Kula Shaker - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Tue, 04 Feb 2025 16:34:44 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg Kula Shaker - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【年間ベスト】 年間ベスト2024(今年の9枚) https://tashinami-musiclog.com/2024/12/31/annual-best-2024-9-albums-of-the-year/ https://tashinami-musiclog.com/2024/12/31/annual-best-2024-9-albums-of-the-year/#respond Tue, 31 Dec 2024 13:35:32 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2645 やってまいりました2024年総括の季節!と言っているうちに大晦日。今年もビッグネームを中心に大豊作の一年、(自分のチョイスが大御所寄りになっている節は多分にありますが)大満足でした。今年のアルバムを選ぶにあたっても候補が […]

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やってまいりました2024年総括の季節!と言っているうちに大晦日。
今年もビッグネームを中心に大豊作の一年、
(自分のチョイスが大御所寄りになっている節は多分にありますが)大満足でした。
今年のアルバムを選ぶにあたっても候補が多すぎたので、
一旦自分がフィジカルで入手したアルバムの中からセレクトすることとします。
ここから漏れたものも良いアルバム尽くしなので、
また別の機会にリストアップさせていただければ。

年末年始に怒涛のごとく押し寄せる楽しい予定の合間を縫いつつ、
紅白を観ながら今年のうちに!という気持ちで書き上げております。

POST HUMAN: NeX GEn / Bring Me The Horizon 
Invincible Shield / Judas Priest 
Ten / MR.BIG 
Natural Magick / Kula Shaker 
Forever / BON JOVI 
From Zero / Linkin Park 
=1 / Deep Purple 
Saviors / Green Day 
Happenings / Kasabian

#今年の9枚(左上から)
POST HUMAN: NeX GEn / Bring Me The Horizon
Invincible Shield / Judas Priest
Ten / MR.BIG
Natural Magick / Kula Shaker
Forever / BON JOVI
From Zero / Linkin Park
=1 / Deep Purple
Saviors / Green Day
Happenings / Kasabian

上から3枚は愛聴しているFM802″ROCK ON”での年間ベスト企画、
“ROCK ON AWARD 2024″でTOP3に投票したもの。

1位 POST HUMAN: NeX GEn / Bring Me The Horizon
2位 Invincible Shield / Judas Priest
3位 Ten / MR.BIG
それ以降は順不同です。
(BON JOVIを入れ忘れる大ポカをやってますがご容赦ください)

パワーがあって多彩な曲が並んでいるのに統一感があるという圧倒的傑作!
さらに事前に物凄い数のシングルを切っていたにもかかわらず、
FACT(なんと今年復活!)の影響を受けたとOliが公言している
“Top 10 staTues tHat CriEd bloOd”をはじめとした
ハイクオリティなアルバム曲もしっかり持っていたのには敬服の一言。
この辺りはMåneskin“Rush!”(2023)にも通ずるものがあると思っています。

そして今年のサマソニではそのMåneskinと並んでヘッドライナーに!
ライブ全体をゲームに見立てた壮大な演出に感動、すっかり大ファンになった一年でした。
中でもブルータルな“Kool-Aid”でのスクリーンを広々と使った演出は忘れられません。

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メタルゴッドことJudas Priestが送り込んだ圧倒的傑作!
充実の前作“Firepower”(2018)をも凌駕するクオリティだったことには驚き。
まさかここまでエネルギッシュなアルバムを出してくるとは思いませんでした!

リードトラック“Panic Attack”をはじめとした頭3曲の素晴らしさもさることながら、
中盤以降もテンションが落ちることなく聴けますし、
後半の“As God Is My Witness”の激しさには度肝を抜かれました。
そして本編の〆には先人たちへのリスペクトを込めた
“Giants In The Sky”があるという秀逸な構成。

そんな中でもボーナストラック“The Lodger”のサビがやたらと耳に残るあたりも含め、
プリーストの歴史を俯瞰で感じられる大傑作。ライブも圧巻でした!

