoot The Runner
6.Re-Wired
7.You’re In Love With A Psycho
8.Coming Back To Me Good
9.Italian Horror
10.stevie
11.STARGAZR
12.treat
13.Vlad The Impaler
14.Empire
15.Algorithms
16.L.S.F. (Lost Souls Forever)

~アンコール~
17.Reason Is Treason
18.Bless This Acid House
19.Fire

サマソニ2022のセトリと比べると、大まかな流れは踏襲しつつ、
最新作“Happenings”(2024)仕様にアップデートされた、
文句なしのベスト盤的セトリだったのではないでしょうか!
ここからさらにどう発展していくのか、これからの展開にも注目したいところ!

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【ライブレポート】Korpiklaani Japan Tour 2024大阪公演 @心斎橋SUNHALL(2024/09/28) https://tashinami-musiclog.com/2024/10/14/live-korpiklaani-japan-tour-2024-osaka-2024-09-28/ https://tashinami-musiclog.com/2024/10/14/live-korpiklaani-japan-tour-2024-osaka-2024-09-28/#respond Sun, 13 Oct 2024 18:03:36 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2378 目次 今やフォークメタルの第一人者、我らがコルピクラーニ来日!Allegiance ReignBloody Tyrant(暴君)KorpiklaaniKorpiklaani大阪公演セットリスト(2024/09/28)おま […]

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月曜のYES、火曜のメイデンときて、
個人的9月最終週の来日ラッシュの締めくくり!

Korpiklaani Japan Tour 2024大阪公演 フライヤー

Korpiklaani Japan Tour 2024
フィンランド発・今や「フォークメタルの第一人者」という肩書きまでついた、
みんな大好きコルピことKorpiklaaniのジャパンツアーが実現!

前回の来日からは若干間が空いているぶん、今回の来日公演は
最新作“Rankarumpu(コルピと温故知新の旅)”(2024)のみならず、
その前作“Jylhä(コルピの暗黒事件簿)”(2021)からの曲もメインという、
まさに日本のファンのことを考えてくれているセトリ。
前回の来日時は貧乏学生だったので、今回が念願の初コルピでした。
ヴァイオリニストには元TURISASのオッリ・ヴァンスカ、
ドラムにはサムリ・ミッコネンが加入したのが最新の布陣となります。

主催はコロナ禍から奇跡の復活、魅力的なバンドを招聘し続けるEvoken。
大阪公演では日本のAllegiance Reign
台湾のBloody Tyrant(暴君)も含めた3バンドが出演、
フォークメタルの魅力をたっぷり味わえる楽しいライブでした。

(ちなみに月曜のYES)

(こちらは火曜のメイデン)

まず先陣を切ったのは日本代表・「武士メタル」を掲げるAllegiance Reign
登場の演出と初っ端の“Ei Ei O ~勝鬨~”の時点でもう観客の心をガッツリ掴んでましたね。
歌唱力・演奏力・盛り上げの全てにおいてハイクオリティのバンドでした。
「エイエイオー!」「わっしょい!」といった、
我々日本人には馴染み深くて、且つすぐに一緒に歌えるコールがあるのは強い!
そしてその中でも印象に残ったのは、
コルピとのライブを見据えて作ってきたという新曲、
その名も“Sake Battle 〜酒戦〜”!(表記はバンドのツイート準拠)
「オーオオーオ酒バトルーー!」のコーレスはインパクト抜群でしたし、
コルピへのリスペクトも大いに感じられる曲でした。
頭から離れないので音源化待ってます……!
そして〆の写真撮影も「エイエイオー!」の勝鬨で!
このフォークメタル祭りに相応しい、素晴らしい一発目でした。

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続いては台湾の暴君
英語表記の“Bloody Tyrant”も良いですが、
やはりこの漢字二文字の潔いバンド名、シンプルにかっこいいですよね。
サムネにもなっているPipa(中国の琵琶)奏者の存在は勿論のこと、
グロウルとクリーンボイスを使い分ける女性ボーカルや、
要所要所に挟まれるツインギター・そしてベースによる熱いバトル、
そしてブラックメタルからフォークメタルに接近していった出自を物語る、
ドラマーの激烈ブラストビート……と、とにかく熱い要素マシマシのステージ。
完全に初見の状態で挑んだのですがとにかく圧倒されましたね。
これからはしっかり音源聴いて追っていかねば!と思わされました。
中でも3曲目、強烈にブルータルなかっこよさで印象的でしたね。
ひとくちにフォークメタルといっても、その中での裾野の広さも感じられました。

MCは英語だったのですが、
“Repeat after me! M-E-R-C-H! MERCH!”
という、超積極的な物販の宣伝が面白かったです。
ちなみに、彼らの売っているグッズの中には
「スマホをかざすとSpotifyで曲が流れる」という小物が存在。
その衝撃のハイテクぶりを楽屋で目の当たりにしたAllegiance Reign曰く、
「タイムスリップしてきた武士の気分」だったとのこと。
こういうグッズも色んなバンドで増えてくると面白そうですね。

余談の余談ですが、ラストの写真撮影の掛け声、
武士メタルに引っ張られてか、自然発生的に
「エイエイオー!」になっていったのには笑いました。

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日本・台湾を代表する武士メタルの競演に続き、
ついに満を持して我らがKorpiklaaniの登場!
コルピの登場前にはJonne(Vo.)のソロアルバムの曲が流れていて、
フィンランドの森の中に誘われるような雰囲気が出ていました。

バーでドリンクチケットを引き換えたのち、
まず序盤は後方から観るつもりだったのですが、
バンドが登場して新譜のオープニングナンバー“Kotomaa”が始まった瞬間、
フロアに巨大なブラックホールとしか言いようのない人の流れが発生!
久し振りに体験する大きなモッシュにしっかり巻き込まれ、
気づけば前から4列目の中央付近まで到着。面白すぎる。
とはいえ変な圧縮が起こったというわけでもなく、
みんなでわちゃわちゃ盛り上げれるいい塩梅でございました。

ヨンネの「アリガトー!」に続き、2曲目でいきなり“Wooden Pints”
イントロの時点で悲鳴に近い大歓声があがっていました。
『酒場で格闘ドンジャラホイ』なる珍妙な邦題と、
当時のフィドル奏者ヒッタヴァイネンが森の小屋から出てくるMVでも人気の名曲。
自分は中学時代にこの曲と出会い、最初はネタとして消費しかけていたわけですが、
このジャンルは自分が求めていたものなのでは?
という天啓じみた気付きを得てからコルピの大ファンに。そんな罪深い一曲でもあります。
みんなでこの盛り上がりを共有できたのは無上の喜び。

「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」のコールでお馴染み“A Man With A Plan”は、
“Noita(コルピと魔術師達の宝玉)”(2015)の1曲目“Viinamäen Mies”の英語版。
どうして頑なにライブでは英語版を?と思っていたのですが、
実際YouTubeやらSpotifyやらのデータを見ると、この曲の再生数はかなりのもの。
英語圏ではすっかりこっちのバージョンが代表曲の一つとして定着しているようです。

続けて『痛快!飲んだくれオヤジ』こと“Happy Little Boozer”
そして初期の秀作“Journey Man”、さらには“Ievan Polkka”と、
とにかく序盤からアップテンポな曲ばかり取り揃えた強烈なセットリスト!
Boney M.のカバー曲でなぜかビーチで演奏するMVが話題の“Gotta Go Home”
そして新譜からのノリノリでキャッチ―な“Aita”まで、
ほぼノンストップで駆け抜けていきました。

その間も中央前方では熱いモッシュが繰り広げられていたわけですが、
海外のメタルファンとも一緒に合唱しながらワイワイ踊れたのは個人的には最高。
コルピの楽曲のもたらしてくれる多幸感を実感できたひとときでした。
個人的にコルピで一番好きな曲は2nd収録の疾走曲“Journey Man”なのですが、
この曲で「ウオーーー!」と盛り上がっている方が自分以外に結構いたのも嬉しかったです。

中盤はようやく落ち着いた曲が続くゾーンになったので、
ここで一旦前線を離れてドリンクを追加注文。
ゆったりとしたグルーヴに身を任せていると、
ステージ上に何やら見慣れたジェダイの戦士のようないでたちのお方が!

「トゥオマス・ロウナカリ!!」
ヨンネによる紹介に驚きながらも沸き立つ会場!
なんとあの前任フィドル奏者、トゥオマス・ロウナカリ大阪限定で登場したんです!
東京でも行われなかった演出、まさかの邂逅に感無量です……。
(例によって)感無量すぎて後方からのブレブレ写真しか残りませんでした。
バンドと一緒に、そしてヨンネの伝統唱法に合わせての演奏と、
出演時間はおよそ10分ほどでしたが、貴重なライブ体験になりました。

トゥオマスを万感の思いで見送ったのち、
ライブは前作“Jylhä”(2021)中心のフェーズへ。
あまりしっかり腰を据えて聴くことができていなかった一枚なのですが、
ライブで曲を聴くとその深さとバリエーションの豊かさには唸るばかりでしたね。
レゲエのリズムを大胆に導入した“Leväluhta”や、
本編ラストの“Sanaton Maa”のメロディの美しさにはグッときました。
ということで本編後半もしっかりがっつり楽しめた次第。

メンバーがぞろぞろとステージを下りていき、いよいよアンコールへ。
最初は「コルピクラーニ!コルピクラーニ!」だったアンコールも、
加速するにつれ「ウォッカ!ビアビア!」コールに変わっていって楽しかったです。

アンコールは大盤振る舞いで計5曲!
1曲目は“Viima”、2曲目は”Metsämies”と、伝統を意識した正統派な選曲。
“Viima”の入っている“Tervaskanto(コルピと古の黒き賢者)”(2007)は、
ライブ2週間前に買ったばかりだったので個人的に嬉しいセレクトでした。
そしてサムリによる熱いドラムソロも披露されました。
恐ろしく巧いしなおかつ盛り上げ上手で、バンドとの相性も抜群でしたね。

アンコール3曲目には、遂に新曲“Saunaan”が登場し大盛り上がり!
新曲なのに昔からある曲のようで圧巻でした。新しい定番になりそう。
そしてラスト2曲は満を持しての“Beer Beer”“Vodka”の黄金コンボ!
ヨンネも“Beer Beer”では観客へのビール吹きかけ芸に飽き足らず、
自分の帽子にビールをドバドバかけてしまうやりたい放題ぶりで笑いました。
ラストの“Vodka”はもうみんな夢中で叫んで歌って踊っての大団円。
これぞフォークメタル!という神髄に触れた気分でした。

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1.Kotomaa
2.Wooden Pints
3.A Man With A Plan
4.Happy Little Boozer
5.Journey Man
6.Ievan Polkka
7.Gotta Go Home
8.Aita
9.Kalmisto

(この辺りでTuomas登場)
10.Tuli Kokko
11.Pixies Dance / Juokse Sinä Humma

12.Pidot
13.Leväluhta
14.Oraakkelit
15.Rankarumpu
16.Pilli On Pajusta Tehty
17.Sanaton Maa

~アンコール~
18.Viima
19.Metsämies
20.Saunaan
21.Beer Beer
22.Vodka

“Noita”(2015)”からの、大好きな“Pilli On Pajusta Tehty”も聴けて大満足。
ライブの後のほうが元気になってくるような、素敵な夜でした。またすぐにでも次回を……!
そしてアコーディオン奏者のサミさん、ご結婚おめでとうございます!末永くお幸せに!

