Progressive Rock - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Thu, 06 Feb 2025 17:05:53 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg Progressive Rock - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【レビュー】 The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003) https://tashinami-musiclog.com/2024/10/23/the-ultimate-yes-35th-anniversary-collection-yes-2003/ https://tashinami-musiclog.com/2024/10/23/the-ultimate-yes-35th-anniversary-collection-yes-2003/#respond Tue, 22 Oct 2024 15:01:10 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2454 目次 YESの35周年記念ベスト、UK盤の2枚組を購入収録内容(UK盤)UK盤、US盤、配信での曲目はそれぞれ異なるので注意 YESの35周年記念ベスト、UK盤の2枚組を購入 久し振り(今月4回目)の、某赤と黒のCDショ […]

The post 【レビュー】 The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>

久し振り(今月4回目)の、某赤と黒のCDショップ探訪。
届いたものも含めて色々とCDが増えてきましたがまずはこれを。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003)

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003)

もうすっかり50周年も突破してもなお精力的に活動を続けるYES
9月の来日公演も記憶に新しいですね。
そんな彼らが35周年記念でリリースした2枚組ベストが、
ペーパースリーブまで綺麗な状態で売ってあったので早速購入。
ちなみにワーナーから発売されている英盤。
紙製なのは外側だけで、中は2枚組ジュエルケース仕様で扱いも楽なのが地味に嬉しい。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003) Disc 1

Disc 1の盤面。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003) Disc 2

こちらはDisc 2。
この時期のちょっとワイルドな感じのロゴの色使い、けっこう好みです。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003)歌詞カード

そして歌詞カードを全部開くと、
ロジャー・ディーンによるアートワークが特大ボリュームで楽しめるのも良いですね。

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003)裏ジャケ

Disc 1
1.Yours Is No Disgrace 9:42
2.Survival 6:20
3.Roundabout 8:32
4.Then 5:45
5.I’ve Seen All Good People 6:54
6.Heart Of The Sunrise 10:35
7.Starship Trooper 9:27
8.Ritual (Nous Sommes Du Soleil) 21:33

Disc 2
1.Siberian Khatru 8:56
2.Long Distance Runaround 3:33
3.Wonderous Stories 3:51
4.And You And I 10:08
5.Soon 4:08
6.Going For The One 5:33
7.Don’t Kill The Whale 3:57
8.Owner Of A Lonely Heart 4:29
9.Leave It 4:15
10.Big Generator [Remix] 3:41
11.The Calling [Single Edit] 4:43
12.Homeworld (The Ladder) [Radio Edit] 4:42
13.Awaken 15:36

時系列には必ずしも忠実ではないですが、
なんとなくDisc 1には初期曲、Disc 2には新しめの曲を多めに配した選曲。
アルバムの流れを考えつつ、両CDのラストには大作をしっかり入れた構成になっています。
個人的には“Drama”(1980)からの選曲が無いのは寂しいですが、
大胆に“Ritual (Nous Sommes Du Soleil)”をまるっと入れ込んだのは面白いですね。

“The Yes Album”(1971)を中心に、初期曲多めのDisc 1。
セルフタイトルの1stからも“Survival”が入っているのは嬉しい!
2ndからのチョイスが“Time And A Word”ではなく“Then”なのも中々面白いです。

そして“Siberian Khatru”で爽快にスタートするDisc 2。
後半に収録されている近年の以下の3曲は短縮されたバージョン。
10.Big Generator [Remix] 3:41
11.The Calling [Single Edit] 4:43
12.Homeworld (The Ladder) [Radio Edit] 4:42

編集版とはいえこの3曲はレア音源ですし、
特に“Big Generator”の入りは原曲とは全く違っていてインパクト大。
(以降のコンピ盤に入るときには大抵このバージョンな気がしますが)

良い曲も勿論多いけれど、いかんせん長い曲も多くて……ということで、
YESのキャリアを俯瞰したベスト盤を組むのはとりわけ難しそうな印象なのですが、
入門盤としても中級者以上の方にも満足できる要素がある良盤だと思います。