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ジミヘンの“Manic Depression”の現代版のような1曲目“Good Luck Trying”を聴いたとき、
初期のバンド名候補がジミヘンの曲からとった“Red House”だったことを思い出しました。
ライブのことは一旦考えずにのびのび好きな音楽を表現したことで、
どこか吹っ切れたような気持ちのいいアルバムになっているように感じました。

ストレートな2曲目“I Am You”やQueen調のソロが聴ける“Sunday Morning Kinda Girl”
そしてバラード“The Frame”も見逃せない秀逸な一曲。
ポールによる最後のインスト“See No Okapi”も、
ボーナストラックにもかかわらずアルバムのエンドロールのような感動をもたらしてくれます。

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今年はライブ盤+映像作品“The BIG Finish Live”も出ましたが、
2025年2月には正真正銘のラストライブを日本で行うMR.BIG。
日本を愛し、日本に愛された彼らの旅路の終着点を笑顔で見届けたいものです。

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オリジナルメンバーのジェイ・ダーリントン(Key.)が25年ぶりに復帰し、
2月にリリースされた7thアルバム。

ビートルズの“Taxman”風味の“Gaslighting”に始まり、
世界各国のファンと一体になれる柔らかな“Waves”
そしてこれぞKula Shaker!というサイケな空気感を纏った“Natural Magick”と、
序盤からキャリア屈指レベルで強力な曲が並ぶ一枚。
そして今作の白眉は中盤~終盤の
“Idon’twannapaymytaxes”“F-Bombs”のファンキーなプロテストソング2曲。
重税と戦争というタイムリーなトピックを彼ららしい形で楽曲に落とし込み、
みんなで一体となれるライブのハイライトにまでしたのには舌を巻くばかり。

ちょうどリリースしたばかりの時期に単独来日公演を体験できたのはラッキーでした。

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バンド活動40周年を迎えた2024年、文句なしのBON JOVIイヤーでしたね!
バンドの過去・現在・未来と赤裸々な内情を描いたドキュメンタリー
“Thank You, Goodnight: The Bon Jovi Story”も話題になりましたし、
リードトラック“Legendary”にはドラマのタイアップがつき、
久々にCDシングルも発売されることになったのも明るいニュース。

シリアスな前作“2020”と比べると、アルバム全体における明るいムードも徐々に復活。
これに関してはジョンの声帯手術が良いほうに作用しているのも大きいと思っています。
伝家の宝刀トークボックスが唸る“Living Proof”や、力強い“Waves”が特に好み。
ボーナストラック“That Was Then, This Is Now”も強力なので、是非日本盤で。

また、“The People’s House”のMV撮影時に、
ジョンが偶然橋の上に自殺志願者がいるのを見つけて、
その命を救ったというニュースは国内外で大きく報じられました。
ジョンも出演した映画『ペイ・フォワード』を彷彿とさせる一幕でもありましたし、
彼の人間性を体現したエピソードだと思います。

来日公演こそまだ決まっていませんが、
ジョンも着実にコンディションを整えてきているようですし、
この素晴らしいアルバムを携えてのライブを観られるのもそう遠くない話かも。

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そして日本ではファン投票TOP50をもとにした独自のベスト
“All Time Best 1984-2024”が発売!
日本のファンのBON JOVI愛の深さをうかがい知れるアイテムになりました。

OASIS復活に並ぶ、ロック界に衝撃を与えたカムバック劇!
LAでDead Saraを率いるエミリー・アームストロングを新ボーカルに、
またコリン・ブリテンを新ドラマーに迎えてリリースした8th。

