Punk - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Wed, 12 Mar 2025 16:33:33 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg Punk - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【レビュー】 Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits / Ramones (2002) https://tashinami-musiclog.com/2025/03/06/loud-fast-ramones-their-toughest-hits-ramones-2002/ https://tashinami-musiclog.com/2025/03/06/loud-fast-ramones-their-toughest-hits-ramones-2002/#respond Wed, 05 Mar 2025 16:46:38 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=3233 目次 ジョニー・ラモーン(Gt.)選曲!タイトル通りの硬派なベスト収録曲収録曲(Disc 2: Ramones Smash You! – Live ’85) ジョニー・ラモーン(Gt.)選曲!タイ […]

The post 【レビュー】 Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits / Ramones (2002) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>
Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits / Ramones (2002)

最近購入して激アツだったアルバムがこちら。
Ramonesの数あるベスト盤の中でも評判のよい
“Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits”(2002)
個人的には邦題の「ラウド&ファスト:ザ・ベスト・オブ」に馴染みがあります。

このアルバムが出たのは2002年の10月のこと。
この年の6月には、初代ベーシストのディー・ディー・ラモーンが、
ヘロインのオーバードーズにより49歳の若さで死去。
本盤はギタリストでありリーダーの
ジョニー・ラモーンによって選ばれた30曲を収めています。

Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits / Ramones (2002)裏ジャケ

1.Blitzkrieg Bop 2:12
2.Beat On The Brat 2:32
3.Judy Is A Punk 1:31
4.Gimme Gimme Shock Treatment 1:41
5.Commando 1:51
6.Glad To See You Go 2:10
7.Pinhead 2:43
8.Rockaway Beach 2:06
9.We’re A Happy Family 2:39
10.Sheena Is A Punk Rocker 2:48
11.Teenage Lobotomy 2:02
12.I Wanna Be Sedated 2:29
13.I’m Against It 2:06
14.I Wanted Everything 3:14
15.I Just Want To Have Something To Do 2:41
16.Rock ‘n’ Roll High School 2:17
17.Do You Remember Rock ‘n’ Roll Radio? 3:50
18.The KKK Took My Baby Away 2:29
19.Psycho Therapy 2:36
20.Outsider 2:10
21.Highest Trails Above 2:10
22.Wart Hog 1:55
23.Mama’s Boy 2:10
24.Somebody Put Something In My Drink 3:20
25.I Wanna Live 2:37
26.Garden Of Serenity 2:27
27.I Believe In Miracles 3:19
28.Main Man 3:26
29.Strength To Endure 2:59
30.The Crusher 2:26

本作の大きな特徴は、
・タイトル通りの「うるさくて、速い」曲を取りそろえていること

とにかくこれに尽きます。

何といってもジョニー直々の選曲が面白い!
ここではジョーイ(Vo.)の得意技である
メロウなポップソングは徹底的にオミットされているのが特徴。
(“I Wanna Be Your Boyfriend”すら入ってこない徹底ぶり)
とはいえ時系列順なので初心者に優しい一枚でもあります。

彼らの14枚のアルバムからの楽曲を、
“Loud, Fast”という観点で満遍なく取りそろえた本作。
(但し13th“Acid Eaters”(1993)はカバーアルバムにつき今回未収録)
「パンクのレジェンド」として彼らに触れたいと思っているような
これからのファンにはうってつけの一枚といえるはず!

そしてアルバム全作持ってます!というコアなファンから見ても、
「どれが入っていて、どれが入っていない」
というのを見るだけで話の肴になる一枚。
(ハードな曲の中でも意外と
“Bonzo Goes To Bitburg”“Pet Sematary”が無かったり、とか)

2025/03/13追記:
“Rock ‘n’ Roll High School”が地味に映画のサントラバージョンなのもレアでお得!
(大抵のベストに入っているのはドラムの音がソリッドなEd Stasium Mix)
ラモーンズ主演の同名映画のエンディングということで、
リバーブも効かせた華やかな仕上がり。
(フィル・スペクター版ほどの装飾は無いですが)