入門盤としても中級者以上の方にも……と言いながら
サブスクで本盤を探してみたら、なんと選曲が全然違う!
調べてみると、どうやらこちらは翌2004年にRHINOからリリースされた、
3枚組のUS盤がベースになっているようです。

そんなUS盤の曲目がこちら。

Disc 1
1.Time And A Word
2.Starship Trooper
3.Yours Is No Disgrace
4.I’ve Seen All Good People
5.Roundabout
6.Long Distance Runaround
7.Heart Of The Sunrise
8.South Side Of The Sky
9.And You And I
10.America [Single Edit]
11.Wonderous Stories

Disc 2
1.Siberian Khatru
2.Soon [New Edit]
3.Going For The One
4.Don’t Kill The Whale
5.Tempus Fugit
6.Owner Of A Lonely Heart
7.Leave It
8.It Can Happen [Single Edit]
9.Rhythm Of Love
10.Big Generator [Remix]
11.Lift Me Up
12.The Calling [Single Edit]
13.Open Your Eyes
14.Homeworld (The Ladder) [Radio Edit]
15.Magnification

Disc 3
1.Roundabout [Acoustic]
2.Show Me
3.South Side of the Sky [Acoustic]
4.Australia [Solo Acoustic]
5.New World Symphony

1曲目から“Time And A Word”でスタートしているのも驚きですが、
米盤らしく中盤には“America”のシングルバージョン、
そして“Drama”からも“Tempus Fugit”がチョイスされています。

そしてDisc 3はレア音源も目白押し。
未発表曲“Show Me”があるのも大きいですし、
ラストはドヴォルザークの『新世界より』をベースに、
リック・ウェイクマンがアレンジを加えた“New World Symphony”

ただ、全ての選曲が上位互換というわけでもなく、
“Then”“Ritual (Nous Sommes Du Soleil)”の収録は無し。
同じ35周年ベストの皮をかぶっていても印象がかなり違ってきます。

さらに言えば、サブスク版にも一部収録曲は入っていないようで、
“Lift Me Up”“Open Your Eyes”“Magnification”は米盤CDのみに収録。
これらの曲が入っていると、確かにより”Ultimate(究極)”感は出てきますね。

UK盤とUS盤、そして配信でのバージョン違いを楽しめる、
単純かと思いきや意外と奥の深いベストでした。
個人的にはせっかくなのでUS盤も探してみたいですね。

そしてこちらは最新作。スティーヴ・ハウ色強めの好盤!

The post 【レビュー】 The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection / Yes (2003) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>
https://tashinami-musiclog.com/2024/10/23/the-ultimate-yes-35th-anniversary-collection-yes-2003/feed/ 0
【ライブレポート】YES The CLASSIC TALES OF YES Tour名古屋公演 @岡谷鋼機名古屋公会堂(2024/09/23) https://tashinami-musiclog.com/2024/09/29/live-yes-the-classic-tales-of-yes-tour-2024-09-23/ https://tashinami-musiclog.com/2024/09/29/live-yes-the-classic-tales-of-yes-tour-2024-09-23/#respond Sun, 29 Sep 2024 11:58:08 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2335 目次 YESのデビュー55周年記念公演!歴史と共に前に進むバンドの強さYES名古屋公演セットリスト(2024/09/23)おまけ YESのデビュー55周年記念公演!歴史と共に前に進むバンドの強さ 2年ぶり12回目のYES […]

The post 【ライブレポート】YES The CLASSIC TALES OF YES Tour名古屋公演 @岡谷鋼機名古屋公会堂(2024/09/23) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>

2年ぶり12回目のYES来日!なお当方初参戦。
東京(3日間)、仙台、名古屋、大阪を回る計6公演という日程で、
YESの記念すべき55周年記念ツアーが実現。
昨年には最新作となる23rd“Mirror To The Sky”(2023)を出したばかりということで、
ツアーのアートワークは基本的にその“Mirror To The Sky”のものが中心。

