ジャーマンメタル - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Wed, 02 Apr 2025 18:23:34 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg ジャーマンメタル - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【CD購入録】 March Of Time – The Best Of 40 Years / Helloween (2025) https://tashinami-musiclog.com/2025/04/03/cd-march-of-time-the-best-of-40-years-helloween-2025/ https://tashinami-musiclog.com/2025/04/03/cd-march-of-time-the-best-of-40-years-helloween-2025/#respond Wed, 02 Apr 2025 18:15:41 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=3351 目次 HELLOWEENの歴史の重みを物語る42曲収録曲 HELLOWEENの歴史の重みを物語る42曲 HELLOWEENの40周年を記念した最新ベスト盤、“March Of Time – The […]

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March Of Time - The Best Of 40 Years / Helloween

HELLOWEENの40周年を記念した最新ベスト盤、
“March Of Time – The Best Of 40 Years”
4/2(水)に発売されました!

チャンピオンリングを模したジャケットには貫禄が感じられますし、
リング側面の「7」と鍵を組み合わせた意匠も、
“Keeper Of The Seven Keys”にかかっていてクールです。

ちなみに彼らのオールタイムベストが出るのは、
日本だと国内限定発売の”Sweet Seductions”(2017)以来。
こちらはPUMPKINS UNITED TOURを記念して、
日本のファンによる選曲で発売されたもの。
同じく時系列の3枚組なので選曲の違いを見比べるだけでも面白いはず。

ちなみに世界規模でいえば“Treasure Chest”(2002)や、
「武装解除」したアレンジを施した再録盤
“Unarmed – Best Of 25th Anniversary”(2009)
以来のことなのでかなり久々。

1stアルバムの“Walls Of Jericho”
そしてそれに先立つEP“HELLOWEEN”(1985)から、
カイ・ハンセンとマイケル・キスクが復帰した
いわゆるPUMPKINS UNITED体制となってからリリースした
16th“HELLOWEEN”(2021)の曲まで含んだ3CD・42曲の大ボリューム。
さらに“Better Than Raw”(1998)までの音源は最新リマスター!

March Of Time - The Best Of 40 Years / Helloween(ブックレット)

ちなみに中身はこんな感じ。
ジャケットを開くとKEEPERとファングフェイスが出迎えてくれるのは良いですね。
メンバー写真の他にも、過去のアートワークへの敬意を表した意匠がズラリ。
日本盤の解説書にはライナーノーツや歌詞は無いものの、
バンドによるコメントの日本語訳と各アルバムの簡潔な紹介が添えられています。

March Of Time - The Best Of 40 Years / Helloween (2025)裏ジャケ

Disc 1
1.Walls Of Jericho / Ride The Sky 6:46
2.Metal Invaders 4:12
3.Victim Of Fate 6:38
4.How Many Tears 7:17
5.Eagle Fly Free 5:10
6.Halloween 13:18
7.A Tale That Wasn’t Right 4:45
8.Future World 4:04
9.March Of Time 5:15
10.Dr. Stein 5:05
11.Keeper Of The Seven Keys 13:38

Disc 2
1.I Want Out 4:41
2.Kids Of The Century 3:53
3.Number One 5:14
4.Windmill 5:15
5.Sole Survivor 4:31
6.Perfect Gentleman 3:52
7.In The Middle Of A Heartbeat 4:30
8.Why? 4:08
9.Forever And One (Neverland) 3:55
10.Power 3:30
11.Steel Tormentor 5:41
12.Hey Lord! 4:08
13.I Can 4:40
14.If I Could Fly 4:09
15.Mr. Torture 3:29
16.Hell Was Made In Heaven 5:34
17.Light The Universe [Feat. Candice Night] 5:00

Disc 3
1.The Invisible Man 7:18
2.As Long As I Fall 3:43
3.Kill It 4:15
4.Where The Sinners Go 3:37
5.Are You Metal? 3:38
6.Nabataea 7:04
7.Straight Out Of Hell 4:37
8.Waiting For The Thunder 3:56
9.Heroes 3:55
10.My God-Given Right 3:32
11.Pumpkins United 6:20
12.Best Time 3:37
13.Fear Of The Fallen 5:40
14.Skyfall 12:12

選曲はご覧の通り。
基本的には時系列ではありますが、Disc 1は少し特殊。
“Ride The Sky”“Eagle Fly Free”といった
カイ・ハンセン期、マイケル・キスク期をそれぞれ象徴する一曲が前にスライドした形。
“Walls Of Jericho”のイントロはやっぱり1曲目にある方が映えますしね。

“Halloween”“Keeper Of The Seven Keys”
そして最新作からの“Skyfall”といった大作がフル尺で入っているのも嬉しいですし、
“Number One”“Heroes”といった捻った選曲もまた新鮮。

アンディ・デリスとキャンディス・ナイトのデュエットが聴ける
“Light The Universe”や、
ヘヴィなベースも味わえる疾走曲
“The Invisible Man”
哀愁漂うピアノのリフが胸を焦がす
“Waiting For The Thunder”といった楽曲が
遂にベスト盤に入ったのも感無量。
その分「あれがない、これがない」となるのもお約束ではありますが。

ざっと一周通して聴いた感想としては、
やはり初期曲で占められたDisc 1はリマスターの恩恵を特に感じられて新鮮でした。
リマスター効果で全体的にドラムに重量感が出たのは素直に良いなと感じましたし、
Disc 2の“Number One”“Windmill”の音もブラッシュアップされた印象。
アンディ期でいえば
“Sole Survivor”“Steel Tormentor”あたりで変化を如実に実感。
リマスターの紙ジャケ再発シリーズは
“The Dark Ride”(2000)しか所持していなかったのですが、
本盤で俄然気になってきましたね。

カイ・ハンセンのリフワークと唯一無二の歌唱から、
パワーメタルという巨大なジャンルの開拓者となったHELLOWEEN。
その歩みを時系列で追ったオールタイムベストである今作を締めくくるのが、
同じくカイ・ハンセンによる大作“Skyfall”
この構造はまさに美しい円環(“Rings”)をなしていると言えるはず。
ここにアートワークとの共鳴を感じてしまうのは穿ちすぎでしょうか。

綺麗な形でアニバーサリーを迎えた彼らの物語は、
近々発表予定のニューアルバムと、
新曲を含む40周年ツアーでさらに花開いていきます。
本作からその40周年ツアーのセットリストを予想するのもまた一興。

ちなみに先日(3/23)、
サシャ・ゲルストナー(Gt.)がインスタのストーリーで
「僕が作った曲でライブで聴きたいのはある?」とアンケートを出しており、
そこで得票数1位になった“The Invisible Man”はセトリ入り濃厚とにらんでいます。

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【レビュー】 Live At Budokan / Helloween (2024) https://tashinami-musiclog.com/2024/12/29/live-at-budokan-helloween-2024/ https://tashinami-musiclog.com/2024/12/29/live-at-budokan-helloween-2024/#respond Sun, 29 Dec 2024 08:38:02 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2607 目次 HELLOWEEN初の武道館公演が音源と映像作品として発売!収録内容(CD準拠) HELLOWEEN初の武道館公演が音源と映像作品として発売! HELLOWEENが2023年9月16日に初めて行った武道館公演が、C […]

