Slash - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Thu, 06 Feb 2025 17:05:00 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg Slash - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【ライブレポート】Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirators The River Is Rising The Rest Of The World Tour 大阪公演 (2024/03/02) https://tashinami-musiclog.com/2024/03/05/live-slash-feat-myles-kennedy-the-conspirators-osaka-2024-03-02/ https://tashinami-musiclog.com/2024/03/05/live-slash-feat-myles-kennedy-the-conspirators-osaka-2024-03-02/#respond Mon, 04 Mar 2024 15:24:03 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=1117 目次 SMKCのジャパンツアー初日が無事終了!17:30〜 花冷え。(Opening Act)花冷え。セットリスト18:00〜 Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirato […]

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例によってバンド名もツアータイトルもやたらと長いですが、
Guns N’ RosesのスラッシュとAlter Bridgeのマイルス・ケネディ率いるハードロックバンド、
Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirators (以下SMKC)の来日公演に行ってまいりました!

最新作“4”(2022)を引っ提げての今回の来日公演では、
期待の国内アクト花冷え。MELT4が日替わりでオープニングアクトを務めます。

ちなみに前回の来日は2019年。3rdアルバム“Living The Dream”(2018)のツアーで、
1/15(火)なんばHatch、1/17(木)新木場STUDIO COASTという平日2日間の日程。
オープニングアクトはデンマークのH.E.R.O.で、“This Means War”“Superpowers”など、
強力なグルーヴとキャッチ―なメロディが印象に残るパフォーマンスでした。
(のちに東京公演での音源は1st“Humanic”(2019)の日本盤に収録されました)

なんばHatch内ライブ告知

自分が参戦したのは初日の大阪公演。
会場は前回と同じなんばHatchで、このジャパンツアーで唯一の休日開催という恵まれた日程!
会場に入ってみると、終わったものも含めて今年開催のライブの告知がズラリ。
こうしてみると昨今の来日ラッシュを改めて感じられて壮観ですね。

開演予定時刻は18:00ですが、17:30にスタートの花冷え。に向けて足早にフロアへ。
フロアに入ると、スラッシュ目当てのファンが多いライブとだけあって、
明らかに上手側から先に埋まりはじめているのがわかって面白かったです。
自分は空いている下手側を選択。整理番号800番台でもかなり前のほうを陣取れました。

まずはオープニングアクト、”HARAJUKU CORE”を掲げて活動する花冷え。
昨年のNEX_FESTへの出演やLIMP BIZKITのO.A.をはじめ、
今月だけでもPUNKSPRINGへの出演、SUM 41の単独公演のO.A.など、
ここ数か月で次々と大きいイベントにブッキングされまくってます。
ということで一度は生で観てみたかったバンドでございました。

そしていざ観てみたら、全員よく動くし表情も明るくてステージ映えしてましたね。
中でもボーカルのユキナさんの存在感が凄かった……!
パワフルなグロウルとステージアクションには完全にKOされました。
音楽性としてはラップありグロウルありのキラキラ闇鍋ミクスチャーといった趣なので、
正統派HR/HMの客層の中では若干アウェイ感があったのは正直否めませんが、
だからこそ単独で観るともっと熱いんだろうなとも思いましたし、
曲が進むにつれて会場の熱気もどんどん高まっていった良いライブでした。
定番の“我甘党”や最新曲“O・TA・KUラブリー伝説”などを交えて、
すっかり代表曲の仲間入りをした“お先に失礼します。”で文字通り締めくくれるのが強い!
初めて聴きましたが和風な“LOVE乱舞”も耳に残りましたね。
「(スラッシュの前に)まずは首の凝ったところをほぐしましょう~!」
というヘドバン煽りもキュートで印象的でした。