リードトラック“The Emptiness Machine”が強力な一曲だったことで掴みは大成功。
そしてリリースされたアルバム“From Zero”についても、
そして過去のオマージュを散りばめつつも唯一無二の作品になっていました。
“Cut The Bridge”“Heavy Is The Crown”、そして“Two Faced”といった楽曲も、
早くも新しいアンセムとして定着していきそうな風格をたたえています。
女声ボーカルを入れたことでチェスターとは別の味になっているのも受け入れられやすい点。
何よりマイク・シノダを中心とした当人が前進するというのなら見守りたいですしね。
2月の来日公演がどのようなものになるかにも期待がかかります。

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世界で唯一大歓迎される詐欺、「終わる終わる詐欺」。
“The Long Goodbye Tour”と銘打ったツアーに出たのは2010年代後半のことですが、
まだまだコンスタントにアルバムをリリースしているのが頼もしいロックの巨星。

今作では新ギタリストとしてサイモン・マクブライドが入ったことが大きな変化。
前任のスティーヴ・モーズによる、
「カーン!」という特徴的なハーモニクスが聴けなくなったのは残念ですが、
サイモンのフレッシュなプレイはバンドサウンド全体のさらなる若返りをもたらしています。
元々ギランのバンドにいた方なので、2023年の来日の時点でも息ピッタリでしたしね。
まずはリードトラック“Portable Door”“Pictures Of You”“Lazy Sod”を聴いて、
現行パープルの無尽蔵のエネルギーを体感してみてほしいです。
そして個人的に痺れたのがラストの“Bleeding Obvious”
こんなにスリリングな楽曲を今も生み出してくれているのは圧巻。
まだまだ終わることなく元気に活動を続けていてほしいです。

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アメリカ産ポップパンクの王者Green Dayの最新作。
メジャーデビュー作品にして傑作となった3rd“Dookie”(1994)から30年、
そして彼らの地位を確固たるものにした“American Idiot”(2004)から20年!
気づいたら彼らも着々と大御所の中に入りはじめていますが、
そういった節目の年に、エネルギッシュで社会へのメッセージの込められた熱い作品を携え、
気炎を吐き続けていることが何より素晴らしい!
1曲目の“The American Dream Is Killing Me”から気合いが違います。
そしてこのジャケットの色遣いは、やはり敬愛するRAMONESへの目配せではないかと。
2曲目の“Look Ma, No Brains!”という曲名から、
RANONESの“Teenage Lobotomy”を連想したのは自分だけではないはず。
ネタ元の“Rocket To Russia”というアルバム名も、
今見るとまた違った意味合いを帯びてきそうですね。

Rocket To Russia / Ramones
Don't Worry About Me / Joey Ramone
Saviors / Green Day
ちょうどCDが手元にあったので撮影。ジョーイ・ラモーンのソロアルバムのほうが構図的に近いですね。
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2000年代からUKロック界の第一線を走り続けるレスター出身のKasabian
サージ・ピッツォーノがボーカルをとるようになってからは2作目、
前作“The Alchemist’s Euphoria”(2022)に続く8thアルバムで、
7作連続全英1位獲得という大記録を打ち立ててみせた一作。
“Call”“Coming Back To Me Good”といった即効性の高い曲のみならず、
どっしりとしたグルーヴを聴かせる“G.O.A.T”
ラストに据えられた美しい“Algorithms”も収録された、バランスの取れた作品。
10月に行われた来日公演も素晴らしかったです!

ちなみにフィジカル版では1曲目の“Darkest Lullaby”の前に、
イントロとして短いインスト“A Happening”が加えられています。

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【ライブレポート】Kula Shaker Natural Magick Tour大阪公演 (2024/02/13) https://tashinami-musiclog.com/2024/02/19/live-kula-shaker-natural-magick-tour-2024-02-13/ https://tashinami-musiclog.com/2024/02/19/live-kula-shaker-natural-magick-tour-2024-02-13/#respond Sun, 18 Feb 2024 16:14:03 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=1004 目次 円熟したバンドサウンドと、パワフルな新曲の数々を体感!Kula Shaker大阪公演セットリスト (2024/02/13) 円熟したバンドサウンドと、パワフルな新曲の数々を体感! オリジナルメンバーのジェイ・ダーリ […]

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オリジナルメンバーのジェイ・ダーリントン(Key.)が25年ぶりに復帰し、
今月初頭に7thアルバム“Natural Magick”を発表したばかりのKula Shaker
まさにバンドとしていちばん熱い時期に、
オリジナルラインナップでのジャパンツアーが開催されたことに感謝です!