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Live At Budokan / Helloween (2024)
CD, Blu-Ray

HELLOWEENが2023年9月16日に初めて行った武道館公演が、
CD2枚組音源と映像作品として発売されました!!
当時WOWOWで生中継されていた本公演が、
さらにブラッシュアップした形で我々のもとに届けられたという形です。
(この時期のWOWOWは、
レッチリにメガデスにMR.BIGにMåneskinにHELLOWEENに……と、
洋楽アーティストの生中継に注力してくれていて頼もしかったですね)

マイケル・キスクとカイ・ハンセンが復帰した
“PUMPKINS UNITED”体制初のライブ盤“UNITED ALIVE”(2019)以来となる本作。
前作はブラジル、スペイン、そしてドイツのWACKEN OPEN AIRという
3か所でのライブの総集編だったのですが、
今作は武道館公演の一夜をまるっとパッケージングしたものになっているのが大きな違い。
日本での公演だけをフィーチャーしたライブ盤が出るのは初めてなので嬉しくなりますね。

Live At Budokan / Helloween (2024)
CD裏ジャケ

こちらがCDの裏ジャケ。
ミックスはパワーメタル界ではお馴染みCharlie Bauerfeind。

Live At Budokan / Helloween (2024)
Blu-Ray裏ジャケ

そしてこちらがBlu-Rayの裏ジャケ。
ライブ本編の映像のみならず、ボーナスコンテンツも充実しているあたりが流石。

CDは15曲、Blu-Rayには16曲とクレジットされていますが、
これは映像作品においてはダニ・ルブレのドラムソロが収録されているから。
その名も“DRUMOKAN”……!
“DRUM”と”BUDOKAN”をフュージョンさせて“DRUMOKAN”にするセンス、
いかにもハッピーなHELLOWEENらしいなと。
( 普通に「ドラム……オカン……?」と初見で困惑したのは内緒)
「ドラムソロに独特の名前を付ける大所帯バンド」、
KING CRIMSONなき今、それを継承するのは我らがHELLOWEENなのかも。
前回のツアーでは亡きインゴの映像とのドラムバトルで沸かせてくれたダニですが、
今回は自らの気迫と声量で会場と一体になる、タフさを感じさせる熱いパフォーマンスでした。

Disc 1
1.Orbit 1:59
2.Skyfall 12:52
3.Eagle Fly Free 8:04
4.Mass Pollution 4:58
5.Future World 5:05
6.Power 4:26
7.Save Us 5:17
8.Kai’s Medley:
 Walls Of Jericho / Metal Invaders / Victim Of Fate /
 Gorgar / Ride The Sky / Heavy Metal (Is The Law) 16:07
9.Forever And One (Neverland) 4:47

Disc 2
1.Best Time 5:04
2.Dr. Stein 5:55
3.How Many Tears 12:21
4.Perfect Gentleman 4:54
5.Keeper Of The Seven Keys 20:46
6.I Want Out 8:24

2CD版には当日披露分の計15曲を収録。
CDにして3枚組の大作だった”UNITED ALIVE”と比べると多少少なく見えなくもないですが、
カイ・ハンセンがボーカルをとる豪華メドレーも曲目を変更して健在なうえ、
“Keeper Of The Seven Keys”はアウトロのメンバー紹介込みで何と20分!
通して聴いてみるとかなりの満足感があります。

何しろオープニングでいきなり7人HELLOWEEN渾身の大作“Skyfall”ですからね!
イントロの“Orbit”には名曲“Halloween”のフレーズがふんだんに盛り込まれ、
ライブの期待感をグッと高めてくれています。
そして個人的にはライブ盤の華といえるのがオーディエンスの大歓声。
武道館に詰めかけたファンの「オイ!オイ!」が早速聞こえてくるのも素晴らしい!

そして前回のツアーではアンコール枠だった
“Eagle Fly Free”“Future World”が前半に移動し、
前回のツアーを観たファンにも新鮮な驚きを提供。
“Power”もかなり早い段階で登場したので、現地では度肝を抜かれた記憶。
(そしてカイ・ハンセンが“Eagle Fly Free”の2番を歌った大阪公演はかなり貴重)

“Keeper Of The Seven Keys Part 2″(1988)のボートラとしても親しまれた
“Save Us”がセトリ入りしたのもサプライズの一つ。これもまさに現編成の賜物。

そして今回もカイ・ハンセンによるメドレーは健在!
初期HELLOWEENを支えたストレートに突っ走る曲の数々!
カイのボーカルで“Victim Of Fate”、そして“Gorgar”まで歌っているのはいつ見ても衝撃。
武道館の観客がしっかり“Gorgar”の合いの手も歌っていたのには、
1stのファンとしては胸が熱くなります。
(次回のツアーでは“Guardians”“Phantoms Of Death”にも期待したい……!)

そして今作で特に良いなと感じたのがアンコールの“Perfect Gentleman”
マーカスのベースが大きめに収録されていることもあり、
ダニのどっしりしたドラムと相まって全体的なグルーヴ感が秀逸だなと。
そしてパワーメタル然とした曲ではなくこの曲がアンコールに据えられたのも、
ハッピーなメタルバンドとしてのHELLOWEENの在りようを体現している気がします。
お互いに”Perfect!”と称え合う中盤のコーレスにも改めてグッときました。

ちなみに今作のフィジカル版には、
日本のファンに向けたHELLOWEENメンバー全員分の手書きメッセージが付属。
各々の字に個性が出ていますし、”BUDOKAN”でライブができる喜びが伝わってきます。
2000年代に加入したサシャとダニが真面目で良い人なんだなというのもうかがえますし、
個人的にはカイが描いた日の丸を持ったパンプキンの絵が味わい深くて良かったので、
是非フィジカルでの入手をお勧めします。

ニューアルバムの存在や、それに伴う大規模なツアーの情報が段々と公開されてきたHELLOWEEN。
アンディがいいバラードを書いてきた!という話は、
“HELLOWEEN”(2021)が出た時点からメンバーが各所で語ってきていただけに新作が楽しみ。
来年もまだまだ明るい話題は尽きません!

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【CD購入録】2024/6/22 (メタル系大幅強化週間) https://tashinami-musiclog.com/2024/06/25/cd-2024-6-22-metal/ https://tashinami-musiclog.com/2024/06/25/cd-2024-6-22-metal/#respond Mon, 24 Jun 2024 17:32:30 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=1449 目次 マーティのサイン会帰り、メタル熱そのままに購入した6枚Damn Yankees / Damn Yankees (1990)Wherever I May Roam / Metallica (1992)Organize […]

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6/22(土)に大阪梅田のタワレコで開かれたマーティ・フリードマンのサイン会。

このイベントがあまりにも素晴らしすぎて、
この余韻を殺したくないと思いながらふらふらと吸い込まれた某店で購入したCD6枚がこちら。

・Damn Yankees / Damn Yankees (1990)
・Wherever I May Roam / Metallica (1992)
・Organized Crime / Treat (1989)
・10 Years In Rage - The Anniversary Album /RAGE (1994)
・Thirteen / RAGE (1998)
・Metal 1 Vol.3 / Various Artists (1997)

・Damn Yankees / Damn Yankees (1990)
・Wherever I May Roam / Metallica (1992)
・Organized Crime / Treat (1989)
・10 Years In Rage – The Anniversary Album /RAGE (1994)

