The Struts - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Thu, 06 Feb 2025 16:40:14 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg The Struts - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【年間ベスト】 年間ベスト2023を振り返る②(ベストアルバム編完全版) https://tashinami-musiclog.com/2025/01/03/annual-best-2023-part2-best-albums/ https://tashinami-musiclog.com/2025/01/03/annual-best-2023-part2-best-albums/#respond Fri, 03 Jan 2025 06:54:58 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2672 過去の年間ベストとして挙げていたアルバムを振り返る企画。2023年編、前回の記事の続きです。 今回は2023年の個人的ベストアルバム部門TOP3とは別に、この年の秀逸だったアルバムを9枚選出しております。HR/HM界隈以 […]

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過去の年間ベストとして挙げていたアルバムを振り返る企画。
2023年編、前回の記事の続きです。

今回は2023年の個人的ベストアルバム部門TOP3とは別に、
この年の秀逸だったアルバムを9枚選出しております。
HR/HM界隈以外のところからも次々と高品質なアルバムが出た一年でしたね。

サマソニ2023のヘッドライナ―としても素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたBlur
コロナやロシアとウクライナの戦争などの世界情勢への懸念を織り込みつつも、
キャッチーかつ深みのある作品にまとめた素晴らしいアルバムでした。
リードトラックの“The Narcissict”を筆頭に、
グレアムの歪んだギターが強烈な“St. Charles Square”や、
温かくも切ないメロディが魅力的な“Goodbye Albert”など秀逸な曲が多数。
曲数が絞られていてダレずにスッと聴き通せるのも魅力。キャリア屈指の傑作。

米国産・ハードロックの救世主Buckcherryが発表した文字通りの10作目。
今作はジョシュ・トッド(Vo.)とスティーヴィー・T(Gt.)主体の体制に、
前作“Hellbound”(2021)で復活したマーティ・フレデリクセンのプロデュース、
といういわば盤石の体制で挑んだ本作。
リードトラック“Good Time”はいわゆる「いつものBuckcherry」という印象でしたが、
続く“Keep On Fighting”“Shine Your Light”“Let’s Get Wild”と、
気合いの入ったパワフルな楽曲が目白押しの一枚でした!
終盤には珍しくシリアスなバラード“Pain”
Bryan Adams“Summer Of ’69”のカバーがあったりと、
トータルでの満足度の高いアルバムに仕上がっています。
あとは久々の来日さえ叶えば……という思いは募るばかりです。

余談ですが、この年は今作のほかにもThe Winery Dogs“III”にはじまり、
Extreme“SIX”Winger“Seven”と、
数字がタイトルのアルバムがそろい踏みした一年でもありました。(しかも全て良作)

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いわゆるメロハー(メロディアスハードロック)好きなら足を向けて寝られない、
この手のサウンドを大の得意とするイタリアのレーベルFrontiers
このFirst Signalというバンドは、
そんなFrontiersでお馴染みのソングライターの高品質な楽曲が、
あのHarem Scaremのハリー・ヘス(Vo.)の声で味わえるというもの。
早くも今作が5thアルバムだそうですが、自分は今作で入門。

1曲目の“Unbreakable”から「待ってました!」と快哉を叫びたくなるような、
ストレートで美しいメロハー一直線。
ひときわ力強いタイトルトラック“Face Your Fears”や、
ヤニ・リマタイネンも作曲に携わったバラード“Rain For Your Roses”など聴きどころ多数。

「柔」と「剛」を自在に使い分けつつ、そこに哀愁も加わったハリーの声を活かすべく、
集められた精鋭たちが全身全霊を傾けるプロジェクト。
当然ながら悪くなりようがない、というのが正直なところです。
Harem Scaremの最新作“Change The World”(2020)が好みなら必聴の一枚。

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ミシガン出身・若きGreta Van Fleetの3rdアルバム。
「ロード・オブ・ザ・リング」的な骨太の世界観を持ちつつも、
前作のような重厚長大さは多少抑えて、より大衆性を持たせた感のある一枚です。
もちろん70年代好きにはたまらないエッセンスも健在なので、
1stと2ndの美味しいとこ取りのような一枚ですね。
個人的には中盤の“The Indigo Streak”にKOされました。
2024年のサマソニの長いギターソロを含む圧巻のパフォーマンスは忘れられません。

