【ライブレポート】スターダスト☆レビュー『関西えこひいき☆ありがとうライブ』Day1 (2024/09/07)

【ライブレポート】スターダスト☆レビュー『関西えこひいき☆ありがとうライブ』Day1 (2024/09/07) ライブレポート
【ライブレポート】スターダスト☆レビュー『関西えこひいき☆ありがとうライブ』Day1 (2024/09/07)

サマソニ2Daysの感想を何とか書き上げた直後ではありますが、
大阪城野外音楽堂で行われたスターダスト☆レビューのライブを観てきたのでその感想をば。

今回の公演、正式名称は
関西スタ☆レビコンサート事務局結成20周年記念
『関西えこひいき☆ありがとうライブ』というもの。
毎度のごとくツアーで多くの会場を精力的に回るスタレビのために、
関西地区ではなんと4社ものイベンターさんが協力して
「関西スタ☆レビコンサート事務局」を設立、積極的に活動を支えてくださっています。
そもそもイベンター各社がこうして協力しているのも異例中の異例なことで、
実際このような体制がとられているのも関西地区のみだそうですし、
これはスタレビの人徳のなせる業といってよいのではないでしょうか。

スタレビ フラワースタンド
(FM COCOLO, 日本コロムビア, FM大阪)

会場の大阪城野外音楽堂の外には、それぞれ
FM COCOLO、日本コロムビア、FM大阪からのフラワースタンドが。

大阪城野外音楽堂(開演前)

今回のライブは野外で15時開演というかなり日差しが強い中でのスタート。
客入れのBGMはSly & The Family StoneやNeil Diamondなど、雰囲気を高めてくれる良い選曲。
開演直前にBON JOVIの“Thank You For Loving Me”が流れたのが予想外で驚きました。

開演してメンバーが登場すると、アカペラでの“Amazing Grace”がスタート!
と思いきや、要さんを筆頭にメンバー全員がぞろぞろと客席のほうへ移動し、
5人散らばっての披露となりました。
メインを張る要さんがマイクを持たないほうの手で指示を出して、
距離が物理的に離れていても最後まで完璧に合わせていたのが流石のひとこと。
ちょうど自分の席がほぼセンターだったので、要さんの生の声まで聴けて嬉しかったです。

ステージに戻った5人。今度は楽器を構えて、
“Brand-New Wind”“たそがれラプソディ”“Thank You”と3曲を立て続けに演奏。
初期の曲をこうした順番で演奏したのは、
かつて万博公園お祭り広場のステージで披露したセットリストの再現とのこと。
初めてチケットを売り切ったのもここ、というエピソードからも関西への思い入れが窺えました。
ちなみにバンドの中でも一番動きが大きい岡崎さんですが、
今回はサンバホイッスルを吹いた後にブンブン振り回していたのでちょっと笑いました。

この日は『関西えこひいき』ならではの、関西に関連したエピソードを絡めた曲が続きます。
続いては『熱闘甲子園』のテーマソングに選ばれた“Find My Way”と、
何と要さんの飲み友達でもあるという元阪神・下柳剛投手の登場曲“RUNNING”
「『熱闘甲子園』のテーマソングに選ばれたんですよ~!」というMCへの反応が思わしくなく、
暑いのはわかるけど!ともう一回仕切り直しを要求する要さん。
なお下柳さんに関しては、今回のライブのことを伝えたら「行けたら行く」という
なんとも大阪ならではの返答だったというのが面白かったです。
「日替わりだから明日来られてもやりません!」ということでしたが果たして……?
個人的に“RUNNING”に関しては、
フルで聴けたのが地味に初めて(のはず)なので嬉しかったです。
曲全体を通して添田さんのシンセが前面に出ていてかっこよかったですね。

さらに関西のタイアップ枠として、MBSで2005年に放送された情報番組
『っちゅ〜ねん!』のために作ったという“カザミドリ”を披露。
(「下柳には作らなかったけど」とわざわざ前置きする要さん……)
視聴者のコア層である主婦の方に向けた、人生への温かい目線が詰まった素敵な一曲でした。
要さんは「ドラマ」と言っていましたが、
調べてみると当時『ちちんぷいぷい』の前の枠で放送された情報番組だったようです。
ともあれ、まさに関西ならではの超レア曲の登場に周囲が沸き立っていました。

今回披露された“カザミドリ”“いのちのこたえ”のカップリングとして収録。

続いてはすっかり恒例?となった「自然発生的な合唱」に導かれての“今夜だけきっと”
そして「ラララ~」のコーラスが美しい“愛の歌”を連続で披露。
大阪のお客さんのノリのよさ、コーラスの声の大きさに驚いてくれたのは嬉しかったですね。

続けてはアコースティックコーナー!
5月に高槻で行われたアコースティックライブの話題もチラッと出しつつ、
アコースティックセットがどれだけシンプルかを証明すべく、
何とイベンター各社の社長さんにセッティングをお任せすることに。
一言ずつ感謝に加えて、これからも何卒!というお言葉もいただいていました。
(ちなみに寺田さんのアコースティックセット用のドラムはオリジナルなのだとか)

曲は“クレイジー・ラブ”“月の輝く夜に”“トワイライト・アヴェニュー”
前回のアコースティックライブでまさに良いな!と思った曲ばかりだったので大満足。
リラックスしつつも揃えるところは完璧!というベテランの真骨頂を味わえる演奏でした。
ストーンズへのオマージュも込めた“月の輝く夜に”はやっぱりグッときますね。