・Thirteen / RAGE (1998)
・Metal 1 Vol.3 / Various Artists (1997)

かなり良質なアルバム(1つはシングルですが)が在庫処分価格で手に入りました!
中でもビクター入魂のメタルコンピ”Metal 1″シリーズには外れがないので嬉しいです。

トミー・ショウ、テッド・ニュージェント、ジャック・ブレイズ、マイケル・カーテロンによる、
いわゆるハードロック界のスーパーグループによる1st。
名バラード“High Enough”を収録していることでもおなじみの一枚。

最大のヒット作“Metallica”(1991)、通称ブラックアルバムからの4thシングル。
曲順は以下の通りで、1991年モスクワでのライブがカップリングなのが聴きどころ。
1.Wherever I May Roam
2.Fade To Black [Live]
3.Last Caress / Am I Evil? / Battery [Live]


僕はレコードでも所持しているのですが、
ここでのB面には“Fade To Black”は収録されていませんでした。
その代わり、何と歌詞すらも定まっていない超初期の段階の
“Wherever I May Roam”のデモ音源が入っています。
歌詞がないので仮に「ラーダーダダダ!」と歌うジェイムズのボーカルは必聴モノ。

(追記:このCDの収録内容は日本盤独自のもので、実は複数ある”Wherever I May Roam”のシングルのB面をまとめたものだと判明。メタリカはシングルを複数形態で発売しがちですよね)

スウェーデンのハードロックバンドの4th。
BON JOVIEuropeが好きならビビッとくるであろうキーボード使いが印象的。
前半3曲はアメリカン、それ以降は北欧風味という一枚で二度美味しいアルバムでした。
自分はTreat初体験なのですが、各曲のクオリティの高さに圧倒されましたし。
最新作“The Endgame”(2022)も評判が良いので俄然気になってきました。

ゴリゴリの漢らしさが堪らないジャーマンメタルの雄、RAGEの10周年記念アルバム。
10周年を記念して、この時点での歴代のメンバーが総集結した豪華な内容になっています。

こちらはリイシュー版。曲数が21曲に大幅増!

同じくRAGEの13th。
1年7か月ぶりのアルバムの帯で「待望の」という枕詞がつくあたり、
RAGEのリリースペースの驚異的な速さが窺えます。
ジャケットにもあるようにオーケストラとの融合が聴きどころの作品で、
終盤にはストーンズの“Paint It Black”のカバーも収録。
さらに日本盤ボーナスにはRUSHの“Tom Sawyer”もあるのが面白いですね。

ビクターの取り扱うHR/HM(たまにプログレ)バンドの豪華コンピレーション第3弾。
その収録曲は以下の通り!

1. The King Of 7 Eyes / Andi Deris
2. Say Goodbye / Cheap Trick
3. Daisy Jayne / TNT
4. Power / Helloween
5. Z.I.T.O. / Angra
6. Would It Be The Same / Conception
7. Higher Than The Sky / RAGE
8. Rat Race / Impellitteri
9. Father Time / Stratovarius
10. Livin’ It Up / Terra Nova
11. Do You Believe In Religion? / Nelson
12. Pilot Of My Dreams / Thunder
13. The Calling / Michael Kiske
14. Noah’s Dream / Heavens Gate
15. Land Of The Free (Live) / Gamma Ray

多少時代を感じるところはあるものの外れ無し!圧巻の豪華さです。
特にこのVol.3は新作から代表曲を出し惜しみせず入れてくれている感じがしますね。
HR/HMファン垂涎、プレイリストにしてもかなり重宝しそうなラインナップです。
(よく見たら15曲中4曲Helloweenファミリーなのはご愛嬌。全部代表曲ですし)

¥2,480 (2025/02/05 01:17時点 | Amazon調べ)

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【レビュー】Who Do You Think You Are? / Gamma Ray (1990) https://tashinami-musiclog.com/2024/05/16/%e3%80%90%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%80%91who-do-you-think-you-are-gamma-ray-1990/ https://tashinami-musiclog.com/2024/05/16/%e3%80%90%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%80%91who-do-you-think-you-are-gamma-ray-1990/#respond Thu, 16 May 2024 14:06:27 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=1341 目次 “プロジェクト”から”バンド”になったことが窺える、初来日記念盤全曲紹介 “プロジェクト”から”バンド”になったことが […]

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GAMMA RAY来日公演の余韻さめやらぬまま、
この間立ち寄ったユニオンにこちらのシングルがあったので買ってまいりました。
1st“Heading For Tomorrow”(1990)の勢いそのままに来日公演を行うのを記念したもの。

Who Do You Think You Are? / Gamma Ray (1990)
妙にセクシーなカイ・ハンセンと、このときから眉毛が繋がっていたウリ・カッシュが目印。

Who Do You Think You Are? / Gamma Ray (1990)

1.Who Do You Think You Are? 5:08
2.Heaven Can Wait [Band Version] 4:29
3.Heading For Tomorrow [Sing Along Version] 14:31

1st“Heading For Tomorrow”(1990)の欧州ツアーがラルフの喉の不調で延期された間に、
カイはセカンドギタリストにディルクシュレヒター、ドラマーにウリ・カッシュを迎え、
GAMMA RAYの編成をより強固なものとしました。
ということで編成は以下の通り。かなり黄金期のメンバーに近づきましたね。

Ralf Scheepers (Vo)
Kai Hansen (Vo & Gt)
Dirk Schlachter (Gt)

Uwe Wessel (Ba)  
Uli Kusch (Dr)


ディルクはのちに本来のパートであるベースに転向、今もGAMMA RAYを支えていますし、
(1stの”Money”で印象的なベースを弾いていたのはディルク)
ここで加入したウリ・カッシュは、2nd“Sigh No More”(1991)で叩いたのち、
今度はHELLOWEENで多くの名演を残すことになります。

Who Do You Think You Are? / Gamma Ray (1990) 盤面

1.Who Do You Think You Are? 5:08
アルバム未収録の軽快なロック。カイの作詞で、作曲はメンバーの共作。
各楽器のソロがたっぷりあるのも、新生GAMMA RAYをアピールするねらいがありそう。
気取ったロックンローラーを「お前は何様のつもりなんだ?」とからかう歌詞が面白いです。
ちなみに、時期も曲調も1stと2ndの過渡期ということもあってか、
“Heading For Tomorrow”(1990)の25周年記念盤」
“Sigh No More”(1991)の2002年再発盤ボーナストラック」
と、両方のアルバムに収録されたことがある珍しい一曲でもあります。

2.Heaven Can Wait [Band Version] 4:29

1stの名曲を新体制でプレイしなおしたもの。
大きな違いがあるわけではないですが、より重みが加わってメタルっぽくなりましたね。
細かいところでウリ・カッシュらしい気合いの入ったドラムが聴けます。

3.Heading For Tomorrow [Sing Along Version] 14:31

1stのタイトル曲にまさかのカラオケバージョンが登場!
冒頭部などで登場するバックの分厚いコーラスはそのままに、ラルフの声だけが抜かれたもの。
重厚な演奏をたっぷりじっくり聴けるのでBGMとしてはクールですが、
果たしてこの音源でシンガロングした人はどれくらいいるのか……。