ちなみにメンバーは以下の通り。
スティーヴ・ハウ(G)
ジェフ・ダウンズ(Key)
ジョン・デイヴィソン(Vo)
ビリー・シャーウッド(Ba)
ジェイ・シェレン(Dr, Per)

今回のセットリストの目玉のひとつが、1973年発表の
“Tales From Topographic Oceans”(海洋地形学の物語)
の50周年を記念した全曲メドレー。
片面1曲ずつの2枚組、計80分というYES史上でも一番の壮大なアルバムを
ギュッと凝縮した新解釈が楽しめるとのこと。
完全再現ツアーでも端折られてしまった2曲目、
“The Remembering (High The Memory)”を一部だけでも楽しめるのは魅力かも。

社会人になった今、万難を排してYESを観なくてどうする!ということで、
祝日開催なのを利用して大阪から日帰りで名古屋へ行くことに。
(地元大阪での公演は25日なのですが、有休は24日のメイデン大阪に使ったので……)
会場の岡谷鋼機名古屋公会堂(旧名古屋市公会堂)は鶴舞公園のすぐ隣。
鶴舞までは名古屋駅からも一本ですぐに来られたので便利な場所でした。

YES ツアーパンフ、ロゴTシャツ

勢いでサクっとツアーパンフ(5500円)とTシャツ(6000円)を購入。
「メイデンのTシャツ8000円」という衝撃の光景を見たので何にも動じなくなりました。
このツアーパンフは全72ページという大ボリューム、
読み物としても優雅にしっかり楽しめそうなので満足です。

YES(開演前)

開演まで微妙に暇になったのでその足で大須まで歩いてみたり
(ついでに中古ショップでDream TheaterのCDを買ってみたり)しつつ席に着こうとすると、
何と機材席の組み換えの都合でチケット記載の席番より前で観られることに!僥倖でした。

今回の開演時間は休日ということもあってか17:00。
照明が落ち、”Young Persons Guide To The Orchestra”をオープニングに、
メンバーが入ってきてすかさず“Machine Messiah”がスタート。
ダウンズがYESに一時加入した“Drama”(1980)のオープニングナンバー。
原曲のトレヴァー・ホーンのボーカルも大好きなクチですが、
ジョン・デイヴィソンの声の艶にはまた違った味があって良かったですね。
特にスローなパートの歌い終わりの余情には彼にしか出せない魅力がありました。

と言いつつ「本物のYESだ!!!!」という感動で頭が一杯だったわけですが。
エイジアからプログレに入門したのもあってダウンズとハウ師匠に釘付けでした。

2曲目は“I’ve Seen All Good People”
もうここで聴けるんだ!と嬉しくなりましたね。
中間の”Give peace a chance~!”終わりのパートで、
ピースサインを掲げるデイヴィソンが観られて満足。どこまでも広がる高音に痺れました。

そして意外にも日本初披露!な“Going For The One”
今年のワードレコーズの福袋に入っていた2017年の再現ライブの映像に衝撃を受け、
この曲のデイヴィソンのボーカルがとにかく大好物に。
全編にわたってボーカル殺しともいえる超絶難易度の曲なわけですが、
歌い出しの鋭いハイトーンもバッチリ決めつつ、
サビのタイトルコールでも歌い終わりに余裕を残す圧巻のパフォーマンス。
これは特に今回聴きたい!と思っていた曲なので感無量でした。
余談ですが、ハウ師匠が間奏終わりくらいでペダルスティールと一緒にスーッとマイクスタンドの方にスライドしていったのが、遠目から見ると上半身しか動いていないように見えてじわじわきました。

