Judas Priest - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Thu, 06 Feb 2025 17:11:01 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg Judas Priest - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【年間ベスト】 年間ベスト2024(今年の9枚) https://tashinami-musiclog.com/2024/12/31/annual-best-2024-9-albums-of-the-year/ https://tashinami-musiclog.com/2024/12/31/annual-best-2024-9-albums-of-the-year/#respond Tue, 31 Dec 2024 13:35:32 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2645 やってまいりました2024年総括の季節!と言っているうちに大晦日。今年もビッグネームを中心に大豊作の一年、(自分のチョイスが大御所寄りになっている節は多分にありますが)大満足でした。今年のアルバムを選ぶにあたっても候補が […]

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やってまいりました2024年総括の季節!と言っているうちに大晦日。
今年もビッグネームを中心に大豊作の一年、
(自分のチョイスが大御所寄りになっている節は多分にありますが)大満足でした。
今年のアルバムを選ぶにあたっても候補が多すぎたので、
一旦自分がフィジカルで入手したアルバムの中からセレクトすることとします。
ここから漏れたものも良いアルバム尽くしなので、
また別の機会にリストアップさせていただければ。

年末年始に怒涛のごとく押し寄せる楽しい予定の合間を縫いつつ、
紅白を観ながら今年のうちに!という気持ちで書き上げております。

POST HUMAN: NeX GEn / Bring Me The Horizon 
Invincible Shield / Judas Priest 
Ten / MR.BIG 
Natural Magick / Kula Shaker 
Forever / BON JOVI 
From Zero / Linkin Park 
=1 / Deep Purple 
Saviors / Green Day 
Happenings / Kasabian

#今年の9枚(左上から)
POST HUMAN: NeX GEn / Bring Me The Horizon
Invincible Shield / Judas Priest
Ten / MR.BIG
Natural Magick / Kula Shaker
Forever / BON JOVI
From Zero / Linkin Park
=1 / Deep Purple
Saviors / Green Day
Happenings / Kasabian

上から3枚は愛聴しているFM802″ROCK ON”での年間ベスト企画、
“ROCK ON AWARD 2024″でTOP3に投票したもの。

1位 POST HUMAN: NeX GEn / Bring Me The Horizon
2位 Invincible Shield / Judas Priest
3位 Ten / MR.BIG
それ以降は順不同です。
(BON JOVIを入れ忘れる大ポカをやってますがご容赦ください)

パワーがあって多彩な曲が並んでいるのに統一感があるという圧倒的傑作!
さらに事前に物凄い数のシングルを切っていたにもかかわらず、
FACT(なんと今年復活!)の影響を受けたとOliが公言している
“Top 10 staTues tHat CriEd bloOd”をはじめとした
ハイクオリティなアルバム曲もしっかり持っていたのには敬服の一言。
この辺りはMåneskin“Rush!”(2023)にも通ずるものがあると思っています。

そして今年のサマソニではそのMåneskinと並んでヘッドライナーに!
ライブ全体をゲームに見立てた壮大な演出に感動、すっかり大ファンになった一年でした。
中でもブルータルな“Kool-Aid”でのスクリーンを広々と使った演出は忘れられません。

メタルゴッドことJudas Priestが送り込んだ圧倒的傑作!
充実の前作“Firepower”(2018)をも凌駕するクオリティだったことには驚き。
まさかここまでエネルギッシュなアルバムを出してくるとは思いませんでした!

リードトラック“Panic Attack”をはじめとした頭3曲の素晴らしさもさることながら、
中盤以降もテンションが落ちることなく聴けますし、
後半の“As God Is My Witness”の激しさには度肝を抜かれました。
そして本編の〆には先人たちへのリスペクトを込めた
“Giants In The Sky”があるという秀逸な構成。

そんな中でもボーナストラック“The Lodger”のサビがやたらと耳に残るあたりも含め、
プリーストの歴史を俯瞰で感じられる大傑作。ライブも圧巻でした!