前々作にあたる10th“Kulkija(北欧コルピひとり旅)”(2018)は、
旅愁を誘うような落ち着いた曲の多い、
いわばコルピにしては少し変化球的なアルバムだったわけですが、
11th“Jylhä”(2021)はそれよりもう少しメタル成分を高めつつ、
バラエティ豊かな曲調で独自の味わいを持たせている作品といった印象。
ヴァースでレゲエのリズムを採り入れた“Leväluhta”はその最たるところでしょう。

しかしこれがコルピのライブにおいてはいい味を出してくれるんですね。
生で聴いてみて、改めてこのアルバムのことが好きになってきた次第。

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そして新譜“Rankarumpu”(2024)については、
邦題に「温故知新の旅」とあるように、メタル要素が完全復活!
冒頭の“Kotomaa”や先行公開された“Saunaan”のほか、
激しいタイトル曲や後半の哀メロを前面に押し出した曲も魅力たっぷりな一枚でした。

不変のように見えても、実は細かく音楽性をアップデートさせていくことで、
新しい魅力を生み出しているコルピ。これからもついていきます。

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【ライブレポート】IRON MAIDEN The Future Past World Tour大阪公演 @大阪城ホール(2024/09/24) https://tashinami-musiclog.com/2024/10/05/live-iron-maiden-the-future-past-world-tour-osaka-2024-09-24/ https://tashinami-musiclog.com/2024/10/05/live-iron-maiden-the-future-past-world-tour-osaka-2024-09-24/#respond Sat, 05 Oct 2024 08:42:32 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2359 目次 8年ぶりの来日、そして何と18年ぶりの大阪公演が終了!IRON MAIDEN大阪公演セットリスト(2024/09/24) 8年ぶりの来日、そして何と18年ぶりの大阪公演が終了! IRON MAIDENのジャパンツア […]

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IRON MAIDEN日本公演ポスター

IRON MAIDENのジャパンツアーが無事終了!
大熱狂の中で全日程駆け抜けてくれたメイデンの皆さん本当にありがとうございました!!!
そして自身の率いるBritish Lionのライブと並行で回り続けた、
スティーヴ・ハリス(Ba.)の驚異的な体力も見せつけられた強烈なツアーでしたね……。
(と言いつつ自分はYESと丸被りで観られずだったので本当に申し訳ないんですけども)
それはさておき、日本で繰り広げられた大熱狂のライブの目撃者になれたのはやはり嬉しいもの!

本来は“LEGACY OF THE BEAST TOUR in JAPAN”と銘打って、
2020年5月には来日予定だったメイデンですが、
新型コロナウイルスの広がりにより無念の公演中止。

当時大学生の自分、ようやく初めてメイデンを観られる!と、
チケットを取って意気込んでいた身だったのでこのコロナ禍は本当にショックでした。

今回の“The Future Past World Tour”日本公演は、いわばそのリベンジ。
というわけで、やはりこちらの気合いの入りようも一段と違ってきます。
しかも名盤“Somewhere In Time”(1986)と最新作“Senjutsu”(2021)という
日本モチーフのアルバム2作を大々的にフィーチャーしたツアーというわけで、
我々日本のファンにとっては熱い要素だらけのツアーでした。

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今回のツアー日程発表とチケットの発売開始は1年以上前だったので、
無事に開催されるだろうか……と思っていましたが杞憂でしたね。
自分はメイデンのチケットを持っているんだ!と思いながら過ごした一年間の総決算!
大阪城ホールの外も大きいお祭りの前の高揚感に包まれていました。

会場の外ではメタルDJイベントで知り合った方やフォロワーさんにもお会いできましたし、
マレーシアのメイデンファンのご夫婦と写真を撮らせてもらったり、
(オリジナルのフラッグまで用意されている猛者でした)

他にも別の海外のファンの方からは、
今回の日本公演限定の「鉄板焼きエディ」Tシャツについて、
オーストラリア公演限定Tシャツに描かれていたカニが捌かれているところなんだ!
と熱弁していただいたりと、楽しい時間でした。
(ものすごく流暢な日本語で「オーストラリアでイキってたカニが鉄板焼きにされてるんですよー!」と解説していただけました)

IRON MAIDENTシャツ
ツアーTシャツ、
"Stranger In A Strange Land"Tシャツ

と言いつつ信心の足りない自分は鉄板焼きではなくスタンダードなツアーTシャツ。
アレキサンダーのTシャツもかなりかっこよくて悩みました。
そして妻は”Stranger In A Strange Land“モチーフのTシャツを購入。
黒Tシャツ以外のバリエーションがあると嬉しいですよね。
チケット買ったときには同棲すらしてなかったんだよな……としみじみ。
Tシャツ1枚8000円の時代が来たことに一番ビビりましたけども。

会場前がだいぶ渋滞気味だったので、ライブ自体はやや遅れてのスタート。
場内BGMはJudas PriestやDef Leppard、
Black SabbathにGhost、あとShinedown。
開演前から怒涛のHR/HM祭りで盛り上げてくれました。
そして恒例、UFO“Doctor, Doctor”が流れると早速の合唱に。
当方アリーナ席でしたが、この時点で前方スタンディングのうねりが伝わってきました。

照明が落ちると『ブレードランナー』のエンドタイトル(ヴァンゲリス作曲)が流れ、
期待感を高めてきたところであのイントロが!

Caught Somewhere In Time
まずは“Somewhere In Time”(1986)のオープニングナンバーでスタート!
疾走するメインリフが飛び込んでくると同時に、
「あのメイデンが目の前に!」という感動も襲ってきました。
ブルース・ディッキンソン(Vo.)はマイクスタンドを派手にぶん回しながらハイトーンを炸裂させ、
間奏でもずっと走り回っていました。
しかもこのパワー、ライブの最後の最後までこのままだったのが恐ろしい……
マイクスタンドでのひとつひとつのアクションもかっこよかったですし、
Aメロの「ハッハッハー!」という笑い声もあまりにも音源そのままで感動。
大好きな曲が自分にとって初の「生で聴いたメイデン」になった嬉しさもあり、
6分超の曲ではありますがあっという間に過ぎていきました。

Stranger In A Strange Land

すかさずスティーヴの特徴的なベースラインが響き渡り、
同じく“Somewhere In Time”(1986)からの中々貴重な一曲が登場。
この曲のキモは何と言ってもエイドリアン・スミスのギター!
しっかりとした尺の中で繰り広げられる、押し引きを心得た抒情的なソロ。
完璧でした。これが生で聴けたという幸福感たるや。
アートワークに登場した帽子にジャケット姿のエディもチラッと出演。

The Writing On the Wall

ここでMC。「君たちは大きな地震や津波を乗り越えて今ここにいる」
という日本のファンに向けたメッセージから、
自然な流れで聖書モチーフのこの曲に移るのは秀逸でしたね。
こちらは“Senjutsu”(2021)からの1stシングル。
土の香りがするギターが印象的な、貫禄ある一曲。
バックにはMVの映像もしっかり流れていました。

Days Of Future Past

こちらも最新作からの、ツアータイトルの元ネタにもなったキャッチーな一曲。
この曲に差し掛かった瞬間に、近くの若いカップルが飛び跳ねて盛り上がっていたのが凄く良かったです。新作の曲でも古い曲と同じように熱狂できるファンがいるバンドもまた幸せですよね。

The Time Machine
ここでブルースが唐突にクイズを出題。
「みんなは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンを知ってるか?」
「あれを動かすには何ジゴワット必要だ?」
答えは「1.21ジゴワット!」なんですが周りの反応は薄め。前方はどうだったんですかね?
ちゃんと背景の絵にも描いてあるよ!と教えてくれるブルースでした。
新譜のDisc 1のラストにあたる、少々展開の多い一曲ですが、
こういうブルースの歌が牽引していく曲はやはりライブで映えますね。
じわじわと盛り上げながら次から次へ展開していくリフの波状攻撃の中で、
ブルースの歌が一本の芯を通していく様は、
まさにタイムトラベルのスリルにも似ています。

The Prisoner

ここでようやく初期の曲が登場!ということで冒頭の台詞からワッと盛り上がる城ホール。
ブルースのちょっとフェイントを織り交ぜた煽りも楽しい、充実の演奏でした。
この曲をチョイスしてくるところもなかなか渋いポイントを突いてますが、
そもそも今回のツアーでは“The Number Of The Beast”(1982)からの曲はこれだけ。
“The Number Of The Beast”“Run To The Hills”も、
“Hallowed Be Thy Name”も無いセトリなのでかなり攻めているはずなのに、
それでもしっかり盛り上げていくのは流石メイデンのコンテンツ力ですよ。
恐らくその分を次の初期曲ツアーに取っておいてくれている気もします。

Death Of The Celts
再び“Senjutsu”からの壮大な叙事詩。
曲前のMCではアイリッシュパブをされている方?がブルースに指名され、
「ケルトの人々、アイリッシュの人々を排除しようとした勢力がいた、
でもそれは失敗に終わった。彼らは生き延びてこうしてここにいる!(意訳)」
という熱いMCをいただいていました。パブ自体のこともベタ褒めしてましたね。
そしてブルースの力のこもった歌唱とスケールの大きな演奏、素晴らしかったです。
この曲では他と違って独特なピリッとした空気になっていたのもまた沁みました。
この手の民族的な要素がある曲になるとヤニックのソロが映えるところもいいですね。

Can I Play With Madness
冒頭のコーラスから大歓声!この曲は問答無用で盛り上がりますね。
コンパクトな曲ではありますが、キャッチーなコーラスと爽やかな曲調、
そしてスティーヴ節のちょっと捻りのある間奏を経てサビに帰ってくるカタルシスは絶妙。
実はこうしてセトリ入りするのは2014年以来。(これは“The Prisoner”も同様)

Heaven Can Wait
こちらは“Somewhere In Time”からの人気曲。
サビの”Heaven Can Wait—!”のコール&レスポンスや、
中盤のまるでサッカーのサポーターのような「オーオーオー!」のパートなど、
一緒に盛り上がれるパートが多くて楽しかったです。

さらに間奏部分では“Somewhere In Time”仕様のエディが登場、
ブルースと巨大な銃を撃ち合う演出も!
弾がエディに当たった瞬間にしっかり火花が散るのも大迫力でした。

Somewhere In Time(背景)

それはそれとして、この“Somewhere In Time”仕様の背景にある
「地獄」「たこ焼き」「パン屋」という取り合わせがずっと気になってしょうがなかったですね。
たこ焼きとパン屋、確かにどっちも粉モンと言えなくもないですが……
大阪限定の演出かとも思いましたが勿論(?)世界共通です。

Alexander The Great
名盤“Somewhere In Time”を締めくくる、
アレキサンダー大王の生涯を歌った傑作が遂にセトリ入り!
本ツアーのセトリ発表時にはきっと(自分含め)世界中のファンが驚いたことと思います。
何しろ今回のツアーがライブ初披露!
こういった意欲的なチャレンジが観られるのがメイデンの好きなところ。
アレキサンダー大王の堂々たる進軍を勇壮な曲と歌唱で綴っていく様子は圧倒的でした。
スティーヴお得意のパターンではありますが、実際この手の曲にハズレ無しですし。
ブルースの歌唱は特にこの曲で冴えわたっていましたし、
間奏でステージ上方へと駆けていって銅鑼を「グワーン!!」と鳴らす演出も良かったです。
銅鑼のセッティング位置がニコのドラムセットの真後ろだったので耳が心配になりましたが。

Fear Of The Dark
ライブもいよいよ佳境、お待ちかねの“Fear Of The Dark”
ブルースの装いも曲の主人公になり切っていましたし、
序盤の静かなパートでは情感豊かに、加速してからはステージを走り回りながらフルパワーで、
歌い方も自在に変化させながらステージを掌握していました。
やっぱりこの曲が一番好きだ……
そしてデイヴ・マーレイのソロが本当に「あの音」そのままだったのにも感動。
艶のある音で流麗なソロを聴かせてくれるデイヴ、ライブ通して聴き惚れてしまいました。
ブルース復帰ツアーの熱狂を収めた傑作“Rock In Rio”(2002)リスペクトで、
リフからギターソロまで歌えるとこは全部歌いました。最高に楽しかったです。
アリーナの席ありゾーンでもサビで飛び跳ねている方が結構いましたね。

Iron Maiden

“Scream for me Osaka! Scream for me Japan!!!”
というお馴染みのMCから始まったのは本編最後の“Iron Maiden”
メンバーもみな終始ノリノリで、最後の盛り上がりに向けて
一丸となって加速していくのにはグッときます。
そしてこのツアーで登場したのは“Senjutsu”仕様の侍エディ!