なお、1, 2曲目に関しては、EP“Heaven Can Wait”(1990)で聴くことも可能です。
こちらはLPで所持しているので、後々また個別で紹介したいところ。

また、“Heading For Tomorrow”(1990)のデラックス盤にも収録されています。
こちらは他にもボートラ満載で音質も向上しているのでお得。

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【ライブレポート】GAMMA RAY Japan Tour 2024大阪公演(2024/05/08) https://tashinami-musiclog.com/2024/05/15/%e3%80%90%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%96%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e3%80%91gamma-ray-japan-tour-2024%e5%a4%a7%e9%98%aa%e5%85%ac%e6%bc%942024-05-08/ https://tashinami-musiclog.com/2024/05/15/%e3%80%90%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%96%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e3%80%91gamma-ray-japan-tour-2024%e5%a4%a7%e9%98%aa%e5%85%ac%e6%bc%942024-05-08/#respond Wed, 15 May 2024 10:14:05 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=1304 目次 ラルフも登場、新旧交えたベストなセットリストで圧倒!19:00〜 Induction20:00〜 GAMMA RAYGAMMA RAY大阪公演セットリスト ラルフも登場、新旧交えたベストなセットリストで圧倒! 熱狂 […]

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熱狂のGAMMA RAY来日公演からあっという間に1週間!早いものです。

カイ・ハンセンがマイケル・キスクと共に復帰したことで
PUMPKINS UNITED体制となったHELLOWEENは昨年、
武道館公演を含む現体制2度目のジャパンツアーを大成功させました。

自分も大阪公演に参戦しています。

ただ、その分カイがメインとなるGAMMA RAYの活動は散発的なものになっていて、
30周年記念の配信ライブを開催するなどしながらも、活動に関してはなかなか読めない状況。
その分突如として発表になった今回のジャパンツアーには狂喜乱舞しましたね。
日本独自企画のツアーですし、なにしろGAMMA RAYでの来日は10年ぶり!
自分としてもGAMMA RAYを観るのは初めてだったので、待ちに待ったライブでした。

GAMMA RAY 2024 ジャパンツアー(フライヤー
)

スペシャルゲストに初期3作でボーカルをとったラルフ・シーパース(現Primal Fear)!
偉そうに書いてますが自分は現状の最新作“Empire Of The Undead”(2014)からの後追いなので、
実際に初期の彼らを知る方々にとっての嬉しさには計り知れないものがあります。
そしてPrimal Fearは今年の1~2月に来日したばかりということで、
間違いなく史上最短レベルのスパンでラルフ・シーパースを拝めたという方も多いはず。
実際、会場でもPrimal FearとGamma Rayどっちも行きました!という方が多数見られました。

そしてさらなるゲストとして、カイの息子ティム・カノア・ハンセンがギタリストを務める、
パワーメタルバンドInductionもライブを行うという豪華カイ・ハンセン祭り状態。
メタルの凄まじいエネルギーをたっぷり味わえた一夜を振り返ります。

GAMMA RAY(会場前ビジョン)
このガビガビの液晶を見ると、なんばHatchに来たぞ!という気分になりますね

会場は3月のスラッシュ以来のなんばHatch。
まさかの全席指定でしたが一階席PAブース付近のいい席でした。
一切の撮影が禁止だったので、何も考えずにヘドバンとシンガロングに専念!

Induction(会場前ビジョン)
ギターのマルコス・ロドリゲス(元RAGE)は今回は不在

オープニングアクトではなくスペシャルゲストという枠のInduction
開演時間の19:00からたっぷり50分近くのライブを見せてくれました。

彼らの曲自体は軽く伊藤政則先生のラジオで聴く程度でしたが、
いざ実際に彼らのライブを目の当たりにしてみると、ステージを広く使って動いて、
キメの場面では揃ったアクションで盛り上げるメンバーの技術の高さと、
「オオキニ!」を連発しながら巧みに会場を煽って一つにしていく、
ボーカルのクレイグ・ケインズの歌唱力と盛り上げのうまさに圧倒されました!
ほんとによくこんな良いボーカル連れてきたなと。
見た目もパワフルな高音域の歌唱も、Dragonforceのマーク・ハドソンを彷彿とさせます。

そして顔も、コーラスでの歌声までもがカイそっくりなティム、
ラストではカイの十八番の「山の魔王の宮殿にて」を弾いてくれて大盛り上がりでした!
彼とコンビを組むサポートメンバーの女性ギタリスト、
Celine Perenさんも、テクニカルな曲の中でも楽しそうに盛り上げていて良かったです。

新曲として披露された北欧の香り漂う勇壮なパワーメタルナンバー“Medusa”や、
“Scorched”, “I Am Alive”, “Go To Hell”といったノリやすいフックのある曲の存在、
ラストに披露された“Queen Of Light”の圧倒的アンセム感など、
楽曲にもパフォーマンス(特にボーカル)にも華があって、これからに大いに期待できそう。
きっと今回のライブでファンを増やせたことと思います。自分もそうなので。

「次もまた日本に来ていいかー!」と問いかけるメンバーの表情も嬉しそうでしたし、
SNSを見る限り、ティムはかなり長い期間日本に滞在していて、
観光やファンとの交流を楽しんでいる様子。
次はさらにビッグになったInductionと一緒にやってきてくれるはず!

ティム・ハンセン以外のメンバーが総入れ替えとなった入魂の2nd。セトリもほぼこのアルバムから。

Inductionのエネルギッシュなライブをたっぷり楽しんだあとは、いよいよGAMMA RAY!

今回の来日メンバーは以下の通り。
Frank Beck (Vo)  
Kai Hansen (Vo & G)  
Kasperi Heikkinen (G)  
Dirk Schlachter (B)  
Michael Ehre (Dr)

2015年の暮れに加入した新ボーカリストのFrank Beckは今回が初来日。
お馴染みのギタリストHenjo Richterは、何と交通事故で深刻なケガを負ったため療養中。
ということで今回はサポートとしてKasperi Heikkinenが帯同していました。
カスペリ氏といえば今月日本公演があるBeast In Blackのギタリストでもありますし、
ティム・ハンセンにとってのギターヒーローでもあります。
実際うまかった……!しかしほぼ1か月近く日本に滞在するってことなんですかね。
(※2024/6/4追記:実際のところは一度帰国してから、BIBとして再度来日したのだそう)

“Empire Of The Undead”(2014)のジャケットの骸骨が描かれたバックドロップ、
もしかして10年使い続けているのでは……と邪推したのも束の間、
まずはご挨拶としてのインスト“Welcome”が流れて会場のボルテージは一気に高まります。

そしてそこからいきなり“Land Of The Free”へ!
新ボーカリストのフランクのマイクスタンドが中央下手側、
カイのマイクスタンドが中央上手側に配置されたツインボーカルスタイル。
サビのみならずラストの「イェーイイェーー!」まで早速大合唱でした。
そこから続けざまにベースが切り込んできて“Last Before The Storm”へ。
3rdの曲ですがこの曲もそのままフランクがボーカルを務めました。
いきなり人気の疾走曲が2連発で出てきたのには圧倒されましたね。