続いてはハウのMCに続いてサイモン&ガーファンクルのカバー“America”を演奏。
目玉の一つとなる貴重な選曲ですが、フル尺ではなく間奏部分のみの披露。

“America”では袖に引っ込んでいたデイヴィソンは終わりごろに中央からゆっくりと現れ、
そこから2ndのタイトルトラック”Time And A Word“へ。この選曲も嬉しかった!
原曲と違ってキーはCになっていて、それが原曲にはない温かみをプラスしてくれていました。
愛聴していたライブ盤“Yesshows”(1980)と同じアレンジだったので喜びもひとしお。
曲自体が割と新譜の雰囲気に近いこともあって、
みんな完全に自分のものにしている感がありました。

“Turn Of The Century”は、デイヴィソンの「自分のお気に入りの曲」というMCからスタート。
ハウのアコースティックギターとの絡みも美しく、ドラマチックなひとときでした。

第一部のラストは、ハウによる「ロックンロールな曲」という紹介からの
大名曲“Siberian Khatru”
ついに生でこの曲が聴けた!!という喜びが大きかったですね。
海外では披露されていないケースもあったので、日本でこうして演ってくれたことに感謝。
アップテンポな曲にハウのリフが追い付かないことがあって多少ヒヤッとはしましたが、
ジェイ・シェレンとビリー・シャーウッドのリズム隊が中心となって
うまいことテンポを調整しながら進めていたのはなかなか見事でした。
「ダ!ダ!ドゥダードゥダ!」のキメは完璧でしたし、
個人的にこの曲で一番の魅力だと思っている、
アウトロと一緒に空に溶けていくようなハウのソロはたっぷり披露。
極上のひとときでした。

20分ほどの休憩ののち、激しい風のSEから第二部へ突入。
まずは“Fragile”(1971)から“South Side Of The Sky”。危なげない演奏でした。
死生観の表れた歌詞と激しい寒さを感じさせる曲調が印象的で、これも好きな曲。

続いては新譜から唯一の選曲“Cut From The Stars”
現行メンバーで作った曲ということもあって演奏もこなれていて、
特にシャーウッドのベースのドライブ感が非常に良かったです。
出来がよかっただけにもっと新譜からの曲も聴きたかった……

そして今回のツアーの目玉、
「忙しい人のための海洋地形学」こと海洋地形学メドレー。
80分のアルバムを20分に凝縮するということでどうなるのかと思いましたが、
全ての曲の聴きどころの部分をいいとこ取りした構成になっていて良かったですね。
最初の“The Revealing Science Of God”冒頭のお経のような歌唱、
“The Ancient”のハウによる長いギターソロ、そしてボーカルとの絡み、
その後の“Ritual”の入りでハッと引き戻され、コーラスのリフレインによる大団円!
という”海洋地形学”の旨味が味わえてしっかり満足感がありました。
個人的MVPはラストの“Ritual”で片手に2個持ちしたマラカスを、
お客さんにフェアリーダストを振りかけるようにファサ~……と鳴らすデイヴィソン。

あっという間に第二部も終わりアンコール。2分もしないうちに全員帰ってきました。
そして早速“Roundabout”が!ここで一気に観客も総立ちに!
演るとは分かっていても本物のスティーヴ・ハウの演奏でRoundaboutを聴けるのは
やはり問答無用で感動するというもの。
こうしてYESを観に来て本当に良かったな……と心から思いました。

そして幸せな時間の締めくくりは“Starship Trooper”
三部構成の美しい一曲ですが、曲が進むごとに多幸感と共に寂しくなったりも。
テンポが速くなる中間部分でダウンズが表拍で煽ってたのはちょっと驚きでしたが、
ドラムがない部分ではジェイの煽り方もキュートな手遊びみたいになっていましたし、
最後の曲ということでメンバーもみんな楽しそうにしていたのが印象的でした。

二部構成+アンコールのライブは19時過ぎに終演。
鬼籍に入ったメンバーも複数いる中、YESの音楽を生き生きと継承し続ける姿勢。
今を生きる現役のバンドとして活動を続けるYESの素晴らしさを体感できたライブでした。

~第一部~
1.Machine Messiah
2.I’ve Seen All Good People
3.Going For The One
4.America -Southern Solo-
5.Time And A Word
6.Turn Of The Century
7.Siberian Khatru

