IRON MAIDENの日本盤2作を購入!
(書きかけだった9月の記事ですが、せっかくなので体裁を整えて投稿します)
引っ越し前に地元のブックオフで良い掘り出し物がないかと物色していたら、
IRON MAIDENの大好きなアルバム2枚の日本盤(三方背スリーブケース仕様)を発見!
左からそれぞれ、9th“Fear Of The Dark”(1992)と13th“Dance Of Death”(2003)。
どちらもタイトル曲がライブの定番となっていますね。そして日本仕様の初回限定盤!
初回限定盤の仕様として、写真とメンバー紹介が載ったブックレットが封入されています。
Fear Of The Dark / Iron Maiden (1992)
“Fear Of The Dark”(1992)には帯こそなかったものの、
特典ロゴステッカーとブックレットはしっかり付属。
16th“The Book Of Souls”(2015)で復活するまでは、
初期からの旧ロゴが使われた最後のアルバムでもありました。
ブルース・ディッキンソン(Vo.)がこの後しばらく脱退した作品でもありますしね。
久しぶりに聴いても一発目に飛び込んでくる“Be Quick Or Be Dead”のインパクトは強烈!
インパクトのあるリフと疾走感、そしてブルースのブルータルなシャウトの暴れっぷり、
ダークな雰囲気も相まって90年代のメイデンを代表する一曲のひとつですね。
そして最後を飾るタイトルトラック“Fear Of The Dark”の盛り上がりと構成の美しさはメタル界屈指。ですがこの曲が一番映えるのはやはりライブバージョンだな、と思ったりもします。
洗練された原曲と、どこまでも熱いライブバージョンを聴き比べるのも乙なもの。
その他にも劇的な展開の長尺曲“Afraid To Shoot Strangers”や、デイヴ・マーレイ(Gt.)のペンによるメロディアスな疾走曲“Judas Be My Guide”など聴きどころも多いですし、
アートワークも含め、全体を覆うひんやりとしたムードも本作の特徴。
メイデンにしては珍しく切々と歌い上げるバラード“Wasting Love”も大好きな一曲です。
Dance Of Death / Iron Maiden (2003)
続いてこちらはブルース復帰後の第2作、13th“Dance Of Death”(2003)。
読んで字のごとくですが『死の舞踏』という邦題はクールで良いですね!
ネタにされがちなジャケットのCGの安っぽさは時代柄か…という感じではありますが、
中央で手を差し伸べてくるエディと、一番右の女性?の虚ろな表情は印象的で割と好きですね。
ド頭から“Wildest Dreams”、“Rainmaker”と、コンパクトな疾走曲2曲を固めたことで、
ブルース復帰後のアルバムの中では一番取っ付きやすい1枚です。
中盤にはヤニック・ガーズ(Gt.)の会心作“Dance Of Death”や、
珍しくエイドリアン・スミス(Gt.)が長尺曲を手掛けた戦争絵巻“Pascendale”を配し、
ラストは美しいバラード“Journeyman”で〆る……という完璧な構成。
ニコ・マクブレイン(Dr.)が初めて作曲に関与したストレートな疾走曲“New Frontier”も素晴らしい出来で、隙のないアルバムだと改めて感じました。
そして初回限定盤の目玉は写真下のブックレット!
前半に各メンバーの紹介、後半には「伊藤政則氏が語る!これまでのアイアン・メイデンとの取材秘話!!」と題した、伊藤政則先生によるブルース・ディッキンソン脱退〜再加入の際のメイデン周りの動きが生々しく書かれており、これが中々面白かったです。
実際に生の声を聞いていないと出てこない内容なので良い買い物でした。
ちなみにインタビュアーはBURRN!の前田岳彦氏が務めています。
もし仮に今作に隙があるとすれば日本盤がCCCDなことくらいじゃないですかね……。
Psychotic Supper / Tesla (1991)
こちらはそのブックオフの店先のワゴンでまさかの100円で投げ売られていたもの。
帯こそ付いてはいませんでしたが、三方背スリーブケースも、
バンドの歴史とメンバー紹介のブックレットも付いていたのでかなりお得な掘り出し物でした。
当方TESLAには初挑戦でしたが、正統派のアメリカンハードロックで気持ちよく聴けました。
特に2曲目の“Edison’s Medicine”はイントロ一発で気に入りましたし、
亡きDef Leppardのスティーヴ・クラークに捧げた5曲目
“Song & Emotion (To Our Friend. Steve “Steamin'” Clark)”は特に印象的でした。
切々としたバラードから一気にDef Leppard調のハードロックに展開していき、
最後にはしみじみと余韻を残すような終わり方にはグッときました。
その人生を描いた歌詞と併せてじっくり味わいたい、8分半にわたる大作です。
日本盤にはボーナストラックとして、カバー曲の“Rock The Nation”と“I Ain’t Superstitious”、
“Run Run Run”の3曲が追加されています。
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