個人的に注目していたフランクの歌唱ですが、飛び抜けたカリスマ性こそないものの、
カイの声に滑らかさと厚みを足した感じで、楽曲に違和感なくマッチしていて良かったです。
パフォーマンスに関しては「歌がめっちゃうまくて気のいい親戚のおじさん」という印象で、
煽りの動きもちょっと硬いな?といった感じだったのですが、
MCの和やかさを見ると、加入時にカイが「いい奴だ」と紹介していたのも頷けるなと。
今回のライブで初めてフランクの加入を知った方もちらほらいらっしゃいますし、
フランクの歌うスタジオアルバムができればもっと注目されていくはず。
30周年ライブの音源なんかを聴くとわかりますが、かなりの実力者です。

3曲目は静と動のメリハリが効いた大作“Rebellion In Dreamland”
テンポアップして”For rebellion!””Revoution!”のコールに突入するパートの気持ちよさは格別。
ラストの”Have no fear~!”のパートまで大合唱だったのは感動的でした。

続く“Master Of Confusion”も素晴らしい出来!今回のセトリで一番新しい曲ですが、
実はSpotifyでは断トツでこの曲がGAMMA RAYの再生回数トップだったりします。
(初期曲がSpotifyから引き揚げられたのも大きいとは思いますが)
個人的にもリアルタイムで聴き始めるきっかけになった曲だったので嬉しかったです。
曲の前には”Are you confused?”と訊くフランクに対し、
「俺が混乱してるんじゃなくて、俺がみんなを混乱させるのが好きなんだよ!」
とカイが返す掛け合いも。

ここまでは現体制でのライブでしたが、
「ここで1stアルバムにさかのぼろう」というMCで“Lust For Life”がスタート!
歌いだしでドラムの背後からラルフ・シーパースが出てきたときの大歓声は凄かった……!
ラストには余裕で原曲以上の強烈なハイトーンを披露してくれました!
東京では喉の調子がイマイチだったとはのちのMCでも本人が語っていましたが、
100%ではないかもしれなくても、強烈なカリスマ性とシャープでストロングな声は圧倒的でした。

その興奮冷めやらぬまま、ドラムのイントロから2ndの“One With The World”へ。
“Are you one?”というラルフの熱い煽りや、一体感のあるコーラスがとても良かったです。
中盤のヌルヌルしたテクニカルなギターソロはカスペリの見せ場でしたね。

ここで一旦ラルフは舞台袖に掃けていき、大名曲“Man On A Mission”がスタート!
半ばミーム化している冒頭の「アーライ!」を一緒に叫んでいるファンも多かったですし、
パワーメタルの醍醐味ともいえるクサメロの波状攻撃をダイレクトに感じました。
この曲ではひときわファンのヘドバンが激しかった印象です。(自分含む)

再び1stの“The Silence”では、ラルフとフランクがボーカルをシェアする場面が多く、
声の系統は違えど、スキンヘッドと長髪の2人が並ぶとPUMPKINS UNITEDを連想しました。
ラストの”Carry On〜”の一体感は、感動のフィナーレといった趣があって美しかったです。
歌唱も演奏も丁寧で、この日のハイライトと言える出来の良さでした!

ちなみに最初は曲名をコールしたものの、カイが水を飲んでいたか何かで曲が始まらず。
しばし会場がシーンとなってしまったときに、
カイが絶妙なタイミングで”This is The Silence…”と言って笑いを取る場面も。

そして終盤には再び疾走ゾーンへ!
「イルミナティ!」のコーラスが強烈なイントロ“Induction”に続く“Dethrone Tyranny”
さらには“Somewhere Out In Space”まで披露されるという半ば暴力的なセトリ。
メインの高速リフでヘドバンしすぎて後半のコーレスの頃には普通にバテました……。
周りの方も同じなのか、最後の”Somewhere Out In Space~!”コールは不発気味だった気も。

本編最後には14分半の大作“Heading For Tomorrow”が満を持して登場。
出だしのコーラスがなくぬるっとした始まりでしたが、圧倒的貫禄で聴かせきりました。
(「次が最後の曲だ!」というカイの煽りに普通なら”No~!”という絶叫が起こるところ、
叫び疲れか「えぇ~……」というリアルな落胆の反応だったのが面白かったです。
オーディエンスの曲の聴きたさと体力のギャップ!)

と言いつつも20時スタートのライブなので、この時点でもかなり遅めの時刻。
アンコールも水を飲むか飲まないかくらいの短さでスタート。
まずは定番“Send Me A Sign”!ギターソロまでしっかり合唱になるのは流石。
作曲者のHenjoがいないのが悔やまれますが。

そしてラストはラルフも交えて1stの名曲“Heaven Can Wait”でフィニッシュ!
メンバーも終始楽しげで、バンドの歴史を総括するようなパフォーマンスでした。
ポジティブで熱いエネルギーを放散しながら最後まで大合唱のライブでした!

自分にとっては初めてのGAMMA RAY体験でしたが、全曲歌えてとにかく楽しかったです。
“Man On A Mission”“Dethrone Tyranny”で2回アーライできて良かったです)
どの年代からも満遍なく押さえたベスト盤的セットリストで、
ラルフ、カイ、フランクのトリプルボーカルも聴いていて気持ちよかったです。
HELLOWEENから持ち帰ったPUMPKINS UNITEDの方法論が活きているなと感じました。

ラルフ・シーパースが歌うことが大々的に宣伝されたツアーではあったものの、
“Dethrone Tyranny”“Master Of Coufusion”といった新しめの曲でも、
ずっとヘドバンとシンガロングで大盛り上がりだったのがたいへん良かったです。

また、今回は“Ride The Sky”“I Want Out”のようなHELLOWEENの曲は一切なしで、
GAMMA RAYの曲のみでセットリストを組んでいたことにも好感がもてました。
このあたりは復帰したことで棲み分けができて、
よりGAMMA RAYの名曲群にフォーカスできたという感じでしょうか。
ラルフ脱退以前、以後の両方に強烈なキラーチューンがあるのが何よりの強み!
そもそもカイ・ハンセン自身がパワーメタルの祖みたいなものなので、
カイがいる限りそこから名曲が生まれてくるというべきか……。

GAMMA RAYのさらなる一手にも、HELLOWEENの新譜にも、
そしてInductionの飛躍にも期待!まだまだメタル界には明るい話題が豊富です!