この年のメタル界最大のニュースはやはりこの1枚でしょうか。
メタリカがスラッシュメタルの原点に立ち返りつつ、
「怪物」としての底知れなさも見せてくれた12th。
タイトルにある「72の季節」とは、人生最初の18年間のこと。
その多感な時期をいかにして生きていくか、
という普遍的で根源的なテーマはどの世代にも共鳴するところがあるはず。

ストレートで普遍的な魅力を持つリードトラック
“Lux Æterna”のインパクトは強烈でしたし、
ラストに置かれたキャリア最長となる11分超の大作“Inamorata”は、
彼らのひとつの到達点として愛されていくであろう圧巻の一曲。

発売前日には全世界の映画館でリスニングパーティーを行ったり、
(自分もしっかり観に行きました)
セットリストの被り無し2公演ずつで回ることを基本とする、
空前の規模感での“M72 World Tour”を敢行したりと、
アルバム以外のところでも最前線で気炎を吐き続けるメタリカに最大限の敬意を表します。

カリフォルニア州ロングビーチで結成されたRival Sons
先述のGreta Van Fleetが好きなら押さえておきたい、
こちらも70年代を感じる骨太なクラシックロックの旨味を持ったバンドです。

6月発売の7thアルバム“Darkfighter”は、その名の通り「闇との戦い」がテーマ。
そして対となる8th“Lightbringer”も、同年秋に発売されました。
激しく切り込む“Nobody Wants To Die”や、ゆったりとした“Bird In The Hand”
そしてコンセプトの根幹をなす“Mirrors”“Darkside”は貫禄十分。
次作と併せて聴いていただきたい秀逸なアルバムです。

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こちらが同年に発売された、対となるもう一枚のアルバム。
6曲入りというボリュームですが、
1曲目に据えられた大作“DARKFIGHTER”に始まり、
キャリア屈指の美しいメロディでラストを飾る“Mosaic”で締めるという、
しっかりとした聴き応えを残してくれる作品。
70年代の香りが漂うリードトラックの“Sweet Life”も良いですし、
1stアルバムのタイトルを冠した“Before The Fire”という曲があるのにも惹かれました。

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遂にあのストーンズも動いた!と話題になった一枚。
この年のニュースの中でも強烈だったのはやはり今作の発表でしょうか。
編集盤やブルースアルバム“Blue & Lonesome”(2016)は出ていたものの、
オリジナルアルバムとしては“A Bigger Bang”(2005)以来ですからね。
オジー・オズボーンの直近2作などで好評を博した、
アンドリュー・ワットのプロデュースはここでも冴えわたっていました。
アーティストの本質を見抜きつつ、仕事が速いところが評価されている様子。
ちなみに彼を紹介したのはポール・マッカートニー。
ポール自身も“Bite My Head Off”でブリブリに歪んだベースを披露しています。

その他にもエルトン・ジョンやレディー・ガガ、
スティーヴィー・ワンダーといった豪華なゲストが今作を彩りますが、
根幹にあるストーンズの強靭なロックンロールはブレないので気持ちよく聴けます。
個人的な好みは5曲目の“Whole Wide World”と7曲目の“Mess It Up”

UK産・グラムロックの星、The Strutsの4th。
今作はモノクロのアートワークに象徴されるように、以前の3作と比べると落ち着いた印象。
アルバムを通して必要以上の装飾は加えず、
曲のよさを活かして淡く突き進んでいく感じが新境地。
王道スタイルの“Too Good At Raising Hell”で盛り上げつつ、
静かな導入からスリリングに盛り上げていく“Pretty Vicious”へと移る流れは秀逸!
アコースティックライブ音源が出たときからずっと楽しみでしたが素敵な仕上がり。
中盤の“Rockstar”もタイトル負けしない良曲です。