1.Warning!!
2.我甘党
3.令和マッチング世代
4.O・TA・KUラブリー伝説
5.LOVE乱舞
6.TOUSOU
7.お先に失礼します。

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開演前のBGMでJudas Priest“The Hellion”が何故か2回流れた挙句、
“Electric Eye”にいかずにモトリーの“Wild Side”が流れるという
(ランダム再生の悪いところが全部出たような)珍事もありつつ、いよいよメインのSMKCへ!
ステージ後方の暗幕が開いてバックドロップが出てきたときの歓声はやっぱり良いもんですね。

まずはニューアルバム1曲目の“The River Is Rising”でスタート!!
曲が始まった瞬間から前方にお客さんがどんどん押し寄せていっていました。
マイルスの天まで突き抜けるようなハイトーンが早速炸裂していたのは勿論、
後半のテンポが倍になる部分の迫力は凄いものがありました。
このあたりはライブを通してブレント・フィッツ(Dr.)の貢献が大きかった印象です。

続けて前作のリードシングル”Driving Rain”から、毒気のあるアップテンポな“Halo”へ。
序盤に“Halo”を置くのが段々と定番になってきたのは当時からのファンとしては嬉しいところ。
さらに“Too Far Gone”“Back From Cali”と続けたことで、
“SLASH”(2010)~“4”(2022)の5枚から満遍なく1曲ずつ披露する体になっていました。
“Back From Cali”では一部の歌詞を”Osaka”に変えて歌唱!大盛り上がりでした。

ここからは“4”から3曲続けて演奏。
アルバム2曲目“Whatever Gets You By”はブレントの力強いドラムからのスタート。
この手のグルーヴィーな曲はライブで映えるなと改めて実感。
イントロのトライアングルを鳴らすマイルスのお茶目な表情も良かったですね。

マイルスのMCに続いて、トークボックスで無理やり喋ろうとして笑いをとるスラッシュ。
そのままトークボックスをワウワウいわせて“C’est La Vie”へ!
キャッチ―なメロディでお客さんの反応も総じて良かったですし、
この曲では珍しくフライングVを弾くスラッシュの姿も拝めました!

続く“Action Speaks Louder Than Words”はSMKC流の正統派ロックンロール。
スラッシュのギターは今度はエクスプローラーでした。意外としっかり使い分けられてます。
マイルスに合わせて両手を掲げてゆらゆらするのも楽しかったですし、
この曲のギターソロは今回披露された新曲の中でもトップクラスに良かったです。

ここでボーカルがトッド・カーンズ(Ba.)にバトンタッチ!
マイルスの声より太めの通るハイトーンでのベースボーカルがクールなトッドですが、
今回はスラッシュが以前コラボしたレニー・クラヴィッツの“Always On The Run”をカバー!
セカンドギタリストのフランク・シドリスもコーラスにしっかり入って盛り上げていました。

再びマイルスが戻ってきて、バラ―ド“Bent To Fly”でしっかり聴かせ、
前作収録の疾走曲“Mind Your Manners”でボルテージを上げていき、
さらに新譜からオリエンタルな旋律の“Spirit Love”でガラリと雰囲気を変えるという、
息の合ったライブ巧者ぶりを見せつけるコンスピレイターズ。
この日はとにかくお客さんが元気で、マイルスもずっとMCで嬉しそうに褒めてました。

そんな中でも今回の目玉となったのは2度目のトッドのボーカルタイム。
「1991年の曲だよ」というMCから、Guns N’ Roses“Bad Apples”をプレイ!
“Use Your Illusion I”(1991)から“Don’t Damn Me”を最近初めてライブで演奏したことは知っていたので身構えてはいたのですが、まさかの角度からレア曲が来たので驚きました。
(ちなみに“Don’t Damn Me”は東京公演初日に演奏されました)
原曲で主張が強かったピアノの音がない分、引き締まったロックンロールになっていてシンプルにかっこよかったですし、何よりトッドの声質自体もかなりアクセル寄りで楽しめました。
スラッシュのソロも当時のバイブスをそのまま残したものになっていてグッときましたね。

