新生LINKIN PARK、ゼロからの再始動!
LINKIN PARKが女性ボーカルを迎えて再始動!
OASIS復活に並ぶロック界のビッグニュースといえば間違いなくこれでしょう。
LAでDead Saraを率いるエミリー・アームストロングを新ボーカルに、
またコリン・ブリテンを新ドラマーに迎えて、
“One More Light”(2017)以来8作目となるアルバム“From Zero”をリリース!
無期限活動休止といっても実質的には解散に近い形にはなるだろう……と思っていたので、
こうしてニューアルバムを携えての帰還というのは感慨深いですね。
昨年は名盤“Meteora”(2003)の20周年記念盤、
今年に入ってからは未発表曲を含むベストアルバム
“Papercuts – Singles Collection 2000-2023”のリリースと、
過去の総括を積極的に行っていたリンキン。
活動再開の雰囲気が漂ってくるにつれ、新ボーカルが誰になるかの憶測合戦や、
“From Zero”をアピールすべく行われたWeb上でのカウントダウン
(ここからカウントアップされる演出は「否」寄りの賛否両論でしたが)と、
バンドの一挙手一投足は世界中から注目を集めてきました。
そして新ボーカル、エミリーのお披露目となったライブ“FROM ZERO”と、
その1曲目に満を持して投下された新曲“The Emptiness Machine”。
この出来の良さで盛り上がりがさらに加速した感がありましたね。
収録内容
1.From Zero (Intro) 0:23
2.The Emptiness Machine 3:10
3.Cut The Bridge 3:49
4.Heavy Is The Crown 2:47
5.Over Each Other 2:50
6.Casualty 2:21
7.Overflow 3:31
8.Two Faced 3:04
9.Stained 3:05
10.IGYEIH 3:29
11.Good Things Go 3:32
一気に代表曲の仲間入りをした”The Emptiness Machine”をはじめ、
“Heavy Is The Crown”や“Over Each Other”、
そして発売直前に公開された“Two Faced”といった新曲はどれも、
フレッシュさと初期を彷彿とさせる懐かしさを兼ね備えていました。
屋台骨としてのマイク・シノダのラップに一段と気合いが入っているのがまた良いですね。
その印象は発売されたアルバム“From Zero”を聴き通しても良い意味で変わらず。
30分台前半という潔いトータルランニングタイムにも好感が持てますし、
3曲目の“Cut The Bridge”も新たなアンセムとなる予感がします。
そして2025年2月には、さいたまスーパーアリーナにて、
2/11(火・祝)、 2/12(水)の2公演が決定!
2/11はマイクの誕生日なので、そこにも特別なものを感じてしまいます。
すっかり「現象」の様相を呈してきている新生リンキン。
ロブ・ボードン(Dr.)は脱退、ブラッド・デルソン(Gt.)はツアー不参加と、
足並みの揃わないところがあるのは少し気になりますし、
故チェスター・ベニントン(Vo.)が築いたものは圧倒的に大きく、
どうやっても戻らない、取り戻しようのないものは確実にあるわけですが、
そんな中でも、LINKIN PARKという名前で再始動していきたいという、
マイクを中心とした当人の思いがあるのであれば、
いちファンとしては彼らの判断を尊重してこれからも応援していきたいところです。
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