TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Sun, 23 Mar 2025 16:08:36 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【レビュー】 Stereo Crush / Gotthard (2025) https://tashinami-musiclog.com/2025/03/24/stereo-crush-gotthard-2025/ https://tashinami-musiclog.com/2025/03/24/stereo-crush-gotthard-2025/#respond Sun, 23 Mar 2025 16:06:56 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=3254 5年ぶりとなる14thは、持ち味を突き詰めた充実作 スイスの産んだ国民的ハードロックバンドGOTTHARDが、前作“#13″(2020)から5年ぶりとなる14thアルバム“Stereo […]

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5年ぶりとなる14thは、持ち味を突き詰めた充実作
Stereo Crush / Gotthard (2025)

スイスの産んだ国民的ハードロックバンドGOTTHARDが、
前作“#13″(2020)から5年ぶりとなる14thアルバム
“Stereo Crush”を発表!
ドラマーがKrokusのフラヴィオ・メッツォディに交替してからは初のアルバムとなります。

というわけでメンバーは以下の通り。
ニック・メーダー(Vo.)
レオ・レオーニ(Gt.)
フレディ・シェラー(Gt.)
マーク・リン(Ba.)
フラヴィオ・メッツォディ(Dr.)

タイトルにもマッチしている気合の入ったジャケットは
Thomas Ewerhard氏によるもの。
Tobias Sammet’s Avantasia
“The Scarecrow”(2008)などを手掛けた方ですね。

Stereo Crush / Gotthard (2025)裏ジャケ

1.AI & I 2:53
2.Thunder & Lightning 3:38
3.Rusty Rose 4:14
4.Burning Bridges 3:37
5.Drive My Car 3:00
6.Boom Boom 3:58
7.Life 3:26
8.Liverpool 3:43
9.Shake Shake 3:49
10.Devil In The Moonlight 3:11
11.Dig A Little Deeper 3:53
12.These Are The Days 3:23

Stereo Crush / Gotthard (2025)

今回は日本盤ボーナストラックは無し。
と言いつつも、この12曲トータルでの完成度が高いので潔さも感じます。
トータルランニングタイムも43分と無駄がなく聴きやすい印象。
キャプテンこと和田誠氏の熱のこもったライナーは、
各曲のバックグラウンドの紹介も手厚いので必読。

本作からの先行公開は4曲。
最初に公開された”Boom Boom“から、
曲名通り強靭なビートで突き進む直球勝負の一曲で評判も上々!
トーキングモジュレーターの主張が強いのも嬉しい。

さらにそこからメロハード真ん中の“Thunder & Lightning”
トーキングモジュレーターがここでも炸裂する“Rusty Rose”と、
切られてくる曲が軒並み強力だったのも期待感を高めてくれました。
直前には“Drive My Car”(ビートルズのカバー)が公開。

1曲目の“AI & I”でヘヴィに突き進んでから、
メロハー路線のシングル2曲
“Thunder & Lightning”“Rusty Rose”
そしてテンポを落とした4曲目“Burning Bridges”で聴かせる流れ。
これがまず劇的で美しいですね。
ニック・メーダ―の多彩な歌唱が味わえるので序盤から満足感があります。

1曲目に敢えて“AI & I”を置いていることも示唆的で、
無機質なものとは違って血の通ったものを見せたい!という気概を感じます。
コロナ禍を反映した作品からさらに一歩進んで、
広くいきわたり始めたAIとどう対峙するかを扱った作品が近年の潮流となりそう。

ビートルズのカバー“Drive My Car”はまさしくGOTTHARDの真骨頂!
よりドライブ感を高めたリフワーク、
そして”She said baby~”のニックの歌いまわしのアレンジがクール。
単なる完コピではない魅力を放っています。

先行公開の“Boom Boom”は、
レオ・レオーニのもとに息子が生まれた喜びをストレートに表現したもの。
そこから“Life”と題したバラードにつなぐのは見事ですし、
曲の魅力が重層的に深まっていくようなアルバム構成。

ビートルズへの愛が曲名からも伝わるキーボード強めな“Liverpool”
妖しいベースから始まり徐々にヒートアップする“Shake Shake”
“Wow oh oh oh oh~”のコーラスが楽しい“Devil In The Moonlight”
ギターソロもたっぷりとられた“Dig A Little Deeper”など、
アルバム後半も直球のハードロックナンバーがズラリ。
コロナ禍を経てじっくり曲を練り上げたのが活きています。

そして今作、ラストの“These Are The Days”がまた素晴らしい!
ブルースハープのイントロから心を掴まれますが、
ここで聴けるニックの歌唱とそれを彩る分厚いコーラスは、
このアルバムの大団円として綺麗に機能しています。
どこか土の匂いを感じる雰囲気ですがそこに悲壮感はなく、
むしろキラキラした感触なのは、
この曲を含めたトータルでの本作の特徴かと思います。
よりストレートにメロハーの雄としての良さを表現した充実作でした。

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【レビュー】Phantomime / Ghost (2023) https://tashinami-musiclog.com/2025/03/17/phantomime-ghost-2023/ https://tashinami-musiclog.com/2025/03/17/phantomime-ghost-2023/#respond Sun, 16 Mar 2025 17:04:06 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=1703 遂に今年4月に最新作となる6th“Skeletá”をリリースする、スウェーデン発、トビアス・フォージ率いるGhost。新曲“Satanized”も早速公開されています。 さ […]

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遂に今年4月に最新作となる6th“Skeletá”をリリースする、
スウェーデン発、トビアス・フォージ率いるGhost
新曲“Satanized”も早速公開されています。

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Phantomime / Ghost (2023)

さて、ここで紹介する今作“Phantomime”は、
“If You Have Ghost”(2013)
“Popestar”(2016)に続く、
お馴染みの?カバーEP第三弾。
5曲入りなのもこれまでと変わらず。

キャリア史上最もポップで流麗なメロディを主軸に置いた
5thアルバム“IMPERA”(2022)の翌年に発売された本作。
いつものことながらTelevisionGenesisなど、
幅広いジャンルから節操なくピックアップして自分のものにする手腕は見事。
逆にIRON MAIDENの名曲をストレートにカバーした
“Phantom Of The Opera”が珍しく見えるほど。

HR/HMリスナーからの支持にとどまらず、
元はと言えばB面曲だった
“Mary On A Cross”が(何故か)TikTokから火がつく形で流行するなど、
気づけば「みんなのGhost」として大衆からの人気も獲得していった彼ら。
そのサタニックな見た目の裏にあるポップセンスの源を垣間見られる一枚です。

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Phantomime / Ghost (2023)裏ジャケ

収録曲は以下の通り。
ちなみに自分の所有しているのはチェコ盤。

1.See No Evil 4:04
2.Jesus He Knows Me 4:05
3.Hanging Around 4:10
4.Phantom Of The Opera 7:23
5.We Don’t Need Another Hero 4:10

See No Evil

ニューヨーク・パンクのレジェンド、
Television“Marquee Moon”の1曲目をGhost流に料理。
元々のメロディも活かしつつ適度な装飾を随所に加えています。
(曲名だけ見るとGhostの曲っぽさもありますし)

Jesus He Knows Me

今作のリードトラックとしていち早く配信された一曲。
こちら何とGenesisのカバー。MVも制作されました。

ポップなメロディを活かしつつ、
ストレートな疾走曲としてGhostの持ち曲のように換骨奪胎。
トビアスのポップセンスが光る良アレンジです。

Hanging Around

こちらは英国パンクのThe Stranglersのカバ―。
いつもながら影響元の幅広さを物語るカバーEPシリーズですが、
パンクバンドからの選曲が目立つのは本作の特徴。

Phantom Of The Opera

こちらは先行公開2曲目。
IRON MAIDENの1stから、
スティーヴ・ハリスの手によるドラマチックな長尺曲を手堅くカバー。
と言いつつ、オルガンの音でGhostらしさもしっかり出した秀逸な出来。

ブルース・ディッキンソン期ではなく1stから選んでくるというのも、
トビアス自身の声の特性を最大限に活かせる選曲になっていて流石。
序盤の冷んやりとした歌い方から徐々にヒートアップしていくのが良いですね。
怪しげなギターリフとボーカルがユニゾンする不思議な感覚もハマっています。
2024年のグラミー賞のBest Metal Performanceにもノミネートされました。

We Don’t Need Another Hero

ラストに据えられたこのカバーは、
“マッドマックス3″のサントラに収録されたティナ・ターナーの曲。
これも中々面白い選曲ですし、歌いまわしにはどこか温かみも感じます。
シンセっぽいベースの音色や分厚くも分離感のあるギター、
サビを仰々しく盛り上げるエコーを効かせまくったドラムもそれぞれ秀逸。

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目下の最新作“Skeletá”はこちら。

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【レビュー】METAL – EP / Newsted (2013) https://tashinami-musiclog.com/2025/03/17/metal-ep-newsted-2013/ https://tashinami-musiclog.com/2025/03/17/metal-ep-newsted-2013/#respond Sun, 16 Mar 2025 16:22:40 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=1642 ご存知METALLICAの2代目ベーシストを務めたことで広く知られるジェイソン・ニューステッドが、自身の名前を冠して結成したNEWSTEDのデビューEP。もとは2013年1月にDLのみでの発売だったものですが、好評を受け […]

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METAL - EP / Newsted (2013)

ご存知METALLICAの2代目ベーシストを務めたことで広く知られる
ジェイソン・ニューステッドが、
自身の名前を冠して結成したNEWSTEDのデビューEP。
もとは2013年1月にDLのみでの発売だったものですが、
好評を受けて3月に海外でCD化されたのがこちら。

METAL - EP / Newsted (2013)盤面、メンバー紹介

参加メンバーは以下の通り。
Jason Newsted(Ba, Vo.)
Jessie Farnsworth (Gt.)
Jesus Mendez Jr. (Dr.)