「隠れた名曲」と言うにふさわしい
“Main Man”以降のラスト3曲はいずれも、
2代目ベーシストのCJがボーカルで存在感を見せる曲。
こういうところも時代の変遷を感じさせます。
“The Crusher”のサビはジョーイ)
テンションを上げていきたいときにはこの一枚。

余談ですが、
「ラモーンズの歴代アルバムを総括して、1枚で追える」
というベストは意外に本作くらいだったりします。
一番有名な“RAMONES MANIA”(1988)は10thまで。
日本独自企画の“RAMONES MANIA 2″(2000)は12th~14thの範囲。
(出来がよくて個人的には一番の愛聴盤ですが現在は廃盤)

“Hey! Ho! Let’s Go: The Anthology”(1999)は決定版と言える出来ですが、
こちらは計58曲とかなりボリュームのある2枚組。
やや選曲には偏りもあるものの、
レアな曲もあるのでこれもやはり必聴。
「完璧なベスト盤」というものは存在しえないからこそ面白いのです。

Disc 2: Ramones Smash You! - Live '85

1.Do You Remember Rock ‘n’ Roll Radio? 3:16
2.Psycho Therapy 2:04
3.Suzy Is A Headbanger 1:37
4.Too Tough To Die 2:09
5.Smash You 2:17
6.Chinese Rock 2:00
7.Howling At The Moon (Sha-La-La) 2:57
8.I Don’t Wanna Go Down To The Basement 1:50

割とメジャーなベスト盤の本作ですが、このDisc 2
“Ramones Smash You! – Live ’85”
の存在はショップで手に取るまで知りませんでした。

こちらは初回プレスの5万枚限定に付属したもので、
ロンドン公演のライブ音源8曲を収録。
初公開音源であることがステッカーでも大々的に宣伝されていました。

収録曲は8曲と少なめではありますが、
バンドの勢いをそのままパッケージした良いライブ盤でした。
のちの“Loco Live”(1991)の時期と比べて原曲に忠実なアレンジなのにも好感が持てます。

また、この音源は8thから加入した
リッチー・ラモーンのドラムが聴ける貴重な史料のひとつ。
マーキー・ラモーンの復帰まで務めあげた、
ハードコア期の象徴といえる人物ですね。

本作はかなり出回っているベスト盤なので、
うまく探せば2CD仕様にも巡りあえる、はず。

タイトルにもなった楽曲“Smash You”は、
ラモーンズがハードコアに接近した8th
“Too Tough To Die”(1985)の時期の曲。
B面曲ながら、キャッチーなメロディと曲調が人気。
ライブバージョンは中々レアなので素直に嬉しい!

“Too Tough To Die”再発盤のボートラには
この“Smash You”もしっかり収録。
「強い、ブレないラモーンズ」像を提示した傑作です。

ちなみにリッチー・ラモーンの1stソロアルバム
“Entitled”(2013)には、
この“Smash You”のセルフカバーも収録されています。

The post 【レビュー】 Loud, Fast Ramones: Their Toughest Hits / Ramones (2002) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>
https://tashinami-musiclog.com/2025/03/06/loud-fast-ramones-their-toughest-hits-ramones-2002/feed/ 0
【CD購入録】 Supercharged / The Offspring (2024) https://tashinami-musiclog.com/2024/10/21/cd-supercharged-the-offspring-2024/ https://tashinami-musiclog.com/2024/10/21/cd-supercharged-the-offspring-2024/#respond Mon, 21 Oct 2024 14:49:16 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2421 目次 3年ぶりの新作発売!そして2025年には来日も!収録内容 3年ぶりの新作発売!そして2025年には来日も! 10月11日発売、オフスプリングにとっては11thアルバムとなる今作。前作からは3年ぶりというスパンでの発 […]

The post 【CD購入録】 Supercharged / The Offspring (2024) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>
Supercharged / The Offspring (2024)

10月11日発売、オフスプリングにとっては11thアルバムとなる今作。
前作からは3年ぶりというスパンでの発売となりました。
9th“Days Go By”(2012)から10th“Let The Bad Times Roll”(2021)の発売までには、
なんと9年もの間があったわけなので、こうして新譜がしっかり出てくるのは嬉しいですね。
いつの間にか帯タタキには「パンクの覇王」なる称号が刻まれております。
そして今回のアートワーク、特にロゴの色合いはどことなく
METALLICA“Ride The Lightning”(1984)の香りがしてきますね。