マイルスの美しい初期の名バラード“Starlight”をじっくり堪能したあとは、
ライブで後半のソロが10分近くまで発展することでお馴染みの“Wicked Stone”

自分は下手側にいる都合上、スラッシュのソロを近くで観られる時間はあまりなかったのですが、
この曲ではスラッシュも端から端まで移動してたっぷり聴かせてくれました!
抒情的な泣きから息もつかせぬ速弾きまで、曲を活かしながら弾きまくる姿は圧巻でしたし、
その音の一つひとつにスラッシュのレスポールのものとわかる旨味が感じられました。
ちなみにスラッシュのソロの間はマイルスもギターを持ってバッキングに参加していました。

そして圧巻のソロからそのまま“April Fool”へ。
非常にSMKCらしい、ひねりの効いたリフとメロディで楽しい曲でした。

続いてこの日のハイライトのひとつとなったのが、これも新譜の“Fill My World”
マイルスが愛犬モーツァルトの目線で歌う、新境地のメロディアスな一曲です。
「みんな飼ってる動物がいたらその写真を見せてほしい。この曲は彼らへのトリビュートだよ!」
というマイルスのMCに導かれたお客さんがスマホでペットの写真を掲げるのを見て、
終始ニコニコとコミュニケーションをとっていたのが印象的でした。
(1番のサビ前ではマイルスが笑いすぎて歌えなくなってましたね)
自分はペットを飼っていないので参加できずでしたが、
他のライブではなかなか見ないような心温まる場面でした。

そしてなんとここでトッドが3度目の登場!
前回の来日公演では確か1回の登場で2曲歌ったきりだったのでこれは驚きでした。
歌うのはすっかり定番となった“Doctor Alibi”
トッド・カーンズが好きになったきっかけの曲でもあるのでまた聴けて嬉しかったです。
“SLASH”(2010)ではモーターヘッドのレミー・キルミスターが歌った曲ですが、
ベースボーカルとしての佇まいとそのワイルドな歌唱はまさにレミーが降りているかのよう。
会場でもこの日ほぼ唯一のジャンプが起こってました。”Doctor!”コールもバッチリ。

本編ラスト2曲は“You’re A Lie”“World On Fire”の怒涛の名曲連打!
フルスロットルで本編ラストまで駆け抜けていきました。
(2曲ともにサビの高音部分を歌わせようとするお茶目なマイルス……)

ここからアンコール、1曲目はなんとエルトン・ジョンのカバーで“Rocket Man”
ステージ上手にはペダルスティール、下手にはキーボードが置かれ、
それぞれにスラッシュとブレントが座って演奏するというレアな光景が見られました。
ちなみにドラムに関してはブレントのドラムテックの方が叩いてらっしゃいました。
新しいレパートリーですが、マイルスの寄り添うようなソフトな歌声が完璧にマッチしていました。

そしてラストは“Apocalyptic Love”(2012)から“Anastasia”
この曲で締めるのもSMKCのライブではすっかりおなじみになりました。
スラッシュのクラシカルなリフと、“Paradise City”を彷彿とさせるグルーヴ、
出だしでグッとトーンを抑えて観客を引き込むサビメロと、作曲の妙が光る一曲です。
ここでも最後はスラッシュによるソロがたっぷり披露されて終演!

アンコールも含めると計22曲、大満足のライブでした。
前回は平日開催だったこともあってか仕事帰りのお客さんもかなりいて、
途中からマイルスが頑張って手拍子や「オーオー」で盛り上げていた印象もあったんですが、
今回は最初から最後まで会場全体にうねりがずっとあって、メンバーも上機嫌でした。

「スラーーッシュ!」という声に本人が大声で“YES!!!”と返して笑わせる一幕もありましたし、
マイルスはオープニングアクトの花冷え。に本編中とラスト前のMCで2回言及していました。
下手側ではトッドとフランクが向かい合ったり、背中合わせで弾いたりと終始仲良さそうでした。
2人ともファンサービスやピック投げの頻度も高くて見ていて楽しかったです。

単なる「スラッシュのソロプロジェクト」ではなく、
確固としたバンドとしての結束が高まっているのがわかるSMKC。
メンバーそれぞれの活動も盛んですが、このバンドもまだまだ続けていってほしいです!