1.Welcome
2.Land Of The Free
3.Last Before The Storm
4.Rebellion In Dreamland
5.Master Of Confusion
6.Lust For Life
7.One With The World
8.Man On A Mission
9.The Silence
10.Induction / Dethrone Tyranny
11.Somewhere Out In Space
12.Heading For Tomorrow

~アンコール~
13.Send Me A Sign
14.Heaven Can Wait

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カイ・ハンセンが2016年にHelloweenに復帰した後は、活動は一体どうなるのか……
と思っていましたが、なんと初代ボーカリストのラルフ・シーパースをゲストに迎えて、
Gamma Rayがいよいよ来日公演を行います!
5/7(火)に東京、5/8(水)に大阪と、連日の公演となります。(当方大阪公演参戦予定)

そしてオープニングアクトはカイの息子ティム・ハンセンが在籍するINDUCTION
春のカイ・ハンセン祭りに向けて、期待が高まるばかりです!
というわけで、今回はそのGamma Rayの記念すべき1stアルバムを取り上げていきます。

Heading For Tomorrow / Gamma Ray (1990)

ジャーマンメタルの代表格、パワーメタルのパイオニアとしてHelloweenを牽引し、
ギター兼初代ボーカリストとしても、コンポーザーとしても多大な役割を果たしたカイ・ハンセン
メタル史に残る大傑作“Keeper Of The Seven Keys Part 1″(1987)
“Keeper Of The Seven Keys Part 2″(1988)をリリースしたものの、
当時のレコード会社との契約でのゴタつきが表面化するなど、
厳しい状況にあったHelloweenから1989年1月1日に脱退を発表。
ここからカイはGamma Rayを結成、自らのヘヴィメタルを追求していくことになります。

Helloweenでは1st“Walls Of Jericho”(1986)までボーカルをとっていたカイ・ハンセンですが、
Gamma Rayの活動にあたっては、元Tyron Paceのボーカリスト、ラルフ・シーパースを迎えました。
ドイツのロブ・ハルフォードと称されることもあるほどの、強烈なハイトーンとパワーが武器。
(本家Judas Priestのオーディションを受けに行ったのが脱退劇の引き金なのが何ともではありますが)
この2人のほか、ベースにはウヴェ・ヴェッセル、
ドラムにはマティアス・ブルヒャルトという体制となっています。

Heading For Tomorrow / Gamma Ray (1990)
初回盤三方背ボックス

と言いつつ、ジャケットにはカイとラルフしか写っていないところからみても、
この時点ではまだソロプロジェクトとしての色合いが強かったとみてよさそうです。
日本盤の三方背ボックスには”KAI HANSEN”と記載されるのみで、
“Gamma Ray”の表記がないのですが、これもその表れかと思われます。

Heading For Tomorrow / Gamma Ray (1990)裏ジャケ

1.Welcome
2.Lust For Life
3.Heaven Can Wait
4.Space Eater
5.Money
6.The Silence
7.Hold Your Ground
8.Free Time
9.Heading For Tomorrow
10.Look At Yourself
11.Mr. Outlaw

10,11曲目はボーナストラック。
“Look At Yourself”はUriah Heepの名曲のカバー。
ラルフ作の“Free Time”“Mr. Outlaw”以外はすべてカイの曲です。

1.Welcome
パワーメタルの王道スタイル、アルバム全体への期待感を高めてくれる勇壮なインスト。

2.Lust For Life

壮大なイントロに続いて切り込んでくるのは、バンド随一のキラーチューンとなる疾走曲。
ラルフが全力のハイトーンで叫ぶ”Live – Life – Easy!”のコーラスに胸が熱くなります。
この力強いポジティブなメッセージと、中盤で披露されるカイによる長いギターソロが、
Helloween時代の”I’m Alive”も彷彿とさせます。バンドを代表する名曲。

3.Heaven Can Wait

こちらはカイ・ハンセンがボーカルをとった再録盤。これも素晴らしい出来!

“Lust For Life”に劣らず非常に人気の高い疾走曲で、明るくキャッチーなメロディが特徴。
キラキラしたリフで心を鷲掴みにし、そのままサビまで高揚感を持続させていくのは見事。
シングルカットもされました。

4.Space Eater
エフェクト満載で楽しいミッドテンポの曲。
インダストリアルな手触りもありますが、全体的にはポップに仕上がっています。

5.Money
カイとラルフが激しい掛け合いでボーカルを分け合う曲。
ここで聴けるラルフのハイトーンはこのアルバムの中でもひときわ強烈!
声質も相まってまさにロブ・ハルフォードそっくり。
クラシカルなギターソロからコミカルな「マニマニマニマニ……」が挟まれるところも面白いですね。

6.The Silence
どこかQueenっぽさもある壮大なイントロに続き、ピアノバラードになるかと思いきや、
そこからは激しいパートも交えて緩急をつけながら目まぐるしく進んでいき、
“Carry on, carry on…”という歌詞が印象的な、感動のフィナーレへと導かれていきます。
6分半の曲の中で各パートに美味しいメロディが散りばめられた、秀逸な一曲。

7.Hold Your Ground
“Freeze ‘em up, freeze ‘em up!”というどこかコミカルな合いの手が耳に残る疾走曲。
歌詞を読むとレジスタンスから政治家たちへの強烈なシュプレヒコールだとわかります。
間奏やアウトロにクラシカルなフレーズを散りばめつつ、自由を求める者を強く鼓舞してくれます。

8.Free Time
ここでラルフのペンによる曲が登場!
今作の曲のなかでも一際あっけらかんとしたアメリカンなハードロックで、
海岸線をオープンカーに乗って走り抜ける情景が浮かんできます。
パワーメタルのクサみはほぼ皆無なので、カイとラルフの音楽性の違いも見えてきます。

9.Heading For Tomorrow
本編をしめくくるタイトルトラックは14分半という大作。
“The Silence”でも聴けたロック・オペラ的趣向が存分に散りばめられています。
QueenやJudas Priestといった先達の残した音楽を吸収して換骨奪胎するのはカイの得意技。
凝った展開を見せつつも、逸脱しすぎることなくしっかり芯が通っているのが凄いところ。
スローなパートで聴けるギターのフレーズにもセンスが発揮されていて、
最初から最後までじっくり身を委ねられます。

10.Look At Yourself
ここからはボーナストラック。”対自核”の邦題でも知られるUriah Heepの傑作、
“Look At Yourself”(1971)のタイトルトラックをほぼ完コピでパワフルに演奏。
Uriah Heepのカバーはカイ・ハンセンがボーカルの時期にもやっているので恐らくカイの趣味。
クイーンにプリーストにメイデンに……と影響元を並べていくと実は結構英国趣味ですね。

11.Mr. Outlaw
もう一曲のボーナストラックは、ラルフ作のスピードナンバー。
サビでのハイトーンの伸びがたまらない、スカッとする一曲。
ドラム→ベース→ギターと各楽器の見せ場がある間奏も楽しい!

東京公演のセトリを想像しながら、明日の大阪公演に備えて一枚聴き通してみたわけですが、
とにかく爽やかでポジティブなエネルギーに溢れたアルバムだなと。
しかしその中には凝った展開の玄人好みする曲がしっかりあるので、
飽きさせない魅力がある名盤として君臨しているのだと思っています。
Spotifyに配信がなかったのには驚きました。昔はあったんですが……。
カイの歌う再録盤ベスト(これも大好き)をひとまず貼っておきます。
明日の大阪公演が楽しみすぎる!