ちなみに彼らが発表した音源はこのEP“Metal”と、
ギタリストにStaindのMike Mushokを迎えた4人体制で
同年に発売されたフルアルバム“Heavy Metal Music”のみ。
どちらも直球勝負なネーミングが何ともジェイソンらしいです。

メタリカのライブでは“Creeping Death”での”Die! Die!”のコーラスや、
一曲丸々ボーカルを任された“Seek & Destroy”等にみられるように、
ジェイソンの歌唱力の高さはよく知られていましたし、
ここではそのドスの効いた声と硬質なサウンドを堪能できます。

METAL - EP / Newsted (2013)裏ジャケ

1.Soldierhead 4:16
2.Godsnake 5:17
3.King Of The Underdogs 6:00
4.Skyscraper 6:35

1.Soldierhead 4:16

MVも制作された記念すべき1曲目は、
ジェイソンの歪んだベースと吐き捨てるような歌唱でゴリゴリに突っ走る曲。
バンドのパブリックイメージに一番近い仕上がりといえるはず。

2.Godsnake 5:17

先ほどの疾走とは一転して、地を這うようなグルーヴが味わえる曲。
メタリカの“The God That Failed”“Devil’s Dance”に雰囲気は近いかも。
キーをDに落としていることもありヘヴィではありますが、
ジェイソンの荒々しい声にマッチしていて気持ちよく聴けます。

3.King Of The Underdogs 6:00

ゆったりとしたベースと抑えめな歌唱で始まるので、
始めはバラードか?と思わせておきつつも、
曲全体を通してどんどん熱量を上げていく構成が秀逸。
どん底から這い上がる情熱の迸りが表現されていて完成度も高い!
本作では一番気に入っています。

4.Skyscraper 6:35

最後は跳ねるリズムが特徴的な一曲。
序盤からジェイソンのアジテーション的な歌唱が映えていてこれも聴き応え充分。
曲中で繰り返される
「善い戦争など無い!」「聖なる戦争など無い!」
というメッセージが突き刺さります。
後半で絡んでくるワウの効いたギターも良いですね。

フルアルバム“Heavy Metal Music”には、
ここから“Soldierhead”“King Of The Underdogs”を収録。
パンチの強い曲が順当にアルバムに入った感もありますが、
本EPの4曲だけとってみてもしっかり練られていて、
疾走のみならずグルーヴィーな曲も備えているのは流石。
90年代メタリカが好きなら裏切られることはないはず。

当時は注目作として雑誌等でも話題になっていましたし、
このまま順調にパーマネントなバンドとして続いていくのと思われていましたが、
2014年には活動を終了させていたというのが何とも……

と思いきや、調べると2023年に突如復活ライブを行っていたとのこと!
(Mike Mushokは多忙のため不参加、後任はHumberto Perez)
音源化されていない新曲も披露しているので、
マイペースな活動ぶりではありますが、これからの展開にも期待したいところ。

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【レビュー】Ghost Of You / H.E.R.O. (2025) https://tashinami-musiclog.com/2025/03/11/ghost-of-you-h-e-r-o-2025/ Mon, 10 Mar 2025 16:27:23 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=3246 デンマークのH.E.R.O.による待望の4作目! デンマークのロックバンドH.E.R.O.の4thアルバム“Ghost Of You”がこのたび発売に! 前作“Alternate Re […]

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デンマークのH.E.R.O.による待望の4作目!

デンマークのロックバンドH.E.R.O.の4thアルバム
“Ghost Of You”がこのたび発売に!

Ghost Of You / H.E.R.O. (2025)

前作“Alternate Realities”(2022)は、
2ndまでの親しみやすいロックサウンドに加えて、
過去の苦悩の激しさを表現するような、
現代的で電子的なヘヴィネスを新機軸として押し出した作品でした。
しかし、激しいようでも根底には質の高いメロディがあるのが魅力。

ソレン・イノテフ(Gt.)が2022年に脱退したことにより、
デビュー当初と同じく3ピースに戻った彼ら。
“Ghost Of You”という意味深長なタイトルとコンセプトからも、
曲に込められた並々ならぬ思いを感じます。

Ghost Of You / H.E.R.O. (2025)裏ジャケ

1.The Beginning 0:52
2.Razorsharp 3:55
3.Ghost Of You 3:53
4.Goddess 3:16
5.Halo 3:53
6.Chemicals 4:07
7.The Middle 0:52
8.Misalign 4:38
9.Euphoria 3:03
10.All Falls Down 3:18
11.End Of Us 3:53

日本盤ボーナストラック
12.Gravity [Live From Loud Park 2023] 4:02
13.Oxygen [Live From Loud Park 2023] 4:46

第1弾となる新曲“Misalign”が出たのは昨年4月ということで、
ほぼ1年近くに及ぶスパンでじっくり練り上げた楽曲が並ぶ今作。

先行シングルが計4曲と多めなのはマーケティングの趨勢ですが、
1曲目と7曲目にインストの小曲を挟むことで
レコードのA面・B面のようなまとまりを生んでいることも見逃せません。
1曲目が“The Beginning”
そしてラストが”End Of Us“という対比も美しい一枚。

特に満を持してリリースされたタイトルトラック
“Ghost Of You”の出来は流石の貫禄。
トラウマに苛まれ自問自答する歌詞と共鳴するヘヴィなサウンド、
切迫感がありつつもキャッチ―にまとめられたこの曲は
本作を象徴するに相応しい出来。

そして個人的なお気に入りは続く4曲目の“Goddess”
“Ghost Of You”の余韻を受けつつも、
目先を変えてさらに引き込んでくるイントロは秀逸。

日本盤にはLOUD PARK 2023から
“Gravity”“Oxygen”の2曲を収録。
ラウパ大阪への出演は無かったのでこうして聴けるのが嬉しい!

Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspiratorsの前座としてのライブで、
その洗練された楽曲と佇まいですっかりファンになったのはいい思い出です。
かねてより日本での単独公演を計画していたという彼ら。
本作を引っ提げてのライブが観られる日も近いかもしれません。

LKINKIN PARKBring Me The Horizon
日本でいえばONE OK ROCK等のファンには
間違いなく刺さるであろうポテンシャルはずっとあるので、
日本との相思相愛を喜びながら、
さらなる人気爆発に向けて応援したいところ。

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【レビュー】 Blood Mountain / Mastodon (2006) https://tashinami-musiclog.com/2025/03/09/blood-mountain-mastodon-2006/ https://tashinami-musiclog.com/2025/03/09/blood-mountain-mastodon-2006/#respond Sat, 08 Mar 2025 18:48:52 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2567 Brent Hinds(Gt/Vo.)の突然の脱退に寄せて…… 米国産プログレッシブメタル、スラッジメタルの巨人Mastodon。1stアルバムの頃から不動のメンバーで進んできた彼らですが、202 […]

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Blood Mountain / Mastodon (2006)

米国産プログレッシブメタル、スラッジメタルの巨人Mastodon
1stアルバムの頃から不動のメンバーで進んできた彼らですが、
2025年3月7日、突如として
Brent Hinds(Gt/Vo.)の脱退が発表…..
2022年のDOWNLOAD以来となる日本公演を心待ちにしていたのですが非常に悲しいです。
あの土臭さも幻想的な雰囲気も演出できるギターサウンドは
このバンドの核となるものだと思っていましたし、
今年はWACKEN OPEN AIRへの出演や
Black Sabbathの豪華なラストライブなど、
(いつものことながら)大きな案件も多いので……。

さて、自分がバンドの名前は知っていつつも
大学時代に初めて触れたのがこの“Blood Mountain”でした。

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Blood Mountain / Mastodon (2006)裏ジャケ

1.The Wolf Is Loose 3:34
2.Crystal Skull 3:27
3.Sleeping Giant 5:36
4.Capillarian Crest 4:25
5.Circle Of Cysquatch 3:19
6.Bladecatcher 3:21
7.Colony Of Birchmen 4:20
8.Hunters Of The Sky 3:52
9.Hand Of Stone 3:31
10.This Mortal Soil 5:00
11.Siberian Divide 5:32
12.Pendulous Skin 5:08

日本盤ボーナストラック
13.Crystal Skull [Live] 20:37

輸入盤・日本盤問わず最後の曲の後には15分程度の空白があり、
その後にはボイスメッセージのような声が。
声の主はなんとQueens Of The Stone AgeJosh Homme
7曲目の“Colony Of Birchmen”では彼のボーカルも聴けます。

トライバルなビートに導かれて三連主体で駆け抜ける2曲目
“Crystal Skull”はキャリア屈指の名演。

爆走する1曲目“The Wolf Is Loose”からの超攻撃的な流れはインパクト抜群!