声優・アーティストとして目覚ましい活躍の楠木ともりさんの1stフルアルバム。
それまでに出してきたEP4枚の曲はどれも欠かせないピースだと思っていたので、
アルバムに仕上げるにあたってどの曲を取捨選択するのか?というのは懸念点でもありました。
それを「『存在/不在』というコンセプトで2枚同時リリース!」
という手法で、どの曲も置き去りにすることなくまとめ上げた手腕は見事。
それぞれに新曲を3曲ずつ配しつつ、
“PRESENCE”の1曲目と“ABSENCE”のラストでも対の構造を見せてくれています。
どちらも甲乙つけがたいほど見事な作品ではありますが、
個人的によく聴くのは新曲の中でも反復が心地よい“StrangeX”や、
ハルカトミユキ提供の“それを僕は強さと呼びたい”が印象的な“ABSENCE”
初聴であればどちらも押さえておいていただきたい、そんな作品です。

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1位:RUSH! / Måneskin
2位:Life Is But A Dream… / Avenged Sevenfold
3位:Stone / Baroness

1位:RUSH! / Måneskin
2位:Life Is But A Dream… / Avenged Sevenfold
3位:Stone / Baroness

The Ballad Of Darren / Blur
Vol. 10 / Buckcherry
Face Your Fears / First Signal
Starcatcher / Greta Van Fleet
72 Seasons / Metallica
Darkfighter / Rival Sons
Lightbringer / Rival Sons
Hackney Diamonds / The Rolling Stones
Pretty Vicious / The Struts
PRESENCE / 楠木ともり
ABSENCE / 楠木ともり

(以下順不同)
The Ballad Of Darren / Blur
Vol. 10 / Buckcherry
Face Your Fears / First Signal
Starcatcher / Greta Van Fleet
72 Seasons / Metallica
Darkfighter / Rival Sons
Lightbringer / Rival Sons
Hackney Diamonds / The Rolling Stones
Pretty Vicious / The Struts
PRESENCE / 楠木ともり
ABSENCE / 楠木ともり

2023年のチョイスはこのようになりました。
多くなった!と言っておきながらよく見るとThe Winery Dogs“III”
Extreme“SIX”といった重要作も入れておけば……という若干の後悔もあり。
それでも当時の自分の琴線に触れたものを信じつつ、
今年も細々とではありますが好きな音楽に触れていければなと思っています。

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【年間ベスト】 年間ベスト2020(今年の9枚)を振り返る https://tashinami-musiclog.com/2025/01/01/annual-best-2020-9-albums-of-the-year/ https://tashinami-musiclog.com/2025/01/01/annual-best-2020-9-albums-of-the-year/#respond Wed, 01 Jan 2025 10:06:51 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2667 2020年ももうすぐ終わりますね!!というのは冗談ですが、年末恒例行事として自分が2020年から2023年に発信していた分の「#今年の9枚」を発掘できたので、せっかくなら過去の自分の記録として残してみようかという趣旨の記 […]

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2020年ももうすぐ終わりますね!!
というのは冗談ですが、
年末恒例行事として自分が2020年から2023年に発信していた分の
「#今年の9枚」を発掘できたので、
せっかくなら過去の自分の記録として残してみようかという趣旨の記事です。

Power Up / AC/DC 
2020 / BON JOVI 
Whoosh! / Deep Purple 
Father Of All... / Green Day 
Change The World / Harem Scarem 
Ordinary Man / Ozzy Osbourne 
McCartney III / Paul McCartney 
ERA / RAISE A SUILEN 
Strange Days / The Struts

2020年版 #今年の9枚(左上から)
Power Up / AC/DC
2020 / BON JOVI
Whoosh! / Deep Purple
Father Of All… / Green Day
Change The World / Harem Scarem
Ordinary Man / Ozzy Osbourne
McCartney III / Paul McCartney
ERA / RAISE A SUILEN
Strange Days / The Struts

この年のFM802″ROCK ON AWARD 2020″への投票内容は覚えていませんが、
年間ベストとしていたのはThe Strutsの3rd“Strange Days”
ベストトラックも同アルバムのクロージングトラック、
“Am I Talking To The Champagne (Or Talking To You)”としています。
以下の寸評に関しては、曲名の表記等以外ほぼ当時のツイートのまま残しておきます。

今年後半の目玉!大復活作!
ブライアンのみならずフィルとクリフのリズム隊も揃ったのが嬉しい、
タイトル通りパワーに溢れたアルバムでした。
“Shot In The Dark”“Demon Fire”も良いですし、
ラストに捻ったリフの“Code Red”が置かれているのにもグッときます。

