Blur - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com HR/HMとプログレとアイマスに揺さぶられたZ世代の記録 Tue, 04 Feb 2025 16:04:31 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 https://tashinami-musiclog.com/wp-content/uploads/2023/07/cropped-icon-32x32.jpg Blur - TASHINAMI MUSIC https://tashinami-musiclog.com 32 32 【年間ベスト】 年間ベスト2023を振り返る②(ベストアルバム編完全版) https://tashinami-musiclog.com/2025/01/03/annual-best-2023-part2-best-albums/ https://tashinami-musiclog.com/2025/01/03/annual-best-2023-part2-best-albums/#respond Fri, 03 Jan 2025 06:54:58 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=2672 過去の年間ベストとして挙げていたアルバムを振り返る企画。2023年編、前回の記事の続きです。 今回は2023年の個人的ベストアルバム部門TOP3とは別に、この年の秀逸だったアルバムを9枚選出しております。HR/HM界隈以 […]

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過去の年間ベストとして挙げていたアルバムを振り返る企画。
2023年編、前回の記事の続きです。

今回は2023年の個人的ベストアルバム部門TOP3とは別に、
この年の秀逸だったアルバムを9枚選出しております。
HR/HM界隈以外のところからも次々と高品質なアルバムが出た一年でしたね。

サマソニ2023のヘッドライナ―としても素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたBlur
コロナやロシアとウクライナの戦争などの世界情勢への懸念を織り込みつつも、
キャッチーかつ深みのある作品にまとめた素晴らしいアルバムでした。
リードトラックの“The Narcissict”を筆頭に、
グレアムの歪んだギターが強烈な“St. Charles Square”や、
温かくも切ないメロディが魅力的な“Goodbye Albert”など秀逸な曲が多数。
曲数が絞られていてダレずにスッと聴き通せるのも魅力。キャリア屈指の傑作。

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米国産・ハードロックの救世主Buckcherryが発表した文字通りの10作目。
今作はジョシュ・トッド(Vo.)とスティーヴィー・T(Gt.)主体の体制に、
前作“Hellbound”(2021)で復活したマーティ・フレデリクセンのプロデュース、
といういわば盤石の体制で挑んだ本作。
リードトラック“Good Time”はいわゆる「いつものBuckcherry」という印象でしたが、
続く“Keep On Fighting”“Shine Your Light”“Let’s Get Wild”と、
気合いの入ったパワフルな楽曲が目白押しの一枚でした!
終盤には珍しくシリアスなバラード“Pain”
Bryan Adams“Summer Of ’69”のカバーがあったりと、
トータルでの満足度の高いアルバムに仕上がっています。
あとは久々の来日さえ叶えば……という思いは募るばかりです。

余談ですが、この年は今作のほかにもThe Winery Dogs“III”にはじまり、
Extreme“SIX”Winger“Seven”と、
数字がタイトルのアルバムがそろい踏みした一年でもありました。(しかも全て良作)

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いわゆるメロハー(メロディアスハードロック)好きなら足を向けて寝られない、
この手のサウンドを大の得意とするイタリアのレーベルFrontiers
このFirst Signalというバンドは、
そんなFrontiersでお馴染みのソングライターの高品質な楽曲が、
あのHarem Scaremのハリー・ヘス(Vo.)の声で味わえるというもの。
早くも今作が5thアルバムだそうですが、自分は今作で入門。

1曲目の“Unbreakable”から「待ってました!」と快哉を叫びたくなるような、
ストレートで美しいメロハー一直線。
ひときわ力強いタイトルトラック“Face Your Fears”や、
ヤニ・リマタイネンも作曲に携わったバラード“Rain For Your Roses”など聴きどころ多数。

「柔」と「剛」を自在に使い分けつつ、そこに哀愁も加わったハリーの声を活かすべく、
集められた精鋭たちが全身全霊を傾けるプロジェクト。
当然ながら悪くなりようがない、というのが正直なところです。
Harem Scaremの最新作“Change The World”(2020)が好みなら必聴の一枚。

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ミシガン出身・若きGreta Van Fleetの3rdアルバム。
「ロード・オブ・ザ・リング」的な骨太の世界観を持ちつつも、
前作のような重厚長大さは多少抑えて、より大衆性を持たせた感のある一枚です。
もちろん70年代好きにはたまらないエッセンスも健在なので、
1stと2ndの美味しいとこ取りのような一枚ですね。
個人的には中盤の“The Indigo Streak”にKOされました。
2024年のサマソニの長いギターソロを含む圧巻のパフォーマンスは忘れられません。

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この年のメタル界最大のニュースはやはりこの1枚でしょうか。
メタリカがスラッシュメタルの原点に立ち返りつつ、
「怪物」としての底知れなさも見せてくれた12th。
タイトルにある「72の季節」とは、人生最初の18年間のこと。
その多感な時期をいかにして生きていくか、
という普遍的で根源的なテーマはどの世代にも共鳴するところがあるはず。

ストレートで普遍的な魅力を持つリードトラック
“Lux Æterna”のインパクトは強烈でしたし、
ラストに置かれたキャリア最長となる11分超の大作“Inamorata”は、
彼らのひとつの到達点として愛されていくであろう圧巻の一曲。

発売前日には全世界の映画館でリスニングパーティーを行ったり、
(自分もしっかり観に行きました)
セットリストの被り無し2公演ずつで回ることを基本とする、
空前の規模感での“M72 World Tour”を敢行したりと、
アルバム以外のところでも最前線で気炎を吐き続けるメタリカに最大限の敬意を表します。

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カリフォルニア州ロングビーチで結成されたRival Sons
先述のGreta Van Fleetが好きなら押さえておきたい、
こちらも70年代を感じる骨太なクラシックロックの旨味を持ったバンドです。

6月発売の7thアルバム“Darkfighter”は、その名の通り「闇との戦い」がテーマ。
そして対となる8th“Lightbringer”も、同年秋に発売されました。
激しく切り込む“Nobody Wants To Die”や、ゆったりとした“Bird In The Hand”
そしてコンセプトの根幹をなす“Mirrors”“Darkside”は貫禄十分。
次作と併せて聴いていただきたい秀逸なアルバムです。

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こちらが同年に発売された、対となるもう一枚のアルバム。
6曲入りというボリュームですが、
1曲目に据えられた大作“DARKFIGHTER”に始まり、
キャリア屈指の美しいメロディでラストを飾る“Mosaic”で締めるという、
しっかりとした聴き応えを残してくれる作品。
70年代の香りが漂うリードトラックの“Sweet Life”も良いですし、
1stアルバムのタイトルを冠した“Before The Fire”という曲があるのにも惹かれました。