大興奮につき(この写真に限った話ではないですが)ブレまくってます。
そしてギターとハイキックを武器にエディと対決するのがお馴染みのヤニックも、
最初から最後まで暴れまくっていてかっこよかったです。
(ずっと変わらずメイデンTシャツなところも好き)
終盤には巨大なエディの顔面がステージ上方に出てきたのにも大盛り上がりでした。
ここでメンバーはいったん退場。ニコは嬉しそうにファンサしてくれてましたね。

Hell On Earth

ここからアンコール、まずは大作“Senjutsu”のクロージングナンバー。
今回のセットリストの中でも密かに一番楽しみにしていた一曲。
2分以上にわたってたっぷりととられた静かなイントロの時点で、
思わず背筋が伸びるような風格がありました。
そこから流れていくように展開されるメロディの一つひとつが素晴らしく、
そのパワーは原曲以上にライブだと特にひしひしと感じられましたね。
そして邦題にもある「この世の地獄」を表現するかのように、
ここぞとばかりにパイロがドカドカ焚かれる演出にも痺れました。
“Senjutsu”2枚目のスティーヴ・ハリス作の長尺曲ラッシュの中にあって、
今までのメイデンの集大成感もあって大好きな曲だったのですが、
今回のライブでより好きになりました。ありがとう……。

The Trooper
バックの映像にシングルのジャケットが出た瞬間から、
「待ってました!」と言わんばかりの盛り上がり。
アンコールにもかかわらず、
歌い出しからサビまでこの日一番くらいの声量だったブルースは圧巻。
少し前まで舌がんだったことも完全に忘れるくらい、
また何回目かの全盛期なんだろうなと感じるような、魂の歌唱でした。
そして脳梗塞の後遺症でこの曲はもう原曲通りに叩けないんだ……と吐露していたニコも、
確かに多少省いたフィルはあったとしても曲をグイグイ引っ張っていく素晴らしいプレイでした。
メイデンのメンバーの驚異的な回復力に脱帽、そしてニコが72歳ということにも驚愕。

Wasted Years

そしてアンコールのラストは勿論この曲。
リフが始まった時点で「遂にこのライブも終わるのか……」という寂しい気持ちに。
背景には歴代エディが次々に映し出されていくのにも感動しました。
本当にメイデンのライブに立ち会えてよかった!という多幸感もある、
素晴らしいエンディングでした、ありがとうメイデン!!

今度は8年と言わずすぐにでも、
なんならもう発表になった50周年記念の初期曲ツアーでまた観たいものですね。
UP THE IRONS!!!

1.Caught Somewhere In Time
2.Stranger In A Strange Land
3.The Writing On the Wall
4.Days Of Future Past
5.The Time Machine
6.The Prisoner
7.Death Of The Celts
8.Can I Play With Madness
9.Heaven Can Wait
10.Alexander The Great
11.Fear Of The Dark
12.Iron Maiden

~アンコール~
13.Hell On Earth
14.The Trooper
15.Wasted Years

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【ライブレポート】YES The CLASSIC TALES OF YES Tour名古屋公演 @岡谷鋼機名古屋公会堂(2024/09/23) https://tashinami-musiclog.com/2024/09/29/live-yes-the-classic-tales-of-yes-tour-2024-09-23/ https://tashinami-musiclog.com/2024/09/29/live-yes-the-classic-tales-of-yes-tour-2024-09-23/#respond Sun, 29 Sep 2024 11:58:08 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2335 目次 YESのデビュー55周年記念公演!歴史と共に前に進むバンドの強さYES名古屋公演セットリスト(2024/09/23)おまけ YESのデビュー55周年記念公演!歴史と共に前に進むバンドの強さ 2年ぶり12回目のYES […]

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2年ぶり12回目のYES来日!なお当方初参戦。
東京(3日間)、仙台、名古屋、大阪を回る計6公演という日程で、
YESの記念すべき55周年記念ツアーが実現。
昨年には最新作となる23rd“Mirror To The Sky”(2023)を出したばかりということで、
ツアーのアートワークは基本的にその“Mirror To The Sky”のものが中心。

ちなみにメンバーは以下の通り。
スティーヴ・ハウ(G)
ジェフ・ダウンズ(Key)
ジョン・デイヴィソン(Vo)
ビリー・シャーウッド(Ba)
ジェイ・シェレン(Dr, Per)

今回のセットリストの目玉のひとつが、1973年発表の
“Tales From Topographic Oceans”(海洋地形学の物語)
の50周年を記念した全曲メドレー。
片面1曲ずつの2枚組、計80分というYES史上でも一番の壮大なアルバムを
ギュッと凝縮した新解釈が楽しめるとのこと。
完全再現ツアーでも端折られてしまった2曲目、
“The Remembering (High The Memory)”を一部だけでも楽しめるのは魅力かも。

社会人になった今、万難を排してYESを観なくてどうする!ということで、
祝日開催なのを利用して大阪から日帰りで名古屋へ行くことに。
(地元大阪での公演は25日なのですが、有休は24日のメイデン大阪に使ったので……)
会場の岡谷鋼機名古屋公会堂(旧名古屋市公会堂)は鶴舞公園のすぐ隣。
鶴舞までは名古屋駅からも一本ですぐに来られたので便利な場所でした。

YES ツアーパンフ、ロゴTシャツ

勢いでサクっとツアーパンフ(5500円)とTシャツ(6000円)を購入。
「メイデンのTシャツ8000円」という衝撃の光景を見たので何にも動じなくなりました。
このツアーパンフは全72ページという大ボリューム、
読み物としても優雅にしっかり楽しめそうなので満足です。

YES(開演前)

開演まで微妙に暇になったのでその足で大須まで歩いてみたり
(ついでに中古ショップでDream TheaterのCDを買ってみたり)しつつ席に着こうとすると、
何と機材席の組み換えの都合でチケット記載の席番より前で観られることに!僥倖でした。

今回の開演時間は休日ということもあってか17:00。
照明が落ち、”Young Persons Guide To The Orchestra”をオープニングに、
メンバーが入ってきてすかさず“Machine Messiah”がスタート。
ダウンズがYESに一時加入した“Drama”(1980)のオープニングナンバー。
原曲のトレヴァー・ホーンのボーカルも大好きなクチですが、
ジョン・デイヴィソンの声の艶にはまた違った味があって良かったですね。
特にスローなパートの歌い終わりの余情には彼にしか出せない魅力がありました。

と言いつつ「本物のYESだ!!!!」という感動で頭が一杯だったわけですが。
エイジアからプログレに入門したのもあってダウンズとハウ師匠に釘付けでした。

2曲目は“I’ve Seen All Good People”
もうここで聴けるんだ!と嬉しくなりましたね。
中間の”Give peace a chance~!”終わりのパートで、
ピースサインを掲げるデイヴィソンが観られて満足。どこまでも広がる高音に痺れました。

そして意外にも日本初披露!な“Going For The One”
今年のワードレコーズの福袋に入っていた2017年の再現ライブの映像に衝撃を受け、
この曲のデイヴィソンのボーカルがとにかく大好物に。
全編にわたってボーカル殺しともいえる超絶難易度の曲なわけですが、
歌い出しの鋭いハイトーンもバッチリ決めつつ、
サビのタイトルコールでも歌い終わりに余裕を残す圧巻のパフォーマンス。
これは特に今回聴きたい!と思っていた曲なので感無量でした。
余談ですが、ハウ師匠が間奏終わりくらいでペダルスティールと一緒にスーッとマイクスタンドの方にスライドしていったのが、遠目から見ると上半身しか動いていないように見えてじわじわきました。

続いてはハウのMCに続いてサイモン&ガーファンクルのカバー“America”を演奏。
目玉の一つとなる貴重な選曲ですが、フル尺ではなく間奏部分のみの披露。

“America”では袖に引っ込んでいたデイヴィソンは終わりごろに中央からゆっくりと現れ、
そこから2ndのタイトルトラック”Time And A Word“へ。この選曲も嬉しかった!
原曲と違ってキーはCになっていて、それが原曲にはない温かみをプラスしてくれていました。
愛聴していたライブ盤“Yesshows”(1980)と同じアレンジだったので喜びもひとしお。
曲自体が割と新譜の雰囲気に近いこともあって、
みんな完全に自分のものにしている感がありました。

“Turn Of The Century”は、デイヴィソンの「自分のお気に入りの曲」というMCからスタート。
ハウのアコースティックギターとの絡みも美しく、ドラマチックなひとときでした。

第一部のラストは、ハウによる「ロックンロールな曲」という紹介からの
大名曲“Siberian Khatru”
ついに生でこの曲が聴けた!!という喜びが大きかったですね。
海外では披露されていないケースもあったので、日本でこうして演ってくれたことに感謝。
アップテンポな曲にハウのリフが追い付かないことがあって多少ヒヤッとはしましたが、
ジェイ・シェレンとビリー・シャーウッドのリズム隊が中心となって
うまいことテンポを調整しながら進めていたのはなかなか見事でした。
「ダ!ダ!ドゥダードゥダ!」のキメは完璧でしたし、
個人的にこの曲で一番の魅力だと思っている、
アウトロと一緒に空に溶けていくようなハウのソロはたっぷり披露。
極上のひとときでした。

20分ほどの休憩ののち、激しい風のSEから第二部へ突入。
まずは“Fragile”(1971)から“South Side Of The Sky”。危なげない演奏でした。
死生観の表れた歌詞と激しい寒さを感じさせる曲調が印象的で、これも好きな曲。

続いては新譜から唯一の選曲“Cut From The Stars”
現行メンバーで作った曲ということもあって演奏もこなれていて、
特にシャーウッドのベースのドライブ感が非常に良かったです。
出来がよかっただけにもっと新譜からの曲も聴きたかった……

そして今回のツアーの目玉、
「忙しい人のための海洋地形学」こと海洋地形学メドレー。
80分のアルバムを20分に凝縮するということでどうなるのかと思いましたが、
全ての曲の聴きどころの部分をいいとこ取りした構成になっていて良かったですね。
最初の“The Revealing Science Of God”冒頭のお経のような歌唱、
“The Ancient”のハウによる長いギターソロ、そしてボーカルとの絡み、
その後の“Ritual”の入りでハッと引き戻され、コーラスのリフレインによる大団円!
という”海洋地形学”の旨味が味わえてしっかり満足感がありました。
個人的MVPはラストの“Ritual”で片手に2個持ちしたマラカスを、
お客さんにフェアリーダストを振りかけるようにファサ~……と鳴らすデイヴィソン。

あっという間に第二部も終わりアンコール。2分もしないうちに全員帰ってきました。
そして早速“Roundabout”が!ここで一気に観客も総立ちに!
演るとは分かっていても本物のスティーヴ・ハウの演奏でRoundaboutを聴けるのは
やはり問答無用で感動するというもの。
こうしてYESを観に来て本当に良かったな……と心から思いました。

そして幸せな時間の締めくくりは“Starship Trooper”
三部構成の美しい一曲ですが、曲が進むごとに多幸感と共に寂しくなったりも。
テンポが速くなる中間部分でダウンズが表拍で煽ってたのはちょっと驚きでしたが、
ドラムがない部分ではジェイの煽り方もキュートな手遊びみたいになっていましたし、
最後の曲ということでメンバーもみんな楽しそうにしていたのが印象的でした。

二部構成+アンコールのライブは19時過ぎに終演。
鬼籍に入ったメンバーも複数いる中、YESの音楽を生き生きと継承し続ける姿勢。
今を生きる現役のバンドとして活動を続けるYESの素晴らしさを体感できたライブでした。

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~第一部~
1.Machine Messiah
2.I’ve Seen All Good People
3.Going For The One
4.America -Southern Solo-
5.Time And A Word
6.Turn Of The Century
7.Siberian Khatru

~第二部~
8.South Side Of The Sky
9.Cut From The Stars
10.Tales From Topographic Oceans Medley

~アンコール~
11.Roundabout
12.Starship Trooper

海外のセトリと比べると、
“It Will Be A Good Day (The River)”
“Don’t Kill The Whale”が漏れたのは残念でしたが、
その代わりに“Siberian Khatru”が入ったので初見勢としては嬉しかったです。
“The Ladder”(1999)も大好きなので次があれば何かしら聴いてみたいですね。

今週はYES(23日)、IRON MAIDEN(24日)、Korpiklaani(28日)の来日ラッシュ。
まともに新幹線で行き来していたら破産する!ということで名古屋へはバス移動。
12時発の夜行バスで帰ることにしていたのでライブ後には莫大な空き時間が発生。
無理やり一駅分歩いてブックオフに突撃して更にもう一枚CD買ってきました。
一人旅はこういうめちゃくちゃな旅程が組めるので気楽で良いもんですね。

Black Clouds & Silver Linings / Dream Theater
Metal 1 / Various Artists

・Black Clouds & Silver Linings / Dream Theater(2009)
・Metal 1 / Various Artists(1994)

(本当はデレマスコラボのときに行きたかった)味噌カツも美味しかったですし、
弾丸旅行の割に目いっぱい楽しめました。ありがとう名古屋。ありがとうYES。

ライブレポート(IRON MAIDEN)