しかし「巧いけどこの激しさで最後まで通されるとしんどいな……」
と、かつての自分は序盤のブルータルさに面食らい一度挫折。
そこから暫くアルバムごと寝かせてしまい、
ここでハマるのが遅れたのは自分の不明を恥じるしかないです。

Blood Mountain / Mastodon (2006)盤面

しかし後々プログレにもブルータルな音にも慣れた耳で今作を聴き直すと、
3曲目“Sleeping Giant”では幽玄の世界が広がっていて驚いた次第。
イントロで飛び込んでくるリバーブのかかったリフですっかりKOされました。

さらに後半になるにつれて、印象に残るメロディもプログレ度も増加していき、
蓋を開けてみると非常に質の高く、面白い一枚でした。
中でも10曲目“This Mortal Soil”は個人的に一押し。

かつての自分、せめて3曲目まで聴いてくれ……と後悔しつつ、
「機が熟す」とはこういうことなんだろうなと思ったりも。
Amazonで輸入盤(新品)が安く出ていたので買い直しのため即入手。

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腰を据えてMastodonを聴いていくと、
今作の立ち位置も見えてきました。
前作“Leviathan”のドライなようでいてまとわりつくような音像も、
モチーフとなった『白鯨』の雰囲気が出ていて勿論好きなのですが、
今作では音がよりクリアになったと共にドラムの超絶技巧が前面に出てきて、
さらなる迫力と聴き応えを生んでいるように感じます。

金字塔と名高い次作“Crack The Skye”(2008)以降は、
抑制のきいたプレイが増えてくるわけですが、
本作での叩きっぷりは圧倒的。
この時期にはこの時期にしかない個性と味があります。

ちなみに“Crack The Skye”の15周年記念盤は昨年発売。

さて、昨年は“Leviathan”(2004)の20周年を記念して、
同じく2004年に“Ashes Of The Wake”をリリースした
Lamb Of Godとのツアーが話題になったマストドン。

2024年はHR/HM界に限らず多種多様なバンド同士のコラボ曲が出ましたが、
ここでのコラボ曲“Floods Of Triton”は強烈でしたね。
アクの強さゆえ曲調がマストドン寄りだったのはご愛嬌、
その推進力の高さとブルータリティには圧倒されました。

果たして2025年の彼らは一体どうなっていくのか……。
バンドは生き物だというのは分かってはいますが辛いところ。
我々は見守るしかないわけですけどもね。

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【レビュー】 Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits / Ramones (2002) https://tashinami-musiclog.com/2025/03/06/loud-fast-ramones-their-toughest-hits-ramones-2002/ https://tashinami-musiclog.com/2025/03/06/loud-fast-ramones-their-toughest-hits-ramones-2002/#respond Wed, 05 Mar 2025 16:46:38 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=3233 ジョニー・ラモーン(Gt.)選曲!タイトル通りの硬派なベスト 最近購入して激アツだったアルバムがこちら。Ramonesの数あるベスト盤の中でも評判のよい“Loud, Fast Ramones: Their T […]

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ジョニー・ラモーン(Gt.)選曲!タイトル通りの硬派なベスト
Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits / Ramones (2002)

最近購入して激アツだったアルバムがこちら。
Ramonesの数あるベスト盤の中でも評判のよい
“Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits”(2002)
個人的には邦題の「ラウド&ファスト:ザ・ベスト・オブ」に馴染みがあります。

このアルバムが出たのは2002年の10月のこと。
この年の6月には、初代ベーシストのディー・ディー・ラモーンが、
ヘロインのオーバードーズにより49歳の若さで死去。
本盤はギタリストでありリーダーの
ジョニー・ラモーンによって選ばれた30曲を収めています。

Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits / Ramones (2002)裏ジャケ

1.Blitzkrieg Bop 2:12
2.Beat On The Brat 2:32
3.Judy Is A Punk 1:31
4.Gimme Gimme Shock Treatment 1:41
5.Commando 1:51
6.Glad To See You Go 2:10
7.Pinhead 2:43
8.Rockaway Beach 2:06
9.We’re A Happy Family 2:39
10.Sheena Is A Punk Rocker 2:48
11.Teenage Lobotomy 2:02
12.I Wanna Be Sedated 2:29
13.I’m Against It 2:06
14.I Wanted Everything 3:14
15.I Just Want To Have Something To Do 2:41
16.Rock ‘n’ Roll High School 2:17
17.Do You Remember Rock ‘n’ Roll Radio? 3:50
18.The KKK Took My Baby Away 2:29
19.Psycho Therapy 2:36
20.Outsider 2:10
21.Highest Trails Above 2:10
22.Wart Hog 1:55
23.Mama’s Boy 2:10
24.Somebody Put Something In My Drink 3:20
25.I Wanna Live 2:37
26.Garden Of Serenity 2:27
27.I Believe In Miracles 3:19
28.Main Man 3:26
29.Strength To Endure 2:59
30.The Crusher 2:26

本作の大きな特徴は、
・タイトル通りの「うるさくて、速い」曲を取りそろえていること

とにかくこれに尽きます。

何といってもジョニー直々の選曲が面白い!
ここではジョーイ(Vo.)の得意技である
メロウなポップソングは徹底的にオミットされているのが特徴。
(“I Wanna Be Your Boyfriend”すら入ってこない徹底ぶり)
とはいえ時系列順なので初心者に優しい一枚でもあります。

彼らの14枚のアルバムからの楽曲を、
“Loud, Fast”という観点で満遍なく取りそろえた本作。
(但し13th“Acid Eaters”(1993)はカバーアルバムにつき今回未収録)
「パンクのレジェンド」として彼らに触れたいと思っているような
これからのファンにはうってつけの一枚といえるはず!

そしてアルバム全作持ってます!というコアなファンから見ても、
「どれが入っていて、どれが入っていない」
というのを見るだけで話の肴になる一枚。
(ハードな曲の中でも意外と
“Bonzo Goes To Bitburg”“Pet Sematary”が無かったり、とか)

2025/03/13追記:
“Rock ‘n’ Roll High School”が地味に映画のサントラバージョンなのもレアでお得!
(大抵のベストに入っているのはドラムの音がソリッドなEd Stasium Mix)
ラモーンズ主演の同名映画のエンディングということで、
リバーブも効かせた華やかな仕上がり。
(フィル・スペクター版ほどの装飾は無いですが)

「隠れた名曲」と言うにふさわしい
“Main Man”以降のラスト3曲はいずれも、
2代目ベーシストのCJがボーカルで存在感を見せる曲。
こういうところも時代の変遷を感じさせます。
“The Crusher”のサビはジョーイ)
テンションを上げていきたいときにはこの一枚。

余談ですが、
「ラモーンズの歴代アルバムを総括して、1枚で追える」
というベストは意外に本作くらいだったりします。
一番有名な“RAMONES MANIA”(1988)は10thまで。
日本独自企画の“RAMONES MANIA 2″(2000)は12th~14thの範囲。
(出来がよくて個人的には一番の愛聴盤ですが現在は廃盤)

“Hey! Ho! Let’s Go: The Anthology”(1999)は決定版と言える出来ですが、
こちらは計58曲とかなりボリュームのある2枚組。
やや選曲には偏りもあるものの、
レアな曲もあるのでこれもやはり必聴。
「完璧なベスト盤」というものは存在しえないからこそ面白いのです。

Disc 2: Ramones Smash You! - Live '85

1.Do You Remember Rock ‘n’ Roll Radio? 3:16
2.Psycho Therapy 2:04
3.Suzy Is A Headbanger 1:37
4.Too Tough To Die 2:09
5.Smash You 2:17
6.Chinese Rock 2:00
7.Howling At The Moon (Sha-La-La) 2:57
8.I Don’t Wanna Go Down To The Basement 1:50

割とメジャーなベスト盤の本作ですが、このDisc 2
“Ramones Smash You! – Live ’85”
の存在はショップで手に取るまで知りませんでした。

こちらは初回プレスの5万枚限定に付属したもので、
ロンドン公演のライブ音源8曲を収録。
初公開音源であることがステッカーでも大々的に宣伝されていました。

収録曲は8曲と少なめではありますが、
バンドの勢いをそのままパッケージした良いライブ盤でした。
のちの“Loco Live”(1991)の時期と比べて原曲に忠実なアレンジなのにも好感が持てます。

また、この音源は8thから加入した
リッチー・ラモーンのドラムが聴ける貴重な史料のひとつ。
マーキー・ラモーンの復帰まで務めあげた、
ハードコア期の象徴といえる人物ですね。

本作はかなり出回っているベスト盤なので、
うまく探せば2CD仕様にも巡りあえる、はず。

タイトルにもなった楽曲“Smash You”は、
ラモーンズがハードコアに接近した8th
“Too Tough To Die”(1985)の時期の曲。
B面曲ながら、キャッチーなメロディと曲調が人気。
ライブバージョンは中々レアなので素直に嬉しい!