ジミヘンの“Manic Depression”の現代版のような1曲目“Good Luck Trying”を聴いたとき、
初期のバンド名候補がジミヘンの曲からとった“Red House”だったことを思い出しました。
ライブのことは一旦考えずにのびのび好きな音楽を表現したことで、
どこか吹っ切れたような気持ちのいいアルバムになっているように感じました。

ストレートな2曲目“I Am You”やQueen調のソロが聴ける“Sunday Morning Kinda Girl”
そしてバラード“The Frame”も見逃せない秀逸な一曲。
ポールによる最後のインスト“See No Okapi”も、
ボーナストラックにもかかわらずアルバムのエンドロールのような感動をもたらしてくれます。

今年はライブ盤+映像作品“The BIG Finish Live”も出ましたが、
2025年2月には正真正銘のラストライブを日本で行うMR.BIG。
日本を愛し、日本に愛された彼らの旅路の終着点を笑顔で見届けたいものです。

オリジナルメンバーのジェイ・ダーリントン(Key.)が25年ぶりに復帰し、
2月にリリースされた7thアルバム。

ビートルズの“Taxman”風味の“Gaslighting”に始まり、
世界各国のファンと一体になれる柔らかな“Waves”
そしてこれぞKula Shaker!というサイケな空気感を纏った“Natural Magick”と、
序盤からキャリア屈指レベルで強力な曲が並ぶ一枚。
そして今作の白眉は中盤~終盤の
“Idon’twannapaymytaxes”“F-Bombs”のファンキーなプロテストソング2曲。
重税と戦争というタイムリーなトピックを彼ららしい形で楽曲に落とし込み、
みんなで一体となれるライブのハイライトにまでしたのには舌を巻くばかり。

ちょうどリリースしたばかりの時期に単独来日公演を体験できたのはラッキーでした。

バンド活動40周年を迎えた2024年、文句なしのBON JOVIイヤーでしたね!
バンドの過去・現在・未来と赤裸々な内情を描いたドキュメンタリー
“Thank You, Goodnight: The Bon Jovi Story”も話題になりましたし、
リードトラック“Legendary”にはドラマのタイアップがつき、
久々にCDシングルも発売されることになったのも明るいニュース。

シリアスな前作“2020”と比べると、アルバム全体における明るいムードも徐々に復活。
これに関してはジョンの声帯手術が良いほうに作用しているのも大きいと思っています。
伝家の宝刀トークボックスが唸る“Living Proof”や、力強い“Waves”が特に好み。
ボーナストラック“That Was Then, This Is Now”も強力なので、是非日本盤で。

また、“The People’s House”のMV撮影時に、
ジョンが偶然橋の上に自殺志願者がいるのを見つけて、
その命を救ったというニュースは国内外で大きく報じられました。
ジョンも出演した映画『ペイ・フォワード』を彷彿とさせる一幕でもありましたし、
彼の人間性を体現したエピソードだと思います。

来日公演こそまだ決まっていませんが、
ジョンも着実にコンディションを整えてきているようですし、
この素晴らしいアルバムを携えてのライブを観られるのもそう遠くない話かも。

そして日本ではファン投票TOP50をもとにした独自のベスト
“All Time Best 1984-2024”が発売!
日本のファンのBON JOVI愛の深さをうかがい知れるアイテムになりました。

OASIS復活に並ぶ、ロック界に衝撃を与えたカムバック劇!
LAでDead Saraを率いるエミリー・アームストロングを新ボーカルに、
またコリン・ブリテンを新ドラマーに迎えてリリースした8th。

リードトラック“The Emptiness Machine”が強力な一曲だったことで掴みは大成功。
そしてリリースされたアルバム“From Zero”についても、
そして過去のオマージュを散りばめつつも唯一無二の作品になっていました。
“Cut The Bridge”“Heavy Is The Crown”、そして“Two Faced”といった楽曲も、
早くも新しいアンセムとして定着していきそうな風格をたたえています。
女声ボーカルを入れたことでチェスターとは別の味になっているのも受け入れられやすい点。
何よりマイク・シノダを中心とした当人が前進するというのなら見守りたいですしね。
2月の来日公演がどのようなものになるかにも期待がかかります。

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世界で唯一大歓迎される詐欺、「終わる終わる詐欺」。
“The Long Goodbye Tour”と銘打ったツアーに出たのは2010年代後半のことですが、
まだまだコンスタントにアルバムをリリースしているのが頼もしいロックの巨星。