ライブレポート(Korpiklaani)

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【ライブレポート】スターダスト☆レビュー『関西えこひいき☆ありがとうライブ』Day1 (2024/09/07) https://tashinami-musiclog.com/2024/09/08/live-stardust-revue-kansai-ekohiiki-day1-2024-09-07/ https://tashinami-musiclog.com/2024/09/08/live-stardust-revue-kansai-ekohiiki-day1-2024-09-07/#respond Sun, 08 Sep 2024 10:02:29 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2234 目次 日頃の応援への感謝を込めた、特別な「えこひいき」ライブ!『関西えこひいき☆ありがとうライブ』Day1 セットリストおまけ:大規模オフ会でまさかの「えこひいき」 日頃の応援への感謝を込めた、特別な「えこひいき」ライブ […]

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サマソニ2Daysの感想を何とか書き上げた直後ではありますが、
大阪城野外音楽堂で行われたスターダスト☆レビューのライブを観てきたのでその感想をば。

今回の公演、正式名称は
関西スタ☆レビコンサート事務局結成20周年記念
『関西えこひいき☆ありがとうライブ』というもの。
毎度のごとくツアーで多くの会場を精力的に回るスタレビのために、
関西地区ではなんと4社ものイベンターさんが協力して
「関西スタ☆レビコンサート事務局」を設立、積極的に活動を支えてくださっています。
そもそもイベンター各社がこうして協力しているのも異例中の異例なことで、
実際このような体制がとられているのも関西地区のみだそうですし、
これはスタレビの人徳のなせる業といってよいのではないでしょうか。

スタレビ フラワースタンド
(FM COCOLO, 日本コロムビア, FM大阪)

会場の大阪城野外音楽堂の外には、それぞれ
FM COCOLO、日本コロムビア、FM大阪からのフラワースタンドが。

大阪城野外音楽堂(開演前)

今回のライブは野外で15時開演というかなり日差しが強い中でのスタート。
客入れのBGMはSly & The Family StoneやNeil Diamondなど、雰囲気を高めてくれる良い選曲。
開演直前にBON JOVIの“Thank You For Loving Me”が流れたのが予想外で驚きました。

開演してメンバーが登場すると、アカペラでの“Amazing Grace”がスタート!
と思いきや、要さんを筆頭にメンバー全員がぞろぞろと客席のほうへ移動し、
5人散らばっての披露となりました。
メインを張る要さんがマイクを持たないほうの手で指示を出して、
距離が物理的に離れていても最後まで完璧に合わせていたのが流石のひとこと。
ちょうど自分の席がほぼセンターだったので、要さんの生の声まで聴けて嬉しかったです。

ステージに戻った5人。今度は楽器を構えて、
“Brand-New Wind”“たそがれラプソディ”“Thank You”と3曲を立て続けに演奏。
初期の曲をこうした順番で演奏したのは、
かつて万博公園お祭り広場のステージで披露したセットリストの再現とのこと。
初めてチケットを売り切ったのもここ、というエピソードからも関西への思い入れが窺えました。
ちなみにバンドの中でも一番動きが大きい岡崎さんですが、
今回はサンバホイッスルを吹いた後にブンブン振り回していたのでちょっと笑いました。

この日は『関西えこひいき』ならではの、関西に関連したエピソードを絡めた曲が続きます。
続いては『熱闘甲子園』のテーマソングに選ばれた“Find My Way”と、
何と要さんの飲み友達でもあるという元阪神・下柳剛投手の登場曲“RUNNING”
「『熱闘甲子園』のテーマソングに選ばれたんですよ~!」というMCへの反応が思わしくなく、
暑いのはわかるけど!ともう一回仕切り直しを要求する要さん。
なお下柳さんに関しては、今回のライブのことを伝えたら「行けたら行く」という
なんとも大阪ならではの返答だったというのが面白かったです。
「日替わりだから明日来られてもやりません!」ということでしたが果たして……?
個人的に“RUNNING”に関しては、
フルで聴けたのが地味に初めて(のはず)なので嬉しかったです。
曲全体を通して添田さんのシンセが前面に出ていてかっこよかったですね。

さらに関西のタイアップ枠として、MBSで2005年に放送された情報番組
『っちゅ〜ねん!』のために作ったという“カザミドリ”を披露。
(「下柳には作らなかったけど」とわざわざ前置きする要さん……)
視聴者のコア層である主婦の方に向けた、人生への温かい目線が詰まった素敵な一曲でした。
要さんは「ドラマ」と言っていましたが、
調べてみると当時『ちちんぷいぷい』の前の枠で放送された情報番組だったようです。
ともあれ、まさに関西ならではの超レア曲の登場に周囲が沸き立っていました。

今回披露された“カザミドリ”“いのちのこたえ”のカップリングとして収録。

続いてはすっかり恒例?となった「自然発生的な合唱」に導かれての“今夜だけきっと”
そして「ラララ~」のコーラスが美しい“愛の歌”を連続で披露。
大阪のお客さんのノリのよさ、コーラスの声の大きさに驚いてくれたのは嬉しかったですね。

続けてはアコースティックコーナー!
5月に高槻で行われたアコースティックライブの話題もチラッと出しつつ、
アコースティックセットがどれだけシンプルかを証明すべく、
何とイベンター各社の社長さんにセッティングをお任せすることに。
一言ずつ感謝に加えて、これからも何卒!というお言葉もいただいていました。
(ちなみに寺田さんのアコースティックセット用のドラムはオリジナルなのだとか)

曲は“クレイジー・ラブ”“月の輝く夜に”“トワイライト・アヴェニュー”
前回のアコースティックライブでまさに良いな!と思った曲ばかりだったので大満足。
リラックスしつつも揃えるところは完璧!というベテランの真骨頂を味わえる演奏でした。
ストーンズへのオマージュも込めた“月の輝く夜に”はやっぱりグッときますね。

ここからアカペラ……の前に恒例の長いMCタイム。
今回は「関西弁で他己紹介をやってみよう!」というもので、
ついでに「エセ関西弁がどれだけ不快なのか確かめてみよう!」
という埼玉出身のバンドによる謎の悪意までこもったおもしろ企画でした。
「『添田』とか『田中』のアクセントもそもそも違うんだよね?」との前置きに続いて、
意気揚々と柿沼さんの紹介を始める要さんでしたが、段々ロボットじみたアクセントに。
「柿沼さんは嵐でいえば相葉くんや!」への「え~!」の声がやたら大きかったのもハイライト。
要さんの関西弁はさておき、特に後半のサポメン2人は割とナチュラルな感じがしましたね。
一人称が「わて」なんていうコテコテな人はそうそういないので……。
相手にクレームを入れるときのほうが漫才っぽくてそれらしくなるのかもしれません。
(添田さんが岡崎さん宅でアルバムを録音したときのエピソードは傑作でした)
全体的には惨憺たる結果だったため、本日限定でお蔵入り企画となる……そうです。

そしてアカペラコーナーでは、セルジオ・メンデス死去の報道を受け、
追悼として急遽“マシュ・ケ・ナダ”を気持ち短めに披露。
要さん曰く「彼からボサノバという音楽の存在を教わりました」とのこと。

続いては本来予定されていた曲として、
息子を戦地に送る母の深い愛情を描いた“Danny Boy”
「音楽は絵空事かもしれないけれど、それが何か心に残って影響を与えられれば……」
というMCに続いて“不思議なチ・カ・ラ”が披露されました。

ここからはバンドでの演奏に戻り、本編もラストスパート!
JR西日本の近畿圏でのキャンペーンソングとなった“Lonely ≠ Story”も超レアな選曲。
あと一年ズレていたら“クリスマス・イブ”のようになっていたかもしれない、
というエピソードは初めて知ったので面白かったです。

この“Lonely ≠ Story”“SUPER DONUTS”(1987)でも手軽に聴けます。

「盛り上がっていくぞー!」の一声で披露された“還暦少年”も嬉しい選曲!
イントロから印象的なスキャットも皆さんバッチリでした。

そして地味にかなりのサプライズだった選曲が、
本編ラストの“ブギウギ ワンダー☆レビューのテーマ”
「この夏しか聴けない曲です!」ということだったので、次のツアー以降は封印ですかね。
ツアー本編も終了、CDも発売されてからの披露だったのでまさかの「えこひいき」。
野音ではお馴染みのうさ吉・くま吉もコンビで登場、
相変わらず……どころかいつも以上にやる気のないくま吉に場内も大爆笑でした。

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ここからアンコール……とはいえ1分そこらですぐにメンバー一同再登場。
なかなか聴けなかった“Baby, It’s You”に続き、
大団円の“道 ~The Song For Us~”で〆。

終演は17:30。終わってみればかなり短く感じましたが、
これでも2時間半はみっちりやっているので何かに毒されているような気持ちになってきます。
(実際いつもより短かったのは確か)
しかし、アルバム鋭意制作中!来年の頭には届けられるかも!というお知らせに加え、
次のツアーは来年3月から!というニュースもあったので期待が高まりますね。

と書いていたら、なんと大阪2日目にはVOHさんが登場、
“ブギウギ ワンダー☆レビューのテーマ”でパーカッションを披露したとのこと!
こちらは6時終演だったそうなので、そのサプライズ用だったのかと納得。
思えばうさ吉、くま吉が野音で登場したのはVOHさんの“星になるまで”のパートですもんね。
これもすべての布石だったのか……というのはさておいて、
VOHさんの演奏をこれから拝める機会が増えるであろうことを喜ぶことにします。
なんと演奏に参加したのは3年ぶりとのこと!いつか会えますように!!

次回の単独公演は岩手県釜石市で開催されるとのこと。
どのようなサプライズとスペシャルなライブが楽しめるか、関心事は尽きません。

1.Amazing Grace
2.Brand-New Wind
3.たそがれラプソディ
4.Thank You
5.Find My Way
6.RUNNING
7.カザミドリ
8.今夜だけきっと
9.愛の歌

~アコースティックセット~
10.クレイジー・ラブ
11.月の輝く夜に
12.トワイライト・アヴェニュー

~アカペラ~
13.マシュ・ケ・ナダ
14.Danny Boy
15.不思議なチ・カ・ラ

16.Lonely ≠ Story
17.還暦少年
18.ブギウギ ワンダー☆レビューのテーマ

~アンコール~
19.Baby, It’s You
20.道 ~The Song For Us~

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終演後にはフォロワーさんのご厚意で、大規模なオフ会に参加させていただきました!
全国からいらっしゃっているファンの方も多く、
初めましての方もほとんどでしたが優しく接してくださって嬉しかったです。

そして打ち上げ終盤にまさかのサプライズ。
「煩悩ライブ」大阪編の後に出会ったことがきっかけで結婚した我々ですが、
「新婚さんもえこひいき」と題して、祝福イラストとケーキをいただきました!
ありがとうございます!そしてこれからもどうぞごひいきに……

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【ライブレポート】SUMMER SONIC 2024大阪Day2(2024/08/18) https://tashinami-musiclog.com/2024/09/06/summer-sonic-2024-osaka-day2-2024-08-18/ https://tashinami-musiclog.com/2024/09/06/summer-sonic-2024-osaka-day2-2024-08-18/#respond Fri, 06 Sep 2024 14:40:44 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2103 目次 遂にMÅNESKINがヘッドライナ―に!猛暑と闘った2日目11:30~ Lauren Spencer Smith(SONIC STAGE)13:00~ NIKO NIKO TAN TAN(MASSIVE STAGE […]

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太陽の塔(背面、サマソニ終演後)

初日にBRING ME THE HORIZON、2日目にMÅNESKINをヘッドライナーに迎えた、
SUMMER SONIC 2024大阪、今回は2日目。
1日目の模様はこちら。

Day 2で観たアーティストは以下の通り。
Lauren Spencer Smith(SONIC STAGE)
NIKO NIKO TAN TAN(MASSIVE STAGE)

Stephen Sanchez (MOUNTAIN STAGE)
ano(MASSIVE STAGE)
Nothing But Thieves(MOUNTAIN STAGE)
Phoenix(MOUNTAIN STAGE)
Vaundy(AIR STAGE)
MÅNESKIN(AIR STAGE)

1日目、2日目ともに晴天には恵まれたものの、
そのぶん猛烈な暑さには苦しめられた2日間でしたね……
真夏の万博記念公園に集結した豪気な音楽ファンの熱気とパワーを感じました。