“Too Tough To Die”再発盤のボートラには
この“Smash You”もしっかり収録。
「強い、ブレないラモーンズ」像を提示した傑作です。

ちなみにリッチー・ラモーンの1stソロアルバム
“Entitled”(2013)には、
この“Smash You”のセルフカバーも収録されています。

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【ライブレポート】MR. BIG The Big Finale! Forever In Our Hearts大阪公演@大阪城ホール (2025/02/22) https://tashinami-musiclog.com/2025/03/01/live-mr-big-the-big-finale-forever-in-our-hearts-osaka-2025-02-22/ https://tashinami-musiclog.com/2025/03/01/live-mr-big-the-big-finale-forever-in-our-hearts-osaka-2025-02-22/#respond Fri, 28 Feb 2025 15:50:19 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=3216 あのMR. BIGのラストツアーには「続き」があった! その名も“The Big Finale! Forever In Our Hearts”。一昨年の7月に大阪、そして武道館で感動的なライブを見 […]

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あのMR. BIGのラストツアーには「続き」があった!

その名も“The Big Finale! Forever In Our Hearts”
一昨年の7月に大阪、そして武道館で感動的なライブを見せてくれたMR. BIG

自分は前回も大阪公演に参戦。

その後はスタジオアルバム“Ten”を発売、
そして全米ツアーでいよいよツアー活動に終止符を打つ……

と思われていたわけですが、
“Never Say Never”とはよく言ったもので、
日本で改めてラストツアーを行うことに!
2/22(土) 大阪公演 大阪城ホール、
2/25(火) 東京公演 日本武道館(ラストライブ!)
というスケジュールでのビッグ・フィナーレと相成りました。

奇しくも前日のGREEN DAYから2日連続となる大阪城ホール。
時間帯によっては雪もちらつく天候でしたが、物販は常に大行列!
それだけ彼らが愛されていたのだなとしみじみ。
能登半島沖地震のチャリティTシャツを出していたり、
募金箱を設置していたりと、バンド側から日本への思いも伝わってきました。

こちらは開場直前の写真。

大阪城ホール (2025/02/22)

会場内、能登への募金を呼び掛けるポスターにメンバーのサインが!

能登への募金を呼び掛けるポスターにメンバーのサイン

そして入った直後には奇しくもソロツアーを控えている
元メンバー、リッチー・コッツェンの特大パネルがお出迎え。

Richie Kotzen 宣伝パネル

ニューアルバム“Nomad”(2024)ソロツアーの宣伝なわけですが、
このパネルの写真を撮っている方も多かったですね。

¥1,954 (2025/03/01 15:42時点 | Amazon調べ)

今回の席はSS席のスタンド最前列!
ほぼ中央だったので真正面からバランスのいい音を味わえる良席でした。

開演前BGMはTHE・洋楽ヒットソング特集という趣。
(EUROPEの”Seven Doors Hotel”が入っていたのも良かったですね)
客電が消えてビートルズの”Rock ‘n’ Roll Music”がかかると、
楽屋からステージ裏に向かうメンバーの様子がスクリーンに映し出される演出でした。

MR. BIG 大型スクリーン(ロゴ)

1曲目は優しいコーラスが特徴的な“Mr. Gone”
まさかまさかの中々にコアな選曲は3rd“Bump Ahead”(1993)から。
再結成後に日本で披露されたのは勿論初めて、
1996年のツアー以来だということなので驚きです。

前半部分はMCも短めに、
披露しきれなかった曲をこれでもかと放出するハードなセットリスト。
2曲目に早速披露された”Good Luck Trying“と、
この日が世界初披露の“Up On You”はいずれも最新作“Ten”(2024)から。
ファンキーな曲が続く構成だったこともあり、
“Up On You”のストレートな4ビートがより際立って聞こえましたね。
本来はライブを前提としない曲群がこうして聴けたのも、
前回の日本のファンによる熱烈な歓迎があってこそ。

というのも、今回のセットリストに関して言えば、
“Mr. Gone”から“Up On You”までの頭6曲は
前回のツアーで披露されなかったもの。
前回が2nd完全再現だったので、
今回は1st多めか?と予想していましたが、
蓋を開ければ“Bump Ahead”祭りだったのが面白いところ。

「レーベルの意向でバラードを沢山入れさせられたアルバム」
という評が一般的ではありますが、
実際はハードでファンキーな側面も大きい本盤。
そこを前面に押し出した序盤の聴き応えは、
コアなファンをも唸らせるものがありました。
ラストツアーをコアな内容にできるのも、
ファンを信頼してくれていることの表れと言ってもいいはず。

そして名曲“Green-Tinted Sixties Mind”に導かれた中盤以降はグレイテストヒッツ!
今回は“Lean Into It”(1991)の1~3曲目を逆順で演奏するという趣向。
バックのメンバー紹介映像も楽しい“Alive And Kickin'”では、
ラストで“WE LOVE YOU PAT”の文字が大写しになり思わずホロリ。
“Daddy, Brother, Lover, Little Boy“では当然盛り上がりつつ、
「このドリルソロも見納めか……」という一抹の切なさも。

再結成後の新曲としてプレイされ続けた“Undertow”に続いては、
ポール、ビリー、ニックの3人によるインストメドレー!
今回のラストツアーの個人的ハイライトはこのパート。
“Wind Me Up”に始まり“Mama D.”“Merciless”といった凝ったリフの曲、
そしてあの“Anything For You”のギターソロはフルバージョンで披露!
チラッとだけ披露されたものも含みますがこの大ボリューム!
 Wind Me Up
 Mama D.
 Out Of The Underground
 Merciless
 Anything For You
 Voodoo Kiss
 The Whole World’s Gonna Know
 How Can You Do What You Do
 Take A Walk
 Defying Gravity

正直フルで聴きたかった……という曲も勿論ありますが、
少しでもいろんな曲を演奏したい!という思いはしっかり伝わりました。
やっぱり1stの曲では会場のボルテージも上がっていましたね。

そして続けて披露されたのはポール・ギルバートのソロ!
前回は“Nothing But Love”をギターインストで披露してくれたポールですが、
今回は最後とだけあって“Stay Together”
これは最後の曲で来るかと思っていたのでちょっと意外でしたが、
やはりポールの「ギターを歌わせる」技術は天下一品。極上の時間でした。
ついでに短髪に戻していて若々しくなってましたね。

思えばポール・ギルバートのソロタイムは
ギターをエモーショナルに歌わせる方に進化していき、
ビリー・シーンのソロタイムは高速ハーモニクスだったり、
最後には足元でストリングスの音を流してみたりと、
リストバンドにもある「四弦達人」としての道を邁進していた印象です。
“Shy Boy”でのボーカルの力強さも健在でしたし、
まだまだそのエネルギーには枯渇の気配なし!

そして「ニック・ディヴァージリオ!2回目だしもうヴァージンじゃないよ!」
というエリックらしすぎるメンバー紹介をされたニック。
(大阪ではコイキングが輪切りの寿司にされるTシャツで話題に)
“Take Cover”の中間部分ではパットのフレージングをなぞるだけでなく、
今回は独自の色を出していたのが印象的でした。
まだまだMR. BIGには発展の余地があるのでは?と思わせてくれるのもニクイ。

そして本編ラストは新曲“Forever In Our Hearts”
「能登の被災者とその家族、そして日本のファンに捧げます」
という前置きにも誠実さを感じました。
このタイトル、元はといえばビリーがライブの最後の言葉としてよく使っていた言葉なのだそうで、
それに触発されたポールが作った曲、とのこと。
公式MVには日本語の歌詞もついていて、
どこまでも相思相愛だったんだなと再認識。

アンコールは“To Be With You”
そして“Just Take My Heart”の名バラード2曲でスタート。
“To Be With You”の映像には日本語での感謝の言葉が綴られたメッセージも。

MR. BIG名物のパートチェンジでは
エリックがベース、ポールがドラム、
ニックがギター、そしてビリーがボーカルの構成で
The Rascals“Good Lovin'”を披露。
そしてThe Whoの名曲“Baba O’Riley”をカバーするところまで前回同様。

前回のツアーはここで終了……でしたが、やはり今回は一味違う!
エリックが指で「1」のサインを出すと大歓声!
そして最後の最後に披露されたのは
“I Love You Japan”!!!