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遂にあのストーンズも動いた!と話題になった一枚。
この年のニュースの中でも強烈だったのはやはり今作の発表でしょうか。
編集盤やブルースアルバム“Blue & Lonesome”(2016)は出ていたものの、
オリジナルアルバムとしては“A Bigger Bang”(2005)以来ですからね。
オジー・オズボーンの直近2作などで好評を博した、
アンドリュー・ワットのプロデュースはここでも冴えわたっていました。
アーティストの本質を見抜きつつ、仕事が速いところが評価されている様子。
ちなみに彼を紹介したのはポール・マッカートニー。
ポール自身も“Bite My Head Off”でブリブリに歪んだベースを披露しています。

その他にもエルトン・ジョンやレディー・ガガ、
スティーヴィー・ワンダーといった豪華なゲストが今作を彩りますが、
根幹にあるストーンズの強靭なロックンロールはブレないので気持ちよく聴けます。
個人的な好みは5曲目の“Whole Wide World”と7曲目の“Mess It Up”

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UK産・グラムロックの星、The Strutsの4th。
今作はモノクロのアートワークに象徴されるように、以前の3作と比べると落ち着いた印象。
アルバムを通して必要以上の装飾は加えず、
曲のよさを活かして淡く突き進んでいく感じが新境地。
王道スタイルの“Too Good At Raising Hell”で盛り上げつつ、
静かな導入からスリリングに盛り上げていく“Pretty Vicious”へと移る流れは秀逸!
アコースティックライブ音源が出たときからずっと楽しみでしたが素敵な仕上がり。
中盤の“Rockstar”もタイトル負けしない良曲です。

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声優・アーティストとして目覚ましい活躍の楠木ともりさんの1stフルアルバム。
それまでに出してきたEP4枚の曲はどれも欠かせないピースだと思っていたので、
アルバムに仕上げるにあたってどの曲を取捨選択するのか?というのは懸念点でもありました。
それを「『存在/不在』というコンセプトで2枚同時リリース!」
という手法で、どの曲も置き去りにすることなくまとめ上げた手腕は見事。
それぞれに新曲を3曲ずつ配しつつ、
“PRESENCE”の1曲目と“ABSENCE”のラストでも対の構造を見せてくれています。
どちらも甲乙つけがたいほど見事な作品ではありますが、
個人的によく聴くのは新曲の中でも反復が心地よい“StrangeX”や、
ハルカトミユキ提供の“それを僕は強さと呼びたい”が印象的な“ABSENCE”
初聴であればどちらも押さえておいていただきたい、そんな作品です。

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1位:RUSH! / Måneskin
2位:Life Is But A Dream… / Avenged Sevenfold
3位:Stone / Baroness

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3位:Stone / Baroness

The Ballad Of Darren / Blur
Vol. 10 / Buckcherry
Face Your Fears / First Signal
Starcatcher / Greta Van Fleet
72 Seasons / Metallica
Darkfighter / Rival Sons
Lightbringer / Rival Sons
Hackney Diamonds / The Rolling Stones
Pretty Vicious / The Struts
PRESENCE / 楠木ともり
ABSENCE / 楠木ともり

(以下順不同)
The Ballad Of Darren / Blur
Vol. 10 / Buckcherry
Face Your Fears / First Signal
Starcatcher / Greta Van Fleet
72 Seasons / Metallica
Darkfighter / Rival Sons
Lightbringer / Rival Sons
Hackney Diamonds / The Rolling Stones
Pretty Vicious / The Struts
PRESENCE / 楠木ともり
ABSENCE / 楠木ともり

2023年のチョイスはこのようになりました。
多くなった!と言っておきながらよく見るとThe Winery Dogs“III”
Extreme“SIX”といった重要作も入れておけば……という若干の後悔もあり。
それでも当時の自分の琴線に触れたものを信じつつ、
今年も細々とではありますが好きな音楽に触れていければなと思っています。

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【ライブレポート】Blur復活! SUMMER SONIC 2023大阪Day2 (2023/08/20) https://tashinami-musiclog.com/2023/08/28/summer-sonic-2023-osaka-day2-2023-08-20/ https://tashinami-musiclog.com/2023/08/28/summer-sonic-2023-osaka-day2-2023-08-20/#respond Mon, 28 Aug 2023 08:18:22 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=502 目次 サマソニ2023、今年も無事終了!12:00~ 岡崎体育(SONIC STAGE)岡崎体育 セットリスト13:10~ Perfume(MOUNTAIN STAGE)Perfume セットリスト13:35~ Pale […]

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サマソニ2023、今年も無事終了!

SUMMER SONIC 2023大阪Day2 (2023/08/20)

夏の風物詩となった都市型夏フェス、サマソニことSUMMER SONIC
BlurKendrick Lamarをヘッドライナ―に据えた2023年も無事終了!

僕はニューアルバム“The Ballad Of Darren”を引っ提げて9年ぶりの来日を果たした
Blur目当てで大阪Day2に参戦してまいりました!
歴代屈指の酷暑だったそうですが、アーティストも客もとにかく熱いひとときでしたね。
せっかくなので覚えている限りの内容を備忘録として残しておきます。

今回観たアーティストは以下のとおり。
岡崎体育(SONIC STAGE)
Perfume(MOUNTAIN STAGE)
Pale Waves(OCEAN STAGE)
キタニタツヤ(MASSIVE STAGE)
TWO DOOR CINEMA CLUB(OCEAN STAGE)
SEKAI NO OWARI(OCEAN STAGE)
FALL OUT BOY(OCEAN STAGE)
Blur(OCEAN STAGE)


自分にとって初めてのサマソニだった昨年は2日通しでの参戦で、ステージにがっつくように前のほうを陣取ろうとしていましたが、今回の暑さは異常すぎる……ということで完走最優先に。
割とゆったりとしたスケジューリングで回っていきました。
TWO DOOR CINEMA CLUB以降はずっとオーシャンにいることに)

とりあえず事前に目当てにしていたのがTWO DOOR CINEMA CLUBWet LegBlurの3組。
ところがWet LegはSONIC STAGEのトリになったこともあり、
FALL OUT BOYBlurの間の微妙な時間になってしまったので生で観るのは泣く泣く断念。
ただWOWOWオンデマンドではサマソニ東京の生中継を行っていたので、
マウンテンのトリのYOASOBIと一緒にしっかり前日に鑑賞しておきました。

Wet Legのスタジオ録音よりもさらにゆったりとした酩酊感のある雰囲気
(特に“Convincing”に顕著)も気持ちよかったですし、
運に恵まれずなかなかサマソニに出られなかった間に生み出した世界規模のメガヒット曲
「アイドル」を堂々のラストに据えたYOASOBIのパフォーマンスも圧巻でしたね!
とにかく仕上がっていましたし、もはや異次元の盛り上がりでした。
これで未練なし!と言うと嘘になりますが……また機会があれば次こそは……。