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言い尽くされていることですが、まず何がすごいかというとその来日のスパンの短さ。
前回の単独公演は2023年の2月なので、何とまる1年でまた来てくれたわけですからね。
といっても前回は6th“1st Congregational Church Of Eternal Love And Free Hugs”(2022)、
今回はその次のアルバムを引っ提げたツアーなので、セットリストも意味合いも異なります。
自分にとっては、2022年のサマソニ以来2回目のKula Shaker体験です。
要はこの1年半で3回も来ているということ。有難すぎます……!

Kula Shaker Natural Magick Tour大阪公演

今回の会場は心斎橋のライブハウスBIGCAT。個人的には結構好きな会場。
去年は梅田のクラブクアトロだったそうなので、会場としては少し大きくなりました。

Kula Shaker Natural Magick Tour大阪公演 (開演前)

今回の大阪公演はジャパンツアーの初日!!
7日にQueen+Adam Lambertのライブで有休を取った翌週ということもあり、
今回は午後休も特に取れず、定時ダッシュで開演10分前の18:50に何とか到着。
後ろのほうでしたが中央のクリスピアン正面に陣取れました。
開演前の映像は、偉人や著名人の顔が万華鏡のように映し出される独特の演出。
浅学につきキング牧師やKISSのジーン・シモンズくらいしかわかりませんでしたが、
デビューアルバム“K”(1996)のジャケットの雰囲気そのものでワクワクしました。
ちなみに今回はこれ以降一切写真撮ってません……。

“Natural Magick”の円形のロゴマークがバックに映し出されてバンドが登場。
フリンジ付きの衣装を着こなすクリスピアン(Gt, Vo.)の姿はまさに王子そのもの!
サングラス姿もクールでしたが、時折笑いながら歌う場面もあってお茶目でした。
ライブは新譜のオープニングナンバー“Gaslighting”でスタート。
ビートルズの”Taxman”を思わせる曲調で、一瞬で会場を掌握していました。
一部のボーカルをアロンザ(Ba.)が披露する場面もあり、早速大盛り上がりでした。

続く2曲目“Waves”は、前回のツアーでも新曲として披露されていた曲。
歌詞に”And all the girls of Tokyo”とあるのが日本のファンとしては嬉しいですね。
途中でしっかり”All the boys of Osaka!”、”All the girls of Osaka!”との煽りがあったり、
お客さんもバッチリ「シャナナ……」のパートを歌っていたりと良い雰囲気でした。
温かい雰囲気の曲ですし、ライブの定番曲になっていってほしいです。

そして新譜のタイトルトラック“Natural Magick”へ!
バックに流れるMVの映像でテンションが上がります。
これぞKula Shaker!というリフワークに”M! A! G! I! C! K!”のコールもわかりやすく、
初期からのファンの方にも訴求する魅力を備えた曲だと感じました。

「ポール(Dr.)の兄弟と作った曲だよ」という前置きから始まった、
次の“Indian Record Player”は、軽いグルーヴでかわいらしい印象の楽しい曲。
ここまでは新譜の1~4曲目の流れをそのまま再現したセットリストなわけですが、
改めて各曲にフックがある、レベルの高いアルバムだと実感しました。
お客さんの反応も良好で、発売されて2週間弱のアルバムにもかかわらず愛されているのがわかります。

ここから過去作の曲もセットリストに交ざりはじめます。まずは“Infinite Sun”
久々にインド風味が復活した“K 2.0”(2016)のオープニングを飾ったこの曲、
みんなで輪になって歌う宗教の儀式のような感覚になれて個人的には大好き。
ライブでの手拍子とシンガロングが加わることでさらに輝く曲だと思っているので、
単独公演で体感できて嬉しかったです。