1.The River Is Rising
2.Driving Rain
3.Halo
4.Too Far Gone
5.Back From Cali
6.Whatever Gets You By
7.C’est La Vie
8.Action Speaks Louder Than Words
9.Always On The Run
(※Toddボーカル、Lenny Kravitzのカバー)
10.Bent To Fly
11.Mind Your Manners
12.Spirit Love
13.Bad Apples
(※Toddボーカル、Guns N’ Rosesのカバー)
14.Starlight
15.Wicked Stone
16.April Fool
17.Fill My World
18.Doctor Alibi
(※Toddボーカル)
19.You’re A Lie
20.World On Fire


~Encore~
21.Rocket Man (※Elton Johnのカバー)
22.Anastasia

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3月頭にいよいよスラッシュが来日!!当方大阪公演参戦します!
ということで、現時点での最新作“4”(2022)の感想でもつらつら書いていきます。

4 / Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirators (2022)
4 / Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirators (2022)

Alter Bridgeやソロキャリアでもコンスタントに活躍を続けるマイルス・ケネディ。
突き抜けるハイトーンだけでなく優しい歌声も魅力的な彼とスラッシュが出会ったのは、
Slash’s Snakepit解散後久々にリリースされたソロアルバム“SLASH”(2010)でのこと。
錚々たるボーカリストたちを集め、楽曲の良さを最大限に活かす手腕を存分に示した傑作ですが、
このアルバムで唯一“Back From Cali”“Starlight”の2曲を歌ったのがマイルスでした。
そしてその後のツアーでも彼がボーカリストを務め、そのままバンドとして活動することに。

次作“Apocalyptic Love”(2012)では”Slash Feat. Myles Kennedy”名義でしたが、
続く“World On Fire”(2014)以降は”Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirators”という、
現在まで続く長いバンド名となっています。

そして今回の“4”というアルバムタイトルが発表されるまでは、
前作“Living The Dream”(2018)が4枚目だと思ってた!というファンは自分だけではないはず。
最初は普通にちょっと混乱しましたが、マイルスとがっちり組んだこのバンド、
コンスピレイターズの活動の原点が“Apocalyptic Love”(2012)だと規定されたことで、
単なる記号的なタイトルにとどまらない意味合いを帯びている、と言うこともできますね。

今作のプロデューサーはRival Sonsの諸作での仕事でもおなじみデイヴ・コブ。
今回のタイトルを“4”にすることを進言したのは実は彼だったりします。
バンドがデイヴと組むのは今回が初になりますが、マイルスはインタビューで、
その仕事の速さとライブ感を重視したアプローチを称賛していました。
実際、前作までのある程度整った音像と比べると、
今作はラウドなギターと、目の前で弾いているかのような質感が印象的な一枚でもあります。

4 / Slash Feat. Myles Kennedy & The Conspirators (2022)
封入ピック

ちなみに今作はギブソンがナッシュビルに立ち上げたGibson Recordsのアルバム第一号。
それもあってか、スラッシュ仕様のピックが封入されているちょっと嬉しいつくり。
ただ、このレコード会社変更が原因だったのかは分かりませんが、
今作は2月発売だったにもかかわらず、日本盤のリリースは4か月遅れの6月でした。
その代わり特典の映像・音源はたっぷり付いていたようですが、スラッシュほどの格のアーティストの日本盤が全然出ないとは!と伊藤政則先生が当時相当嘆いておられたのを思い出します。

