カサビアンの2年ぶりのニューアルバムが登場!
2000年代からUKロック界の第一線を走り続けるレスター出身のKasabian。
サージ・ピッツォーノがボーカルをとるようになってからは2作目、
前作“The Alchemist’s Euphoria”(2022)に続く8thアルバムが早くも発売されました。
昨年6月というかなり早い段階でリリースされた“Algorithms”をはじめ、
“Call”や“Coming Back To Me Good”といった即効性の高い曲が今年に入って次々に先行公開。
アルバム発売直前に公開されたオープニングナンバー“Darkest Lullaby”も含め、
今作でもサージの曲のクオリティはしっかり保たれています。
フィジカル版では“Darkest Lullaby”のイントロとして
“A Happening”というインストが置かれているのですが、これはサブスク未収録。
完全体のアルバムの世界を味わうためにはしっかりフィジカルで聴いてね!
というバンドからのメッセージかも。
ちなみに日本盤には、ボーナストラックとして
“Coming Back To Me Good (Acoustic Version)”も収録されています。
今作の凄いところは、ボーナストラックを除いた本編が28分という短さであること。
前作の39分も比較的短かったのですが、その記録をはるかに更新する潔さです。
サウンドとしては前作同様電子音マシマシな仕様ですが、
虹色のジャケットにも象徴されるように、曲自体はかなり明るめになっています。
しかし決して軽いだけのアルバムというわけではなく、
中盤には“G.O.A.T”のようなどっしりしたグルーヴで聴かせる曲もありますし、
最後には美しいメロディの“Algorithms”が待っているので満足感は十分にあります。
2nd“Empire”(2006)から続く連続全英1位記録をキープできるかも注目ポイント。
(※2024/7/15追記:めでたく7作連続全英1位獲得!人気の高さを証明しました)
日本盤にはさらにポストカード付き。
そして初回生産限定で、ジャケットのステッカーも封入されています。
2024年10月には待望の単独来日公演も!
2022年には、まさにアルバム発売直後のナイスなタイミングで、
東京ではSONICMANIA、大阪ではSUMMER SONICでの来日公演が実現。
現体制でのライブの仕上がりっぷりが話題になりました。
自分はサマソニ大阪、マウンテンのトリで初めてカサビアンを観たクチなのですが、
“Club Foot”~“Ill Ray (The King)”~“Underdog”の三連打に始まり、
降りしきる雨の中での“Fire”でみんなが飛び跳ねる大団円まで隙のないステージでした。
トム・ミーガンの不祥事(これも今となっては……という感じですが)ののち、
フロントマンの役割をこなすべく完全に吹っ切れたサージの堂々とした佇まい、
そしてサポートでは元THE MUSICのロブ・ハーヴェイ参加というサプライズ
(やたらこのギターの人歌うまいなと思っていたら素性を知って驚きました、ちらっとTHE MUSICの曲もやってましたしね)と、
あらゆる面で圧倒されたのを覚えています。
そして今年の10月には東京、大阪での単独公演がアナウンスされました!
単独での来日はなんと2012年以来12年ぶりということなので、
なんとしても観ねばとクリマン先行で大阪公演のチケットを入手いたしました。
今からこのアルバムを聴きまくってその日を待ちたいと思います。
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