今作では新ギタリストとしてサイモン・マクブライドが入ったことが大きな変化。
前任のスティーヴ・モーズによる、
「カーン!」という特徴的なハーモニクスが聴けなくなったのは残念ですが、
サイモンのフレッシュなプレイはバンドサウンド全体のさらなる若返りをもたらしています。
元々ギランのバンドにいた方なので、2023年の来日の時点でも息ピッタリでしたしね。
まずはリードトラック“Portable Door”“Pictures Of You”“Lazy Sod”を聴いて、
現行パープルの無尽蔵のエネルギーを体感してみてほしいです。
そして個人的に痺れたのがラストの“Bleeding Obvious”
こんなにスリリングな楽曲を今も生み出してくれているのは圧巻。
まだまだ終わることなく元気に活動を続けていてほしいです。

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アメリカ産ポップパンクの王者Green Dayの最新作。
メジャーデビュー作品にして傑作となった3rd“Dookie”(1994)から30年、
そして彼らの地位を確固たるものにした“American Idiot”(2004)から20年!
気づいたら彼らも着々と大御所の中に入りはじめていますが、
そういった節目の年に、エネルギッシュで社会へのメッセージの込められた熱い作品を携え、
気炎を吐き続けていることが何より素晴らしい!
1曲目の“The American Dream Is Killing Me”から気合いが違います。
そしてこのジャケットの色遣いは、やはり敬愛するRAMONESへの目配せではないかと。
2曲目の“Look Ma, No Brains!”という曲名から、
RANONESの“Teenage Lobotomy”を連想したのは自分だけではないはず。
ネタ元の“Rocket To Russia”というアルバム名も、
今見るとまた違った意味合いを帯びてきそうですね。

Rocket To Russia / Ramones
Don't Worry About Me / Joey Ramone
Saviors / Green Day
ちょうどCDが手元にあったので撮影。ジョーイ・ラモーンのソロアルバムのほうが構図的に近いですね。

2000年代からUKロック界の第一線を走り続けるレスター出身のKasabian
サージ・ピッツォーノがボーカルをとるようになってからは2作目、
前作“The Alchemist’s Euphoria”(2022)に続く8thアルバムで、
7作連続全英1位獲得という大記録を打ち立ててみせた一作。
“Call”“Coming Back To Me Good”といった即効性の高い曲のみならず、
どっしりとしたグルーヴを聴かせる“G.O.A.T”
ラストに据えられた美しい“Algorithms”も収録された、バランスの取れた作品。
10月に行われた来日公演も素晴らしかったです!

ちなみにフィジカル版では1曲目の“Darkest Lullaby”の前に、
イントロとして短いインスト“A Happening”が加えられています。

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【ライブレポート】 Judas Priest Invincible Shield Japan Tour大阪公演@あましんアルカイックホール(2024/12/06) https://tashinami-musiclog.com/2024/12/21/judas-priest-invincible-shield-japan-tour-2024-12-06/ https://tashinami-musiclog.com/2024/12/21/judas-priest-invincible-shield-japan-tour-2024-12-06/#respond Sat, 21 Dec 2024 14:01:29 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2605 目次 Judas Priest、最新作を携えてのジャパンツアー2日目!Judas Priest 大阪公演セットリスト(2024/12/06) Judas Priest、最新作を携えてのジャパンツアー2日目! (※セットリ […]

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Judas Priest Invincible Shield Japan Tour 公演ポスター

(※セットリストのネタバレを多分に含みます)

我らがメタルゴッドことJudas Priestのジャパンツアーが開幕!
名古屋公演に続く2日目、大阪公演も最高でしたね!
大阪公演……と言いつつ会場は兵庫県尼崎駅近くのあましんアルカイックホール
神が大阪公演とのたまうのでこれは大阪公演です。
9月のメイデンに続き、今回も例によって妻と参戦。

まず気になる物販ですが、ツアーTシャツはメイデン同様8,000円。
もはや当然と割り切ってか、驚く人も少なかった印象。
その代わり(?)メンバーのサイン入りリトグラフが5,000円という大盤振る舞い!