と言っていた矢先、Wet LegがイギリスのReading FestivalでのMCで、
Readingも含めてあと5回のライブを残してのリタイア?をにおわせているとの情報が流れてきて落ち込んでおります。一期一会すぎる……。
その飄々としたキャラクターも含めて早くも伝説と化してしまう予感がしますね。
単独公演含めて2回来日してくれたことに感謝ですが寂しいものです……。

12:00~ 岡崎体育(SONIC STAGE)

とにかく今年のサマソニは暑すぎる!
ということで、はなから物販とO.A.は諦めて昼のアクトからゆったりしっかり観ていこう……という計画を立て、大体11:30ごろに舞洲ソニックパークに到着。

と言いつつも物販列の向かい側にクリエイティブマンのブースを発見!
有料会員なのでサマソニ2023のハンドタオルはしっかりゲットできました。

SUMMER SONIC 2023 ハンドタオル
SUMMER SONIC 2023 ハンドタオル。最初の1,2回は洗うと色落ちするらしいので注意

MASSIVE STAGEで梅田サイファーの熱いラップを肌に感じつつSONIC STAGEへ。
ステージ上の演者と客とがみんな自由にブチ上がっている雰囲気が抜群に良かったですね。
完全に余談ですが“トラボルタカスタム”でR-指定の手の動きを輪になって真似てる集団が近くにいらっしゃってめちゃくちゃ面白かったです。ズルすぎ。

と何やかんやありつつ、、サマソニ大阪唯一の屋内ステージであるSONIC STAGEへ。
12:00開始の岡崎体育を観に移動してきたころには、
既にサウンドチェックで何やら披露していたらしく、場も温まってきていました。

一旦本人は舞台袖に移動し、SONIC STAGE開幕のアナウンスで会場はヒートアップ!
司会のお姉さん、声は通るし煽りもすごくうまいな……と思っていたら、
FM COCOLO“M’s Groove”でDJをされているmemeさんでした!
いつも聴いてます!!!!ありがとうございます!!!!

さて、個人的には2016年の宇宙フェス(ヤバイTシャツ屋さんやココロオークションも観られて激アツな回でした)以来の岡崎体育のライブ。
そのときは1st“BASIN TECHNO”(2016)が出たばかりの時期でしたが、
そこからどんどんとスケールアップしていき、タイアップもテレビ出演も絶えない超売れっ子に。
昨年はサマソニ東京のみ、今年はサマソニ大阪のみという変則ぶりでの出演!

1曲目の“Open”でしっかり場の空気を掴んでから、
2曲目で激ムズのコールアンドレスポンスやハンドクラップを強いてきたり(ついでに怒涛のブーイングをさせてみたり)、
「ライブのクイックレポートが好きなんであらかじめ作ってきました!」というコンセプトの3曲目“Quick Report”では「観客のボルテージは一気に最高潮に」という部分に合わせてフロアの客を踊らせてみたりと、とにかく客の乗せかたがうまい!それに尽きます。

「みんな水分とりやー!」という声掛けにオーディエンスが「はーい!」と律儀に答える光景に、
「これ義務教育の集まり??」と困惑交じりにコメントしていたのも面白かったです。

それに加えて、レゲエ風味の比較的新しい曲“Submarine”で「大人になってから感じる幸せっていいよな……」と思わせるような歌詞を聴かせてきたり、
MCではLINKIN PARKArctic Monkeysがヘッドライナーを務めたサマソニを観に行った話でフェスへの思いを吐露したりと、「面白い」だけでなく「エモい」、心にしみ入るライブを演出するのにとにかく長けているなと再認識。
その路線で作ったアルバム“SAITAMA”(2019)の最後を飾る“The Abyss”が〆の一曲だったことにも、“BASIN TECHNO(盆地テクノ)”の看板を背負って立つ気概が伺えて格好良かったです。
ちなみに「前日に作ってきました!」という新曲はスペーシーでド派手で、
わかりやすく盛り上がれて今後の定番になりそうな曲でした。

岡崎体育 セットリスト

1.Open
2.Call On
3.Quick Report
4.Submarine
5.(新曲)
6.The Abyss

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13:10~ Perfume(MOUNTAIN STAGE)

さてお次はマウンテンでPerfumeを鑑賞。
昨年のサマソニのSONIC STAGEで観たきゃりーぱみゅぱみゅが抜群に良かったこともあり、
今年も中田ヤスタカの曲で盛り上がりたい!というミーハー根性丸出しでの参戦。

しかし一日で一番暑い時間帯のマウンテンはまさに灼熱でしたね……。
スタンド席に座っているだけでもジリジリと焼かれる感覚があったので、
アリーナで密になっていた皆さんの苦労は相当なものだったはず。

Perfume(MOUNTAIN STAGE)
ライブ前、お昼どきで灼熱のマウンテンステージ

しかしいざPerfumeの3人が出てくると、そのオーラ一糸乱れぬダンス
そしてクールな演出の中でも隠し切れないキュートさに圧倒されました。
セットリストもやっぱりフェス向けということでド頭から“ポリリズム”“FLASH”ですからね!
初期の曲も交えたグレイテストヒッツ的な内容でミーハー大勝利です。来てよかった!
4曲目の“エレクトロ・ワールド”までノンストップだったのは本当に凄かった……!

クールで洗練された楽曲と、あ~ちゃんの広島弁全開のゆるいMCのギャップも堪らんですね。
「暑いと思うからちゃちゃ~っとやって帰るけんね!」には笑いました。
近未来的な全身銀色の衣装もクールだったのですが、あ~ちゃん曰く「巷ではイワシの衣装って呼ばれとる」とのことだったので、どうか「ミラーボール」とかで呼んであげてください……。

ドラマ「ばらかもん」の主題歌“Moon”の曲の入りに少し時間がかかったときに、自然にコールアンドレスポンスを挟んでみたり、水分補給を促してみたりと、
数多くの世界ツアーを成功させて場数を踏んできたライブ巧者の強さを感じさせてくれました。
最後はお客さんと一体になる「P.T.A.のコーナー」からの名曲“チョコレイト・ディスコ”で〆。
初見でもしっかり楽しめました!ありがとうPerfumeのみなさん!