初日から一緒に行動していた友人に加え、2日目にはMÅNESKINを観るべく妻も参戦。
いつもフェスでは無謀な行程ばかり組んでいた自分ですが、今回は生命維持最優先で。
物販自体は初日に済ませておいたので、今回はお昼前からゆるっと入場。

ということでまずは太陽の塔の裏手、入口に一番近いステージになったソニックへ。
バンクーバー出身のシンガーソングライター、Lauren Spencer Smithをそのまま鑑賞。
ハートマークに”lss”のイニシャルをあしらったロゴと、
ギター(キーボード兼任)とドラムのみというシンプルなバンドサウンドをバックに、
暑さを忘れさせてくれるような伸びやかな歌声を聴かせてくれました。
あとでちゃんと調べてみると自身の撮影したカバー動画で人気が爆発、
“アメリカン・アイドル”への出演歴もあるとのこと。
予備知識まったく無しで臨んだのですが、とにかくうまかったですね。
初めての大阪でのライブ、本人も楽しんでいる様子が窺えてよかったです。

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続いては、友人の薦めでNIKO NIKO TAN TANを観るべく一番端のMASSIVEへ移動。
ちなみに出演は大阪のみなので結構ラッキー。
ボーカル(とシンセとMacbook)とドラムの2人がステージに上がり、
作り込まれたCG映像と楽曲のコンボで30分間たっぷり楽しく踊らせていただきました。
周囲のお客さんも四つ打ちのビートに合わせて芝生で自由に踊っていて、
その光景も含めて多幸感にあふれたライブになっているなと感じました。
この手のアーティストを野外で観る開放感はまた格別。
個人的には終盤に披露された“WONDER”が非常に気に入りました。

こちらは8月7日に出たばかりの1stフルアルバム。
「[キャッチー]で[エッジー]」という宣伝が言い得て妙。

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一旦MASSIVEを出て、水分補給ついでにMOUNTAINをチラ見。
ナッシュビル出身の若手Stephen Sanchezを途中だけちょっと鑑賞。
あまりの暑さに身体がもたなさそうだったので後方の木陰で大人しく聴いてました。
舞洲のMOUNTAINは日陰のない野球場だったのでこの辺は有難かったですね。
どこかノスタルジーを感じさせるエルヴィスのような声質と直球のロックンロールな曲調、
“(Oh) Pretty Woman”のカバーまで披露されていて盛り上がりも上々でした。
これからさらに跳ねそうな予感がするので今度は予習もしてからじっくり観たいところ。

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と言いつつ、あのちゃんも冷やかしに行きたかったので後ろ髪を引かれつつ再びMASSIVEへ。

炎天下という言葉があまりにピッタリの真昼のMASSIVEにあのちゃん登場。
先ほどのNIKO NIKO TAN TANに続きこちらも実は大阪のみ。
「奥から詰めていってください~!」というアナウンスのもと下手側から参戦。
あとからあとから人が増えてきて、最終的には物凄い人だかりになっていたので、
序盤からいて正解でした。MASSIVEから出るだけで体感10分弱はかかった気がします。

個人的にアイマスPとしてはギターのTAKU INOUE氏には頭が上がらないので、
イノタクも含めて拝みに行くか~!と内心ワクワクしながら観に行ってみたわけですが、
実際生で観るあのちゃんかっこよかったですね……。(初見の感想)

ダンサー2人を左右に従えつつ、
中盤の“スマイルあげない”では観客の中に飛びこんで歌う場面も。
ビジュアルと歌の求心力を存分に発揮した良いライブでした。
青のSGを弾きながら誹謗中傷へ堂々とアンサーを返す“普変”には特に痺れましたね。
このあたりのアティチュードにクリープハイプ感があるなと思っていたら、
後で調べてみたら本当に尾崎世界観の提供でした。ピッタリハマってましたね。

紅白でも披露された“ちゅ、多様性。”や渾身のシャウトが光る“絶絶絶絶対聖域”など、
この日一番の猛暑の中とは思えない圧倒的なパフォーマンスを見せつけてくれました。
8/21リリースの新曲“愛してる、なんてね。”もいい曲だったな……
と思っていたらこれも尾崎世界観でした。強い。

ano セットリスト

1.猫吐極楽音頭
2.普変
3.愛してる、なんてね。
4.スマイルあげない
5.ちゅ、多様性。
6.F Wonderful World
7.絶絶絶絶対聖域

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続いては友人の熱烈な薦めで、MOUNTAINでイギリスのNothing But Thievesを鑑賞。
最新作となる4thアルバム“Dead Club City”(2023)の評判がかなり良く、
曰く「カサビアン好きなんでしたら絶対ハマりますよ!」とのことだったので、
これは実際に観てみて体感するしかない!と楽しみにしていたバンド。

実際にライブで観てみると1曲目の“Oh No :: He Said What?”からブチ抜かれました。
ソリッドで適度にメロディも立っていて、なおかつ踊れるという、
まさに自分の好きなUKロックの要素全部盛りでした。これはいいライブ体験!
スクリーンも過度な装飾は一切なしで、
バンドをモノクロで映した映像の中央にバンド名とロゴを一発重ねたシンプルなもの。
これがまた曲の雰囲気にマッチしていてこちらの気分もどんどん乗せられていきました。

しかしこの辺りの時間帯は日差しも強烈で、 
Conor(Gt, Vo)がマイクを持つときに熱そうにしていたのも印象的でした。
日本の夏は相当こたえたと思いますが、どうかまた懲りずにいらしてください……。

4thアルバム“Dead Club City”のデラックス盤は今年リリース。ライブ音源も素晴らしい!

Nothing But Thieves セットリスト

1.Oh No :: He Said What?
2.Futureproof
3.Is Everybody Going Crazy?
4.Tomorrow Is Closed
5.Impossible
6.Welcome to the DCC
7.Unperson
8.Sorry
9.Amsterdam
10.Overcome

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西日が射しはじめ、徐々に夕方の様相を呈してきたMOUNTAINに、
ポップ・ロック・エレクトロを自在に行き来するフランスのPhoenix降臨。
もともとCDも何枚か持っていましたし、直近でもパリオリンピックの閉会式、
そして金曜のSONICMANIAでのパフォーマンスが素晴らしかったので期待値も最高。

その高い期待にもしっかり応えてくれるのが流石のPhoenix。
アメリカでも成功を収めたアルバム“Wolfgang Amadeus Phoenix”(2009)からの
名曲“Lisztomania”で軽快なスタートを決めたところから優勝確定したようなもの。
基本的にはこのアルバムからの曲を多めにしつつも、
その中に最新の7th“Alpha Zulu”(2022)からもインパクトのある曲を持ってきた充実の構成。
と言うかタイトルトラックの“Alpha Zulu”がとにかく耳に残るキャッチ―な出来。
ソニマニの中継を観るまで未聴だったのですが、そこから妻も揃って中毒です。

終盤は1st“United”(2000)からもたっぷりセレクト。
“Funky Squaredance”も聴けたので満足感が大きかったですし、
世代と思しき方々がこのアルバムの曲になるとひときわ盛り上がっていたのも印象的でした。
そしてラストは“1901”。芝生のステージでのびのびPhoenixを聴ける多幸感は格別。
タイムテーブルが当初の予定と変わったことでフルで観られたのもラッキーでした。

Phoenix セットリスト

1.Lisztomania
2.Entertainment
3.Lasso
4.Too Young
5.Girlfriend
6.Alpha Zulu
7.Ti Amo
8.Tonight
9.Rome
10.If I Ever Feel Better
11.Funky Squaredance
12.Trying To Be Cool
13.1901

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マウンテンでPhoenixを観たあとは真反対のメインステージ、AIR STAGEへ直行。
ヘッドライナ―のMÅNESKINがメインではあるのですが、
あわよくばVaundyもチラッとでも観られれば!というミーハー根性で急行したところ、
ちょうどいいタイミングで“CHAINSAW BLOOD”が!
タイアップに応じて多彩な面を見せるVaundyの中でもとりわけハードで熱い一曲。
思い返せばこの日だけで『チェンソーマン』のEDを2曲聴けたことになるんですよね。

「お前らまだやれるだろ?」と観客を煽りまくるスタイルのMCから、
“逆光”“怪獣の花唄”でしっかり盛り上げて準トリの貫禄を見せつけていましたね。
VaundyのライブからMÅNESKINへの流れというのは、
奇しくも昨年のMステと同じ組み合わせだなと思いつつ(Vaundyは中継でしたが)、
ステージのはるか後方までぎっしりの客入りを実現していたのは流石でした。

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MÅNESKIN(AIR STAGE)開演前のステージの様子

そしていよいよサマソニ大阪の大トリMÅNESKINが登場!
初来日となる前回のサマソニ2022で鮮烈な印象を残してくれたので、
次に来るときは冗談抜きでトリか準トリにはなっているのでは?と思っていましたが、
まさかここまで早くヘッドライナーとしての出演が実現するとは!
前回のジャパンツアーは去年の暮れだったので1年も経たずにこうして再び会えるというのも、
日本との親密な関係を感じさせてくれて嬉しいですね。

と、いうことでVaundy終わりにステージ前方に向かうと結構な人の波が。
妻たっての希望でヴィクトリア(Ba.)のお姿を間近で観るべく下手側に移動……
できるかと思いましたがあえなく中央付近でストップ。
とはいえ距離的には十分いい位置につくことができました。

空もすっかり暗くなり、ようやく暑さのことも忘れられた頃合いにライブがスタート!
真っ赤に照らされるステージで、最初の1曲はやはり“DON’T WANNA SLEEP”
間髪を入れずに“GOSSIP”“ZITTI E BUONI”と名曲連打で畳みかけてくる構成、
昨年から続く”RUSH! World Tour”と同じフォーマットでした。

昨年1月に坊主にして話題をさらったダミアーノ(Vo.)も、今やすっかりお洒落なヘアスタイルに。
ここ最近は口ひげをたくわえるようになったのですが、それもセクシーでよく似合ってました。
3度の来日公演で全て違ったスタイルのダミアーノを拝めているのも幸せな話です。

そして何より今回のサマソニで前回と一番違った箇所、
それはダミアーノのコンディションが絶好調だったこと!
前回の来日時には長期のツアーと連日のライブの影響か全体的に声がかすれ気味でした。
それはそれで色気があってグッと来たのですが、
今回のライブでダミアーノの本気を目の当たりにして感動しておりました。
何しろいつも端折りがちな“GOSSIP”のサビの裏声まで完璧にやってくれてましたからね。
その熱い歌唱とエネルギッシュな演奏に動かされて、
周りの観客もどんどんヒートアップしているのが伝わってきました。
2022年のサマソニも大盛り上がりでしたが、それすら凌駕するほどの大歓声と大合唱!
その真っ只中に身を投じることができて本当に良かったです。
“FOR YOUR LOVE”でトーマス(Gt.)が間近にやってきたときの熱狂も忘れられません。

今回のライブは、蓋を開けてみれば、ワールドツアーの内容を踏襲した、
いわば昨年の来日公演のダイジェスト版のような構成。
中間に“Timezone”のようなバラードを挟むことも無く駆け抜けていくセットリストで、
一気呵成に盛り上がる曲を畳み掛けてくる恐ろしい構成でした。これが若さか……。
ヴィクトリアとトーマスは金曜深夜のソニマニに出てから3夜連続のステージですしね。

しかしダイジェスト版といっても、
“GASOLINE”前のヴィクトリアとイーサン(Dr.)による激烈インストパートや、
“KOOL KIDS”での選ばれしファンたちがステージに駆け上がる本編ラストなど、
ライブならではの魅力的な演出はきちんと残っていたので十分楽しめました。

名曲だらけのセットリストでしたが、この日のハイライトを挙げるとすれば、
やはりアンコールで披露された“THE LONELIEST”ではないでしょうか。
E-BOWも駆使したトーマスのギターソロに導かれるこの哀しみのパワーバラードは、
アッパーなセットリストの中にあることでますます輝きを増して響いてきました。
普遍性をもった素晴らしい曲であることが大観衆の中でより際立っていましたね。

最後はお馴染み“I WANNA BE YOUR SLAVE”のおかわりで終了。
ダミアーノの「オオキニ!」までいただきました。これは大阪ならでは!

