【レビュー】 Live! Raw Like Sushi / MR. BIG (1990)

【レビュー】 Live! Raw Like Sushi / MR. BIG (1990) レビュー
【レビュー】 Live! Raw Like Sushi / MR. BIG (1990)
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Live! Raw Like Sushi / MR. BIG (1990)

2025年末のCD買い納めのうちの1枚。
(もう今年に入ってから10枚以上買ってしまってますが……)
2025年にラストツアーのお代わり来日公演を大盛況で完結させたMR. BIG

そんな彼らの初めてのライブ盤がこちら。

2nd発売後の音源を収めたEP
“Raw Like Sushi II”(1992)
EPからアルバムに変わった充実作(未発表スタジオ音源入り)
“Japandemonium: Raw Like Sushi III”(1994)
再結成後・日本100公演目をフル収録した貴重な記録
“Raw Like Sushi 100″(2012)……
と続いていくライブ盤シリーズの記念すべき第一弾でもあります。

特に”I”、”II”、”III”の3作は曲の被りがないような構成になっているので、
ファンとしてはセットで揃えておきたいところ。
何故かこの”I”だけは未所持だったのですが年末のどさくさに紛れてようやく購入しました。

Live! Raw Like Sushi / MR. BIG (1990)ブックレット裏・収録曲とクレジット
  1. Blame It On My Youth 4:26
  2. How Can You Do What You Do 3:57
  3. Merciless 4:34
  4. Rock & Roll Over 7:16
  5. Take A Walk 4:24
  6. Addicted To That Rush 6:03

日本限定の企画盤なのでてっきり日本公演のものと勘違いしていましたが、
1st“MR. BIG”(1989)発売後の全米ツアーの音源を抜粋した来日記念盤でした。

1曲目が“Blame It On My Youth”なのも趣があっていいですよね。
いわゆる代表曲といった感じではないのですが、
サビで挟まる”Action!”の合いの手など、バンドが一体となった楽しさが伝わってくるというか。
1度目の解散ライブ“In Japan”(2002)ではラストに披露されましたしね。
(ラストツアーでも最後はこれなのでは?と勝手に身構えていたところ、
予想の斜め上の“I Love You Japan”で来たのには一本取られました)

そこに続くキャッチ―で勢いのある“How Can You Do What You Do”
息ぴったりなのが伝わる“Merciless”
楽器隊のコーラスにも青さを感じる“Rock & Roll Over”は特に好みでした。

“Rock & Roll Over”の後にはポール・ギルバートの3分強にわたるギターソロが収録。
ラストにはお馴染みのドリル奏法も披露!
ギターソロのおまけに披露されたツェッペリンの“Dazed And Confused”から
キラーチューン“Take A Walk”に移行するところは本作のハイライトのひとつ。

「鋭いライヴ!!」という帯の煽り文句もうなずける、
DAT録音のクリスピーな質感はその若い熱量を伝えるのにひと役買っていますし、
エリックのシャウトも、トレブルの効いたビリーのベースもまさに「鋭い」。
演奏のみならずオーディエンスの熱気もきちんと捉えられていて個人的にはとても好み。
別々の公演のコンピレーションですが、一つの作品として楽しめます。
だからこそEPなのがちょっと歯がゆいところもありますが……

Live! Raw Like Sushi / MR. BIG (1990)帯

帯には「ライヴ!」と大書されていて、
シリーズ化されて浸透していく”Raw Like Sushi”の記載は控えめ。
これはこれで味があって乙なものです。

ちなみに2nd“Lean Into It”(1992)が出た際のアメリカ公演を収めたライブ盤にも
“Live”(1992)というのがまた別にあるので、初心者のころは混乱したことも。
なおこちらも傑作。

2024年の“Lean Into It”完全再現込みの武道館公演の模様はこちら。

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