自分の少し前で売り切れてしまい入手はできませんでしたが、
どうやら本当に売れる分のリトグラフを捌ききってしまったらしく、
追加作成に伴い、以降の公演では一気に10,000円に値上げしての販売になるとか。
結構などんぶり勘定な気もしますが、それだけこの祭りが盛り上がっているということか……

他にも目玉のひとつとしてカセットテープの発売もありましたね。
サイズ感といい趣といい、コレクション欲をかきたててくれます。
(今のカーステレオにカセットデッキがないのが残念ですが……)

Judas Priestマフラータオル、リストバンド、ピンバッジ

自分はマフラータオルとリストバンドを入手。
タオルはプリントも凝っていていい感じですし、
リストバンドは今後メタルイベントに赴く際の正装として使えそう。
ちなみに妻はピンバッジをゲット。ピンボケしてますが中々かっこいいです。

Judas Priest バックドロップ

会場に入ると巨大なバックドロップがお出迎え。
最新作“Invincible Shield”(2024)のブックレット冒頭に刻まれている、
メタルゴッドによって贈られた熱い檄文が期待感を高めてくれます。

会場内BGMもガンズやエアロ、ニッケルバックと超王道路線。
(ちなみにスラッシュのソロとVelvet Revolverも流れていたので、
本人のあずかり知らぬところでスラッシュ大忙しの様相だったのは謎)
AC/DC“It’s A Long Way To The Top (If You Wanna Rock ‘n’ Roll)”が流れだすと、
ここぞとばかりに立ち上がって歌い出すファンもいて楽しかったです。
(メタリカのライブでは、この曲が流れると開演が近い合図)

そして開演時刻を少し過ぎたあたりでBlack Sabbath“War Pigs”が流れ出し、
いよいよライブが始まるということで一気に沸き立つ会場。
ワンコーラスしっかり大合唱したところで(大学時代コピーしててよかった……)、
BGMはさらに壮大なイントロダクションに変化!

1.Panic Attack
1曲目はもちろん新譜のオープニングを飾るこの曲!
どこか80年代を思わせるシンセのメロディとギターの刻みが段々近づいてくるイントロに続き、
舞台を覆う幕がスッと引き上げられて遂に鋼鉄神・Judas Priestが目の前に!

生で聴くロブ・ハルフォード(Vo.)のお声に関してですが、
歌い出しがそのまますぎて最早テープかと思うレベルでした。喉からCD音源とはこのことか……
しかしサビ終わりの高音のロングトーンの迫力は段違い!
「本物」の風格がこれでもかと伝わってくる強烈なオープニングでした。

そして10番台の列だったこともあり、思っていた以上に近い!
我々の席は下手側だったのでちょうど真正面にはリッチー・フォークナー(Gt.)が!
すっかり定着した感のあるリッチー、ステージングにも華がありますし、
常に観客の目を見て積極的なファンサをするところにグッときました。
ステージ上でのロブとの絡みもひときわ多く、
バンド全体にフレッシュな勢いを与えてくれるメンバーになってますね。

上手側は優しい笑顔を時折浮かべつつボトムをしっかり固めるイアン・ヒル(Ba.)と、
グレンに代わってツアーを回るプロデューサー、アンディ・スニープ(Gt.)のコンビ。
プロデューサーとはいえ元はベテランギタリスト、安定感あるパフォーマンス。
そして手数とパワーを両立したスコット・トラヴィス(Dr.)は流石の一言。
190cm台の高身長なので、座っていてもその存在感は絶大でした。

2.You’ve Got Another Thing Comin’
興奮冷めやらぬまま、2曲目からいきなりこのイントロだったので思わず大絶叫!
てっきりアンコールのあたりだろうと構えていたので完全なる不意打ちでした。
勿論会場も大盛り上がりの大合唱でした!
ここで既にいい意味でペースを崩されてテンションも天井知らずに。

3.Rapid Fire

そして名盤“British Steel”(1980)からはこの1曲。
無骨にザクザクと進んでいくギターの音が気持ちいい!ヘドバンも捗ります。
ティム期のライブではサビが足されていましたが、ここでは原曲に忠実な仕上がり。