海外のフェスでは“OWN MY MIND”“BABY SAID”も披露されていたそうなので、
そこに関しては少し心残りではありますが、
神戸ではセトリ落ちした“IN NOME DEL PADRE”がバッチリ聴けたのでそこは満足。
実は今年に入ってそもそも新曲がリリースされていないので、
次回はそこにも期待したいですね。
大観衆を掌握した圧巻のステージでしたが、まだまだ進化の途上なのが頼もしいです。

イタリアの地からあっという間に世界トップクラスのバンドに上り詰めたMÅNESKIN。
日本での宣伝も活発で、マスへの訴求を怠らずに推し進めてくれていたのが好印象。
これは個人的な話ではありますが、サマソニ後にインスタを観てみると、
この人もMÅNESKIN観に来てたの!?となるようなストーリーが数多く上がっていて、
彼らもかつてのBON JOVIのようなスターダムを着々と歩んでいるんだなと実感しました。

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MÅNESKIN セットリスト

DON’T WANNA SLEEP
GOSSIP
ZITTI E BUONI
HONEY (ARE U COMING?)
SUPERMODEL
GASOLINE
Beggin’
FOR YOUR LOVE
I WANNA BE YOUR SLAVE
MAMMAMIA
IN NOME DEL PADRE
BLA BLA BLA
KOOL KIDS


Encore
THE LONELIEST
I WANNA BE YOUR SLAVE

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サマソニ2024 花火

終わってみたらサマソニ2024も楽しかったです!
好きなバンドのみならず、今まで知識不足でノーマークだったアーティストを生で観ることで
ビビッとくる体験が沢山できたので、フェスはやっぱり面白いなと実感しました。
一緒に回ってくれた妻と友人(大学の後輩)にも感謝!また来年!

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【ライブレポート】初の万博開催!SUMMER SONIC 2024大阪Day1(2024/08/17) https://tashinami-musiclog.com/2024/09/01/summer-sonic-2024-osaka-day1-2024-08-17/ https://tashinami-musiclog.com/2024/09/01/summer-sonic-2024-osaka-day1-2024-08-17/#respond Sun, 01 Sep 2024 11:35:34 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2028 目次 舞洲から万博記念公園へ会場を移した、新たなサマソニ大阪11:30~ Tele(SONIC STAGE)12:00~ Aqua Timez(MASSIVE STAGE)Aqua Timez セットリスト12:30~ […]

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万博記念公園、太陽の塔とサマソニのオブジェ

今年のサマソニ大阪は例年の舞洲ソニックパークとは違った会場での開催に。
というのは、現在舞洲では大阪万博の工事が着々と?進行中のため。
少なくとも今年と来年は舞洲は会場として使用不可の状況となったので、
吹田市の万博記念公園がサマソニ大阪の新しい舞台となりました。

2日目の様子はこちら。

Blur目当てで一日参戦した昨年の様子はこちら。

サマソニ大阪アーティスト一覧
某ユニオン前で撮ったサマソニ大阪のアーティスト一覧。情報は少し古いですが主要な面子は揃ってます

大阪のヘッドライナーは初日がBRING ME THE HORIZON、2日目がMÅNESKIN
何かとラインナップについて取りざたされがちな最近のサマソニではありますが、
今一番熱い若手をしっかりピックアップしているのは流石だと感じました。
主にヘッドライナーの2組目当てで、今年は両日参戦です。

Day 1で観たアーティストは以下の通り。
Tele(SONIC STAGE)
Aqua Timez(MASSIVE STAGE)
LOVEJOY(SONIC STAGE)

Henry Moodie(SONIC STAGE)
新しい学校のリーダーズ(MOUNTAIN STAGE)
花冷え。(MASSIVE STAGE)
Greta Van Fleet(AIR STAGE)
PAS TASTA(PAVILLION)
BRING ME THE HORIZON(AIR STAGE)

タイムテーブルの被りや移動時間があったので、
ライブの全編を観られたアーティストばかりではないですが、
こうしてみるとかなり充実していましたね。

朝9時ごろにモノレールで会場に到着。
既にリストバンド交換所には長蛇の列ができていました。

リストバンド交換所

そこから駐車場に並び続け、チケットとリストバンドを交換した頃にはもう10時。
そして物販とクロークに荷物を預けるところまでであっという間に11時でした。
ちなみに物販ではMÅNESKINのタオルとGreta Van FleetのTシャツを購入。

物販ブースで合流した友達と一緒に、まずはSONIC STAGEのTeleを観に行くことに。

SONIC STAGE

屋内だった今までと違い、太陽の塔の裏手の屋外ステージになったSONIC STAGE。
開放感もありましたし、フラッと観に行きやすい雰囲気になっていたのが良かったですね。

Tele自体は昨年のMASSIVEでチラ見していたのですが、
こうしてしっかり観てみるとうまいメンバーが集まっていて聴き応えがありました。
一年でさらにスケールアップしたのでは?と感じる堂々とした佇まいで好印象。
「あの太陽の塔に感謝を!」というMCも万博でのフェスならでは。
2曲目の“ロックスター”はやっぱり印象に残るいい曲だなとしみじみ。
本当はもっと観ていたかったのですがAqua Timezが気になるため泣く泣く退場。

開催直前の出演発表でTLをざわつかせた再結成Aqua Timez
この日のMASSIVEはORANGE RANGEHoobastankと並んで、
心を2000年代の青春時代に戻してくれる物凄い面子になっておりました。

ステージ間の距離感がつかめないため早めに出たはずなのですが、
ここでさっそく万博記念公園の広さを実感。
MOUNTAINよりもはるか先の一番端のほうにあるこのMASSIVE、
SONICから多少急ぎ目に行っても15分~20分はかかりました……。

MASSIVEに着く直前で、いきなり1曲目“ALONES”の歌いだしが聞こえてきて大興奮。
来年にデビュー20周年を迎えるにあたって再結成した彼らですが、
ここまで当時から声が変わってないものなのかと震えましたね。
いざMASSIVEに入ると早い時間帯にもかかわらずファンがぎっしり。
バンドもヒット曲をズラリと並べたセットリストでその熱意に応えていました。

その中でも、「知っている曲があれば『ウォー!』と盛り上がってもらえれば」
というMCからの“千の夜をこえて”はもはや反則技。
完全に我々世代の心をぶち抜いてくれました。

「ステージに立つ前には不安もあったけど、
こうしてライブしてみると音楽には勝ち負けなんてないと気づけた」
という率直なMCにも好感が持てましたし、
Aqua Timezでもそういう不安は抱くものなんだと、少し勇気づけられました。
続く“決意の朝に”“虹”は何とキー上げでの演奏!
懐かしさも残しつつ、脂の乗ったバンドとしてのエネルギーも感じさせる充実のライブでした。

Aqua Timez セットリスト

1.ALONES
2.MASK
3.千の夜をこえて
4.決意の朝に
5.虹

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ここからはしばらく予定はなかったため、
ひとまず中心部に戻ろうと思っていたところで飛び込んできたのが、
イギリスのLOVEJOYの元気なバンドサウンドとトランペット。

結論から言うとこれが物凄く楽しかった!
今までノーマークだったことを悔やむくらいには良かったです。
パンキッシュで元気な演奏も聴かせてくれつつ、適度にリラックスした雰囲気もあり、
時にシニカルな歌詞が出てくるのはUKっぽさを感じてグッときました。

そしてヘヴィになるところは非常にパワフル。
公式サイトでの”the only indie rock band with a double kick drum.”
という(真偽のほどは置いておいて)ユニークな文言通り、
ドラムの重量感で聴き応えを演出していましたね。

トランペットのお姉さんがサポートで出てくる曲では、
その音色で夏の昼間の心地よいムードが高まる感じがして大変良かったですし、
1曲ごとに凝ったバックの映像をしっかり用意していたのも好印象でした。

LOVEJOY セットリスト

1.Call Me What You Like
2.One Day
3.Cause for Concern
4.Scum
5.Concrete
6.Taunt
7.I’ll Look Good When I’m Sober
8.Normal People Things
9.Portrait of a Blank Slate
10.The Fall

こちらもUKのアーティスト。
なんと弱冠20歳という超若手ですが、マルチな楽器を操るシンガーソングライター。
サマソニのアプリでのアーティスト紹介で、
肩書きに「インフルエンサー」とあったのに時代を感じます。

お昼にフェス飯の焼きそばを食べつつ観ていたのですが、これが大当たり!
今年1月にデビューEPを出したばかりとは思えない、
既に自分の歌をしっかり確立しているようなステージでした。
歌唱力もしっかりあって、これからビッグになっていく予感。
ソニックステージが屋外で気軽に観やすい環境になったことで得られたいい出会いでした。

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続いてはMOUNTAIN STAGEに移動し、
4月にアメリカのコーチェラで大成功を収めたのも印象的な
新しい学校のリーダーズを初めて生で観ることに。

今年のマウンテンは芝生で、横に幅の広い開放感のあるステージに。
舞洲では野球場だったのでかなり印象は違いますね。
この時間帯が特に一番暑かったのですが、
今まさに大人気のアクトということもあり客入りもかなりのものでした。

いざ観てみるとまず驚いたのが、
メインボーカルSUZUKAを筆頭とした全員の歌唱力の高さ。
ステージを広く使っての一糸乱れぬダンス、そしてパワフルな歌唱を、
かなりの暑さの中でも完璧に、笑顔で披露していたのはわかっていても衝撃的でした。

曲は最新作“AG! Calling”(2024)から厚めに披露。
セーラー服の上からきらびやかなドテラを羽織っての、
冒頭の“Toryanse”から“Omakase”への流れが特に好みでした。

大ヒットした“オトナブルー”を中間に置きつつ、
最後までハイテンションで突き進んでいくステージは、
若さの中にも横綱相撲の貫禄が感じられて頼もしかったです。
コール&レスポンスがしやすい曲も多くて非常に楽しいステージでしたし、
ラストの“青春を切り裂く波動”の疾走感あるエンディングにも痺れました。

SUZUKAが大阪出身ということもあり、
「大阪のグルーヴが一番だと思ってます!」というMCや、
「551があるとき・ないとき」のくだりがあったのは大阪ならでは。
ちょっとお得感がありました。

新しい学校のリーダーズ セットリスト

1.Toryanse
2.Omakase
3.Giri Giri
4.Pineapple Kryptonite(Yohji Igarashi remix)
5.オトナブルー
6.Arigato
7.Fly High
8.Tokyo Calling
9.Change
10.青春を切り裂く波動

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新しい学校のリーダーズをフルで観た後はすぐ隣のMASSIVEにダッシュ!
こちらも国内のみならず海外での実績も数多い、
HARAJUKU COREこと花冷え。に2度目の参戦。

8月初旬にはアメリカ・ロラパルーザのメインステージでのライブを成功させたばかり!
個人的には今年の3月にSLASHのオープニングアクトとして観て以来です。

せっかくなんだから出順もう少しずらしてくれたらよかったのに……と思いつつ、
いざMASSIVEに行ってみると前方にはメタラー大集合の楽しいピットが形成されてました。
“令和マッチング世代”“我甘党”の間で何とか滑り込めました)
スラッシュのO.A.の際にはどこかアウェー感があったのは否めなかったわけですが、
今回は後に控えたBRING ME THE HORIZONの前哨戦とばかりに大盛り上がりでした。
(BMTH主催のNEX_FEST繋がりでもあるので、当時のTシャツも多く見られました)

リリースされたばかりの新曲“メタ盛るフォーゼ!”への反応も上々でしたし、
すっかり鉄板となった“TOUSOU”“お先に失礼します。”のラスト2曲は圧巻!
相変わらず煽りのうまいバンドということもあって、
WODにハーコーも繰り広げられながらの心地よいカオスを堪能できました。
自分がいた下手のほうでは誰かの持ち込んだシャボン玉まで飛んでいて、
そのハッピーさと極悪なメタルコアのギャップがまさに花冷え。らしさを体現していました。
なお、極悪と言いつつ音のバランスは非常に良かったのも流石の百戦錬磨ぶり。

ライブ後に「みんな写真撮ろ!」の一声で集合写真撮影タイムがあったのも楽しかったです。
次は国内でももっと大きいステージで観てみたい!なにとぞ……!