Perfume セットリスト

1.ポリリズム
2.FLASH
3.Spinning World
4.エレクトロ・ワールド
5.Moon
6.FAKE IT
7.チョコレイト・ディスコ

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13:35~ Pale Waves(OCEAN STAGE)

ほぼ満員のマウンテンでPerfumeを最後まで観てしまったのでPale Wavesは途中から参戦。
超炎天下のオーシャンステージでしたがヘザー(Gt, Vo)の声もしっかり出てましたね!
レインボーフラッグを纏って歌い上げる姿はロックスターのオーラ全開でした。
ヒューゴ(Gt.)の緑のストラトの抜けのいい音がオーシャンの空気にマッチしていて、
本日初めて観たロックバンドのライブだったこともあってたまらない爽快感でした。

ラストで披露された“Jealousy”で会場のボルテージがさらにもう一段階上がったのも見事でした!
原曲よりキーを下げてギターも重めになっていたのもクールでよかったですね。
次はもっと後ろの出順で最初から観てみたいです。(ラスト3曲しかちゃんと聴けなかったので……)

Pale Waves セットリスト

1.Lies
2.You’re So Vain
3.Television Romance
4.Eighteen
5.Fall To Pieces
6.Change
7.Kiss

8.Unwanted
9.She’s My Religion
10.There’s A Honey
11.Jealousy

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14:30~ キタニタツヤ(MASSIVE STAGE)

今年のフェス飯第一号はサマソニ仕様の冷やし肉盛りうどんに。
うどん出汁で多少なりとも塩分補給ができたのでかなり助かりました。

冷やし肉盛りうどん

MASSIVE横のうどんの行列に並びつつ、
ネットで日頃から仲良くしてくれている友人がお勧めしてくれていたキタニタツヤを鑑賞。
コンセプトも固まっていて歌も伸びやかでしたし、脇を固めるバンドもしっかりしていて、
特に派手さもありつつグルーヴィーなベースは耳を惹きますね。

ステージの外から観ているファンの方も多かったですし、人気の高さを実感させてくれました。
THE FIRST TAKEでも披露されていた“青のすみか”での盛り上がりはその中でも随一。
その勢いを殺すことなくラストの疾走曲“スカー”で締めたのも見事でした。

キタニタツヤ セットリスト

1.聖者の行進
2.悪魔の踊り方
3.PINK
4.化け猫
5.Rapport
6.青のすみか
7.スカー

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15:55~ TWO DOOR CINEMA CLUB(OCEAN STAGE)

15:55~ TWO DOOR CINEMA CLUB(OCEAN STAGE)
TWO DOOR CINEMA CLUB(OCEAN STAGE)開演前。けっこう近い!

クロークに荷物を預けて身軽になりつつ、ここからはOCEAN STAGEに移動して
楽しみにしていたTWO DOOR CINEMA CLUBを前方で観ることに。
オーシャン前方ではサマソニガールの放水もあり、開演までの暇はそれなりに潰せました。
大阪会場は下がコンクリなので清涼飲料水の持ち込みもOKでしたしね。
結局飲み物は夜までで計8本くらい飲んだんじゃないでしょうか。

さて、そうこうしているうちについに開演!
サマソニにも今まで度々出演している夏フェス巧者とだけあって最初からフルスロットル、
大ヒットした1stアルバム“Tourist History”(2010)から
“This Is The Life”“I Can Talk”をぶちかましてくる大盤振る舞いで感激!
あの「アッオッアアオ」のイントロでの歓声は凄いものがありました。

いやほんと正直TDCCのことナメてました……。
5曲目に披露された最新作からの曲“Wonderful Life”の高音も綺麗でしたし、
ボーカルのアレックスの声がまさかここまで変わらず保たれているとは思わなかったです。
裏声成分強めの声ではあるんですが完璧にケアされてるなと感じました。
(酷暑の中水色のスーツ上下でかっちりキメててこれが英国紳士か……となりましたね)
そしてコーラスを務める他のメンバーも漏れなく歌唱力が高いんですよね、驚きでした。

“very old song”との前置きで紹介された名曲“What You Know”や、
ゆったりとした横ノリと歪んだギターが心地よい“Sun”など、
短い尺の中で彼らの魅力を詰め込みまくっていましたね。
基本的には“Tourist History”(2010)の曲を多めにしつつ、
他の各アルバムの曲もしっかり入れ込んだ盤石のセットリストでした。
覚えやすいリフレインとみんなで飛び跳ねて楽しめる四つ打ちの曲が多いので、
この後のセカオワ目当ての人たちもノリノリで楽しんでたのが見えて嬉しかったです。
体感あっという間に過ぎていった贅沢な時間でした。

TWO DOOR CINEMA CLUB セットリスト

1.This Is The Life
2.I Can Talk
3.Are We Ready? (Wreck)
4.Undercover Martyn
5.Wonderful Life
6.What You Know
7.Changing Of The Seasons

8.Sun
9.Sleep Alone
10.Something Good Can Work

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17:05~ SEKAI NO OWARI(OCEAN STAGE)

そのままオーシャンでついに初めてセカオワのライブを観ることに。
まずバンド周りのスタッフとその楽器の多さに度肝を抜かれました。
サウンドチェックで「アコーディオン~!」という声が聞こえたりするのはやっぱり面白いなと。

客の大移動も活発になり、前方エリアは気合の入ったファンたちですぐ埋め尽くされていきました。
自分はちょうど真ん中くらいのエリアで鑑賞。

DJ LOVEが大太鼓を叩きながら盛り上げる姿が印象的な“炎と森のカーニバル”でスタート。
フェスということもあってまずは知ってる曲でよかった……とホッとしつつ、
最前エリアの今までにない黄色い歓声に圧倒されました。
SaoriとDJ LOVEがそれぞれピアノとDJブースに張り付いてしまうことになる分、
Fukase(Vo.)とNakajin(Gt.)がステージを左右に広く使って積極的にファンサービスをしていました。
少しダークな2曲目“Witch”ではNakajinのセリフもあって、愛嬌のある方なんだなと思ったり。

そして3曲目に“虹色の戦争”がきたのはやっぱり嬉しかったですね……!
高校時代にこの曲をやっているコピバンが沢山あったので懐かしい気分でした。
間奏明けの「青色の空に~」の部分は、今回は丸々Fukaseが歌っていました。
単独公演では客にマイクを向けて歌わせることが多いそうですが、フェス向けの調整ですね。

4曲目の“RPG”ではサビでしっかり大合唱を起こし、
「締め切り間近のときにワクチンの副反応で39度の熱が出てイライラして書いた曲」として
大ヒット曲“Habit”を満を持して投入してきたときの盛り上がりも凄まじいものがあり、
「普段はもっと優しいおじさんです」とはにかむFukaseのMCにもいい意味での余裕が伺えました。
“Rain”から最新曲“ターコイズ”の流れでしっかりと聴かせつつ、
ラストに“Dragon Night”で全員ジャンプ!の祝祭感。しっかりと練られた構成でした。