4.Breaking The Law

なんとここでも間髪入れず“Breaking The Law”
お馴染み”Breaking the what!?”のくだりも無し!これは予想外!
セトリ前半の「何が飛び出してくるかわからない」という感覚は強烈でした。
過去のライブではフルコーラスまるっと観客に歌わせるパターンもありましたが、
今回はロブがしっかり歌ってくれました。
しかしリフもサビも”You don’t know what it’s like!!”も当然大合唱!
メタル史に残る名曲の一部になれた感慨はひとしおでした。

5.Riding On The Wind

そしてスコットの怒涛のドラムから始まるこの疾走曲!
これぞ!というリフと切り込んでくるギターソロはまさに極上でした。
オープニングからずっとテンションが落ちない恐ろしさ……
自分が初めて聴いたオリジナルアルバムがまさに
“Screaming For Vengeance”(1982)だったので、
ここから手厚いセトリだったのがとにかく嬉しかったですね。

6.Love Bites

一度薄暗くなったステージに不穏な赤いライトが灯り、
ひときわ重苦しく邪悪なピアノが響き渡るイントロ……
今回生で聴いて強烈に印象に残ったのはこの曲かもしれません。
キー下げも相まって、ロブのドスの効いた歌唱は原曲を遥かに凌ぐ重み。
この曲自体がさらに熟成されて凄みを増しているのを目の当たりにした気分です。
バックのモノクロ映像もカッコ良かったですね。

7.Devil’s Child

これまた“Screaming For Vengeance”からの一曲!
(実は本作で一番聴いたのがこれ)
ライブ盤“Battle Cry”(2016)にも入っていたこの曲ですが、
まさか聴けるとは!と感動しっぱなしでした。

8.Saints In Hell
続いては“Stained Class”(1978)からの選曲。本作からは意外とこれが唯一。
たまたま最近入手したトリビュート盤で「いい曲だな……」と再認識した矢先なので、
個人的にはタイムリーな選曲で嬉しかったです。

そしてここからリッチー・フォークナーによるギターソロ!
ドラマチックな照明もしっかり用いながら、ギターヒーローとして堂々たる振る舞い!
プリーストに入ってくれてありがとう……と思わせてくれる極上の時間でした。

9.Crown Of Horns
そして最新作から、グラミー賞にもノミネートされているメロディアスな一曲へ!
なんでこの曲でグラミーに?と思いつつYouTubeで再生回数を観に行くと、
実は1stシングル”Panic Attack”に勝るとも劣らぬ人気を誇っていることが判明。
近年の曲の中でもとりわけ歌メロ、そして歌詞の美しさが際立っているなと感じます。
ロブの歌唱は若干息切れ気味でしたが、バンドサウンドの美しさと風格で押し切れるのが強み。

10.Sinner
ロブの”Sinner!!”のコールからもう既に会場が沸き立つのが分かりました。
じわじわと盛り上げていく展開とたっぷりのギターソロが堪りません。
シャウト主体のパートになるとロブの声のキレが完全復活するのも最早恐ろしい……。

11.Turbo Lover
“Turbo”(1986)愛好家として個人的に聴きたかった一曲。
低めに入る歌い出しにキャッチ―なサビ、
そしてストレートながら起承転結のあるギターソロ!
イントロの高揚感の時点でこれこれ!!!!という気持ちに。
80年代のキラキラした雰囲気とJudas Priestらしさが融合した、
ライブで真の力を発揮するアンセムですね。
サビでは客電がついたので歌いながらリッチーに”Turbo”Tシャツを猛アピールしてました。

ここで上手側のモニターに腰掛け、バンドの今までの歩みを振り返るロブ。
同郷バーミンガムのBlack Sabbathの名前も出しつつファンへの感謝を述べ、
そしてアルバムタイトルを一枚一枚順番にコールするロブ。
好きなタイトルが出てくると大歓声が起こるのも良かったですね。

と、言いつつしれっとティム期の2作はスルーというロブ史観だったり、
ロブがとちって「ペインキラー!」の次に「ノストラダムス!」とコールしたりと、
愛すべきツッコみどころもありましたが、
ファンと一緒に築いてきた50年の重みを感じさせてくれる名MCでした。

