2003年 - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Tue, 20 May 2025 17:47:30 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg 2003年 - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【レビュー】 All About Lovin’ You – Single (2003) / BON JOVI https://tashinami-musiclog.com/2025/05/21/all-about-lovin-you-single-2003-bon-jovi/ Tue, 20 May 2025 17:30:16 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=3469 目次 8thアルバム”Bounce”(2002)からのシングルカット第5弾収録曲「BON JOVIの日」記念!初期3作がボートラつきで再発! 8thアルバム”Bounce” […]

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本日5/21は、なんでも「BON JOVIの日」なのだとか。
デビューアルバムの日本盤発売日にちなんで昨年より「記念日」として認定されたとのこと。
せっかくなので最近手に入れたシングルをば。

All About Lovin' You - Single (2003) / BON JOVI

All About Lovin’ You – Single (2003)

裏ジャケを見る限りEU盤のよう。

All About Lovin' You - Single (2003) / BON JOVI 裏ジャケ

1.All About Lovin’ You 3:44
2.All About Lovin’ You [Demo] 3:36
3.Postcards From The Wasteland [Demo] 4:25
4.Alive [Demo] 3:55

1曲目以外はアルバム未収録。

9.11同時多発テロというアメリカを揺るがした大事件と対峙しながら、
その痛みを跳ね返していく強さを前面に押し出した
8thアルバム“Bounce”(2002)

リードシングル”Everyday”をはじめ、”Undivided”“Hook Me Up”, “Bounce”といった
キャリア随一のヘヴィなサウンドを志向した曲と、
“Joey”“You Had Me From Hello”, “Open All Night”のような
優しげでメロウな印象の曲がかわるがわる登場するという、
唯一無二の質感のアルバムに仕上がったのが今作。
(中でも前半の流れは強力!)

その中でもこの“All About Lovin’ You”は、
後者のメロウ路線を代表する甘いバラード。
サビメロや歌詞の随所にとろけるような感覚を覚えます。
冒頭のギターのトーンの”甘い”心地よさから、
他の曲とは一線を画すものがある綺麗な一曲。MVはこちら。

降りしきる雪とジョンのビジュアル、
特に歌うときに見える真っ白な歯が印象的。
ちょっとベタなストーリーもこの曲にはピッタリ。
(初めて観た中学時代にはベタだなんて思いませんでしたが)

2曲目のデモバージョンではまだあの「甘い」ギターは登場せず。
歌いまわしが微妙に違ったり(中でも2番サビでタメまくるところは必聴)、
デヴィッド・ブライアンの鍵盤の音がより目立っていたりと、
曲がブラッシュアップされていく過程を味わえて中々面白い音源。

3曲目の“Postcards From The Wasteland”
“Bounce”の日本盤ボーナスにもなっているので、
耳にしたことのあるファンも多いはず。
改めて聴くとモノトーンな中に優しさをたたえた雰囲気、
そして最後の温かみのある転調は特に秀逸で、
日本盤の〆の曲として選ばれたのも納得の出来。
アルバムでは曲が始まるまでに10秒ほどの空白があったので、
ここではすぐに曲が始まるのもなかなか新鮮。

そして4曲目の“Alive”が完全に未発表曲なのでレアですね。
デモ音源らしく音質はよくないですが、
かえってガレージでジャカジャカやっている感もあって楽しい曲です。
コード感やエフェクトのかかった一部のボーカルからはオルタナの影響も色濃く感じられますが、
ちょっと怪しげでセクシーな雰囲気で始まったと思いきや
“Hey! Hey!”と分かりやすく盛り上がるサビに展開するのは流石のBON JOVIらしさ。

このシングル、実はジャケットが特殊なつくりになっていて、
収録曲の“Postcards From The Wasteland”になぞらえてか、
ジャケットの一部がポストカードになっているというなかなか凝った仕様。