これは完全な自分語りになるのですが、高校時代が丁度「セカオワ直撃世代」だったこともあり、
当時は「猫も杓子もセカオワかよ!」とあまりいい顔をしていなかった覚えがあって。
ただ実際にライブで観てみると、やっぱり自分もその「世代」の一員としてしっかり楽しめたわけで。
なんだかんだ言って変に斜に構えすぎなくてもいいんだな、と思えた瞬間でもありました。

SEKAI NO OWARI セットリスト

⒈炎と森のカーニバル
⒉Witch
⒊虹色の戦争
⒋RPG
⒌Habit
⒍RAIN
⒎Umbrella
⒏ターコイズ
⒐Dragon Night

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18:20~ FALL OUT BOY(OCEAN STAGE)

最後までオーシャンでの鑑賞なわけですが、
さすがにトリまで観るならここで腹を満たさないとマズい……ということで、
昨年も(自分の中で)好評だった、YOASOBIがプロデュースしたカレーでエネルギー補給。
2種類あるカレーのどちらも美味しいので、無茶だけど毎年売りに来てくれとすら思うレベル。

「天使のバターチキンカレー」をレモネード(炭酸あり)と一緒に
ikuraちゃんプロデュースの「天使のバターチキンカレー」をレモネード(炭酸あり)と一緒に。マジで美味い!

とかやってたらFOBの頭3曲は音漏れ勢にならざるを得ず。
こればかりは仕方ないと割り切ってのんびりゆったり鑑賞。
変に前方じゃない分スペースはあったので、軽いヘドバンもしやすくて楽しく観られました。

セットリストに関してはもう完璧なグレイテストヒッツ!
問答無用で楽しめる楽曲を揃えてきていたので大満足でしたね。
この日のオーシャンで演出に一番気合いが入っていたのも恐らくFOBで、
“Uma Thurman”ではちゃんと『キル・ビル』の映像が、
『ベイマックス』の挿入歌となった“Immortals”では
しっかり映画本編の映像が流れていたのには驚きました。
(PIXAR最新作『マイ・エレメント』の宣伝がライブ前後に流れていたのもこれ絡みなんでしょうか)

そして“My Songs Know What You Did In The Dark (Light Em Up)”では、
ここぞとばかりにド派手なパイロの演出が炸裂!
“I’m on fire!”の歌詞に合わせて噴き出す巨大な炎にみんな大盛り上がりでした!

前日のサマソニ東京の模様もWOWOWで観ていたのですが、
そのときよりも(ライブ補正かもしれませんが)声がよく出ていたように感じました。
特に生で聴いてみたかった“This Ain’t A Scene, It’s An Arms Race”
“Thnks Fr Th Mmrs”が聴けたので個人的には満足なのですが、
さらに欲を言う余地があるとすれば、
Billy Joel“We Didn’t Start The Fire”を現代版に書き換えたカバーを最近出していたので、
それも聴いてみたかったなという気持ちも少しあったりなかったり……。贅沢な話ですが。

FALL OUT BOY セットリスト

1.Love From The Other Side
2.The Phoenix
3.Sugar, We’re Goin Down
4.Uma Thurman
5.A Little Less Sixteen Candles, A Little More “Touch Me”
6.Grand Theft Autumn/Where Is Your Boy
7.Fake Out
8.Hold Me Like A Grudge
9.This Ain’t A Scene, It’s An Arms Race
10.Dance, Dance
11.Immortal
12.My Songs Know What You Did In The Dark (Light Em Up)
13.Thnks Fr Th Mmrs
14.Centuries
15.Saturday

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19:50~ Blur(OCEAN STAGE)

そしてOCEAN STAGEトリのBlurがついに登場!
Blurとしての来日は9年ぶり、サマソニでの来日は20年ぶりという一大事とだけあって、
前方には気合の入ったファンの方々が集結、今か今かとBlurの降臨を待ち続けていました。

blur ロゴ

しばらくすると、ステージ上にあった真っ黒の布で覆われていた物体の覆いが外れ、
巨大な”blur”のロゴが姿を現しました!これには皆さん大興奮!

blur ロゴ
(最終的に真上に上がっていく)

この”blur”のロゴは最終的にステージの一番上にスルスルと引っ張り上げられていき、
曲に連動してカラフルに光るいい仕事をしてくれていました。

定刻から少し経ち、ついにBlurのメンバーが登場!
デーモンとグレアムが並んで歩いている光景だけでも、後追いのファンなのに嬉しくなってきます。
1曲目は最新作“The Ballad Of Darren”(2023)のオープニングトラック“The Ballad”
デーモンの優しい声で一気にBlurの世界に誘ってくれる素晴らしい一曲。

その次に披露されたデヴィッド・ボウイ風の“St. Charles Square”で、
グレアムのノイジーなギターと共にうねりをもった盛り上がりが生まれはじめます。
これも最新作からの曲ですが、ファンの盛り上がりも上々!新しい定番曲になりそうですね。
アレックス(Ba.)は最前のファンから貰った日の丸と戯れていました。
(ちなみに東京では1曲目が“St. Charles Square”になっており、
“The Ballad”が披露されていない代わりに、終盤に“The Heights”が演奏されています)

そしてすかさずこれまたノイジーな“Popscene”
オーディエンスの「ヘイヘーイ!」も完璧で、アップテンポで豪快に突き進んでいきます。
続く“Beetlebum”では、その印象的なリフでも会場に大きなどよめきが沸き起こりましたが、
抑制された原曲とは打って変わって、ラストに向かうにつれて暴れまわるような爆音に変貌していく
グレアムのギタープレイがぶっちぎりのハイライトでした。

再びデーモンがピアノに戻り、新譜から“Goodbye Albert”を披露。
上昇→下降のフレーズに導かれる美しいバラードで、新譜の曲の素晴らしさを再確認。
そして“13”(1999)“Trimm Trabb”に入っていくわけですが、
ライブになるとデイヴ(Dr.)が淡々と刻むリズムのユニークさが際立ちますね。
曲自体も前半は淡白に進みつつ、最後でバンドがギアを一段上げてノイジーなジャムを繰り広げるのが最高にかっこいい!グレアムが結構な高さの開脚ジャンプを決めていたのにも痺れました。
そこから間髪入れずに“Modern Life Is Rubbish”(1993)“Villa Rosie”へ。
このやたら手数の多いリフも、メロディーラインも、そしてサビも、
ポップなのに何もかも「斜に構えた」感じを出しているところがたまりません。

ここでグレアムが観客に挨拶し、自身がリードボーカルをとる“Coffee & TV”を披露!
バンドに復帰してからも変わらない素朴な歌い方が魅力的。
そしてピュアで儚く美しい歌詞……。前方のオーディエンスは自分含め大合唱。
グレアムと一緒に口ずさみながら、思わず目頭が熱くなるひとときでした。
牛乳パックくんが出てくるMVもまた見返したくなりました。

そして続く一曲はなんと“Country House”
かつてのオアシス/ブラー戦争のど真ん中に置かれ、ライブでの披露は珍しかったこの曲を、
デーモンがファンサービスしながら歌っている……!というのは、
歴の長いファンの方ほど感慨深かったのではないでしょうか。
続く“Parklife”ではデーモンがステージを下りて、最前列の客にマイクを向けて
“Parklife!”を言わせるパフォーマンスで大熱狂!