今作のプロデューサーはお馴染みBob Rock
8th“Rise And Fall, Rage And Grace”(2008)以来続くコンビで、
オフスプらしさに溢れる楽曲と、適度な重みのある音作りを両立させてくれています。
今回のニューアルバム“Supercharged”(2024)にも、
ハイクオリティな楽曲がズラリ。

パンクバンドあるあるで、こういう新譜がリリースされたときなんかには
「どこを切っても変わらぬオフスプ節!」のような評が多くつくわけですが、
メロディと激しさを両立させた質の高い楽曲と、
ちょっと捻ったギミックで毎回楽しませてくれる……というのは、
そう簡単にできることではないので凄いことです。
実際11枚目のアルバムといっても、全く同じ色をしたアルバムは無いわけですし。
歌詞を読んでみると世の中への深い洞察も込められているところも見逃せません。

そしてそんなオフスプ、2025年4月に来日が決定!
東京2Daysに愛知・兵庫というスケジュールで、
スペシャルゲストとしてSimple Planが帯同するというなかなかに熱い構成。
スタンディング前方が25,000円!という価格には正直最初は面食らいましたが、
指定席のみならずスタンディングにも15,000円のゾーンがあるのと、
オフスプだけじゃなくSimple Planもついてくると思うとまあ妥当な気もしてきました。
ということで当方神戸公演のスタンド席で応募中!当たれ―――――!

(※10/27追記:当選しました!神戸公演行ってきます!)

Supercharged / The Offspring (2024)裏ジャケ

Disc 1
1.Looking Out For #1 3:17
2.Light It Up 2:53
3.The Fall Guy 2:35
4.Make It All Right 3:34
5.OK, But This Is The Last Time 3:24
6.Truth In Fiction 2:00
7.Come To Brazil 4:20
8.Get Some 2:57
9.Hanging By A Thread 3:27
10.You Can’t Get There From Here 3:55

2曲目“Light It Up”はまさにオフスプ!といった一曲で元気づけてくれますし、
7曲目“Come To Brazil”には、ブラジルらしく
「オーレーオレオレオレー!」のコーラスを大胆に注入しているところが強烈。
実はポルトガル語バージョンも存在します。
中盤にいきなりKansasのリフが出てくる8曲目“Get Some”然り、
遊び心も入れつつパワフルなアルバムをバッチリ作ってくれました。

さて今回のアルバム、本編となるDisc 1は10曲33分ですが、
ここにアナハイムでの最新ライブEPが付属。
日本盤フィジカルではこの2枚組仕様がデフォルトとなっております。
ちなみにサブスクではこちらのライブ音源は配信されていないのでお得。

Disc 2: Live In Anaheim 2024
1.Gotta Get Away [Live] 3:47
2.Genocide [Live] 4:08
3.Gone Away [Live] 5:03
~日本盤ボーナストラック~
4.Blitzkrieg Bop [Live] 1:54

“Gotta Get Away”“Genocide”は名盤3rd“SMASH”(1994)からの選曲。
“Gone Away”はピアノをバックにしたバラードバージョン。
このアレンジは前作“Let The Bad Times Roll”(2021)にも収録された、
近年のライブではお馴染みとなっているもの。
喪った人への思いを込めた歌詞がより切々と伝わってきます。

そして日本盤ボーナストラックはRAMONES“Blitzkrieg Bop”
個人的にはこれが日本盤購入の決め手になりました。
余談ですがオフスプに関しては、ラモーンズのトリビュートアルバム
“We’re A Happy Family – A Tribute To Ramones”(2003)
“I Wanna Be Sedated”をカバーしていたこともありますね。

ということでオフスプの放った新作!
半年後ではありますが来日公演の予習としても!

The post 【CD購入録】 Supercharged / The Offspring (2024) first appeared on TASHINAMI MUSIC.

]]>
https://tashinami-musiclog.com/2024/10/21/cd-supercharged-the-offspring-2024/feed/ 0