All About Lovin' You - Single (2003) / BON JOVI ポストカード1

メンバー全員が揃ったこの写真と、

All About Lovin' You - Single (2003) / BON JOVI ポストカード2

ジョンとリッチーが笑顔で並ぶこちらの2枚がポストカードになっています。

All About Lovin' You - Single (2003) / BON JOVI ポストカード、盤面

何かミシン目みたいなものが見えるな……と思っていたらまさかのサプライズでした。
実際にハガキとして出すかはさておき、これだけでフィジカルで持っておいてよかったなと。

今年は「BON JOVIの日」を記念して、
初期3作がSHM-CD、かつ豊富なボーナストラック付きで再発決定!

特に当時のライブ音源がたくさん収められているのが嬉しいところで、
「ライブの質の高さの割にオフィシャルのライブ盤があまりに少ない!」
と日ごろから嘆いている自分としてはまさに垂涎のアイテム。

未発表曲・デモバージョンに関しては過去のボックスセット
“100,000,000 Bon Jovi Fans Can’t Be Wrong”(2004)等で聴けはしますが(購入したときの記事はこちら)、

“Borderline”や”Edge Of A Broken Heart”,
そして初期の若き熱量をとらえた個人的にイチ押しの音源
“We Rule The Night”といった素晴らしい曲を、
これを機により聴いてもらいやすくなるというのが一番嬉しいかもしれません。

BON JOVI FOREVER!

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【レビュー】 The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003) https://tashinami-musiclog.com/2024/10/23/the-ultimate-yes-35th-anniversary-collection-yes-2003/ https://tashinami-musiclog.com/2024/10/23/the-ultimate-yes-35th-anniversary-collection-yes-2003/#respond Tue, 22 Oct 2024 15:01:10 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2454 目次 YESの35周年記念ベスト、UK盤の2枚組を購入収録内容(UK盤)UK盤、US盤、配信での曲目はそれぞれ異なるので注意 YESの35周年記念ベスト、UK盤の2枚組を購入 久し振り(今月4回目)の、某赤と黒のCDショ […]

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久し振り(今月4回目)の、某赤と黒のCDショップ探訪。
届いたものも含めて色々とCDが増えてきましたがまずはこれを。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003)

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003)

もうすっかり50周年も突破してもなお精力的に活動を続けるYES
9月の来日公演も記憶に新しいですね。
そんな彼らが35周年記念でリリースした2枚組ベストが、
ペーパースリーブまで綺麗な状態で売ってあったので早速購入。
ちなみにワーナーから発売されている英盤。
紙製なのは外側だけで、中は2枚組ジュエルケース仕様で扱いも楽なのが地味に嬉しい。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003) Disc 1

Disc 1の盤面。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003) Disc 2

こちらはDisc 2。
この時期のちょっとワイルドな感じのロゴの色使い、けっこう好みです。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003)歌詞カード

そして歌詞カードを全部開くと、
ロジャー・ディーンによるアートワークが特大ボリュームで楽しめるのも良いですね。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003)裏ジャケ

Disc 1
1.Yours Is No Disgrace 9:42
2.Survival 6:20
3.Roundabout 8:32
4.Then 5:45
5.I’ve Seen All Good People 6:54
6.Heart Of The Sunrise 10:35
7.Starship Trooper 9:27
8.Ritual (Nous Sommes Du Soleil) 21:33

Disc 2
1.Siberian Khatru 8:56
2.Long Distance Runaround 3:33
3.Wonderous Stories 3:51
4.And You And I 10:08
5.Soon 4:08
6.Going For The One 5:33
7.Don’t Kill The Whale 3:57
8.Owner Of A Lonely Heart 4:29
9.Leave It 4:15
10.Big Generator [Remix] 3:41
11.The Calling [Single Edit] 4:43
12.Homeworld (The Ladder) [Radio Edit] 4:42
13.Awaken 15:36