ここで一息ついて“To The End”から新譜の“Barbaric”へ。
“To The End”では自分の周り(下手側)で手でハートマークを作る方が続出。
自分の前のラガーマン並みにガタイのいいお兄さんもしっかりハートマーク。
それに倣ってしっかり自分もデーモンにアピール。届いていたら嬉しいのですが。

ここでデーモンが一旦舞台袖へ掃けていき、
MVそのままのFILAのジャージを羽織って“Girls & Boys”に突入!
ファンの皆さんも百戦錬磨、”Girls!””Boys!”のコール&レスポンスにも完璧に対応。
大学でコピーしたはずの自分は普通に2回くらい間違えかけたので頭が下がります。
“love in the nineties was paranoid~”と律儀に過去形で歌うデーモンも最高。

今度は拡声器を取り出したデーモン、アップテンポな“Advert”で叫びまくります。
サビ終わりの”Say something! Say something else!”は一緒に叫ぶと楽しいですね。
テンポがかなり上がって激しさを増していて、ライブでさらに化ける曲でしたね。

そしてその勢いを維持したまま「あの」ドラムパターンに突入、
“Song 2”を待ち侘びた大観衆の”Woo-hoo!”の声が沸き起こり、この日一番のお祭り騒ぎに!
2分と少しのこの曲、引き伸ばすこともせず潔くバシッと終わらせるところもいいですよね。
全員で夢中で飛び跳ねたあの一瞬の時間は、この夏一生ものの思い出です。

ここからはスケールの大きな曲をじっくり聴かせてくれます。
傑作“Parklife”(1994)の実質的なラスト曲“This Is The Low”は、原曲よりキーを下げての披露。
前曲までのエネルギーを受け止めつつ、それを穏やかに野外ステージの広い空間に解き放つ感覚。
サビで両手を高く掲げて、曲に身を委ねる時間がとても気持ち良かったです。
デーモンとグレアムが交互にリードボーカルをとる大曲“Tender”も素晴らしい出来で、
会場があたたかい雰囲気に包まれていきました。

そしてこのタイミングで最新作のリードトラック“The Narcissist”が演奏されたのが驚き。
すっかりBlurのクラシックのような馴染みかたをしていたことも嬉しかったですね。
最後は壮大な“The Universal”で締めくくり、お馴染みの花火と共に今年のサマソニは終了。
(SONIC STAGEのThundercatまで観ると終電がなくなるので泣く泣く断念)

“Tender”とラストの“The Universal”の間という位置に最新曲を置くというのができたのは、
まさに黄金期にいるバンドならでは。
再びこのメンバーで集結して、素晴らしいアルバムを出してくれたことへの喜びをかみしめつつ、
また来年のサマソニではどんな景色が見られるのか、楽しみに待つこととします。

Blur セットリスト

1.The Ballad
2.St. Charles Square
3.Popscene
4.Beetlebum
5.Goodbye Albert
6.Trimm Trabb
7.Villa Rosie
8.Coffee & TV
9.Country House
10.Parklife
11.To The End
12.Barbaric
13.Girls & Boys
14.Advert
15.Song 2
16.This Is A Low
17.Tender
18.The Narcissist
19.The Universal

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お盆休み突入!ということで完全に気が大きくなってしまっている……
とはいえ、部屋に置いて聴きこみたい名盤たちとの出会いは病みつきになります。
まず8/6の購入分がこちら。

・The Great Escape / Blur (1995)
・Intuition / TNT (1989)
・Power Of The Dragonflame / Rhapsody (2002)
売れまくったという理由から、傑作なのに安価でCDが手に入ってしまう現象。大いに助けられてます

・The Great Escape / Blur (1995)
・Intuition / TNT (1989)
・Power Of The Dragonflame / Rhapsody
(2002)

どれも傑作ぞろい!!!!

The Great Escape / Blur (1995)

Blurの4thアルバム。全体を通してみても、そして凝った歌詞カードの端々にも皮肉めいたユーモアが満載のアルバムで、これぞイギリス!という空気感を味わえて大好きな一枚。
リットポップの覇権をめぐるOasisとの争いがしきりに焚きつけられていた時期でもありました。
久々の来日公演となるサマソニもいよいよ今週に迫ってきたので今から楽しみです。
個人的には“Charmless Man”が聴けると嬉しいですね。

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Intuition / TNT (1989)

TNT“Intuition”ノルウェーの澄んだ空気と美しいメロディを感じられる北欧メタルの名作
ポップでメロディアスな作品なので「メタル」といってもかなりとっつきやすいです。
ベタですが“Tonight I’m Falling”やタイトルトラック“Intuition”のポップで爽やかな曲調は、聴いていて心が洗われるよう。
トニー・ハーネル(Vo.)のハイトーンやロニー・ル・テクロ(Gt.)の凝ったギターソロも聴きどころ。

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Power Of The Dragonflame / Rhapsody (2002)

そしてイタリアが世界に誇るシンフォニックメタルの王者、
Rhapsodyの4thアルバム“Power Of The Dragonflame”
この前日譚にあたる作品として“Rain Of A Thousand Flames”があるため、
Rhapsodyの作品としては5枚目。
1stアルバムから一貫して語り続けてきた、氷の勇者が悪を打ち倒すまでを描く壮大なファンタジー
「エメラルド・ソード・サーガ」の完結篇として、
過去最高のテンションと壮大さ、楽曲の質の高さを誇るパワーメタルの金字塔。
タイトル曲“Power Of The Dragonflame”のサビは初めて聴いたとき震えました。

そして8/10に通販で届いたアルバムがこちら。

Forward In Reverse / Dizzy Mizz Lizzy (2016)

Forward In Reverse [Deluxe] / Dizzy Mizz Lizzy (2016)
Forward In Reverse [Deluxe] / Dizzy Mizz Lizzy (2016)

ティム・クリステンセン(Gt, Vo.)擁するデンマークの3ピースバンドDizzy Mizz Lizzyの3rd。
単なるリバイバルではない本格的な再結成作として打ち出されたアルバムで、
変拍子を多用する心地よいグルーヴと美メロに、ギターの重みが加わった傑作です。
今までのアルバムと同じように曲間はほぼなし。
洒落たグルーヴとメロディ、そして適度なヘヴィネスが次々に飛び込んできます。
今回購入したのはLOUD PARK 15の模様を収めたDVD付き完全生産限定盤

そしてこのDizzy Mizz Lizzy
目下の最新作“Alter Echo” (2020)を引っ提げてのジャパンツアーが今年9月に決定しています。
当方大阪公演参戦予定!
ということでこのアルバムと映像でさらに気分を高めていきます!!