花冷え。セットリスト

1.O・TA・KUラブリー伝説
2.今年こそギャル~初夏ver.~
3.令和マッチング世代
4.我甘党
5.メタ盛るフォーゼ!
6.TOUSOU
7.お先に失礼します。

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Greta Van Fleet待ち(AIR STAGE)

一番端のメインステージ、OCEAN STAGE改めAIR STAGEへの大移動をどうにか敢行し、
初日の目当て、念願のGreta Van Fleetのライブを近い位置で観ることに成功!
まだ新人だった頃の2018年に「不測のスケジュールの都合」でキャンセルになって以来、
なかなか縁がなかったサマソニですが、
3rdアルバム“Starcatcher”(2023)を引っ提げてようやく帰還!
そもそも来日公演自体が中々なかったので、これは行くしかない!とチケットを取った次第。

最新作“Starcatcher”のブックレットの写真になっている、
「広大な砂漠に突き刺さる剣」がスクリーンに映し出されてバンドが登場。
強烈な西日もあってかなり暑さがこたえる時間帯でしたが、
ジョシュ(Vo.)は白、サム(Ba.)は赤、ジェイク(Gt.)は黒と、
上下で色を揃えた衣装で登場したのはインパクト抜群でしたし、ある種の風格を感じました。

まずは新譜から正統派ロックサウンドの“The Falling Sky”でスタート。
派手なサングラスをかけてかなり暑そうにしていたジョシュでしたが、
ハイトーンはしっかり決めつつ、ことあるごとにファンサもたっぷりしてくれて、
音源や映像では知っていたもののその超人ぶりには舌を巻くばかりでした。
かけていた派手なサングラスをライブ序盤で観客に投げてプレゼントしてくれていました。
ラストでは熱いブルースハープで盛り上げていたのも流石。

初期の代表曲“Safari Song”に入ると歓声のボルテージもさらに上昇。
原曲よりは少しテンポを落として、どっしりしたグルーヴで聴かせていました。

バラード“Meeting The Master”の前にはジェイクがアコギでソロを披露。
ソロ終盤ではビートルズの「ノルウェーの森」を弾いてくれる嬉しいサービスも。
透き通るようなハイトーンのボーカルワークが印象的な曲ですが、
ライブではさらに進化した超高音のホイッスルボイスで締めくくっていて圧巻でした。
舌根のあたりを震わせることでさらにビブラートをかけているように見えたのですが、
これも相当なスキルを要するはず……。

4曲目には「愛と祝福の曲」、“Heat Above”をプレイ。
何としても聴きたかったのがこの曲だったので感無量でした。
サムのオルガンの音からイントロに入る際の多幸感は格別。
ジョシュが白いバラの花を一本ずつ観客に手渡していくのも、
あふれる愛を感じさせる素敵な演出でした。
(サムがオルガンの上に置かれた聖杯のようなカップで乾杯していたのもインパクト大でしたね)

そしてデビューEPのタイトル曲にして名曲“Black Smoke Rising”でもう完全KO。
グラミー賞受賞作“From The Fires”(2017)のクロージングナンバーでもあるこの曲、
彼らの持ち味がすべて詰まっているんだなと、生で聴いて改めて実感しました。

続いての曲は最新作からのアルバム曲“The Archer”
剣と魔法の時代の愛についての曲、というMCに続き始まったこの曲、
いざ生で聴くとその壮大な世界観に圧倒されるばかりでございました。
そしてジョシュは歌い終えると舞台袖に捌けていき、ジェイクの熱いギターソロタイムに。
ギターとオルガン、ドラムによる息の合ったアンサンブルに、
ES-335をまさかの背面弾きするという見た目の華も相まって幸せな時間でした。

そして何より強烈だったのは、この10分にわたるソロの後、
ジョシュの”See you next time!”のMCでライブが終了したこと。
ツェッペリンよろしく、ライブで5分の曲を30分に引き伸ばしてたっぷり演奏することで
初期から知られているバンドではあるのですが、
まさかフェスで10分のギターソロで〆るというのは驚き。
中々にチャレンジングだなと思いつつも、
その天上の音楽のような響きに常に圧倒されっぱなしの50分間でした。

SNSでちらほら言われているように、
メインステージにしては確かに客入りは寂しげではあったわけですが、
正直こればっかりは国内外の認知度の差だろうなというのは正直ありますね……。
BMTHやMÅNESKINと比べるとそもそものマス層への訴求・宣伝が少なかったこと、
そして一番売り出しをかけたかったであろう2018年のキャンセルが痛かったかなという印象。
しかしこの壮大な世界観と演奏は単独公演の尺と空間で一番活きてくるはずなので、
是非次は50分といわずたっぷり観られるよう、我々としては全力で応援したいところ。

なにしろアルバム3枚出しているといってもまだまだ若手のバンドですし、
「同世代」として若い世代にプッシュしていけるポテンシャルしかないわけですからね。
我々HR/HMリスナー以外にもリーチしていければまだまだ爆伸びする余地はあります。
日本はそもそもジャンルとしてのロックを受け入れる土壌がかなり強いほうですし。

と言いつつ、今回のサマソニへの出演を記念して
ようやく“From The Fires”(2017)の日本盤が出たのは嬉しかったです。

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Greta Van Fleet セットリスト

1.The Falling Sky
2.Safari Song
3.Meeting The Master
4.Heat Above
5.Black Smoke Rising
6.The Archer

ちなみにサマソニ東京ではギターソロは短めに、
“Highway Tune”“Runway Blues”も披露されていたようです。聴きたかった……。

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極上の体験ではあったもののかなりの猛暑だったGreta Van Fleetのライブも終わり、
ここで友人の提案で今回唯一の室内ステージ、PAVILLIONでPAS TASTAを観ることに。
太陽の塔の黄金の顔に見守られるDJブースが中々にドープな印象のPAVILLIONで、
6人組ユニットでの賑やかでカオスなパーティーを味わえたのは面白い体験でした。
大ネタとして配されたキマグレンの”LIFE”で夏を感じさせたかと思えば、
最後の最後で極悪アレンジの”恋人たちのクリスマス”が出てきたのには笑いました。ずるい。

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BRING ME THE HORIZON(AIR STAGE)ライブ開始前ステージセット

いよいよ初日のトリ、BRING ME THE HORIZON登場!
昨年に自らがキュレーションを行ったNEX_FESTを日本で成功させ、
待望の最新作“POST HUMAN: NeX GEn”(2024)を5月に突如リリースするなど、
勢いに乗った状態のバンドが、度々出演していたサマソニで遂にヘッドライナーへ昇格。
評判は聞いていながらも自分は今回が初見なので楽しみにしていました。

メインステージに戻ってみると登場前からかなりの賑わいぶりで、
恐らくバンド側がセレクトしていたであろう開演前BGMの豪華さも嬉しかったですね。
・Break Stuff / Limp Bizkit
・Firestarter / The Prodigy
・Chop Suey! / System Of A Down
これがサマソニのメインステージのデカいスピーカーで流れるわけなので、
文句なしにテンションも高まろうというもの。一応サマソニでSOADが聴けた貴重な瞬間。

BMTH 開演前のモニター、ゲームのタイトル画面風の演出

SOADが流れ終わったあたりで両サイドのモニターに動きが。
何と初代プレステっぽい起動音に続いて”POST HUMAN”のこれまたプレステっぽいロゴ、
そして“POST HUMAN: NeX GEn”のタイトル画面がFFのプレリュードと共に登場!
このゲーム愛丸出しの演出に一気に盛り上がる観客。
と言うかここは一緒に観ていた友達と「FFやー!」とワイワイしてました。

今回のツアーは、ライブ全体をこの”POST HUMAN: NeX GEn”のゲームに見立て、
人間とAIの戦いを時にメタルギア、時にバイオハザードのような映像で描き出すという
物凄く手の込んだ一大エンターテインメントになっていました。
これを日本でできるのは当人も最高の気分だろうなと思いつつライブがスタート。

1曲目は新譜からの先行シングル“DArkSide”
“Can’t trust myself tonight!”と叫ぶサビも印象的な、キャッチ―ながらも重量感あるスタート。
そこから“Happy Song”に移行するところもライブ巧者だなと感じました。

セットリストは全体的に新譜と“That’s The Spirit”(2015)から厚めのセレクトで、
意外にも前々作“amo”(2019)からはグラミー賞にノミネートされた“MANTRA”のみ。
しかしキレキレながら安定感ある演奏でこの日随一のかっこよさでした。

演出面で度肝を抜かれたのはなんといっても新譜からのメタルコアド真ん中の1曲Kool-Aid”
段になっているステージ全面を巨大スクリーンにして、
バイオハザードのボス戦風の映像をバックにした演奏がクールで痺れました。

続く“Shadow Moses”は自分がBMTHに触れるきっかけにもなった名曲。
読んで字の如くメタルギアモチーフ……だったのは後になって知りました。
導入にはメタルギアソリッドの”The Best Is Yet To Come”を使用しているのも凄い。

Deftonesリスペクトのドゥーミーな新曲“liMOusIne”は、
同日別ステージで出演のAURORAをフィーチャーした曲ということもあって、
もしやコラボがあるのでは?と期待されていた一曲。
蓋を開けてみれば結局大阪ではタイテの被りもあってか実現せず。(東京では実現)
ただしライブでは世界初披露。曲の深みをじっくり味わえました。

新譜の中でもひときわ強烈な印象を残した“AmEN!”はライブでも破壊力抜群。
MVともシンクロした地獄のようなバックの映像と前方の盛り上がりは刺激的でした。

特に日本ではBABYMETALとのコラボがあるかで毎度注目を集めるイベントとなった、
バンド屈指のキラーチューン“Kingslayer”ですが、べビメタ登場はこちらも東京のみ。
しかしながらやはり盛り上がりは段違いで、シンガロングもバッチリでした。
NINTENDO64風のポリゴン数になった疑似べビメタのような3人娘が踊る映像は、
NEX_FESTの時点では無かったものだったので熱い演出でした。

続く“Antivist”はファンをステージに上げての披露。
恒例の演出だそうですがグロウルしまくりの曲なのでどうなるか……
と思っていたらファンのお兄さんが激ウマでしたね。
Oliver(Vo.)と肩を組みながら完璧に歌いこなしつつ、
ついでにWOD煽りまでやってしまう大立ち回り。
カラオケと音ゲーをミックスしたようなバックの映像も楽しい時間でした。

今回のライブの中でも特に個人的に良かったなと思ったのが新譜からの“LosT”
ポップなサウンドに乗せて不安や悩みを包み隠さずにぶつける曲なわけですが、
スクリーンに大写しになった”Why am I this way?”というサビの歌詞を大合唱する光景が、
見事に「自分は一人じゃない」という強いメッセージ性を帯びていて、
不安を共有することで救われる一体感を味わえるものになっていました。

終盤~アンコールは普遍性にあふれた名曲連打。
“Sempiternal”(2013)以降の曲で固めたライブで、
初期のメタルコア/デスコアのイメージからはかなり離れてはいますが、
その分エンターテインメントとしての普遍性を得た巨大なバンドになっていて驚きました。
ゲーム好きではあるけどBMTHは知らない……という友達も一緒になって楽しめたのは強すぎる。

あまりに完成度の高いライブを見せつけられたのでまたすぐにでも観たくなりますね。
9月にフィジカルで発売される最新作もしっかり予約しました。

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BRING ME THE HORIZON セットリスト

1.DArkSide
2.Happy Song
3.Sleepwalking
4.MANTRA
5.Teardrops
6.Kool-Aid
7.Shadow Moses
8.liMOusIne
9.AmEN!
10.Itch For The Cure (When Will We Be Free?)
11.Kingslayer
12.Antivist
13.Follow You
14.LosT
15.Can You Feel My Heart

Encore:
16.Doomed
17.Drown
18.Throne

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結論からいくと、万博でのサマソニは快適そのもの。
その理由は、まず何といってもアクセスの良さ。
終点のコスモスクエアからシャトルバスで会場に移動していた舞洲と比べると、
モノレールに乗れてしまえばすぐに会場入りできる万博はかなり楽でしたね。
普段と違って手厚く増便されていたことも好印象でした。
あとは既存の店や自販機が充実していたことも、猛暑の会場では嬉しいポイント。

そして特筆すべきは、非常に開放感のあるステージ。
広い芝生と後方には木陰、というMOUNTAINの雰囲気は素晴らしかったですし、
今まで屋内だったSONICは、入ってすぐの太陽の塔の真裏に配置。
一番最初に目に入るステージになったことで、
偶然通りかかることでの新たな出会いが生まれやすくなっていた印象です。