時系列には必ずしも忠実ではないですが、
なんとなくDisc 1には初期曲、Disc 2には新しめの曲を多めに配した選曲。
アルバムの流れを考えつつ、両CDのラストには大作をしっかり入れた構成になっています。
個人的には“Drama”(1980)からの選曲が無いのは寂しいですが、
大胆に“Ritual (Nous Sommes Du Soleil)”をまるっと入れ込んだのは面白いですね。

“The Yes Album”(1971)を中心に、初期曲多めのDisc 1。
セルフタイトルの1stからも“Survival”が入っているのは嬉しい!
2ndからのチョイスが“Time And A Word”ではなく“Then”なのも中々面白いです。

そして“Siberian Khatru”で爽快にスタートするDisc 2。
後半に収録されている近年の以下の3曲は短縮されたバージョン。
10.Big Generator [Remix] 3:41
11.The Calling [Single Edit] 4:43
12.Homeworld (The Ladder) [Radio Edit] 4:42

編集版とはいえこの3曲はレア音源ですし、
特に“Big Generator”の入りは原曲とは全く違っていてインパクト大。
(以降のコンピ盤に入るときには大抵このバージョンな気がしますが)

良い曲も勿論多いけれど、いかんせん長い曲も多くて……ということで、
YESのキャリアを俯瞰したベスト盤を組むのはとりわけ難しそうな印象なのですが、
入門盤としても中級者以上の方にも満足できる要素がある良盤だと思います。

入門盤としても中級者以上の方にも……と言いながら
サブスクで本盤を探してみたら、なんと選曲が全然違う!
調べてみると、どうやらこちらは翌2004年にRHINOからリリースされた、
3枚組のUS盤がベースになっているようです。

そんなUS盤の曲目がこちら。

Disc 1
1.Time And A Word
2.Starship Trooper
3.Yours Is No Disgrace
4.I’ve Seen All Good People
5.Roundabout
6.Long Distance Runaround
7.Heart Of The Sunrise
8.South Side Of The Sky
9.And You And I
10.America [Single Edit]
11.Wonderous Stories

Disc 2
1.Siberian Khatru
2.Soon [New Edit]
3.Going For The One
4.Don’t Kill The Whale
5.Tempus Fugit
6.Owner Of A Lonely Heart
7.Leave It
8.It Can Happen [Single Edit]
9.Rhythm Of Love
10.Big Generator [Remix]
11.Lift Me Up
12.The Calling [Single Edit]
13.Open Your Eyes
14.Homeworld (The Ladder) [Radio Edit]
15.Magnification

Disc 3
1.Roundabout [Acoustic]
2.Show Me
3.South Side of the Sky [Acoustic]
4.Australia [Solo Acoustic]
5.New World Symphony

1曲目から“Time And A Word”でスタートしているのも驚きですが、
米盤らしく中盤には“America”のシングルバージョン、
そして“Drama”からも“Tempus Fugit”がチョイスされています。

そしてDisc 3はレア音源も目白押し。
未発表曲“Show Me”があるのも大きいですし、
ラストはドヴォルザークの『新世界より』をベースに、
リック・ウェイクマンがアレンジを加えた“New World Symphony”

ただ、全ての選曲が上位互換というわけでもなく、
“Then”“Ritual (Nous Sommes Du Soleil)”の収録は無し。
同じ35周年ベストの皮をかぶっていても印象がかなり違ってきます。

さらに言えば、サブスク版にも一部収録曲は入っていないようで、
“Lift Me Up”“Open Your Eyes”“Magnification”は米盤CDのみに収録。
これらの曲が入っていると、確かにより”Ultimate(究極)”感は出てきますね。

UK盤とUS盤、そして配信でのバージョン違いを楽しめる、
単純かと思いきや意外と奥の深いベストでした。
個人的にはせっかくなのでUS盤も探してみたいですね。

そしてこちらは最新作。スティーヴ・ハウ色強めの好盤!

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