~第二部~
8.South Side Of The Sky
9.Cut From The Stars
10.Tales From Topographic Oceans Medley

~アンコール~
11.Roundabout
12.Starship Trooper

海外のセトリと比べると、
“It Will Be A Good Day (The River)”
“Don’t Kill The Whale”が漏れたのは残念でしたが、
その代わりに“Siberian Khatru”が入ったので初見勢としては嬉しかったです。
“The Ladder”(1999)も大好きなので次があれば何かしら聴いてみたいですね。

今週はYES(23日)、IRON MAIDEN(24日)、Korpiklaani(28日)の来日ラッシュ。
まともに新幹線で行き来していたら破産する!ということで名古屋へはバス移動。
12時発の夜行バスで帰ることにしていたのでライブ後には莫大な空き時間が発生。
無理やり一駅分歩いてブックオフに突撃して更にもう一枚CD買ってきました。
一人旅はこういうめちゃくちゃな旅程が組めるので気楽で良いもんですね。

Black Clouds & Silver Linings / Dream Theater
Metal 1 / Various Artists

・Black Clouds & Silver Linings / Dream Theater(2009)
・Metal 1 / Various Artists(1994)

(本当はデレマスコラボのときに行きたかった)味噌カツも美味しかったですし、
弾丸旅行の割に目いっぱい楽しめました。ありがとう名古屋。ありがとうYES。

ライブレポート(IRON MAIDEN)

ライブレポート(Korpiklaani)

The post 【ライブレポート】YES The CLASSIC TALES OF YES Tour名古屋公演 @岡谷鋼機名古屋公会堂(2024/09/23) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>
https://tashinami-musiclog.com/2024/09/29/live-yes-the-classic-tales-of-yes-tour-2024-09-23/feed/ 0
【CD購入録】The Great Deceiver / King Crimson (1992) https://tashinami-musiclog.com/2024/07/04/cd-the-great-deceiver-king-crimson-1992/ https://tashinami-musiclog.com/2024/07/04/cd-the-great-deceiver-king-crimson-1992/#respond Thu, 04 Jul 2024 11:41:59 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=1502 目次 ジョン・ウェットン期クリムゾンのライブ音源集を遂にゲット!収録曲おまけ ジョン・ウェットン期クリムゾンのライブ音源集を遂にゲット! 先々週と同じ梅田のレコード屋さんに行ったらレジ横にこのBOXが鎮座していたので即購 […]

The post 【CD購入録】The Great Deceiver / King Crimson (1992) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>

先々週と同じ梅田のレコード屋さんに行ったらレジ横にこのBOXが鎮座していたので即購入。

The Great Deceiver / King Crimson (1992)

The Great Deceiver / King Crimson (1992)
日本盤4枚組ボックスがなんと驚異の1,900円!

副題に”Live 1973~1974″とあるように、
・”Larks’ Tongues In Aspic(太陽と戦慄)”(1973)
・”Starless And Bible Black(暗黒の世界)”(1974)
・”Red”(1974)

の3枚のアルバムの時期、
ジョン・ウェットンがベースボーカルを務めたクリムゾンのライブ音源集。

本作は前年に発売された4枚組ボックス、
“Frame By Frame(紅伝説)”(1991)の姉妹編という位置づけ。
エイドリアン・ブリューを迎えた80年代クリムゾンの解散後、
このあたりで一度キャリアを総括した形になります。

緻密に、時には荒々しく弾きまくって不穏なムードを演出するロバート・フリップのギター、
ジョン・ウェットンの愁いを帯びた声と爆音のベース、
ビル・ブルーフォードの押し引きを心得た自在なドラム、
そしてそこに食らいついていくデヴィッド・クロスのバイオリン……
フリップが構築した曲の中でそれらがせめぎ合い、
時にはその枠組みから大幅に逸脱してみたりしながら、
強烈で美しい即興演奏が繰り広げられる時期なので聴き応え抜群!