ここからアカペラ……の前に恒例の長いMCタイム。
今回は「関西弁で他己紹介をやってみよう!」というもので、
ついでに「エセ関西弁がどれだけ不快なのか確かめてみよう!」
という埼玉出身のバンドによる謎の悪意までこもったおもしろ企画でした。
「『添田』とか『田中』のアクセントもそもそも違うんだよね?」との前置きに続いて、
意気揚々と柿沼さんの紹介を始める要さんでしたが、段々ロボットじみたアクセントに。
「柿沼さんは嵐でいえば相葉くんや!」への「え~!」の声がやたら大きかったのもハイライト。
要さんの関西弁はさておき、特に後半のサポメン2人は割とナチュラルな感じがしましたね。
一人称が「わて」なんていうコテコテな人はそうそういないので……。
相手にクレームを入れるときのほうが漫才っぽくてそれらしくなるのかもしれません。
(添田さんが岡崎さん宅でアルバムを録音したときのエピソードは傑作でした)
全体的には惨憺たる結果だったため、本日限定でお蔵入り企画となる……そうです。

そしてアカペラコーナーでは、セルジオ・メンデス死去の報道を受け、
追悼として急遽“マシュ・ケ・ナダ”を気持ち短めに披露。
要さん曰く「彼からボサノバという音楽の存在を教わりました」とのこと。

続いては本来予定されていた曲として、
息子を戦地に送る母の深い愛情を描いた“Danny Boy”
「音楽は絵空事かもしれないけれど、それが何か心に残って影響を与えられれば……」
というMCに続いて“不思議なチ・カ・ラ”が披露されました。

ここからはバンドでの演奏に戻り、本編もラストスパート!
JR西日本の近畿圏でのキャンペーンソングとなった“Lonely ≠ Story”も超レアな選曲。
あと一年ズレていたら“クリスマス・イブ”のようになっていたかもしれない、
というエピソードは初めて知ったので面白かったです。

この“Lonely ≠ Story”“SUPER DONUTS”(1987)でも手軽に聴けます。

「盛り上がっていくぞー!」の一声で披露された“還暦少年”も嬉しい選曲!
イントロから印象的なスキャットも皆さんバッチリでした。

そして地味にかなりのサプライズだった選曲が、
本編ラストの“ブギウギ ワンダー☆レビューのテーマ”
「この夏しか聴けない曲です!」ということだったので、次のツアー以降は封印ですかね。
ツアー本編も終了、CDも発売されてからの披露だったのでまさかの「えこひいき」。
野音ではお馴染みのうさ吉・くま吉もコンビで登場、
相変わらず……どころかいつも以上にやる気のないくま吉に場内も大爆笑でした。

【Amazon.co.jp限定】ブギウギ ワンダー☆レビューのテーマ(缶バッジ付)
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ここからアンコール……とはいえ1分そこらですぐにメンバー一同再登場。
なかなか聴けなかった“Baby, It’s You”に続き、
大団円の“道 ~The Song For Us~”で〆。

終演は17:30。終わってみればかなり短く感じましたが、
これでも2時間半はみっちりやっているので何かに毒されているような気持ちになってきます。
(実際いつもより短かったのは確か)
しかし、アルバム鋭意制作中!来年の頭には届けられるかも!というお知らせに加え、
次のツアーは来年3月から!というニュースもあったので期待が高まりますね。

と書いていたら、なんと大阪2日目にはVOHさんが登場、
“ブギウギ ワンダー☆レビューのテーマ”でパーカッションを披露したとのこと!
こちらは6時終演だったそうなので、そのサプライズ用だったのかと納得。
思えばうさ吉、くま吉が野音で登場したのはVOHさんの“星になるまで”のパートですもんね。
これもすべての布石だったのか……というのはさておいて、
VOHさんの演奏をこれから拝める機会が増えるであろうことを喜ぶことにします。
なんと演奏に参加したのは3年ぶりとのこと!いつか会えますように!!

次回の単独公演は岩手県釜石市で開催されるとのこと。
どのようなサプライズとスペシャルなライブが楽しめるか、関心事は尽きません。

1.Amazing Grace
2.Brand-New Wind
3.たそがれラプソディ
4.Thank You
5.Find My Way
6.RUNNING
7.カザミドリ
8.今夜だけきっと
9.愛の歌

~アコースティックセット~
10.クレイジー・ラブ
11.月の輝く夜に
12.トワイライト・アヴェニュー

~アカペラ~
13.マシュ・ケ・ナダ
14.Danny Boy
15.不思議なチ・カ・ラ

16.Lonely ≠ Story
17.還暦少年
18.ブギウギ ワンダー☆レビューのテーマ

~アンコール~
19.Baby, It’s You
20.道 ~The Song For Us~

【Amazon.co.jp限定】スターダスト☆レビュー TOUR ブギウギ ワンダー☆レビュー 野外編 with んなアホなホーンズ @ 日比谷野公園大音楽堂(CD)(メガジャケ付)
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終演後にはフォロワーさんのご厚意で、大規模なオフ会に参加させていただきました!
全国からいらっしゃっているファンの方も多く、
初めましての方もほとんどでしたが優しく接してくださって嬉しかったです。

そして打ち上げ終盤にまさかのサプライズ。
「煩悩ライブ」大阪編の後に出会ったことがきっかけで結婚した我々ですが、
「新婚さんもえこひいき」と題して、祝福イラストとケーキをいただきました!
ありがとうございます!そしてこれからもどうぞごひいきに……

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