ここで復帰したジェイ・ダーリントンが紹介され、「20年演奏していなかった曲」として、
2nd“Peasants, Pigs & Astronauts”(1999)から“S.O.S.”がコールされました!
5拍子と6拍子が入り混じった緊迫感のある曲で、アルバムの中でも大好きな曲だったので嬉しいサプライズでした。しかし再結成後このツアーに至るまでプレイされていなかったとは……。
キレキレのグルーヴは健在で、難しいはずですが演奏していて楽しそうなのが伝わりました。

次の“Start All Over”は、ついにアルバム”K”からの曲だ!ということで、
リフが聞こえた瞬間から一段と歓声が上がってましたね。自分も大好き。
“Take me back!”のシャウト混じりの歌い方がセクシーで印象に残りました。

その勢いでクリスピアンがワウを効かせる人気曲“Grateful When You’re Dead”に突入!
お馴染み「パッパッパー!」の一体感も素晴らしかったですし、
特によかったのがそこに続く“Jerry Was There”のパート。
自分含めたオーディエンス全体がスローなグルーヴに乗ってゆらゆら揺れているのが、
後ろのほうで観ていたのもあってとても綺麗に見えて、深い青の照明も相まって幻想的な時間でした。
かなり長めにやってくれた印象なのですが、ずっと続いてほしいと思うくらいには良かったです。

中盤は“Sound Of Drums”“Shower Your Love”と、
2ndからの曲が連打されていましたが、このゾーンは安定して素晴らしかったですね!
特に”Shower Your Love”の包み込まれるようなメロディはいつ聴いても秀逸。

今回のライブで一番の発見だったのが次の“2 Styx”
スクエアなグルーヴとクールなボーカルの組み合わせは今までの曲に無かった要素で、
ほかのUKのバンドのカバーかと最初は思ったくらいに異彩を放っていた一曲。
Aメロとサビでビートを変えてきているのが癖になり、すぐに気に入りました!
終演後に調べてみると、”K 2.0″の米国盤のボーナストラックだと判明。
こんな隠し玉があったとは!と驚きました。かっこよかったのでMVを貼っておきます。

2 Styx / Kula Shaker (まさか7年前の曲だったとは……)

そして新譜で一番好きなプロテストソング2連発、
Idon’twannapaymytaxes”“F-Bombs“の流れへ。
ファンキーな演奏に乗せて「第三次世界大戦のための税金なんか払いたくない」と歌うパート、
まさに現代日本のオーディエンスに一番響くのでは?と思ってます。
“F-Bombs”では全員で”Fxxk war!”コールの大合唱!
現在も戦争が止まないこの世界で、この状況に中指を立てられるのはやはり日本でしょうし、
ここが個人的には今回のライブに参加できて一番よかったところですね。
ライブを通して新譜の核となるメッセージと共鳴して、一体になれた気がして嬉しかったです。

続いての“Narayana”は唯一“Strangefolk”(2007)からの選曲。
サマソニでも披露されていた曲ですが、曲が進むにつれてどんどん壮大なエネルギーを放射していくさまに痺れます。背景の宇宙を思わせる映像もピッタリハマっていました。

新譜からのバラード“Stay With Me Tonight“は、何とライブでは世界初披露!
クリスピアンの「この曲はここで初めて披露するよ」というMCには会場も沸きました。
この手のストレートなバラードは特にバンドの円熟味が出ていて良かったです。

次も再び新譜から“Happy Birthday”
後半のサビで流れる女性コーラス、ライブで聴くとトリップ感がグッと増していました。

“303”に入るとライブもいよいよ終盤戦!会場のボルテージも一段階高まりますね。
このあたりからクリスピアンのステージアクションも大きくなってきていました。
出だしの”I’m just, I’m just, I’m just, I’m just a man…”の部分を
クリスピアンが溜めるのに合わせてみんなで歌うのも楽しかったです。