のちに2枚組ずつに分けたリニューアル盤がリリースされたりもしましたが、
フリップの詳細な日記等が収録されたブックレットなどはここでしか見られないもの。

あまりに安いうえすんなり手に入ってしまったので、
派手な汚れがあったり中身が足りていなかったりするのでは……?
という一抹の不安を抱えつつオープン!

The Great Deceiver / King Crimson (1992) 開封後

CD4枚+豪華ブックレットもしっかり入ってました!しかも普通に綺麗!
すべて聴き通すと5時間以上になる大ボリュームですし、歴史的資料と言うべき読み物も充実。
まだまだ後追いのファンとしてはこれでじっくり楽しく学んでいきたいところ。

The Great Deceiver / King Crimson (1992)CD4枚

このジャケット写真も、再発盤でみられるお馴染みP.J. Crookの絵と違って新鮮。

Disc 1: Things Are Not As They Seem…

1.Walk On… No Pussyfooting 0:49
2.Larks’ Tongues In Aspic, Part II 6:25
3.Lament 4:38
4.Exiles 8:57
5.Improv: A Voyage To The Centre Of The Cosmos 15:03
6.Easy Money 7:13
7.Improv: Providence 10:19
8.Fracture 11:14
9.Starless 12:03

Disc 2: Sleight Of Hand (Or Now You Don’t See It Again) And…

1.21st Century Schizoid Man 8:27
2.Walk Off From Providence… No Pussyfooting 2:11
3.Shark’s Lungs In Lemsip 2:31
4.Larks’ Tongues In Aspic, Part I 7:50
5.Book Of Saturday 3:03
6.Easy Money 6:41
7.We’ll Let You Know 4:55
8.The Night Watch 5:17
9.Improv: Tight Scrummy 8:58
10.Peace – A Theme 1:01
11.Cat Food 4:36
12.Easy Money 2:20
13.…It Is For You, But Not For Us 9:10

Disc 3: …Acts Of Deception (The Magic Circus, Or Weasels Stole Our Fruit)

1.Walk On… No Pussyfooting 0:59
2.The Great Deceiver 4:27
3.Improv: Bartley Butsford 3:12
4.Exiles 7:19
5.Improv: Daniel Dust 4:09
6.The Night Watch 4:40
7.Doctor Diamond 5:12
8.Starless 12:26
9.Improv: Wilton Carpet 5:53
10.The Talking Drum 5:29
11.Larks’ Tongues In Aspic, Part II [Abbreviated] 4:08
12.Applause And Announcement 2:12
13.Improv: Is There Life Out There? 14:50

Disc 4: …But Neither Are They Otherwise

1.Improv: The Golden Walnut 11:47
2.The Night Watch 4:38
3.Fracture 11:52
4.Improv: Clueless And Slightly Slack 8:13
5.Walk On … No Pussyfooting 0:53
6.Improv: Some Pussyfooting 2:27
7.Larks’ Tongues In Aspic, Part I 8:16
8.Improv: The Law Of Maximum Distress, Part One 6:32
9.Improv: The Law Of Maximum Distress, Part Two 2:34
10.Easy Money 7:32
11.Improv: Some More Pussyfooting 5:53
12.The Talking Drum 6:03

Disc 1からDisc 2の前半にかけては、
名ライブ盤“USA”(1974)の元になった音源のひとつ、プロヴィデンス公演を収録。
7曲目は“Red”(1974)収録曲の元音源で、バイオリンもしっかり入っています。
アルバム収録版より長めに入っているのが嬉しいところ。

正規の方法では当時ここでしか聴けなかったアルバム未収録曲
“Doctor Diamond”があるDisc 3は勿論、
ウェットン先生の歌う“Cat Food”が聴けるDisc 2も嬉しい!
鍵盤は無いもののデヴィッド・クロスのバイオリンがしっかりマッチしていました。

また、Disc 4のインプロ“The Law Of Maximum Distress”といえば、
散逸したと思われていた中間パートが、後々になってから
“Starless And Bible Black”(1974)の6曲目“The Mincer”だったと判明したレア音源。
現在は40周年記念盤などで完全版を聴くことができます。必聴!