最初のピロピロリフでは一瞬判断つかず、歌い出しでこの曲と気づき大興奮でした!
レア曲ながら”Wow-wow!”のコールが揃っていたのは流石。
日本(そしてマキタのドリル)への愛を、
最後までユーモアたっぷりに全身で表現した最高の〆でした。

1.Mr. Gone
2.Good Luck Trying
3.Price You Gotta Pay
4.Big Love
5.Temperamental
6.Up On You
7.Green-Tinted Sixties Mind
8.Alive And Kickin’
9.Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
10.Undertow
11.Instrumental Medley:
  Wind Me Up
  Mama D.
  Out Of The Underground
  Merciless
  Anything For You
  Voodoo Kiss
  The Whole World’s Gonna Know
  How Can You Do What You Do
  Take A Walk
  Defying Gravity
12.Paul Gilbert Guitar Solo:
  Gonna Fly Now
(Theme From “Rocky”)
  Stay Together
  Green-Tinted Sixties Mind
  To Be With You
13.Colorado Bulldog
14.Promise Her The Moon
15.Take Cover
16.Wild World
17.Addicted To That Rush
18.Billy Sheehan Bass Solo
19.Shy Boy
20.Forever In Our Hearts

アンコール:
21.To Be With You
22.Just Take My Heart
23.Good Lovin’
(パートチェンジ)
24.Baba O’Riley
25.I Love You Japan

これが「正真正銘」のラストツアー。武道館も同じセトリだった様子。
前回のツアーに行った人にはより刺さる仕様になっていて、
どこまでもファン思いなバンドだな……という感慨がありました。

思えばMR.BIGが完全にグレイテストヒッツなセトリをやったのは、
2009年の“Back To Budokan”のときだというのが私見。
そこからアルバムを4枚も出して、その時々の曲をしっかり入れてくれていたのには、
彼らの現役バンドとしての矜恃を感じました。
再結成後の象徴としての“Undertow”を演り続けていたのも嬉しかったです。

前回長めにとったアコースティックステージは無し!というのも思い切ったなと。
(それっぽかったのは“Wild World”の前半くらい)
アコースティックセットで披露されていた“Big Love”
そして“Promise Her The Moon”をバンド編成でやり切ってくれたのが、
思い残した分を回収していこうという気概を感じさせてくれて嬉しかったですね。
まさかもう一度聴けるとは思わなかったので感激でした。
今回の真・ビッグフィニッシュも商品化してくださいね!!!

帰り道にイヤホンをつけたらすぐ
“Forever In Our Hearts”が流れてきて切なさがこみ上げてきました。
最後の最後までいい曲書き続けてくれるのって本当に素敵なことだなと改めて。
楽しすぎて本当にあっという間に終わってしまった……
ビリーの「いつかまた何かしらの機会で」という最後の言葉も信じつつ、
MR. BIGよ永遠に……。

前回の大阪公演はこちら。

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【ライブレポート】GREEN DAY JAPAN TOUR 2025大阪公演@大阪城ホール(2025/02/21) https://tashinami-musiclog.com/2025/02/26/live-green-day-japan-tour-2025-osaka-2025-02-21/ https://tashinami-musiclog.com/2025/02/26/live-green-day-japan-tour-2025-osaka-2025-02-21/#respond Tue, 25 Feb 2025 17:51:02 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=3214 ポップパンク界の王者にして自分の青春時代を形成してくれたGREEN DAY、遂に来日!来日は公演はサマソニ2012以来13年ぶり、単独ツアーとしては2010年以来となる15年ぶり!という久々のものでした。 サマソニの映像 […]

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ポップパンク界の王者にして自分の青春時代を形成してくれたGREEN DAY、遂に来日!
来日は公演はサマソニ2012以来13年ぶり、
単独ツアーとしては2010年以来となる15年ぶり!という久々のものでした。

サマソニの映像はWOWOWの映像を録画して何度も観た記憶があります。
当時は“¡Uno!”, “¡Dos!”, “¡Tré!”と題された例の3部作の時期で、
新曲として披露された“99 Revolutions”は一聴で大好きな曲になりました。

そして遂に最新作“Saviors”(2024)を携えた彼らをこの目で観られるときが来ました!
そもそも“Father Of All…”をリリースした2020年の3月には
8年ぶりの来日が決まっていたわけですが、あえなくコロナで中止に。
2025年になってようやくリベンジできた!というわけですね。
バンドにとっても日本のファンにとっても、
「忘れ物を取りに来た」という感慨に溢れたツアーといえます。

ということで自分は2/21(金)の大阪公演に参戦!
翌日にはMR. BIGラストツアー大阪公演ということで、
まさかの連日で城ホール、という日程になりました。
(SNSのTLでも同志の方がちらほら……)

Creativeman 来日告知ポスター

会場外にはクリエイティブマンの来日告知ポスターがズラリ。
大阪に限っても来日ラッシュなのは今年も変わらず。
嬉しい悲鳴が各所から聞こえてきそうです。

席については運よくスタンディングが取れたのですが、
入場時には持ち物検査+金属探知機という厳重な体制が敷かれていたほか、
スタンディングとはいえブロックは細かく区分けされモッシュ等は禁止。
個人的には(片足捻挫中ということもあり)
巨大なピットに放り込まれたらどうしよう……という心配はなく一安心。
多少の押しあいへし合いは覚悟の上でしたが平和に拳振り上げて鑑賞できました。
会場が大きい分多少ピットは小さめにしておかないと手が回らない、というのはありそう。

入場したころにはゲストの炙りなタウンのライブがスタート。
岡山出身の女性3ピースバンドで、この大阪公演のみの出演。
まっさらな状態で観はじめたライブでしたが、
激しいシャウトも交えつつストレートにエネルギーを放散する様子にはグッときました。
歌詞やMCもどこまでも直球でしたし、しかもそれらが
「かっこいいことを言おうとしているわけではなく、発した言葉がかっこよくなっている」
というように映りましたし、ステージを走り回るギターとベースの2人は、
後半ではステージ中央の花道まで使って会場を掌握。
終わるころには「ええやんけお前ら~!!」という声が聞こえたのが印象的でした。
Spotify等の大手サブスクには配信していない豪気なバンドなので、
ぜひここはフィジカルでどうぞ。

GREEN DAY 開演前

そしていよいよGREEN DAY
開演前の液晶テスト画面の時点から歓声が上がっていました。
ステージ上部にもスクリーンが配置されていて、
演奏の様子がどの席からでもしっかり観られる構成になっていたのは流石。

開演BGMは近年すっかりお馴染みとなり、ハイドパーク公演では大合唱を起こした、
QUEEN“Bohemian Rhapsody”のフル尺音源
(日本でも”Mama~!”のパートは合唱になっていてちょっと安心)からの
RAMONES“Blitzkrieg Bop”への流れ。
酔っ払いのウサギの着ぐるみが登場して会場を盛り上げてくれました。
衣装がまんまビリー・ジョー仕様で笑いましたが、果たして……。

ということで1曲目は新譜から“The American Dream Is Killing Me”
キャッチ―なサビなので早速の大合唱になっていたのは流石。
後方の壁状になったマーシャルアンプの縁には照明がついていて、
曲に合わせてカラフルに彩られる演出。
最新作“Saviors”(2024)の曲ではジャケットに合わせて全体がピンク色に。
さらに上部にはパイロまで仕込まれていて、炎の演出でも楽しませてくれました。

今回のバンドメンバーは、
ビリー・ジョー・アームストロング(Gt, Vo.)
マイク・ダーント(Ba.)
トレ・クール(Dr.)
の変わらぬ3人に、
すっかりお馴染みとなった
ジェイソン・ホワイト(Gt.)、
さらにキーボード、ギターを加えた6人編成で、
「GREEN DAYの音」をステージ上で余すところなく表現していました。
3ピースのようで実際には6人編成を要するあたりが、
彼らの音楽性の多様さを如実に表していたように思います。

そしてこのツアーの特徴としては、
最新作の宣伝のみならず、
“Dookie”(1994)の30周年、
そして“American Idiot”(2004)の20周年という、
彼らの傑作アルバムのメモリアルとしての性質も持っていること!
というわけで前半は“Dookie”
後半は“American Idiot”中心という
贅沢すぎる構成が実現。
新譜の曲でのご挨拶もそこそこに
“Welcome To Paradise”“Longview”はあまりに強烈すぎました。
どちらもマイクの特徴的なベースラインがしっかり味わえて感動しましたね。

そして“Longview”でひとしきり飛び跳ねたあと、
ビリー・ジョーが敢えて何も語らず、
しかし少年の面影すら残したキラキラした目で
ステージ上から客席を睥睨するとき……

特大アンセム“Basket Case”が始まる!!!!!!
自分も例によって高校時代バンドでコピーしたこともある一曲、
周りの兄ちゃん姉ちゃんと一緒に大合唱でした。
あの”BJ”のイニシャルをあしらったストラト”BLUE”をかき鳴らす姿、
「青春」が詰まっていてあまりにも感動的でした。

その後も、ウーマンリブのデモ行進の写真を背景に歌う“She”
そしてこれも必殺の
“When I Come Around”と、
“Dookie”からの曲の波状攻撃で畳みかけるさまはインパクト抜群でした。

続いてはトレのストレートなドラムに導かれ、
アジテーションのようなコーラスが印象的な
“Know Your Enemy”へ!
個人的にはこの日のライブでトレ・クールのドラムがもっと好きになりましたね。
あの一音一音のパワーと推進力と安定感は生で観てこそ。

ここでは落ちサビの部分をファンに歌わせる流れがありましたが、
「歌詞分かる奴!」と聞いても該当者が見つかるまでには若干ラグが……
と思いきや選ばれたのは何と”I KNOW THE ENEMY”のフラッグを掲げた男性!
バンドと一緒にそのままノリノリで歌い上げたり、
ステージ上で台からのジャンプを決めたりとすっかりヒーローになってました。
こういうまっすぐなファンっていいなあ……とこちらも楽しくなりましたね。

その後にいきなり始まったのは、
この日のセトリで一番古い
“Who Wrote Holden Caulfield?”
2ndアルバムという位置づけの
“Kerplunk!”(1992)に収録された、
『ライ麦畑でつかまえて』の主人公に仮託して無気力な生活を歌う隠れた佳曲!!
というのも自分が燻っていた時期に一番聴いていただけに思い入れもひとしお、
まさかこの日に聴けるとは!という感慨で胸いっぱいになりました。
自分語りですがこの日のハイライトです。
セトリへの正式な記載もなく完全な日替わり枠、
さらに現状では奇しくも大阪限定の様子。僥倖!

