【CD購入録】The Great Deceiver / King Crimson (1992)

【CD購入録】The Great Deceiver / King Crimson (1992) CD購入録
【CD購入録】The Great Deceiver / King Crimson (1992)
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先々週と同じ梅田のレコード屋さんに行ったらレジ横にこのBOXが鎮座していたので即購入。

The Great Deceiver / King Crimson (1992)

The Great Deceiver / King Crimson (1992)
日本盤4枚組ボックスがなんと驚異の1,900円!

副題に”Live 1973~1974″とあるように、
・”Larks’ Tongues In Aspic(太陽と戦慄)”(1973)
・”Starless And Bible Black(暗黒の世界)”(1974)
・”Red”(1974)

の3枚のアルバムの時期、
ジョン・ウェットンがベースボーカルを務めたクリムゾンのライブ音源集。

本作は前年に発売された4枚組ボックス、
“Frame By Frame(紅伝説)”(1991)の姉妹編という位置づけ。
エイドリアン・ブリューを迎えた80年代クリムゾンの解散後、
このあたりで一度キャリアを総括した形になります。

緻密に、時には荒々しく弾きまくって不穏なムードを演出するロバート・フリップのギター、
ジョン・ウェットンの愁いを帯びた声と爆音のベース、
ビル・ブルーフォードの押し引きを心得た自在なドラム、
そしてそこに食らいついていくデヴィッド・クロスのバイオリン……
フリップが構築した曲の中でそれらがせめぎ合い、
時にはその枠組みから大幅に逸脱してみたりしながら、
強烈で美しい即興演奏が繰り広げられる時期なので聴き応え抜群!

のちに2枚組ずつに分けたリニューアル盤がリリースされたりもしましたが、
フリップの詳細な日記等が収録されたブックレットなどはここでしか見られないもの。

あまりに安いうえすんなり手に入ってしまったので、
派手な汚れがあったり中身が足りていなかったりするのでは……?
という一抹の不安を抱えつつオープン!

The Great Deceiver / King Crimson (1992) 開封後

CD4枚+豪華ブックレットもしっかり入ってました!しかも普通に綺麗!
すべて聴き通すと5時間以上になる大ボリュームですし、歴史的資料と言うべき読み物も充実。
まだまだ後追いのファンとしてはこれでじっくり楽しく学んでいきたいところ。

The Great Deceiver / King Crimson (1992)CD4枚

このジャケット写真も、再発盤でみられるお馴染みP.J. Crookの絵と違って新鮮。

ザ・グレート・ディシーヴァー ライヴ 1973-1974 I 通常盤 (2枚組)(SHM-CD)
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ザ・グレート・ディシーヴァー ライヴ 1973-1974 Ⅱ 通常盤 (2枚組)(SHM-CD)
【SHM-CD仕様】 ★封入特典:「レッド」50周年記念アートワーク・マグネットType 1(フロント・アートワーク角版) プログレッシヴ・ロックの巨大マイルストーン、「レッド」50周年記念。 「レッド」に繋がる波乱の73、74年ツアーのハ...

Disc 1: Things Are Not As They Seem…

1.Walk On… No Pussyfooting 0:49
2.Larks’ Tongues In Aspic, Part II 6:25
3.Lament 4:38
4.Exiles 8:57
5.Improv: A Voyage To The Centre Of The Cosmos 15:03
6.Easy Money 7:13
7.Improv: Providence 10:19
8.Fracture 11:14
9.Starless 12:03

Disc 2: Sleight Of Hand (Or Now You Don’t See It Again) And…

1.21st Century Schizoid Man 8:27
2.Walk Off From Providence… No Pussyfooting 2:11
3.Shark’s Lungs In Lemsip 2:31
4.Larks’ Tongues In Aspic, Part I 7:50
5.Book Of Saturday 3:03
6.Easy Money 6:41
7.We’ll Let You Know 4:55
8.The Night Watch 5:17
9.Improv: Tight Scrummy 8:58
10.Peace – A Theme 1:01
11.Cat Food 4:36
12.Easy Money 2:20
13.…It Is For You, But Not For Us 9:10

Disc 3: …Acts Of Deception (The Magic Circus, Or Weasels Stole Our Fruit)

1.Walk On… No Pussyfooting 0:59
2.The Great Deceiver 4:27
3.Improv: Bartley Butsford 3:12
4.Exiles 7:19
5.Improv: Daniel Dust 4:09
6.The Night Watch 4:40
7.Doctor Diamond 5:12
8.Starless 12:26
9.Improv: Wilton Carpet 5:53
10.The Talking Drum 5:29
11.Larks’ Tongues In Aspic, Part II [Abbreviated] 4:08
12.Applause And Announcement 2:12
13.Improv: Is There Life Out There? 14:50

Disc 4: …But Neither Are They Otherwise

1.Improv: The Golden Walnut 11:47
2.The Night Watch 4:38
3.Fracture 11:52
4.Improv: Clueless And Slightly Slack 8:13
5.Walk On … No Pussyfooting 0:53
6.Improv: Some Pussyfooting 2:27
7.Larks’ Tongues In Aspic, Part I 8:16
8.Improv: The Law Of Maximum Distress, Part One 6:32
9.Improv: The Law Of Maximum Distress, Part Two 2:34
10.Easy Money 7:32
11.Improv: Some More Pussyfooting 5:53
12.The Talking Drum 6:03

Disc 1からDisc 2の前半にかけては、
名ライブ盤“USA”(1974)の元になった音源のひとつ、プロヴィデンス公演を収録。
7曲目は“Red”(1974)収録曲の元音源で、バイオリンもしっかり入っています。
アルバム収録版より長めに入っているのが嬉しいところ。

正規の方法では当時ここでしか聴けなかったアルバム未収録曲
“Doctor Diamond”があるDisc 3は勿論、
ウェットン先生の歌う“Cat Food”が聴けるDisc 2も嬉しい!
鍵盤は無いもののデヴィッド・クロスのバイオリンがしっかりマッチしていました。

また、Disc 4のインプロ“The Law Of Maximum Distress”といえば、
散逸したと思われていた中間パートが、後々になってから
“Starless And Bible Black”(1974)の6曲目“The Mincer”だったと判明したレア音源。
現在は40周年記念盤などで完全版を聴くことができます。必聴!

Starless And Bible Black [40th Anniversary Edition]
Starless And Bible Black [40th Anniversary Edition]

しかしこのボックス、音源だけならサブスクにも来てたんですね。
いつの間にやらという感じで驚き。

ちなみに同時に買ったCDを全部並べるとこうなります。節操がない。

・The Great Deceiver / King Crimson (1992)
・Love Is Strong / The Rolling Stones (1994)
・With Your Breath / SPR5 (2019)

The Great Deceiver / King Crimson (1992)
Love Is Strong / The Rolling Stones (1994)
With Your Breath / SPR5 (2019)

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