そして遂に名曲“Tattva”が揺らめくように始まり、サビのマントラの合唱に。
自分がこのバンドを追うようになったきっかけの曲なので、感慨もひとしお。
開放感のあるフェスで聴くのも気持ちよかったんですが、
暗いライブハウスでの単独で聴くとサイケデリックな酩酊感がさらに増した印象。
オリジナルメンバーのジェイのオルガンで聴けたということにもグッときます。

ここでクリスピアンが下手前方まで出てくるファンサービス!
そして勢いよく本編最後の“Hush”がスタート!会場で初めてジャンプが起きました。
オリジナルアルバムには入っていないカバー曲ですが、やはり人気は絶大!
勢いとカッティングで突進していく、フレッシュさとテクが両立した解釈は今でも新鮮。
最後は「ナーナナナー……」のシンガロングで気持ちよく本編終了。

ここからアンコール!と言いつつほんの2分足らずでメンバーがステージに戻ってきました。
本編中は頑なにサングラスをかけ続けていたクリスピアンが遂に素顔で出てきたので、
あちこちから黄色い歓声が飛んでいましたね。

アンコール1曲目はお待ちかねの“Hey Dude”
ブンブンうねりまくるベースに絶妙なギターのワウとボーカル、
そしてサビ前の”Catch the sun!”大合唱と盛り上がりどころ満載。
サビの一部を観客に振る場面もあり、バンドもかなり楽しそうでした。

そしてラストは代名詞ともいえる“Govinda”
歌詞がすべてサンスクリット語で、コーラスでマントラの大合唱が起こる光景は、
やはり単独公演だとその密室感と相まって迫力と一体感が増しますね。
サビは4行のマントラの繰り返しなので、ご覧になる際はサッと予習していくと楽しめます。
これでライブももう終わりなのか……という寂しさも抱きつつ、
独特のグルーヴとたっぷりのコール&レスポンスを楽しみました。

最後のMCで、クリスピアンは日本への感謝に続けて、
「招いてくれる限りいつでも日本に行くよ!」という力強いメッセージを残してくれました。
去り際には“See you soon!”と言い残してくれましたし、
これは本当にまたすぐ来てくれるのでは!?という期待感も高まる充実のライブでした。

1時間40分ほどのライブで体感あっという間だったのに、
終演後にセットリストを見るとしっかり21曲も演奏していて驚きました。
MCタイムもそこまで長くなく、とにかくたっぷり曲を披露してくれたことには頭が下がります。
(とはいえ途中”Cheers, honey!”と叫んで、
ステージに置いていた蜂蜜を瓶から直飲みしていたのは衝撃のMCでした。
ほんとに「蜂蜜で乾杯」の意味になることあるのね……。)
復帰したジェイ含めて全員の阿吽の呼吸が素晴らしかったのは流石オリジナル編成。
そして実感したのは新譜の楽曲の質の高さ!
合計で8曲も披露してくれていることにその自信が窺えます。

ちなみにセットリストの紙にはアンコールの“Hey Dude”“Govinda”の間に、
2ndからの“Great Hosannah”があったのですが省略されていました。
と思いきや次の名古屋公演では“Hey Dude”の代わりに披露されたと聞いて驚きました。
選択式だったということでしょうか……セットリストに動きがあるバンドを追うのは面白いですね。

1.Gaslighting
2.Waves
3.Natural Magick
4.Indian Record Player
5.Infinite Sun
6.S.O.S.
7.Start All Over
8.Grateful When You’re Dead / Jerry Was There
9.Sound Of Drums
10.Shower Your Love
11.2 Styx
12.Idon’twannapaymytaxes
13.F-Bombs
14.Narayana
15.Stay With Me Tonight
16.Happy Birthday
17.303
18.Tattva
19.Hush