"Dookie"のジャケットに出てきた飛行船

さらにこのとき会場にはあの“Dookie”のジャケットに出てきた飛行船が登場!
この飛行船、後ろのほうでは爆弾(風船)を投下していたり、
下では(ジャケットの)犬の着ぐるみが登場したりと会場を沸かせていたそうです。
自分は前方だったので一瞬写真を撮ったら即バンドに食いついて観ておりました。

続く“Revolution Radio”
“Dilemma”“21 Guns”は、
打って変わって新しめの曲が並ぶゾーン。
この辺りが中盤ですね。
新曲“Dilemma”はビリー・ジョー自らの依存症体験を赤裸々に吐露した一曲。
ライブで聴くとトレのビートに乗った甘さの中に哀愁のあるメロディラインが絶品。
“Saviors”のジャケットでもオマージュされている、
ラモーンズのフィーリングを大いに感じてますます好きになりました。

そして弱者に寄り添い鼓舞する
名曲“Minority”
アコギのサウンドがグッと前面に出てくる一曲ですが、
今までどちらかというとテンポも抑えめだったのがここで大爆発!
この日一番ともいえる活気に溢れた演奏でした。
みんなで歌えて連帯できるサビ、昨今のマジョリティの専横を思うと沁みてきます。

そしてこの日一番のサプライズ、
ビリー・ジョーが突然「リンダリンダ~!」と歌い出す!
続けてサビの合唱で応えるオーディエンス。日本思いで嬉しい……
個人的にはサマソニでの
THE LINDA LINDASのパフォーマンスを思い出すなど。

「デデッ!」という強烈なリフで
“Brain Stew”“Jaded”がスタート。
この曲に入った瞬間、横にいたお兄さんの反応が
今までの「ウェーイ!」という感じから
祈るような真剣な眼差しでステージを見つめるようになり、
「この人はきっと“Insomniac”に救われたんだな……」と勝手に親近感。

フラストレーションを放散した
“Jaded”の狂乱が終わると、
ステージ中央に巨大なハートの手榴弾のバルーンが膨らんでいき……

遂に“American Idiot”がスタート!!
20年たっても色あせるどころか時代性をますます帯びるようになってきているのは皮肉ですが。
2番の”I’m not a part of a redneck agenda”のところ、
最新作の宣伝として地下鉄の駅で行ったライブでは”MAGA agenda”としていたところ、
今回は”Elon agenda”と歌詞を変えての披露。
要は「俺はイーロンの計画には乗らねえよ!」という熱い意志表明!痺れました。

ここからは完全再現か?と思いきや2曲目を飛ばしていきなり“Holiday”
そしてもちろん
“Boulevard Of Broken Dreams”へ!
ここでの合唱、初日の大阪では正直不発気味でしたが他会場はどうだったんでしょうか……
(サビではなくAメロを歌わせるのでハードルが少し高め)

ここからはほぼアルバムの流れに乗って進んでいきます。
“Are We The Waiting”のサビは分かりやすいのでしっかり大合唱に。
ここではギターを持たずマイク一本で花道に立つビリー。
全身で大観衆に問いかけるような姿が印象的でした。
続く疾走曲“St. Jimmy”でもそのまま全力のアジテーションスタイル!
カッコよさの中に危うさも感じさせるキャラクターを完璧に演じていました。
真っ赤な紙テープが舞う演出も決まってましたね。

ここで本編の〆かと思うような盛り上がりでしたが、
しっとりとした“Give Me Novacaine”へ。
(大阪の地名もしっかり出してくるサービスも有難い!)

そしてここで一気に飛んで“Letterbomb”
これもバンド屈指の名曲なわけですが、曲中でビリー・ジョーが観客に
「今だけはスマホも、Facebookもインスタも何もかも無しだ!」
「一番大切なのは一つになることだ!」と熱く語り掛けていたのが印象的でした。
そこからの”Let’s go crazy!!!!!”の煽り、この最高の瞬間のひとつになりました。

哀しく、そして美しい名曲
“Wake Me Up When September Ends”での合唱の後は、
5部構成からなる「パンク・オペラ」
“Jesus Of Suburbia”
目まぐるしく移り変わるバックの映像も効果的でしたし、
この組曲の完成度を改めて実感するひとときでした。
“Dearly Beloved”パートの裏声のコーラス、
周囲の人と一緒に歌ったのが楽しかったし凄く綺麗でした。いい思い出です)

大盛り上がりでの
“American Idiot”パートも終わり、
クライマックスで披露されたのは
新曲“Bobby Sox”

ここで新曲を持ってこれる現役バンドとしての矜持、そして
“Do you wanna be my girlfriend?”,
“Do you wanna be my boyfriend?”
という分かりやすく盛り上がれるキャッチ―なメッセージ、
さらにこのシャウト交じりの力強い歌唱を最終盤にやってのけるビリー・ジョー!
全てが完璧に融合した秀逸なパフォーマンスでした。

そして一番の驚きは最後の
“Good Riddance (Time Of Your Life)”まで、25曲ぶっ通しでのライブだったこと。
これがパンクロックの力か……と心で理解できるような、素晴らしい体験でした。

1.The American Dream Is Killing Me
2.Welcome To Paradise
3.Longview
4.Basket Case
5.She
6.When I Come Around
7.Know Your Enemy
8.Who Wrote Holden Caulfield?
9.Revolution Radio
10.Dilemma
11.21 Guns
12.Minority
13.Brain Stew
14.Jaded
15.American Idiot
16.Holiday
17.Boulevard Of Broken Dreams
18.Are We The Waiting
19.St. Jimmy
20.Give Me Novacaine
21.Letterbomb
22.Wake Me Up When September Ends
23.Jesus Of Suburbia
24.Bobby Sox
25.Good Riddance (Time Of Your Life)

そして今回のツアー、会場限定で配布される特典が存在!
退場していたら最後の最後に出入口でこちらのカードが配られて感激しました。

GREEN DAY(会場限定特典)

IDは00059番!けっこう早めに入手できたみたい?
日付と会場名も記載されているのが嬉しいところ。この日限定の思い出の品です。
ちなみにQRコードからは“Saviors”の配信URLにジャンプできます。芸が細かい!

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【CD購入録】 Parasomnia / Dream Theater (2025) https://tashinami-musiclog.com/2025/02/09/cd-parasomnia-dream-theater-2025/ https://tashinami-musiclog.com/2025/02/09/cd-parasomnia-dream-theater-2025/#respond Sun, 09 Feb 2025 09:57:38 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2970 結成40周年をメタリックに彩る、マイク・ポートノイの復帰作! Dream Theaterを2010年に脱退したマイク・ポートノイ(Dr.)が、2023年に復帰を発表!というのは衝撃的なニュースでした。マイク・マンジーニを […]

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Parasomnia / Dream Theater (2025)

Dream Theaterを2010年に脱退したマイク・ポートノイ(Dr.)が、
2023年に復帰を発表!というのは衝撃的なニュースでした。
マイク・マンジーニを迎えた体制もすっかり盤石のものとなり、前作
“A View From The Top Of The World”(2021)収録の
“The Alien”は翌年のグラミー賞を受賞するなど順風満帆という様子だったので猶更。

特に近年は水面下で様々な動きが起こっていた……というのは後追いで知ったクチですが、
中でもLTEが22年ぶりに再始動して
“Liquid Tension Experiment 3″(2021)
を制作したのが大きなターニングポイントだった、というのには頷けます。
とはいえ多少の期待感を抱きこそすれ、
ポートノイ復帰はもうないものと思っていたので、
(ラブリエとの確執は長い間大きく報じられていましたし)
こうして“Metropolice Pt.2″(1999)を作り上げたメンバーが一堂に会するのは感慨深いですね。

Parasomnia / Dream Theater (2025)帯付

そして2025年、バンドの40周年を大々的に飾る一作となったのが、
16thアルバムにあたる今作
“Parasomnia(パラソムニア)”

