バンドの40周年を飾る、紆余曲折を乗り越えたニューアルバム
4月に公開されたBON JOVIの40周年記念ドキュメンタリー、
“Thank You, Goodnight: The Bon Jovi Story”は、
バンドの歴史と人間関係、そしてジョンの声帯の手術とリハビリに……と、
その内情まで赤裸々に綴ったとても興味深い内容でした。
そしてドキュメンタリーの最終盤でも制作過程について触れられていた
最新作“Forever”が、2024年6月7日(金)に遂に発売となりました!
このアルバムの目玉は、ドラマ「ブルーモーメント」の主題歌にもなり、
久々にCD化もされた強力なリードシングル“Legendary”。
(リードトラックがCDシングルになったのは2013年の“Because We Can”以来)
その効果もあってか、日本ではオリコンデイリーチャート1位!
世界的にも好調なセールスを記録しているようです。
さて、発売日に届いたにも関わらず翌日になってようやく一周聴いてみたのですが、
今のBON JOVIを完全になめてました、申し訳ございませんでした……。
ジョンの声帯再建手術についてはもちろん知っていたわけですが、
ここまで生き生きとした歌声を聴けるとは夢にも思っていませんでした。
ジョンの声が蘇ったのに伴って歌メロもグッとカラフルになっていて、
アルバム全体の流れにもメリハリが生まれています。
バンドの40年間を祝福する明るい雰囲気も全体からしっかり伝わってきて、
BON JOVIはまだまだやれるな、という安心感も覚えました。
中でも、伝家の宝刀トークボックスが復活した先行公開第2弾“Living Proof”から
“Waves”と“Seeds”に至る3~5曲目の流れは強力で、
“This House Is Not For Sale”(2016)に近いポジティブな高揚感があります。
根底に流れるこのオプティミズムこそが、このバンドの核だと改めて実感します。
そして日本盤にはボーナストラックもしっかり収録!
ここでしか聴けない13曲目の“That Was Then, This Is Now”ですが、
「BON JOVIのボートラに外れなし」の法則を見事に継承している秀逸な一曲。
この曲がリードシングルでも何らおかしくないのでは?というレベルなので、
日本盤の購入を強く推奨します。
今回はタワレコオンラインでの購入だったので、特典はA4クリアファイルでした。
この土日のうちに特典映像も観ながら、この新作にたっぷり浸りたいと思います。
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