Starless And Bible Black [40th Anniversary Edition]
Starless And Bible Black [40th Anniversary Edition]

しかしこのボックス、音源だけならサブスクにも来てたんですね。
いつの間にやらという感じで驚き。

ちなみに同時に買ったCDを全部並べるとこうなります。節操がない。

The Great Deceiver / King Crimson (1992)
Love Is Strong / The Rolling Stones (1994)
With Your Breath / SPR5 (2019)

・The Great Deceiver / King Crimson (1992)
・Love Is Strong / The Rolling Stones (1994)
・With Your Breath / SPR5 (2019)

The post 【CD購入録】The Great Deceiver / King Crimson (1992) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>
https://tashinami-musiclog.com/2024/07/04/cd-the-great-deceiver-king-crimson-1992/feed/ 0
【CD購入録】2023/09/02 (King Crimsonの太陽と戦慄を買ってみた) https://tashinami-musiclog.com/2023/09/04/cd-2023-09-02-king-crimson/ https://tashinami-musiclog.com/2023/09/04/cd-2023-09-02-king-crimson/#respond Sun, 03 Sep 2023 15:57:33 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=600 ウェットン先生の歌声に誘われ、気づいたら購入 普段が在宅ワークなこともあり、土日は久しぶりに都会に出ていくことに。ということで例によってCDショップを探索していたところ、店内BGMで耳馴染みのある声とテクニカルな演奏が& […]

The post 【CD購入録】2023/09/02 (King Crimsonの太陽と戦慄を買ってみた) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>
ウェットン先生の歌声に誘われ、気づいたら購入

普段が在宅ワークなこともあり、土日は久しぶりに都会に出ていくことに。
ということで例によってCDショップを探索していたところ、
店内BGMで耳馴染みのある声とテクニカルな演奏が……。

John Wetton (Vo./Ba.)
Eddie Jobson (Key.)
Allan Holdsworth (Gt.)
Bill Bruford (Dr.)


というプログレファン垂涎の面子でお馴染みU.K.の1st、
“U.K.(憂国の四士)”(1978)が流れてたんですね。
スリリングな音の応酬とジョン・ウェットンの愁いを帯びた歌声を聴くうち、
せっかくだしまだ持っていないウェットン期のKing Crimsonのアルバムでも買おう!
というよくわからない決心をして購入したのがこの一枚。

Larks' Tongues In Aspic / King Crimson (1973)
Larks’ Tongues In Aspic / King Crimson (1973)

Larks’ Tongues In Aspic / King Crimson (1973)

Robert Fripp (Gt.)
John Wetton (Vo./Ba.)
Bill Bruford – (Dr.)
David Cross – (Violin, Viola, Flute)
Jamie Muir – (Percussions)


「太陽と戦慄」という秀逸(かつ原題と無関係)な邦題のついた、
ロバート・フリップ以外のメンバー総入れ替えで作り上げたコンセプチュアルな傑作。
今回購入したのは30周年記念の紙ジャケットバージョン。
2000年9月20日発売の24ビット・リマスター盤です。

早速部屋で爆音でかけてみたのですが、やはり耳を惹くのはリズム隊。
ウェットン先生のベースもブルーフォードのドラムも自由自在に動き回りながら、
独特のうねりをもって曲の盛り上がりを形成していて、何度聴いても飽きません。
そこに本作限りのメンバーのジェイミー・ミューアによる奇想天外な音が乗ることで、
このアルバムでしか味わえない、妖しい高揚感がもたらされています。

CDショップのウェットン商法(勝手に引っかかっただけ)に踊らされてよかった……。

こちらは豪華50周年エディション。

The post 【CD購入録】2023/09/02 (King Crimsonの太陽と戦慄を買ってみた) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>
https://tashinami-musiclog.com/2023/09/04/cd-2023-09-02-king-crimson/feed/ 0