ポートノイ在籍時の諸作にも目配せをしたようなダークなアートワーク、
タイトルでもある「睡眠障害」をテーマに掲げた世界観には惹きつけられましたし、
個人的には第3弾先行シングル
“Midnight Messiah”における、
“Train Of Thought”(2003)を彷彿とさせるダークな質感とストレートな疾走感も、
今作における購入の決め手のひとつでした。

自分はそもそも“6:00”が好きなこともあって、
ポートノイのタム回しが聴けるたびに感動するような分かりやすい人なわけですが……

Midnight Messiah / Dream Theater
Parasomnia / Dream Theater (2025)CD盤面

こちらがCDの盤面。LPのものとはまた違っていて、
2ndシングル“A Broken Man”の帰還兵を描いたイラストと思われます。
外側からは「眠っている」ように見えてもあくまで「瞼が閉じている」だけで、
その下では目が動いていて何かを「見て」いるのだなと思わされるような力を感じます。

ちなみに日本盤ブックレットには伊藤政則氏のライナーノーツのみならず、
熱狂的なファンとしてお馴染みの経済学者・岸博幸先生による寄稿も。

Parasomnia / Dream Theater (2025)裏ジャケット

1.In The Arms Of Morpheus 5:22
2.Night Terror 9:55
3.A Broken Man 8:30
4.Dead Asleep 11:06
5.Midnight Messiah 7:58
6.Are We Dreaming? 1:28
7.Bend The Clock 7:25
8.The Shadow Man Incident 19:32

8曲入り、トータルランニングタイムは72分。
“Night Terror”, “A Broken Man”, “Midnight Messiah”の3曲が先行シングル。
これらの曲も、やはりアルバムの中にあるとより自然に馴染んでくるもの。
1曲目のインストを経た“Night Terror”でのラブリエのボーカル、
そして“A Broken Man”に差し込まれるジャジーなインストパート等は、
アルバムトータルで聴き通すことでその真価を発揮していた印象。

3周しての感想ではありますが、今作の白眉はやはりラスト2曲。
ラブリエの歌唱力と終盤のペトルーシの美しいソロが光る、温かみと哀しみをたたえたバラード
“Bend The Clock”と、
19分半にわたる大作
“The Shadow Man Incident”
ジャケット右側の背の高い黒い影こそがこの”Shadow Man”でしょう。
夜眠ることそれ自体がもつ恐怖の具現化という趣があって心を掴まれました。
長尺曲をドラマチックに、ダレさせず演出できる手腕には毎度のことながら脱帽。
特に中盤の加速パートでのソロの応酬は見事で、
中でもジョーダン・ルーデスのピアノが入るところはシンプルにかっこいい!

早くも今年を代表するビッグタイトルと言える充実の一枚です。

以下のジャパン・リミテッド・エディションはBlu-Rayつき。
Visualizer、Dolbyアトモス、5.1サラウンド、ハイレゾステレオ音源を全曲分収録!

Parasomnia / Dream Theater (2025)
BURRN! 2025.3

ちなみに自分はBURRN!最新号と併せて購入。
5人全員のインタビューが収録されているため、最新作のお供にしております。

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【CD購入録】ワードレコーズ/ケイオスレインズの福袋2025! https://tashinami-musiclog.com/2025/01/19/cd-ward-records-chaos-reigns-2025/ https://tashinami-musiclog.com/2025/01/19/cd-ward-records-chaos-reigns-2025/#respond Sun, 19 Jan 2025 14:35:47 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2755 今年もワードレコーズの福袋を買ってみた 前回も個人的には大当たりの大収穫だった毎年恒例・ワードレコーズ福袋。昨年はクラシックロック中心の1万円福袋のみでしたが、今年は奮発してメタル系の「ケイオスレインズ」7,000円福袋 […]

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今年もワードレコーズの福袋を買ってみた

前回も個人的には大当たりの大収穫だった毎年恒例・ワードレコーズ福袋。
昨年はクラシックロック中心の1万円福袋のみでしたが、
今年は奮発してメタル系の「ケイオスレインズ」7,000円福袋も同時購入!

去年の様子はこちら↓

どちらの福袋にもアーティストのサインカードが1枚付きという太っ腹な企画!
自分が今年購入した結果はこのようになりました。

・One Note Symphony: Live In Tel Aviv / Alan Parsons (2022)
・Lady In Gold - Live In Paris / Blues Pills (2017)
・Live By Fire II / Enforcer (2021)
・Live At The Rainbow '78 / Foreigner (2019)
・Journey Through Time / Neal Schon (2023)
・Living The Dream Tour / Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirators (2019)
・Like It Is: Yes At The Bristol Hippodrome / Yes (2014)

まずは映像作品編!
なんなら1作だけで元が取れそうなBD+CD形態もあるのでお得なお買い物です。

・One Note Symphony: Live In Tel Aviv / Alan Parsons (2022)
・Lady In Gold – Live In Paris / Blues Pills (2017)
・Live By Fire II / Enforcer (2021)
・Live At The Rainbow ’78 / Foreigner (2019)
・Journey Through Time / Neal Schon (2023)
・Living The Dream Tour / Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirators (2019)
・Like It Is: Yes At The Bristol Hippodrome / Yes (2014)

One Note Symphony: Live In Tel Aviv / Alan Parsons (2022)

アラン・パーソンズがイスラエル・テルアビブで行った、
“Alan Persons With The Israel Philharmonic Orchestra”としてのライブ。
その名の通りオーケストラとの共演で往年の名曲をプレイした作品。
アラン・パーソンズ・プロジェクトはラジオでかかることも多いので、
どこかで通っておかねば!と思っていたので嬉しいです。

Lady In Gold – Live In Paris / Blues Pills (2017)

現時点でSpotifyには無し!お得な買い物でした。
こちらは2ndアルバム“Lady In Gold”(2016)発売後のBlues Pillsのライブを収めたもの。
女性ボーカルで骨太のロックを聴かせてくれるBlues Pillsのライブ盤、じっくり味わいます!

Live By Fire II / Enforcer (2021)

こちらは勿論ケイオスレインズから。
Enforcerの2019年メキシコ公演を収めたDVD作品。
彼らも有名ながらきちんと通れていなかったので嬉しいところ。
メキシコの観衆の盛り上がりはどのライブ盤でも保証済みなので楽しみ。

Live At The Rainbow ’78 / Foreigner (2019)

こちらは打って変わってクラシックロックから、
2ndアルバム発売前のForeignerのライブを収めたDVD。
この時期なのでイアン・マクドナルドがまだいるのはクリムゾンファンとしては嬉しいところ。
“The Damage Is Done”“Cold As Ice”など1stの曲群に加えて、
2ndの曲もしっかりあるのも良いですね。

Journey Through Time / Neal Schon (2023)

昨年はジャーニーのライブ映像が届きましたが、今年は何とニール・ショーンの映像+音源!
Blu-Ray+3CDという今回断トツのコスパでの入手に成功。ありがとうございます。
参加ミュージシャンは
ニール・ショーン(Gt.)
グレッグ・ローリー(Key, Vo.)
マルコ・メンドーサ(Ba.)
ディーン・カストロノヴォ(Dr, Vo.)
ジョン・ヴァーン(Key, Vo.)

というガチガチに豪華な布陣。2018年のライブなのだそう。
ディーンの歌唱力の凄さは周知の事実なので楽しみ。
中盤のメドレーの中にしれっと“Trial By Fire”があるのにも惹かれます。

こちらはCDのみの形態。オーディエンスの歓声もしっかり収録。

¥2,802 (2025/02/09 01:55時点 | Amazon調べ)

Living The Dream Tour / Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirators (2019)

個人的にはこれがあっただけで大当たりでございます。
2019年(もうそんなに経つ……?)のスラッシュのライブ盤です。
アルバム“Living The Dream”(2018)のリリースに伴うこのツアー、
自分も大阪公演を観に行きましたが(前座はH.E.R.O.でした)、
このあたりからセトリからガンズの曲が大幅に減少したのが大きな特徴。
ここでは終盤に“Nightrain”を披露したのみ。
ラストも“Paradise City”から“Anastasia”になっているため、
より「このバンドとしてやっていくんだ」という強い意志を感じられます。
SMKCにも強い曲が揃ってきたな……という感慨も味わいつつ聴けますね。

Like It Is: Yes At The Bristol Hippodrome / Yes (2014)

Yesによって2014年に行われた、
“Going For The One”(1977)“The Yes Album”(1971)の2作品の再現ライブを収録したもの。
リズムセクションを担っているクリス・スクワイア(Ba.)とアラン・ホワイト(Dr.)が現在は亡くなってしまっているのは非常に悲しいですが、その雄姿をしっかりと拝むことができます。
特にクリス・スクワイアのゴリゴリのベースとパワフルなコーラスでの貢献はやはり凄い……!
難曲“Going For The One”をも原キーで綺麗に歌いこなすジョン・デイヴィソン(Vo.)のうまさも光っていて、現行Yesへの興味をかきたててくれました。

(昨年のワードレコーズ福袋開封記事より)
……今回唯一の被り!昨年は生で現行Yesを拝めたのでさほど悪い気はしないですね。
すごく良いライブ作品なのでまだ未所持の方は是非。

