最新作”Forever”(2024)の豪華コラボ版が登場(新曲あり!)
BON JOVIが華々しく復活の狼煙をあげた最新作“Forever”(2024)。
明るく鼓舞してくれる“Legendary”や、
伝家の宝刀トークボックスを活かした“Living Proof”といった質の高い曲が並ぶ充実盤で、
全米5位、日本でも総合7位の好成績を収めています。
個人的にも聴きまくったので昨年の作品の中でも印象的な一枚。
その“Forever”のコラボレーション・アルバムが出るという噂、
今年あたりからまことしやかに流れていましたが、
この度めでたく発売!その名も“Forever (Legendary Edition)”。
新アンセム“Legendary”に掛けた良ネーミングですね。

前作の収録曲12曲に様々なアーティストがコラボしたバージョンに加えて、
新曲“Red, White And Jersey”と、“We Made It Look Easy”のスペイン語版が収録。
歴史を総括しつつ甘酸っぱい気持ちにさせられる
“Red, White And Jersey”は公開時から好評でしたし、
憧れのニュージャージーの先輩であり偉大な”ボス”、
Bruce Springsteenとコラボしたバージョンの“Hollow Man”も話題を集めました。
自分は今回新曲“Fight Somebody”目当てで日本盤2枚組デラックス・エディションを購入。
迫力ある7インチサイズのジャケットにステッカーシートも付属という豪華仕様でした。
というか今作、ファンの方なら
迷わず日本盤2枚組デラックス・エディションを強くお勧めします。
というくらいここ(とLP)限定の新曲“Fight Somebody”が大当たりだったので……。
収録内容(日本盤準拠)

Disc 1: Forever (Legendary Edition)
1.Red, White And Jersey 3:36
2.Legendary (With James Bay) 4:04
3.We Made It Look Easy (With Robbie Williams) 3:15
4.Living Proof (With Jelly Roll) 3:39
5.Waves (With Jason Isbell) 3:52
6.Seeds (With Ryan Tedder) 5:05
7.Kiss The Bride (With Billy Falcon) 3:53
8.The People’s House (With The War & Treaty) 4:25
9.Walls Of Jericho (With Joe Elliott) 3:48
10.I Wrote You A Song (With Laney Wilson) 3:26
11.Living In Paradise (With Avril Lavigne) 3:17
12.My First Guitar (With Marcus King) 4:55
13.Hollow Man (With Bruce Springsteen) 4:53
14.We Made It Look Easy / Hicimos Que Pareciera Facil (With Carin Leon) 3:16
日本仕様デラックス盤2枚組にのみ収録
15.Fight Somebody 3:47
まず注目すべきは全形態共通の新曲“Red, White And Jersey”!
デヴィッドの柔らかくも力強いキーボードの音から一気にノスタルジアをかきたてられます。
過去に類似のテーマを歌った“When We Were Us”は2010年代の音という印象でしたが、
ここでは(完全ではなくとも)80年代へと目配せした音になっているのにも心を打たれます。
サビのタイトル部分は一聴してすぐに歌いたくなるほどキャッチー。
これもまたライブ映えしそうな一曲に仕上がっています。
そして本作のゲストはボスのみならず超豪華!
Robbie WilliamsやONEREPUBLICのRyan Tedder、
ジョンの声帯手術をした際にはいち早く言葉をかけて勇気づけたという
Def LeppardのJoe Elliott
(先日Walk Of Fameに名前が刻まれたときにはジョンも駆けつけていました)、
さらにはあのAvril Lavigneまで!
やはり最初に制作された“The People’s House (With The War & Treaty)”
はソウルフルで原曲のもつ迫力を増幅してくれる良い出来でしたし、
個人的には“I Wrote You A Song (With Laney Wilson)”は
過去に”Till We Ain’t Strangers Anymore”でLeAnn Rimesと共演していたときに似たフィーリングがあって好きでした。
アヴリルとのコラボVer.の“Living In Paradise”にも感動しましたね。
ジョンとエド・シーランが作った曲にさらにアヴリルが入ったという奇跡の邂逅!
そしてなんと言ってもここにしか入っていない新曲“Fight Somebody”!
イントロからサビまで特大ホームランでした。
“BOUNCE”(2002)の曲のようなマイナー調で重心低めのハードロックで、
キーボードの音もアクセントになっていて大変良いものでした。
いい意味での青臭さと哀愁がしっかり健在だったのがわかって嬉しかったです。
これを日本盤ボーナスとして贅沢にも聴ける喜びとジョンの商才に涙しましょう。
Disc 2: Forever
1.Legendary
2.We Made It Look Easy
3.Living Proof
4.Waves
5.Seeds
6.Kiss The Bride
7.The People’s House
8.Walls Of Jericho
9.I Wrote You A Song
10.Living In Paradise
11.My First Guitar
12.Hollow Man
日本盤ボーナストラック
13.That Was Then, This Is Now
14.Legendary [Demo]
※“Forever”(2024)の日本盤と同内容。
こちらの本編には日本盤ボーナスとして“Legendary”系統で明るい
“That Was Then, This Is Now”を収録。
日本盤未所持の方はここでしっかり揃えておくのが吉。
この曲と陰のある“Fight Somebody”はボートラ二大巨頭になりうると真面目に思ってます。
(日本盤にしか入れなくてええんかい!という曲だらけなのはBON JOVIあるあるですが)
しかし過去にもたびたびアルバム本編にボーナス音源を付けたツアーエディションは出ていたので、こういった盤を見ると少し懐かしい気持ちに。あとはツアーを待つのみですね。
マディソン・スクエア・ガーデン公演のチケットは飛ぶように売れていますが、
ここはBON JOVI、来日にも期待したいところです。
日本盤2枚組CD(おすすめ!)
日本盤CD単体(”Fight Somebody”は未収録)
BURRN! 2025.12
BURRN!の表紙をBON JOVIが飾る光景、久々に見られるとやっぱり嬉しいもの。
今回はあの楽しかったラウパの総力特集もあるので注目。
おまけ(特典)
ステッカーシート(150mm×150mm)

クリアホルダー(タワレコ購入特典)




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