12.Invincible Shield
そして最新作のタイトルトラック“Invincible Shield”へ!
実はアルバムの中で一番の長尺ながら勢いで聴かせきるこの曲、ライブでも破壊力抜群!
今まで生み出した名曲に比肩する傑作を今年出してきた凄さをひしひしと感じました。

そしてこの曲で、ステージ上方から吊られていたバンドロゴが前面に登場!
メタルゴッドJudas Priestの貫禄を味わえる至高の演出。

13.Victim Of Changes
ここからはさらに怒涛の名曲ゾーン!
イントロのツインギターのハモリの時点から異質な凄みを感じました。
2ndアルバムの1曲目でこれが出てくるという衝撃、
そしてバンドの成長をこれでもかと体感させてくれる名曲だなと。
こんなに美しい曲があるのか……という気持ちで、じっくり味わえました。

14.The Green Manalishi (With The Two Pronged Crown)
お馴染みフリートウッド・マックのカバー、グリーンマナリシ!
Judas Priest初心者の妻がライブ後に、
「グリーンマナリシとラブバイツ楽しかったーー!」とずっと言っていたのが大収穫でした。

15.Painkiller
そしてスコット・トラヴィスの入魂のドラムソロ。
これに続くのはもちろんあの曲しかない……ということで会場の空気も一段と変わります。
「あと3曲だ!」と言っていたスコットですが、普通にあと4曲あってお得でした。
(最終公演でようやく「あと4曲」に修正していたとか)
「お前らが聴きたい曲は何だ!」「「「ペインキラー!!!」」」
という定番の流れを一緒にできて感激。

そして遂にあのドラムパターンから“Painkiller”へ!!
歌い出しの時点で今までとは違うレベルの高音が耳に突き刺さる衝撃の体験!
おそらくロブが不調だった時の対策としてか出音のハイを上げていたと思うのですが、
ロブのコンディションが良好だったおかげで衝撃のブルータリティを発揮していました。
あとはもうひたすら首振ってたら最後まで突き進んでいた、という感じ。
リッチーとアンディのギターソロも完璧、ラストのシャウトまで圧巻でした。

ここからアンコール!
16.The Hellion~Electric Eye
“The Hellion”のテープが鳴り響いたときの熱狂もこの日トップクラス!
高揚させるイントロからの疾走曲、といういわゆる様式美を存分に堪能。
サビが一緒に歌いやすいのも素晴らしいなと改めて実感。

17.Hell Bent For Leather

エンジン音を響かせながら、白のハーレーに乗ってロブが登場!
(個人的には黒のイメージがあったので少し意外でした)
そして高揚感を最大限に煽るギターリフ!あっという間に過ぎ去っていく名曲名演でした。
ロブは手持ちの鞭でハーレーのみならずリッチーのこともシバきにいっていて面白かったです。
(上手側のイアン・ヒルは終始ニコニコでした)

18.Living After Midnight

そしてもちろんラストはこの曲!
メタルと言いつつロックンロールが根底にあるという、
プリーストの魅力を体現した文句なしのアンセム!
“LOADED”の文字がスクリーンに躍る演出にもワクワクしました。
最後まで笑顔で大合唱!最高のエンディングになりました。

Judas Priest(終演)

終演!舞台上には白のハーレーと“Priest will be back”のメッセージが!
観客からの“Judas Priest! Judas Priest!”のコールも感動的。
メタルが好きでよかった……と改めて思える、極上の体験でした。
またすぐにでも観たい!最高のライブをありがとうございました!!!!!

1.Panic Attack
2.You’ve Got AnoTher Thing Comin’
3.Rapid Fire
4.Breaking The Law
5.Riding On The Wind
6.Love Bites
7.Devil’s Child
8.Saints In Hell
9.Crown Of Horns
10.Sinner
11.Turbo Lover
12.Invincible Shield
13.Victim Of Changes
14.The Green Manalishi (With The Two Pronged Crown)
15.Painkiller

~アンコール~
16.The Hellion~Electric Eye
17.Hell Bent For Leather
18.Living After Midnight

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