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タワレコオンラインから7月に発売のCDが届きました。
大物のアルバムが続々と届くとテンションが上がりますね。

Starcatcher / Greta Van Fleet (2023)

Starcatcher / Greta Van Fleet (2023)

2023年7月21日発売、アメリカ・ミシガン出身の若きクラシックロックバンドの3rd。
前作“The Battle At The Garden’s Gate”(2021)から2年、
順調なペースでニューアルバムが届きました。
前作が12曲1時間の大作だったのに比べ、今作は10曲43分という潔い構成。
その分薄味になったということもなく、今までの作品で見せた壮大で高尚な世界観は今作も健在
その上で、全ての曲が5分半以内に抑えられていたり、
中盤にある珍しくアップテンポな“Runway Blues”が味変として機能していたりと、
繰り返し手に取りやすい作品になりました。
ちなみに紙ジャケはエンボス加工が施されていて、ここにも格調高い雰囲気が出ています。

Starcatcher / Greta Van Fleet (2023)
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The Ballad Of Darren / Blur (2023)

The Ballad Of Darren / Blur (2023)

前作“The Magic Whip”(2015)から8年ぶりとなるBlurの新作アルバム。
こちらも2023年7月21日発売。
英国の写真家マーティン・パーの手による、カラフルなようでどこか不穏なジャケットが目印。
資本主義的享楽のシンボルとしてのプールと、その外側に厳として存在している現実の寒々しい世界のコントラストが心を揺さぶります。現代社会の歪みに対して、そこに生きる我々は否が応でも目を向けなければいけないのだ、というコンセプトをうまく伝えたものになっています。
さらにこのアルバム、本編だけでいえばなんと10曲36分
短く聴きやすいアルバムですが、そのテーマを味わうと穏やかではいられない。
Blurの、そしてポップミュージックの妙味を感じられる仕上がりなのではないでしょうか。
8/20(日)のサマソニ大阪で彼らを観るときまでに、しっかりと聴きこんでいきたいところです。
日本盤には元々のボーナストラック2曲に加えて“Sticks And Stones”が収録されているほか、
ジャケットのバンドロゴが白色になっているという違いがあります。

The Ballad Of Darren (Deluxe) / Blur (2023)
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The ReconstruKction Of Light / King Crimson (2019)

The ReconstruKction Of Light / King Crimson (2019)

ダブルトリオ(6人)体制から、ダブルデュオ(4人)体制となったKing Crimsonの、
“The ConstruKction Of Light”(2000)を再構築したアルバム。

ダブルデュオ体制の時期の音源を収めた、クリムゾン40周年記念シリーズのボックスセットのひとつ
“Heaven & Earth”の目玉的なアルバムで、
本作に関してはボックス以外の形態でも発売されています。
そして2023年7月26日、本作が「SHM-CDレガシー・コレクション1980」と題した
クリムゾンの廉価版再発シリーズに加わったことで、さらにお求めやすくなりました。

ドン・ガンによる2019年版ステレオ・ミックスで、
元々はV-Drumsを使用していたパット・マステロットのドラムを、
本人が新しく叩きなおした生ドラムに差し替えているところが最大の変化です。

本作はサブスクにも無いため、完全なる初体験の状態で聴いてみると……
全然違う!!!!!!!!!

新ミックスとドラムの差し替えでここまで印象が変わるのか!という新鮮な驚きがあります。
1曲目の“ProzaKc Blues”の入りのドラムパターンからそもそもガラッと変えているため、
元の”The ConstruKction Of Light”に慣れている方ほどより新鮮な驚きを味わえること請け合い。

とはいえ元のアルバムが完全な劣化版なのかと言われるともちろんそんなわけもなく、
あのミックスやV-Drumのループも、2000年のクリムゾンの音の進化を閉じ込めている大事な構成要素なわけで。
特に“Into The Frying Pan”のような曲に関しては、
生ドラムになったことに伴いV-Drumで鳴っていた雑多な音が減ったことで、
原曲にあったいい意味での「胡散臭さ」が減退して薄味になった感覚もなくはないです。
(ただ単に自分が原曲が好きだったからというだけかもしれませんが……)

クリムゾンに魅せられた方々による議論も参考にしつつ、
これからさらに聴きこんでいけたらと思っています。

The ConstruKction Of Light / King Crimson (2000) (再録版は現状サブスクに無いのでこちらで。これも傑作!)
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おまけ:日本盤特典

Greta Van Fleetのニューアルバムにはクリアファイル、
Blurのニューアルバムにはポストカードがそれぞれ付属。
タワーレコードさんいつもありがとうございます。

Starcatcher / Greta Van Fleet (2023)
特典クリアファイル
Starcatcher / Greta Van Fleet (2023)特典クリアファイル
The Ballad Of Darren / Blur (2023)
特典ポストカード
The Ballad Of Darren / Blur (2023)特典ポストカード

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【CD購入録】2023/07/15 (MR.BIG, Blur, RSO(Richie Sambora + Orianthi), Richie Sambora) https://tashinami-musiclog.com/2023/07/22/cd-2023-07-15/ https://tashinami-musiclog.com/2023/07/22/cd-2023-07-15/#respond Fri, 21 Jul 2023 16:45:47 +0000 https://tashinami-musiclog.com/?p=112 土曜にふらっと隣町のブックオフまで足を伸ばしてみた結果、なかなかタイムリーなアルバムをゲットできました! ・…The Stories We Could Tell[初回限定盤]/ MR.BIG (2014)・T […]

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土曜にふらっと隣町のブックオフまで足を伸ばしてみた結果、
なかなかタイムリーなアルバムをゲットできました!