収録内容は以下の通り。
10曲入りという今までで一番コンパクトで潔い構成です。
1.The River Is Rising 3:43
2.Whatever Gets You By 3:40
3.C’est La Vie 4:38
4.The Path Less Followed 3:41
5.Actions Speak Louder Than Words 4:02
6.Spirit Love 4:15
7.Fill My World 5:28
8.April Fool 4:33
9.Call Off The Dogs 3:16
10.Fall Back To Earth 6:23

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1.The River Is Rising

今回のツアータイトルにもなった先行シングル。本作では一番新しい曲なんだとか。
リフの質感からもう前作までとは違う雰囲気で、音が塊になって迫ってくるのは迫力満点。
ラストにかけて勢いよく加速していくパートもかっこいい!

2.Whatever Gets You By
ドラムから怪しげなリフに流れ込んでいくのがクール。
スピーディーな前曲ラストとは打って変わってヘヴィなグルーヴが支配する一曲で、
後半のギターソロ前のマイルスの強烈なシャウトも聴きどころ。
前作でも2曲目にグルーヴィーな“Serve You Right”が置かれていたのを彷彿とさせます。

3.C’est La Vie

「セーラーヴィー!」のコーラスがキャッチ―な曲。ライブでも一緒に歌えそうです。
スラッシュは曲の大部分で、トークボックスを使用して演奏しています。

4.The Path Less Followed

「通ってきた人の少ない道を行け!」と力強く背中を押してくれる爽やかな曲。
“World On Fire”(2014)のツアーの時点で大まかなリフやコード進行はできていたそうです。

5.Actions Speak Louder Than Words

ワウをねっとり効かせたイントロやコーラスとは対照的に、
ヴァースに入ると王道のロックンロールなのが面白い曲。
この曲のソロはスラッシュ曰く完全にインプロだそうですが、入りから完璧な素晴らしい出来。

6.Spirit Love

妖しいオリエンタルなフレーズが印象的な一曲。歌詞もその印象に違わず淫靡で良いですね。
冒頭でスラッシュはエレクトリックシタールを弾いています。

7.Fill My World 5:28

“Sweet Child O’ Mine”を彷彿とさせる単音のリフの時点から引き込まれる一曲。
マイルスが自分を待つ愛犬の目線で歌った歌詞と、流れるような美しいメロディにグッときます。
個人的には本作のハイライト。文句なしの傑作です。

8.April Fool

ジャムセッションから発展していった一曲。リフの音の運びもクールです。
コーラスのメロディもこれぞマイルス!といった感じで楽しいですね。
ちなみに制作過程ではデイヴの助けで一気に完成にこぎつけられた、とのこと。

9.Call Off The Dogs

終盤のこのタイミングでエネルギッシュな疾走曲が登場!これはかなりライブ映えしそう。
トッド・カーンズのベースが前面に出ているのも聴きごたえ抜群。
ちなみに”Call Off The Dogs”は「攻撃するのを止めさせる」という意味。要は降伏宣言です。

10.Fall Back To Earth

ラストはスラッシュの泣きのメロディが心ゆくまで堪能できる壮大なバラード!
冒頭の時点で「この曲は違うぞ」と思わせる風格が漂っています。
コンパクトな今作にあって、この曲は唯一6分台でたっぷり聴かせてくれます。
3分20秒過ぎのパートで一度落ち着かせて、そこからだんだんと熱を帯びてソロに突入するという曲構成も見事!ライブでもきっと見せ場となるであろう素晴らしい一曲です。
感情を入れつつもくどくならないマイルスの声の魅力とうまさにも改めて気づかされます。

これを書くために改めて通しで聴いてみましたが、
やっぱりスラッシュ、そしてマイルスの表現力は流石だと再認識。
毎度ライブでは原曲以上にパワーアップした演奏が楽しめるので、今から楽しみです!
ちなみにスタジオ盤ではコーラスを一部担当しているベースのトッド・カーンズもかなりの歌唱力の持ち主。彼がボーカルを数曲任される時間も楽しみのひとつだったりします。

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