前置き
節約しようとしても気づけばピンときたCDを漁るのが癖になっている今日この頃。
一番テンションが上がるのはやはり実店舗ではあるのですが、
新品でお値打ち価格のCDがこっそり出てくるAmazonのタイムセールの魅力も捨て難い……。
ということで今回購入したのがこの2枚。
左:
Lost Not Forgotten Archives: The Number Of The Beast – Live In Paris, 2002
/ Dream Theater (2022)
右:
Starbound Stories / Marc Hudson (2023)
どちらも最近の新譜ラッシュの中で購入機会を逸していたものの、
いつかは手に取っておきたいと狙っていたCDだったので大収穫でした。
こういう成功体験がまた人を狂わせてしまうわけなんですけどもね。
Lost Not Forgotten Archives: The Number Of The Beast – Live In Paris, 2002 / Dream Theater (2022)
マイク・ポートノイ復帰!ということで早速のニューアルバムが待たれるDream Theaterですが、
2021年以降コンスタントにリリースし続けているのがこの公式ブート音源シリーズ。
以前からも公式ブートの発表自体はしていたものの、
それらを整理しなおしてカタログ化したものですね。
その第11弾となったのが、あのIRON MAIDENの大傑作、
“The Number Of The Beast”(1982)を完全再現したライブ盤。
Metallicaの”Master Of Puppets”(1986)の完全再現と並んで人気の高いカタログです。
後者と比べるとジェイムス・ラブリエ(Vo.)の声の調子がかなり良いのが印象的。
何でも歌えてしまう無敵モードで最後まで突っ走ってくれています。
1曲目の“Invaders”に入る前に“The Number Of The Beast”冒頭の声が流れたときから、
もはや誰のライブかわからないくらいの歓声と唱和が起こっていたのは流石メイデン。
しかし「同地2夜連続公演の2日目のセトリ後半には好きなアルバムの完全再現を演る!」
というとんでもない試みを思いついて成功させられるのが恐ろしいところ。
原曲に無いシンセが加わったことでより抒情性を高めた“Children Of The Damned”や、
中盤以降ジャジーなアレンジで楽しませてくれる“Gangland”、
そして完璧そのもののラスト“Hallowed Be Thy Name”と聴きどころ満載!
Starbound Stories / Marc Hudson (2023)
今年の3月に9thアルバム“Warp Speed Warriors”をリリースしたDragonForce。
その2代目ボーカリストのマーク・ハドソンが、
昨年8月に初めてソロ名義で発表したのがこの1枚。
基本的なパワーメタルとしての音楽性はDragonForceと共通しているので、
彼らの歌メロを好むファンであれば間違いなく楽しめるはず。
「ソロアルバム」とカタカナで堂々と書かれたジャケットからもわかるように、
マークの日本のアニメやゲームへの愛が随所に注入されています。
メタル日本代表としてのRYUJINやGALNERYUSのメンバーとの共演も聴きどころですし、
中でもラストトラックの“One More Sight Of The Sun With You”は、
何とマークの作詞・作曲をもとにしたフル日本語詞での歌唱!
明るさの中にもどこか胸を焦がす繊細さを備えた、
まさにアニソン・ゲーソンのツボを押さえたような秀逸な楽曲に仕上がっています。
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