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【ライブレポート】HELLOWEEN United Forces Tour大阪公演(2023/09/14) https://tashinami-musiclog.com/2023/09/29/live-helloween-united-forces-tour-2023-09-26/ https://tashinami-musiclog.com/2023/09/29/live-helloween-united-forces-tour-2023-09-26/#respond Thu, 28 Sep 2023 15:35:31 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=649 HELLOWEENの久々の日本公演、2018年に引き続き今回も観に行ってまいりました!地元・大阪にコンスタントに来てくれるのはやっぱり嬉しいですね。 カイ・ハンセンとマイケル・キスクが復帰した驚愕の7人体制をお披露目した […]

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HELLOWEENの久々の日本公演、2018年に引き続き今回も観に行ってまいりました!
地元・大阪にコンスタントに来てくれるのはやっぱり嬉しいですね。

カイ・ハンセンとマイケル・キスクが復帰した驚愕の7人体制をお披露目した
“PUMPKINS UNITED TOUR”を大成功させ、
2021年には満を持して7人でのセルフタイトルアルバム“HELLOWEEN”を発表。
コロナ禍だったこともあり、前回の来日公演からは5年のブランクができてしまいましたが、
ニューアルバムを引っ提げてのジャパンツアーがついに実現!
大阪・東京の2公演のみという少し寂しい日程ではありましたが、
その東京公演はバンド史上初の武道館公演として、WOWOWでの生中継が行われました。
武道館のお客さんも大盛り上がりで、これも文句なしの大成功だったわけですが、
大阪の観衆も負けてはいませんでした!
街中は阪神の18年ぶりの「アレ」とまさかの同日で浮かれ模様!
色んな意味で熱狂の中心地と化した大阪公演レポです。
ちなみに興奮のあまり撮影した写真はことごとくブレまくってました。

7人体制HELLOWEEN、熱狂の大阪での5年ぶりの公演!

前回(2018年)の大阪公演が大型ライブハウスZepp Osaka Baysideで行われたのとは異なり、
今回の大阪公演の会場は全席指定のオリックス劇場
フロアではなく全席指定の会場でHELLOWEENを観る、というのもなかなか新鮮でした。
(武道館も全席指定なのでそれに合わせた、というのもあるかも)

木曜日ということもあり定時ダッシュで何とか開演時刻の19:00ギリギリで会場着。
とはいえその時点でも当日券販売のところでは列ができていました。
(終演後の公式SNSによると無事チケットは完売したんだとか。安心)

席は下手(サシャ側)でプレミアムシートのすぐ後ろといった感じで視界良好!
客入れのBGMはDIO“Rainbow In The Dark”など正統派路線で期待感が高まりました。

定刻より10分ほど経ち、照明が落ちると一気に会場はヒートアップ!
イントロダクションの“Orbit”に導かれ、
いきなり最新作“HELLOWEEN”(2021)を締めくくる大曲“Skyfall”でスタート!
マイケル・キスクの”I fell from the sky~”の歌いだしからゾクゾクしました。
キスクは8月に急性咽頭炎を患ったことでフェスの出演をキャンセルする事態となっていたので、
ひそかに喉のコンディションを心配していましたが完全な杞憂でした。不安定な様子は微塵もなく、
今こそが全盛期!と言わんばかりの奇跡の歌声を存分に披露してくれていました。

前のツアーの1曲目も13分越えの“Halloween”だったわけですが、
今回もド頭から構築美に優れた大作で圧倒してくる構成。
生で聴く“Skyfall”もとにかく素晴らしく、歴代の名曲の仲間入りを果たしているように感じました。
周りのお客さんも途中の”Through Hangar 18!”のコールまで完璧でしたしね。

そしてなんといってもメンバー全員の様子がよく見える!
フロアではなく全席指定、しかも劇場なのでステージが見やすいというわけ。
さらにはドラマーのダニ以外のメンバー6人がステージ中をところ狭しと動き回り、
最前列のほうに下りていってしっかりファンサービスをくれるという大盤振る舞い。
(あくまでプレミアムシートの範囲内、という感じでしたが嬉しかったです)

曲の最後ではサシャがちらっとMr.スポックのハンドサインをしていたように見えました。
(この曲のMVでお披露目されたサシャ仕様のスタイリッシュなギターも映えてました)

いや~これは凄いライブになりそうだと呑気に構えていると、
2曲目でいきなり名曲“Eagle Fly Free”が登場!!
自分含めてオーディエンスも最早悲鳴をあげてました。やるの早すぎ!!!!
前のツアーではアンコールに満を持して披露していた曲なわけですが、
Pumpkins United体制2度目のツアーではそんなのお構いなし。やりたい放題です。
しかも2番のAメロではボーカルがカイ・ハンセンにバトンタッチ!
のちの武道館公演ではなかった激レア演出で嬉しかった!これぞUnitedですわ!
そして一切の疲れのないマイケル・キスクのハイトーンは伝説級でした。
何から何まで素晴らしかった……!

続いてはアンディ・デリスが前面に出てきて、新譜から“Mass Pollution”を披露!
「前回の大阪公演から5年も空いたのは長すぎた」というMCはやはり嬉しいもの。
オーディエンスもアンディの”GO! GO! GO! GO!”と”Make some noise!”に応えてました。

ここから新ツアーのセットリストが猛威をふるい始めます。
パンプキンの周りを中性子がぐるぐる回る映像をバックに、
いきなり“Future World”がスタート!
バックの映像で何の曲が来るかは理解できたものの、
カイ・ハンセンがグリーグの「山の魔王の宮殿にて」を弾くといういつものイントロもなしに
突然曲が始まったので脳がショートしかけました。
この曲も前回のツアーではアンコールでした。やるの早い!!!!

そして入れ替わりでアンディが登場、
オーディエンスをしっかり煽ってから一気に“Power”になだれ込む怒涛の展開に!
これには近くの席のお姉さんも自分も思わず「早いって!!!!!!!」と叫んだ記憶。
思えば前回の大阪公演のときにはアンディの体調が思わしくなく、
この曲が披露されるかで当日もずっとやきもきしていました。
おかげで無事披露されたときには地鳴りのような大歓声が起こり、
アンディを愛するファンの多さに感動したものです。
前回のツアーでメインディッシュとして温存していた曲たちを、
打って変わって頭5曲でドカドカ披露していくという空前絶後のフルスロットル具合。
前半の飛ばし具合でいえば間違いなく歴代最強クラスのとんでもないセットリストでした。

“Power”の間奏の大合唱での熱狂も冷めやらぬまま、
「ピーン……」というSEとどこかで聞き覚えのあるイントロに導かれ、
ここでマイケル・キスクが登場して“Save Us”を披露!
キーパー期から新しくセトリ入りしたのはこの曲が唯一。
カイ・ハンセンのペンによる曲ということもあり、
HELLOWEEN名義のツアーで披露されるのは何年ぶり……?というなかなかにレアな選曲。
意外と音に隙間がある曲なので、マーカスのベースがよく聞こえてきました。
もちろんサビの”Please, save us!”では大合唱が起こっていました。

ここでメンバーが一旦掃けていき、日本公演限定アニメーションが映し出されました。
ゴジラや寺社仏閣のシーンなど、日本にまつわるモチーフが満載で楽しかったです。
お洒落好きなサシャがグラサンをあーでもない、こーでもないと入れ替えていくシーンがお気に入り。
しかしラストでツアータイトルが「ゴーーン……」というお寺の鐘の音で出てきたのは何故……()

さて、ここからはハードコアなファンお待ちかねのカイ・ハンセンのボーカルタイム!!
初めて図書館で借りてきたアルバムが1stの“Walls Of Jericho”(なぜかそれしか無かった)だった自分のような人間には至福の時間です。

今回のメドレーは前回とは選曲を変えてきており、
“Metal Invaders”~”Victim Of Fate”~”Gorgar”~”Ride The Sky”という流れ。
1stEPから“Victim Of Fate”が来たのはやっぱり嬉しかったですね!
ちゃんと中盤のスローテンポになるパートも、カイの悪魔の笑い声も聴けたので感無量です。
そして意外な選曲としては何といっても(?)“Gorgar”ですよ!
昔の自分に生でこの曲聴いたぞ!って言っても絶対信じない自信ありますもんね。
カイ・ハンセン期のジャケットに登場したキャラクター”Fangface”がピンボールで遊ぶ映像も秀逸。
この曲のギターソロパートにもともと組み込まれていたのが、カイがいつも披露している
グリーグの組曲「ペール・ギュント」より「山の魔王の宮殿にて」なんですよね。
あのとき“Future World”のイントロで演らなかったのはこのためか……!という気付きを得ました。
さて、その後はお馴染みの“Ride The Sky”!やっぱりかっこよかったし受けもよかったですね!