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後から追加された“Do What You Can”“American Reckoning”
しっかり全体の核になっていて、
今現在を切り取ったまさに2020年を象徴する一枚。
ジョンのNHKでのインタビューを観てますます好きになったアルバムです、
家で流れた回数は間違いなく今年No.1。

ボブ・エズリンがプロデュースした直近3枚はどれも
今を生きるバンドとしてのパープルの魅力に溢れていて最高ですね。
ラストの曲としてデビュー作の1曲目“And The Address”を入れておきつつ、
その次に“Dancing In My Sleep”を入れた攻めっぷりからしても、
やっぱりまだまだアルバム作る気あるんじゃないですか…?

2025/01/01追記:
前作“InFinite”(2018)の時点から終焉をにおわせ始めたパープル。
日本盤でも大きく「深紫神話集結」と謳っている本作ですが、
ここから彼らはカバーアルバム“Turning To Crime”(2022)
ギタリスト交代を経たスタジオアルバム“=1″(2024)をリリース、
変わることなくコンスタントな活動ぶりを継続中。

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10曲で30分未満という潔さ!
これだけでもラモーンズ贔屓な自分としては堪らないアルバムでした。
“Stab You In The Heart”のような王道ロックンロールな曲もあり楽しく聴けるし、
ラストの“Graffitia”で聴かせるところはしっかり聴かせるし…
今年の来日公演が無くなったのが悔しい。

2025/01/01追記:
今年2月にようやくGREEN DAYの来日公演が決定!
また、当時“Hella Mega Tour”で一緒に回っていた面子に関しては
Weezerも今年1月に来日、Fall Out Boyも2023年のサマソニで来日したので、
つつがなく遂行できれば全組のリベンジが果たされることとなります。

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ありがとうSpotify!!!!
今年のアルバムでまだ聴けてないものをピックアップしてくれる
「Missed Hits」のおかげで知れた一枚です。
最初の“Change The World”“Aftershock”の流れで心を掴まれました……
アルバム通して完成度の高いメロハーの大傑作だと思います。

2025/01/01追記:
自分がHarem Scaremに衝撃を受けたのが丁度この2020年末。
ここから2、3年でスタジオアルバム全てかき集めるくらいには
どっぷりハマることになったので感慨深いです。
今年はヨーロッパ圏での活動再開が発表されていますし、来日にも期待がかかります。
この辺りから徐々にCDハンティングでFair WarningFirehouseにものめり込むことに。

前作“Scream”(2010)が10年前だったことにビビりながらも愛聴した最新作。
エルトン・ジョンとコラボしたタイトル曲は、
個人的には”Rocketman”(映画)を観たあとだったのでより一層好きになりました。
とにかくダレずにオジーの唯一無二の声を気持ちよく楽しめる一枚。

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“McCartney”(1970)“McCartney II”(1980)も大好きだったので
期待していたポール宅録シリーズ最新作。
最近出たばかりで完全に聴きこめたとは言えませんが、
この聴けば聴くほどに深みを増して染みわたってくる感覚はこの季節にぴったりかも。
演奏風景が見られる“Find My Way”のMVも好き。

バンドリ!発、とにかく強い曲が最初から最後まで波状攻撃で襲いかかってきて
強制的にブチ上がれる”RAS”ことRAISE A SUILENの1st。
アルバム内の新曲に関しても4曲とも出来が良く、その中でも9曲目“!NVADE SHOW!”
聴いていて気持ちよくなれるポイントを絨毯爆撃してきて最高でした。
初のオリジナル曲“R・I・O・T”で〆る構成も好きです。

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同じくコロナ禍を反映したBON JOVIと迷いましたが今年の個人的ベスト。
プロデューサーのところに泊まり込んで超短期間で作り上げた3rd、
ほとんどの曲において豪華ゲストも迎えつつ、
バンドの勢いもしっかり閉じ込められたアルバムで全曲聴きまくりました。
ブックレットの長いスペシャルサンクス欄を読むとグッときます……

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The post 【年間ベスト】 年間ベスト2020(今年の9枚)を振り返る first appeared on TASHINAMI MUSIC.

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