・Machine & Bone / The Banishment (2023)
・The Spell / Cellar Darling (2019)
・Delta Deep / Delta Deep (2018)
・To Hell And Back / DIETH (2023)
・Best Of / The Dead Daisies (2023)
・Still Raging - 20th Anniversary Show:Live at Principal Club Theater / Firewind (2023)
・Violent Revolution (2022 Reissue) / Kreator (2022)
・Rock Is Our Religion / Lessmann/Voss (2022)
・In Cauda Venenum: Expanded Edition / Opeth (2022)
・Interludium / Powerwolf (2023)
・Human Mechanic / Purpendicular & Ian Paice (2022)
・Brotherhood / Sinner (2022)
・Voodoo Kiss / Voodoo Kiss (2022)

こちらは豪華CD編!
と言いたいところですが、実は1点だけ仲間外れがいます……(FIREWIND)

・Machine And Bone / The Banishment (2023)
・The Spell / Cellar Darling (2019)
・Delta Deep / Delta Deep (2018)
・To Hell And Back / DIETH (2023)
・Best Of / The Dead Daisies (2023)
・Still Raging – 20th Anniversary Show:Live at Principal Club Theater / Firewind (2023)
・Violent Revolution (2022 Reissue) / Kreator (2022)

・Rock Is Our Religion / Lessmann/Voss (2022)
・In Cauda Venenum: Expanded Edition / Opeth (2022)
・Interludium / Powerwolf (2023)
・Human Mechanic / Purpendicular & Ian Paice (2022)
・Brotherhood / Sinner (2022)
・Voodoo Kiss / Voodoo Kiss (2022)

Machine And Bone / The Banishment (2023)

Frontiers産。のっけから「骨 機械」なる強烈な直訳ジャケットに面食らいましたが、
帯を見ると何とジョージ・リンチ主導のインダストリアルメタルバンドのデビュー作とのこと!
DokkenLynch Mobとはまた大分違った音が聴けそうで楽しみ。

¥1,556 (2025/02/09 01:56時点 | Amazon調べ)

The Spell / Cellar Darling (2019)

こちらは完全に初見、Cellar Darlingの2ndアルバム。
スイス出身・女性ボーカルの3ピースプログレメタル、ということで俄然興味が!
生と死を描いたコンセプトアルバムである今作、
初回限定盤のDisc 2には歌詞をオーディオブックにしたものが収録!
なかなか珍しい仕様ですし、対訳もあるのでじっくり浸ってみたいところですね。

Best Of / The Dead Daisies (2023)

The Dead Daisiesの2枚組ベスト!これは個人的にかなり嬉しかった買い物!
デイヴィッド・ローウィー(Gt.)をオリジネーターとして、
ジョン・コラビ(Vo.)やダグ・アルドリッチ(Gt.)、ブライアン・ティッシー(Dr.)をはじめ、
時期によってはグレン・ヒューズが加入していたりと、
ハードロック界のスタープレイヤーの集会所の趣が出てきたこのバンド。
2023年の来日時にはローウィーの代わりに元Buckcherryのヨギが参戦したのも衝撃でした。
そんなThe Dead Daisiesの歴史をこうして(新曲込みで)総括できるのは嬉しい限り。
日本盤ボーナスにはFleetwood Mac“Oh Well”のカバーを収録。

Delta Deep / Delta Deep (2015)

2015年にDef Leppardのフィル・コリン(Gt.)らによってリリースされた、
フィル自身や女性シンガーのデビー・ブラックウェルクックのボーカルも味わえる
ブルース・プロジェクトの1stアルバム。ワードレコーズからは2018年に発売。
アイク&ティナ・ターナーの“Black Coffee”や、
ディープ・パープルの“Mistreated”のカバーがあるのは個人的にグッとくるところ。
ちなみに当のデヴィッド・カヴァデールも1曲で参加していますが、
“Mistreated”のゲストVo.はDef Leppardのジョー・エリオットなのがまた面白いです。

To Hell And Back / DIETH (2023)

Entombed A.D.のギリェルメ・ミランダと、
DecapitatedMichael Lysejkoが、
Megadethのデイヴィッド・エレフソン(Ba.)を誘って始動したバンドの1st。
“DIE”の近代英語における活用形”DIETH(ダイエス)”をバンド名に関しているとおり、
(色々あって)元いたバンドを抜けた面々が再起を期す、というのがコンセプト。
面子を見るとゴリゴリにエクストリームな音になりそうなところですが、
しっかりメロディックなアプローチもとられているので楽しめそう。
ちなみに6曲目のバラードではエレフソンによる歌唱も味わえます。

Still Raging – 20th Anniversary Show:Live at Principal Club Theater / Firewind (2023)

お馴染みガス・G率いるギリシャのFIREWINDの20周年記念ライブ。
「これもCDやろ!」と高をくくって写真を撮ったらこれだけBlu-Rayでした。
新Vo.に就いているのはハービー・ラングハンス。
チラッと聴く限り堂々としたお声を聴かせてくれているので良いですね。
(個人的に思い入れのある3rd“Forged By Fire”(2004)からの曲がないのは残念ですが)
キャリアを俯瞰したセットリスト、じっくり楽しんでいきます!

Violent Revolution (2022 Reissue) / Kreator (2022)

LOUD PARK 2023や翌年のIN FLAMESとの2マンライブで日本を沸かせてくれた、
ジャーマン・スラッシュメタルの王者Kreatorが2001年に放った名盤
“Violent Revolution”の2022年リイシュー盤。
世界各国でのライブ音源を収録したボーナスディスク付きという嬉しい仕様。
“Renewal”が聴けるのが個人的には結構惹かれるポイント。

2022年リリースの“Bootleg Revolution (Live)”。こちらはさらに他会場での演奏を追加したもの。

Rock Is Our Religion / Lessmann/Voss (2022)

BONFIREのクラウス・レスマンと、
MAD MAXのマイケル・フォスによるプロジェクトによるアルバム第一弾。
こちらはAtomic Fireからのリリース。
こういう直球勝負のアルバムにはやはり惹かれるものがあります。

In Cauda Venenum: Expanded Edition / Opeth (2022)

最新作“The Last Will And Testament”(2024)が話題沸騰中のOpethですが、
その前作にあたる“In Cauda Venenum”(2019)も大評判の一作でした。
こちらはそのエクスパンデッド・エディションということで、
Disc 2には本編のスウェーデン語版、
そしてDisc 3にはボーナストラック3曲(とそのスウェーデン語版)を収録しています。
今作は現物で持っていなかったので嬉しい買い物!

Interludium / Powerwolf (2023)

Powerwolfが2023年にリリースした今作は、
「新曲6曲+レア曲集」という変則的なコンピ盤。未聴だったので嬉しい!
「パワフルでヘヴィ、キャッチー」という帯タタキそのもののバンドなので、
オリジナルアルバムから漏れた曲もこのような形で聴けるのはかなり魅力的です。

¥2,391 (2025/02/09 02:01時点 | Amazon調べ)

Human Mechanic / Purpendicular & Ian Paice (2022)

Deep Purpleのアルバムタイトルをそのままバンド名とした公認トリビュートバンドが、
現行パープル唯一のオリジナルメンバー、イアン・ペイスと共にリリースした3rd。
ペイスを呼んでこれたのは大きいですし、声もギランに近い要素があって好感が持てます。

¥200 (2025/02/09 02:02時点 | Amazon調べ)

Brotherhood / Sinner (2022)

Primal Fearのマット・シナーが率いるSinnerの18th。
ベテランなのでどこから聴いていいやら……と思っていたのでこちらも嬉しい買い物。
帯を見るとラルフ・シーパースやロニー・ロメロをはじめとした豪華ゲスト陣が目を引く一枚。
タイトルの”Brotherhood”というのは言い得て妙だなと感じますし、楽しいアルバムです。
ちなみに日本盤ボーナスはThe Killers“When You Were Young”という意外な選曲。

Voodoo Kiss / Voodoo Kiss (2022)

Wackenに次ぐ規模を誇るドイツのメタルフェス”Summer Breeze”。
その主催者としての顔で知られるバンド。
なんと22年の休止期間を経て、本作が1stアルバムになるというので驚き!
ボーカルのゲリット・ムッツを除けばメンバーは当時のままで、
アートワークの雰囲気からも伝わるように1曲目から直球勝負!
多くの曲でバッキングボーカルを務め、
“The Prisoner”ではメインも張っているSteffi Stuberの声も良いですね。
2024年には2nd“Feel The Curse”も出ているので、こちらもキャッチしていきます!

エイドリアン・ヴァンデンバーグウルフ・ホフマン(ACCEPT)

各福袋に一枚ずつサイン封入!ということで期待を胸に開封の儀!
今年はエイドリアン・ヴァンデンバーグとACCEPTのウルフ・ホフマン!大勝利!
ギターヒーローたちのサインがこうして手に入るのも中々凄い時代だなと感じます。
(ちなみに去年はオリアンティ)
毎年そのバラエティとコスパに圧倒されるこの福袋、
来年もあれば買わせていただきます……!普通に新譜も買いますんで……!

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