・...The Stories We Could Tell[初回限定盤]/ MR.BIG (2014)
・The Magic Whip / Blur (2015)
・Radio Free America / RSO(Richie Sambora + Orianthi) (2018)
・Undiscovered Soul[International Edition]/ Richie Sambora (1998)

・…The Stories We Could Tell[初回限定盤]/ MR.BIG (2014)
・The Magic Whip / Blur (2015)
・Radio Free America / RSO(Richie Sambora + Orianthi) (2018)
・Undiscovered Soul[International Edition]/ Richie Sambora (1998)

…The Stories We Could Tell[初回限定盤]/ MR.BIG (2014)

...The Stories We Could Tell[初回限定盤]/ MR.BIG (2014)
…The Stories We Could Tell[初回限定盤]/ MR.BIG

“The Big Finish FAREWELL TOUR”と銘打ったラストツアーで、2023年7月に来日のMR.BIG
(本記事執筆中がまさにジャパンツアーの真っ只中、なんなら大阪公演前夜なのでものすごく楽しみ)
このアルバム“…The Stories We Could Tell”(2014)は、バンドのキャリアの中でもとにかく難産だった一枚。
パット・トーピー(Dr.)のパーキンソン病の発覚に伴い、
プログラミングでドラムパートを仕上げることで完成させた8thアルバムです。
パットのペンによるアコースティックナンバー“East/West”が特に人気の一枚です。

…The Stories We Could Tell / MR.BIG (2014)
...The Stories We Could Tell[Bonus Disc]/ MR.BIG
…The Stories We Could Tell[Bonus Disc]/ MR.BIG

さて、今回ゲットした初回限定盤には、バンドの25周年特別企画として
1st“MR.BIG”(1989)~4th“Hey Man”(1996)までの期間の代表曲の再録ベストが付属。
帯などを見る限りは曲順は未定だったようですが、結局は時系列順に。
キーは半音下げで、パットのドラムパートは打ち込みになっていて、
“Colorado Bulldog”“Take Cover”といったパットの複雑なドラムパターンが特徴的な曲では、いかにパットが一音一音のニュアンスに変化をつけていたかを感じさせてしまうところも否めません。
とはいえやはり長年ライブパフォーマンスを重ねていた名曲、安定と信頼の出来でした。
また、この手のベスト的なアルバムの中に“Out Of The Underground”が入ったのは珍しく、その点でも面白く聴けました。

1.Addicted To That Rush
2.Rock & Roll Over
3.Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
4.Green-Tinted Sixties Mind
5.Just Take My Heart
6.To Be With You
7.Colorado Bulldog
8.The Whole World’s Gonna Know
9.Take Cover
10.Out Of The Underground

The Magic Whip / Blur (2015)

The Magic Whip / Blur (2015)
The Magic Whip / Blur (2015)

続いてはこちらも新譜“The Ballad Of Darren”が2023年7月21日に発売、
さらにSUMMER SONIC 2023のヘッドライナーの一角として話題を振りまく
ブリットポップの雄Blurが、2015年に久々にリリースしたアルバム。
前作にあたる“Think Tank”(2003)ではグレアム・コクソン(Gt.)が脱退していたため、
4人そろってのアルバムは“13”(1999)以来16年ぶりということになっていました。

来日公演がキャンセルになった際に香港でジャムセッションを行った素材がもとになったアルバムということもあり、アジアンテイストも盛り込まれた仕上がり。
Whip(ホイップ)とWhip(鞭)の同音異義語のタイトルが効いています。
(ここでの「鞭」には「花火」の意味もあるとのこと)
歌詞は香港の民主化運動に影響を受けたものや、今の社会の暗部にも目を向けるようなものも多く、
この点は6ページにわたる日本盤ライナーノーツが理解の助けになってくれています。
Blur、特にデーモン・アルバーン(Gt, Vo.)の政治へのまなざしに関しては、
最新作“The Ballad Of Darren”(2023)にもつながるところなので、
しっかりと歌詞・曲ともに味わいながらサマソニに備えたいと思います。

現時点のお気に入りはスロー・ファンク調の曲にグレアムのギターが冴えわたる“Ghost Ship”
日本盤ボーナスのインスト“Y’All Doomed”もクールです。

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The Magic Whip / Blur (2015)

Radio Free America / RSO(Richie Sambora + Orianthi) (2018)

Radio Free America / RSO(Richie Sambora + Orianthi) (2018)
Radio Free America / RSO(Richie Sambora + Orianthi) (2018)

BON JOVIのギタリストのリッチー・サンボラが、オーストラリアのギタリストオリアンティと交際、
そこから2人でRSO(Richie Sambora + Orianthi)を結成して生み出した現時点で唯一のアルバム。

リッチーとオリアンティがツインボーカルで豪快に曲を盛り上げていくというなかなか面白い作品で、
もっと雄大なカントリー調になるのかと思いきや、全体的な音としてはモダンな仕上がり。
通常盤でも15曲入りという大ボリュームで、
9曲目の“Together On The Outside”のボーカルにはアリス・クーパーが参加していたりもします。
尺が少々長いこともあり、これぞ!という決め手には欠けるか…という印象ですが、
BGMとして流しているとハッとさせられる瞬間も多いです。

いつの間にか本アルバムがサブスクから引き上げられていたため、
やはりフィジカルで所持しておくべきか……と思い購入。
クレジットを見ると、プロデューサーのボブ・ロックが、
裏で鳴っているインダストリアルな音のプログラミングをやっていたり、
ところどころでギターやベースを弾いていたりとかなり活躍していました。
15曲中12曲では、ドラムがポール・マッカートニーのバンドで長年叩いている
エイブ・ラボリエルJr.だったのも新たな発見でした。
(7曲目“I Don’t Want To Have To Need You Now”のドラムにはジョシュ・フリースが参加)

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I Got You Babe/Forever All The Way / RSO (現状Spotifyに残っているのはこのシングルのみ)

Undiscovered Soul[International Edition]/ Richie Sambora (1998)

Undiscovered Soul[International Edition]/ Richie Sambora (1998)
Undiscovered Soul[International Edition]/ Richie Sambora (1998)

さて、こちらはリッチーがBON JOVI在籍中に仕上げた2ndソロアルバム。
BON JOVIでも聴かせてくれていたアメリカの大地を感じられるギターと、
力強くも優しくも響く、深みのあるリッチーのボーカルの両方が味わえる傑作
です。

日本盤は前年の1997年に先行で発売されましたが、そこからさらに曲順を変えたり、
楽器を増やしたり、アウトロを削ったりといったブラッシュアップを施し、
いわば「完成版」という趣となったのがこの海外盤。
ジャケットも変更されています。

全体的なミックスもかなり変わっていますが、特に顕著な変更としては、
4曲目“If God Was A Woman”に、特徴的なブルースハープの音が加わったことと、
5曲目“All That Really Matters”がフルバンドでのバージョンになったことでしょうか。
どちらも曲の印象がガラッと変わるくらいの変化なので、
日本盤しか聴いていない、という方は要注目です。
また、曲順の変更もバッチリはまっていて、
ラストが“Who I Am”からタイトルトラックの“Undiscovered Soul”になったことで、
爽やかで切ないラストを演出しています。
日本盤、海外盤ともに揃える価値のある素晴らしい作品だと思っていますが、
はじめて聴く方には海外盤をお勧めしたいところです。
(現状サブスクにあるのも海外盤です)

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Undiscovered Soul[International Edition]/ Richie Sambora (1998)

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