Encore:
20.Hey Dude
21.Govinda

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【CD購入録】2024/02/02 (Green DayとKula Shakerの新譜届く!) https://tashinami-musiclog.com/2024/02/10/cd-2024-02-02-green-day-kula-shaker/ https://tashinami-musiclog.com/2024/02/10/cd-2024-02-02-green-day-kula-shaker/#respond Sat, 10 Feb 2024 08:31:02 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=991 目次 今年に入って初めての、タワレコでの新譜購入Saviors / Green Day (2024)Natural Magick / Kula Shaker (2024) 今年に入って初めての、タワレコでの新譜購入 20 […]

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2024年も始まったばかりと思いきや、あっという間に2月も中旬に入りそう……!
という猛烈な時の流れに圧倒される毎日を送っています。
といっても、クレカの月ごとの明細を見るときなんかと同じで、
ひとつひとつ紐解いていくと確かに順当なペースで時間は経ってるんですけどね。
時の流れの速さに甘えずになんとか生きていきたいものです。

さて、今年も気になる新譜がだんだんと出てきそうな雰囲気ですが、
まずは1, 2月の発売分で気になっていたアルバム2作が届きました!
すっかりユニオンでほしいCDをかっさらうことばかりが増えてきましたが、
新譜もきちんと押さえておきたいものです。ちゃんとバンドに還元したいですし。

ということで、購入したのはこちらの2枚。

・Saviors / Green Day (2024)
・Natural Magick / Kula Shaker (2024)

・Saviors / Green Day (2024)
・Natural Magick / Kula Shaker (2024)

Saviors / Green Day (2024)

前作“Father Of All…”(2020)から4年ぶりに発表された米パンクバンドの14th。
正直前作からもうそんなに経ってたのか……という驚きがまずあります。
自分たち自身のルーツに迫っていった前作はかなり好みのアルバムだったので、
今作ではどのような路線で楽しませてくれるのか楽しみでした。
プロデュースは傑作“American Idiot”(2004)を手掛けたRob Cavalloとバンドの連名で、
いきなり”The American Dream Is Killing Me”という曲で攻めていくのが素晴らしい!
ラジオでも時折かかる3曲目の”Bobby Sox”もキャッチ―かつ円熟味があっていい出来です。
日本盤ボーナス込みで16曲入りとボリュームもしっかりあるので、
これからどんどん聴きこんでいきたいところです。
また、ジャケットの色味がRamonesの名盤“Rocket To Russia”(1977)に似ているところにも、
ファンとしては思わずニンマリとしてしまいます。

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Natural Magick / Kula Shaker (2024)
タワレコでは特典でジャケットステッカーが付いてました

インドの風を運んでくれるブリットポップバンドの7th。
2010年代は活動のペースもかなり低調でしたが、
ここにきて前作“1st Congregational Church Of Eternal Love And Free Hugs”(2022)
から1年半ぶりという超ハイペースでのリリースに!
その間に2022年のサマソニでの来日、さらには2023年2月の単独公演と、
来日公演だけでも2回あったわけなので、その精力的な活動ぶりには目を見張るものがあります。
そして今作の重要な要素は、オルガン奏者Jay Darlingtonの復帰作であるということ。
これにより、2nd“Peasants, Pigs & Astronauts”(1999)以来のオリジナル編成になりました。
それもあってかメロディの強度、エネルギーともにキャリア屈指の出来になっているように感じます。
タイトル曲”Natural Magick”の時点で今作は何か違う!と感じましたし、
中盤~終盤でファンキーになりつつアルバムトータルで聴かせる手腕は流石の一言!

そして2024年2月には東名阪ツアーで再び単独来日公演が行われます!
自分も大阪公演に参戦するので、それもあって最近はこればっかり聴いてます。
脂の乗りまくったバンドのエネルギッシュな楽曲群が、ライブでどうなるのかも楽しみです!

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