さらに今回は“Heavy Metal (Is The Law)”をまるまる演奏!!
ストレートで合いの手も多い曲なので、純粋なメタルの楽しさを味わえました。
カイがキャリアの原点といえる曲たちを次々と披露していく時間、今後も是非!!
ちなみにカイは掃けていくときに小さくガッツポーズしてましたね。こっちも嬉しくなります。

続いてはマイケル・キスクとアンディ・デリスが仲良く登場し、“Forever & One”を歌い上げます。
2人の声のシナジーを感じられて素晴らしい出来でした。ちなみにこれが本日唯一のバラード。
曲の前のMCではアンディが”Michael”(マイケル)を”Michelle”(ミッシェル)と呼んでみたり、
キスクはキスクで「このジャケットは2017年から着てるから匂うんだよ」と言ってみたり、
以前よりもさらに親密(ベッタリ)になった2人の様子が楽しめました。
お客さんがスマホのライトを照らす演出、大阪でも武道館でも映えてて良かったですね。

続いては一人ステージに残ったサシャによるスタイリッシュなギターソロから、
シングルカットもされた新曲“Best Time”
曲もさることながら、バックの映像や照明の演出もすごく良かったです。
“Yesterday is history, tomorrow is a mystery…”という合いの手のコーラスもバッチリでした。
そしてその盛り上がりを維持したまま、定番曲“Dr. Stein”へ。
HELLOWEENのハッピーなライブには欠かせない一曲、サビもしっかり大合唱でした。

しかしあっという間に「次が(本編)最後の曲」というMC。体感だと一瞬だったので驚き……。
披露されたのはもちろん、初期の名曲“How Many Tears”
前の来日のとき以上に世界で戦争が激化するようになってしまった現状を踏まえてか、
間奏のスローで物悲しいギターソロパートも以前より長めにとられていたように思います。
カイ、キスク、アンディの歴代ボーカリスト3人がリレーしながら歌う様子は圧巻でした。

そしてメンバーは退場していくわけですが、
束の間の小休止を経て、すぐに真っ暗なステージが緑のライトに照らされ、
“Perfect Gentleman”のイントロが流れ出します。

ラメラメの真っ赤なジャケットに身を包んで、シルクハットにステッキを持ったアンディが、
お馴染みの”Perfect!”コールでオーディエンスを煽っていきます。
何度聴いても名曲!アンディのエンターテイナーとしてのセンスがいかんなく発揮されていました。

お次はサシャのイントロに導かれ、超大作“Keeper Of The Seven Keys”へ。
キスクのマイルドな低音の歌いだしからもうたまりません。
前回のツアーでは2番まではキスクが1人で歌い、アンディは後半部分から参加していましたが、
今回は早い段階から2人でシェアしながら歌っていて、
単なるキスクのお披露目ではない、7人組バンドとしての一体感があってとても好みでした。

でもアンディ、そのキラキラの服で歌うのね?

メタル史に残る一大叙事詩をキラキラのジャケットで歌いあげる、
これこそがハッピーなHELLOWEENの神髄。(?)
最後はサシャがひとりひとりメンバーを紹介していき、ついにはサシャ含めて全員が退場。
会場にはオーディエンスの「オーオー」のコーラスだけが残されます。

するとその雰囲気を切り裂くように、ダニのドラムソロがスタート!
圧倒的なパワーと手数に痺れっぱなしでした!!
そしてマイクなしでの「オーーーサカーーーーー!」の雄叫びの声量にもビビりました。
これだけ叩き続けてもまだ生き生きとしていて、その無限のスタミナに感服。

そして2ndアンコール、ついにラストの“I Want Out”へ。
曲が始まるや否や、パンプキン柄の巨大バルーンが会場を埋め尽くし、
ハッピーなメタルパーティーの最終幕を彩ります

中間部分ではオーディエンスを左右に分け、「オーオーオオー」と”I Want Out!”で競わせる演出。
今回は下手側だったのでキスクチームでした。
普段はあまり煽らないキスクが楽しそうにオーディエンスを煽る姿もかっこいい!

そしてラストでは大量のスモークが焚かれてフィニッシュ!
これ以上ないほどのこの多幸感、これぞHELLOWEENのライブの醍醐味……

焚きすぎてもはや誰も見えなくなる一幕も。

そして終演!あっという間の2時間でした。
会場を後にしようとすると、巨大バルーンを頑張って持ち帰ろうとするお客さんもちらほら。
果たして電車では大丈夫だったんでしょうか……。

余談ですが、ロビーでは隣のお客さんに阪神の優勝決定戦の結果を訊かれ、
一緒になって「阪神おめでとう!!!!」とワイワイしてハッピーな一幕に。
会場が心斎橋エリアの近くだったこともあり、混雑していたら…..と一抹の不安もありましたが、
人は道頓堀のほうに集中していたようで、意外にも電車は空いていました。
ただ、駅の構内では「阪神優勝おめでとう!」と通話している方がいらっしゃったりして、
大阪の街全体が心なしか浮かれた気分に包まれているような雰囲気だったのが忘れられません。

自分もライブの後なのにまったく疲れは感じず、むしろハッピーなHELLOWEENの力か、
ド平日の夜なのに不思議と元気がみなぎってくるのを感じました。
なんなら電車で隣に座った見ず知らずのHELLOWEENファンの方と、
メタル談義に花を咲かせて帰ったくらいには超元気でした。

次は5年といわず、またすぐにでも来日公演お願いします!!!

HELLOWEEN大阪公演セットリスト(2023/07/22)

1.Skyfall
2.Eagle Fly Free
3.Mass Pollution
4.Future World
5.Power
6.Save Us
7.Kai’s Medley
 (Metal Invaders~Victim Of Fate~Gorgar~Ride the Sky)
8.Heavy Metal (Is the Law) 
9.Forever And One (Neverland) 
Guitar Solo (by Sascha Gerstner)
10.Best Time
11.Dr. Stein
12.How Many Tears

~1stアンコール~
13.Perfect Gentleman
14.Keeper Of The Seven Keys

~2ndアンコール~
Drum Solo (by Dani Löble)
15.I Want Out


前回のツアーはセトリも時間も全部盛りの特別仕様でしたが、
今回は長いツアーも見据えての「普通の」長さのセットリストになっていて、
この体制でこれからも続けていくんだという気概も感じるパッケージングだったように思います。
インタビューではまだまだ7人で続けたい旨も語られていますし、
さらなる新曲にも期待したいところです!

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