一方で、唯一の屋内ステージとして、
独特の雰囲気で異彩を放ったPAVILLIONも面白かったですね。
EXPO’70パビリオン(旧鉄鋼館)を会場に、
改修工事前の初代・太陽の塔の黄金の顔が見守るステージは、
非日常を感じさせられて刺激的でした。

ただ、舞洲が圧倒的に優れていたポイントとしてはステージ間の移動の短さ。
舞洲ソニックパークでは4つのステージがギュッと集約されていて、
特にMOUNTAIN、SONIC、MASSIVEは歩いてすぐの距離にありました。

今回は広い公園内にステージが分散されていたので、
入口のSONICから端のMASSIVEまで行けば20分はかかりましたね。
来年はここを考えて行程を組んでいく必要がありそうだと感じました。

万博開催について、SNSではポジティブな意見も多くみられたので、
来年は良いところは伸ばしつつ、どのように改善されるかにも注目したいです。

ちなみに万博でもクリエイティブマンのブースは健在、恒例のミニタオルを引き換え。

サマソニ2024 ミニタオル

そしてこちらが来日公演紹介。来年のものも徐々に解禁されてきました。
豪華な顔ぶれは見ているだけでも楽しくなりますね。

CREATIVEMAN 来日公演紹介
CREATIVEMAN 来日公演紹介

ちなみにこの中だと今のところは
IRON MAIDEN, KASABIAN, Judas Priest, Green Dayの大阪公演に参戦予定です。

遅筆ですが余裕を見つけてなんとか2日目の分も上げられたらと思います。
あと帰りの電車でSNSを見ていたら”Antivist”のお兄さんが普通にリア友だったことが判明してひっくり返ってました。天才かよ。

2日目はこちら↓

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【ライブレポート】楠木ともり TOMORI KUSUNOKI SUMMER LIVE 2024 -ツキノミチカケ- 大阪公演(2024/08/10) https://tashinami-musiclog.com/2024/08/14/tomori-kusunoki-summer-live-2024-08-10/ https://tashinami-musiclog.com/2024/08/14/tomori-kusunoki-summer-live-2024-08-10/#respond Wed, 14 Aug 2024 03:19:57 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=1884 目次 東京・大阪で行われた夏の野外ライブ、大阪公演に初参戦!キャリア初のダブルアンコールも!最高の熱気に包まれた一夜TOMORI KUSUNOKI SUMMER LIVE 2024 -ツキノミチカケ-大阪公演 セットリス […]

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声優として、そしてアーティストとしてコンスタントに活躍を続ける楠木ともりさん。
個人的には1stEP“ハミダシモノ”(2020)からせっせと集めてはいたのですが、
未だライブにはなかなか行けておらず。

そんな中、シングル“シンゲツ”のリリースに伴う初の野外ライブを
東京・大阪で行うということで、一旦資金のことは考えずに土壇場でチケットを購入、
念願の初参戦と相成りました。

大阪城天守閣
エレベーター完備の資料館としても楽しい建物、大阪城天守閣

会場は大阪城野外音楽堂。
地下鉄・JRの森ノ宮駅から歩いてすぐという好立地です。
大阪城だし京橋のブックオフでCD物色してから行くか~!と、
大阪城ホールと同じノリで京橋の駅から歩き出したら実質2駅分歩く羽目に。
真夏に電車賃をケチると命の危険があるので要注意だなと思いつつも、
久々に天守閣をしっかり拝めたので楽しかったです。

楠木ともり マフラータオル

物販ではマフラータオルを購入。
今回のコンセプトである「月の満ち欠け」がデザインされたもので、
リバーシブルに使える優れものでした。あと今治タオルなので明らかに質がいい。

大阪城野外音楽堂(開演前の客席から見たステージ)

席については、チケット自体公演一週間前くらいに買ったので後ろのほうだったわけですが、
PA卓付近でバンドサウンドをしっかり楽しめるいい席でした。

開演前のBGMはインストに混じって坂本慎太郎やフィッシュマンズの曲もあって、
夕方の野外の雰囲気にもマッチしていて大変良かったです。

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まだ明るい17:30、定刻通りにライブがスタート。
1曲目は“眺めの空”。蒸し暑い真夏のライブにはこれ以上ないオープニングです。
楠木さんは白のセットアップで登場、
2番Aメロでは歌詞とリンクしてアウターをはだけさせる仕草があったのも印象的でした。
堂に入ったステージングに、出だしからさっそく引き込まれましたね。
原曲で印象的なトム・モレロばりにオクターブが上下するギターリフはライブでは抑えめ。

続く2曲目は“僕の見る世界、君の見る世界”
爽やかな夏をイメージさせるアップテンポな曲調の中に一抹の寂しさも込められた佳曲。
みんなでタオルを振り回しながら最初のコーラスを大合唱する、いわゆる「タオル曲」でした。
いつもは終盤に披露される曲だそうですが、青空が似合う曲なのでこれは良いセレクト。

入りから2曲続けて披露したのち、ここでMCへ。
最初の「楠木ともりでーす!」という挨拶の元気さにはこちらも思わず笑顔に。
「今日は私が”飲め!”って言ったら飲んでください!」と、
熱中症対策の必要性の周知徹底も忘れず。

同期のドラムループに導かれて披露された、“PRESENCE”(2023)収録の“青天の霹靂”は、
打ち込みと生バンドがうまく融合していて聴き応えがありました。
今回のセトリの中でもとりわけ歌メロの上下が激しい曲でしたが、
ステージを自由に動きながらファルセットも織り交ぜて歌いこなしていたのは流石。
2番の「うつ伏せになって死んでいます」の歌詞に合わせて、
ステージ上で横になりながら歌うパフォーマンスも強烈。

続いては雰囲気をガラリと変え、
最新シングル“シンゲツ”のB面、五月病を歌った“MAYBLUES”へ。
息の成分多めな歌い方でもしっかり歌詞が入ってくるのが印象的でしたし、
初の試みとなった後半のラップも完璧に披露。
後方の席からは観客全体が段々とビートに合わせて左右に揺れているのが見えて綺麗でした。
いわゆる邦ロックのノリとは質の異なる曲ですが、
「この曲のノリ方もだんだんみんな覚えていってね!」とはMCでの談。

都会的な“もうひとくち”“タルヒ”とミッドテンポの曲が続くブロックに入ると、
始めは少し力みが感じられた声も段々とリラックスしてきて、より自然な味わいに。
ちょうど“タルヒ”の辺りで涼しい風が吹き込んできたのも野外ならではのマジック。

MCの「ここからはぶっ通しでいくよ!」という宣言に続いては、
オリコンデイリーチャート1位を獲得した2ndEPの表題曲“Forced Shutdown”
複雑なアンサンブルとメロディで全カタログの中でも今なお異彩を放つ一曲。
特に複雑なフレーズをしっかり入れ込んでいくドラムの貢献は圧巻でした。
“BONE ASH”“遣らずの雨”と激しい曲が並ぶこのセトリからは
存分にバンドサウンドの迫力が感じられて満足感がありました。

激烈ファストナンバー“遣らずの雨”の前には、雨を感じさせるように
長めに取られたイントロと照明効果があったのもライブならでは。
静かなイントロの雰囲気が「雨が……」の囁きで一変するのにはゾクゾクしましたね。

続く“absence”は、先ほどと打って変わって鍵盤のみをバックに切々と披露。
このあたりで日も徐々に暮れてきて、穏やかな光の中で歌う様が絵になっていました。

今回のライブ「ツキノミチカケ」の表題のもとになった、
TETSUYA (L’Arc-en-Ciel)プロデュースの新曲“シンゲツ”が披露される頃には、
三日月を少し過ぎたくらいの月の光もひときわはっきり見えるように。

MCでは、その「月の満ち欠け」というコンセプトに込めた意味合いを説明。
満ちたり欠けたりしているように見える月も、
それはあくまで太陽によって見え方が変わっているだけ……ということから発展して、

「誰かが変わったように見えてもそれは周りからの見え方が違っているだけで、
その人自身の本質はもしかしたら変わっていないのかもしれない」
「関わりの中で見え方は変化していくから、変われない自分をむやみに嘆かなくてもいい」
というような考えに至ったといいます。
それに伴って嫌いだった自分のことも好きになれたのだと、率直に語ってくれました。

そして本編最後は、昨年のバースデーライブで初披露された“back to back”
楠木ともりさん自身がメロディのみならずコードも付けた一曲で、
てらいのないストレートな曲調とメロディが力強く響いてきます。
自身とファンとが背中を預け合いながら進んでいくというコンセプトのこの曲、
鮮やかな赤と青の照明に照らされたステージに向けて、
「大丈夫」というフレーズを観客が投げかけるBメロの一体感は感動的でした。

ここからアンコール。ライブTシャツに着替えて披露されたのは
ハルカトミユキの提供した“それを僕は強さと呼びたい”
これは是非とも生で聴きたいと思っていたので個人的には嬉しい選曲でした。

MCを挟まずに続けて披露されたのは、静かな“alive”
虫の声とローファイな風合いのギターが特徴的なスローナンバーですが、
今回のライブではちょうど蝉の声が曲に綺麗にフィットしていて、
野外ならではの空気感を味わえてよかったです。

そしてMCタイムは恒例のグッズ紹介!
ここではグッズをひとつひとつ手に取り、
その度にファンが手持ちのグッズを掲げるのがお約束なので、
頑張っても毎度長くなるんだとか。

特にシューレースの紹介ではヘアアレンジに組み込んだり痛バの装飾にしたりと、
個性的なアレンジがあって面白かったです。
アピールのために履いている靴を掲げて見せる光景も中々でしたが。
中には通販限定の丼ぶりをわざわざ現地まで持ち込んできた猛者もちらほら。
「こうならないように通販にしたのに~!割っても知らないからね~!」
と苦笑されていたのもハイライト。

グッズ紹介の後には告知タイム!
11月に5thEP“吐露”が発売されること、
さらに今年も12月22日にバースデーライブを行うことが決定!というのが最重要事項。
新EPは例によって新曲4曲を収録予定とのこと、続報に期待!

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個人的には、ラジオ番組「楠木ともり The Music Reverie」が
今回のバンドメンバーを迎えて急遽復活したのも嬉しかったです。
(ゆらゆら帝国の”発光体”をカバーした回の衝撃は忘れられません)

そしてアンコール3曲目にして〆の一曲は“ロマンロン”
初期からずっと愛されてきた人気曲ということもあり、
ここにきて今まで以上の熱量の盛り上がりになっていました。

最後の挨拶、集合写真の撮影まで終わり、ステージから捌けていくメンバーたち。
しかし、アンコールのあとも熱気が収まる気配はなし!
会場には客出しのBGMで“シンゲツ”のインストバージョンが流れていたのですが、
ほとんどのお客さんがその場から離れず、BGMに合わせて手拍子し続けていました。
この辺りはBGMを止めなかったスタッフさんに感謝です。

しばらく後、その鳴りやまない手拍子に応えて全員が再登場!
「史上初!ダブルアンコールありがとうございます!」というMCにさらに沸く野音。
と言いつつも「どうしよう?」「何やろう?」と動揺していたので、
やっぱり急遽だったのだなと改めて実感しました。

そして本当のラストナンバー、東京のアンコールで披露された“熾火”で〆!
「才能ない」だなんてそんなわけないじゃない!と思いながら夢中で叫んでました。
産みの苦しみや自己嫌悪までストレートに吐き出したこの曲で、
この日一番の盛り上がりをみせたのは、あまりにも劇的なエンディングでした。

終演後に配布されたセットリスト

終演後には、本日のセットリストとともに、
小説投稿サイトmonogatary.comとのコラボコンテスト第2弾の大賞受賞作
『校舎の月』(角原 四温)が配布されました。

裏表紙に記載された当日のセットリストには、やはりダブルアンコールの“熾火”は無し。
改めて歴史に残る公演に立ち会えたのだなとしみじみしながら帰路につきました。

収録のためカメラが入っているという旨のアナウンスが開演前にあったので、
この盛り上がりなら大阪公演の映像化もあるのでは?と、内心そちらの方面でも楽しみ。

1.眺めの空
2.僕の見る世界、君の見る世界
3.青天の霹靂
4.MAYBLUES
5.もうひとくち
6.タルヒ
7.Forced Shutdown
8.BONE ASH
9.遣らずの雨
10.absence
11.シンゲツ
12.back to back

~アンコール~
13.それを僕は強さと呼びたい
14.alive
15.ロマンロン

~2ndアンコール~
16.熾火

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